距離感がエグい幼馴染みナリタタイシン概念   作:Freezing

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幼馴染みのナリタタイシンというウマ娘

 

ー某トレセン学園ー

 

 

昼休み

 

 

チケ「あっ!タイシ〜ン!ハヤヒデ〜!これから一緒にお昼でもどう!?」

 

タイシン「は?なんでアンタと…まぁ別にいいけど…」

 

ビワ「ふむ…たまたま良いところにいたな。勿論構わないぞ。」

 

 

三人は何か照らし合わせたように同じ場所に集まり、お昼に向かう。

 

公私ともに仲の良い三人はBNWと言われ、レースでも互いに高め合っている三人なのだ。

もはや集まる場所など事前に話しせずとも集まってしまうほどである。

 

 

チケ「でさでさ〜!今度のダービーのメンバーもすごく熱くなりそうで〜!」

 

 

主に話はウイニングチケットからの話の提供になるのか、タイシン・ハヤヒデはふむと相槌をうちつつ、ゆっくりとトレセンの食堂へと向う。

 

一見チケットのみが話をしていることもあり会話が寂しいように感じるかもしれないが、彼女たちの間で培われた距離感があるのだろう。

 

そこに違和感や気まずさというものはなく、会話を続けていく。尊すぎて残機が足りないとはアグネスデジタルさんの談。君は何回残機が消滅すれば気が済むのだろう。

 

 

トレーナー(以降T)「あっ…いたいた。タイシンすまない。ちょっとだけ放課後のトレーニングで時間もらってもいいか?どうしても話ししておきたくて…」

 

タイシン「なに?…はぁ…ごめんチケット ハヤヒデ、ちょっと離れる」

 

チケット「気にしないで!」

 

ハヤヒデ「あぁ、ゆっくりメニューでも決めておくさ。」

 

 

突如タイシンがトレーナーに呼ばれたみたいだ。

このトレーナーさん、昔からタイシンのことをよく知っているみたいで家族ぐるみでの付き合いらしい。

 

チケットもハヤヒデも何回かタイシンの話に出てきており、レース場にて何度か挨拶をした間ではあるので彼の人柄はうっすらと知っているつもりだった。

 

 

T「すまないタイシン、昼飯食う前に…すぐ終わらせるから」

 

タイシン「ん。」

 

 

ぶっきらぼうな返事がいかにもタイシンらしいと思うのはチケット、ビワハヤヒデの談。

流石幼馴染みといったところかタイシン特有の会話のトゲトゲしさというものがいつもより柔らかいように感じた。

 

 

T「次走る小倉のレース場なんだが…あっ、すまんタブレットしか持ってないわ…見れるか?」

 

タイシン「ん。大丈夫。」グィッ

 

ハヤヒデ「!?」

 

チケット「!?!?」

 

 

タイシンが異性にくっついている。しかも自ら率先して。あのタイシンがである。顔なんて真隣にあるじゃないか。

 

記者間ではぶっきらぼうな塩対応で有名なナリタタイシン。特に男性記者は彼女にタジタジであった。一部のファンからはだがそれがいいとカルト的な人気を誇っているあのタイシンがである。

 

これにはハヤヒデもチケットもまさに深い衝撃。

ウインドインハーヘアの2002なのであった。

 

 

タイシン「ん。ごめん二人とも。待った?」

 

ハヤヒデ「…あ、あぁ…因みに聞くがいつもあんな感じなのか?」

 

タイシン「? 何のこと?」

 

ハヤヒデ「いや…何でもない、大丈夫だ。」

 

タイシン「ふぅん…」

 

 

ハヤヒデは思う。あ、これは幼馴染み特有の距離感だと。幼馴染みにありがちな子供の時から距離感が近すぎて距離感がバグっているものなのだな、とハヤヒデは考えたのだ。

 

事実タイシンはあたかも当然と行った顔をしている。そこに不可思議な行動は一切なく、まるでそれが日常のルーティンに擦り込まれているかを把握させるほどの違和感の無さなのだ。

 

一人で中々の衝撃と情報量を処理したビワハヤヒデ。取り敢えず石像の如くフリーズしたチケット

をどのように再起動させるかを考えたのであった。

 

 

 

ーーーーーーー

 

時間進み 放課後 芝コース

 

 

タイシン「ハァ…ハァ…!!!」ダダダダダ

 

T「いいじゃん。ストライドを半歩大きくしたお陰で3ハロンのタイムも上がってる。今のタイシンならそのストライドでも問題無いだろ。」

 

タイシン「ハァ…そう…」

 

T「まぁ、ゆっくりクールダウンでもしていてくれ。水取ってくるわ。」

 

タイシン「…」

 

ナリタタイシンのトレーナーは非常に優秀だと噂になる。やはり体格が非常に小柄で最初のころ、評価の低かったナリタタイシンを皐月賞制覇まで持っていったその手腕は買われているし、何より彼の人柄も良い。

 

非常に社交的で指示も的確だとウマ娘の間ではちょっとした話題になっていた。当然タイシンの後輩ウマ娘からもパートナー契約をお願いされているが、のらりくらりと躱しているのが現状だ。

 

 

タイシン「…気に食わない」

 

 

タイシンの瞳の先には後輩ウマ娘に囲まれるトレーナーの姿。なんだか鼻の下が伸びている。ような気がする。

 

 

後輩A「私、タイシン先輩みたいな後ろからまくっていくスタイルなんです!是非トレーナーさんの指導が受けたくて!」ズイッ

 

後輩B「私は先行だと思いますけど、タイシン先輩とはまた違うアプローチの仕方なんで併走も役に立てると思います!是非!」ズイッ

 

T「ハハハ…ごめんね。今はまだ追加で募集はしてないから…気持ちはありがたいんだけど…」

 

タイシン「…」イライライライラ

 

T「おまた〜… って痛え!何でケツをしばきあげる!?」

 

タイシン「うっさい!バ鹿!クールダウンしたから戻る!」タッタッ

 

T「なーに怒ってんだか…あいつ…未だによくわからん…」

 

………

 

トレーナールーム

 

勢い良く扉が開けられたトレーナールーム。

そこには若干怒り気味のナリタタイシンである。

こういうときは不貞寝するのが一番とナリタタイシンは考えたのだ。

 

トレーナールームを選んだのは働き詰めのトレーナー用に仮設のベッドが置いてある為。別に他意はない。ないったらないのだ。

 

 

タイシン「ハァ…ちょっと寝よ…」

 

 

もはや我が物の様にベッドに倒れ込むタイシン。

よく嗅ぐ匂いのせいか、すぐ眠りにつくことができた。

 

ーーーー

 

 

ハヤヒデ「そういえばタイシンを見ていないな。彼のトレーナー室にいるだろうか。」

 

コンコン…ガラッ

 

ハヤヒデ「タイシン。そろそろ寮が閉まる時間だが…」

 

タイシン・T「……」スースー ←正面から抱き合って眠る

 

 

ハヤヒデ「」

 

ハヤヒデ「…いや、そうはならないだろ」

 

 

次作の考えている案

  • ポンコツグラスワンダー
  • 悪友ウオッカ
  • 逆に可愛がりスーパークリーク
  • 地方巡業で堂の入ったスマートファルコン
  • その他(感想にどうぞ)
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