獅子王・アルトリアペンドラゴンと王達の行くオーバーロードの世界 作:アルトリア・ブラック(Main)
前回いろいろあって入れられなかったツアー目線があります。
今回はカッツェ平野での戦いと同時にビーストマン連邦がキャメロットに侵攻する話です。
今回はツアー、ネロ目線があります。ネロのリアルでの生活の話もあります。
ネロの話で少しだけ残酷とも取れるような、そんな話があります。基本的にネロの性格はアインズに似たり寄ったりのものがありますが、タチ悪いような一面があります。だって、ネロ様の属性『混沌善』だし
十三英雄のリーダーとその仲間(恐らくはプレイヤー)についての捏造が少し含まれます。十三英雄の物語聞くとどうしてもアーラッシュとかベディヴィエールが出てくる。
ーキャメロット城ー
「ビーストマン連邦の侵攻かぁ〜流石にそこまでアホだとは思わなかったよ」
エルキドゥの言葉に珍しくシドゥリもうなずいていた。
「人間より優れているというだけで生き残れてたのにねぇ、勿体ない、今のビーストマン連邦のトップは頭が悪い」
エルキドゥは侵攻してくるビーストマンの大軍を見る
「王、ビーストマン連邦の軍はあの時より多くおります。どうされますか?」
あの時とは、かつて大陸を蹂躙した際にビーストマン連邦の国を攻めた時の軍勢だ。
あの時は10万くらいだったが、今は18万の軍勢がいる。
「あの時と何も学んでおらんな」
ギルガメッシュは姿を変え、全身鎧姿の【英雄王】の姿になる。
「その格好で行くのかい?」
「我の本気を見せてやろう」
そう言ってギルガメッシュはキャメロット城の前門に行く
ビーストマン軍が速度を上げて向かってくる
「愚かな者共よ、大人しく国に篭っておけばよかったものを」
そう言って手を出すと鍵を出す
「宝物庫の鍵を開けてやろう」
鍵を開き、宝物庫の中にあるエアを取り出す。
「目覚めよエア!お前にふさわしい舞台が整った!」
エアが動き始め、赤い光線がエアから溢れ出す。
「いざ仰げ!!エヌマ・エリシュ!!」
ビーストマン大軍に向けて放つ
一瞬にして地面が割れ、巨大な空洞が開く
ビーストマン達はその空洞に落ちて行く
全員が落ちたのを確認し、ギルガメッシュが姿を魔法詠唱者である《賢王》に戻す
「大地よ、修復せよ」
その言葉と共に割れた地面は元に戻る。
ギルガメッシュは大きめの杖をタンッと地面に打ち付けると崩壊した土から草が生え、一面元の草原に戻る
《おや、私は不必要だったね、ギルガメッシュ王》
「その声はマーリンか」
花の魔術師と呼ばれるNPCで一応円卓の騎士のメンバーとして数えられているが、彼の創造主はネロ・クラウディウスであり、唯一他の領域に仕えている特殊なNPCだ。
《花を咲かせておくかい?楽園のように》
「いらん、そんなもの不必要だ。草原があるだけで良い」
《はい、了解!後、ここの近辺に監視魔法が発動していたから妨害しておいたよ、といっても少し見られたと思うけど》
「どこの監視魔法か分かるか」
話しながらキャメロット城の門をくぐる
《恐らくはアーグランド評議国の竜王で、白金の竜王とも呼ばれるツァインドルクス=ヴァイシオンじゃないかな?》
「…あれか」
ギルガメッシュはエルキドゥとシドゥリを連れて領域に戻ると、マーリンとの話を切り、玉座に座る
ーアーグランド評議国・最奥ー
信じられない。
ツアーの頭のなかにはその言葉しかなかった。
(アインズ・ウール・ゴウンがプレイヤーだとして、あのキャメロットと何の関係もなければ再び100年の揺り返しが来たということになる…。もし、万が一にもキャメロットと戦闘になれば…)
魔導王達とキャメロットの戦闘になれば、世界は今度こそ焦土と化してしまうだろう。
(…それだけはいけない)
魔導国側か、ブリテン王国側のどちらかと共闘及び連携を取らなければならない。
絶対に双方と敵対関係は取れない。
「本当に、本当に困るね…」
魔導王による18万人の殺戮、ギルガメッシュ王一人による18万人のビーストマンを殲滅。
100年の揺り返しによるプレイヤーの到来。
「……リク」
ツアーは今は亡き友でありリーダーである彼を思い出す。
(…私はどうしたら良いのだろう、教えてくれないのか?リク、彼らは八欲王のように苦労して倒さなければならないのか…?いや、倒す事は本当に可能なのか?どうして君は、居なくなってしまったんだい?)
ツアーは答えてくれないリーダーを思い出す。
180年前ほど昔のこと…
十三英雄のリーダーである『リク』は大陸を蹂躙し、支配下においたギルド・キャメロットのギルド長と対話した際の事を思い出す。
八欲王の再来と思えるくらいの激戦だった。
六人の王との戦いでは誰にも勝てなかった。
ツアーは運悪く相性の悪い獅子王・アルトリアと戦闘を行ったが、勝てる感触が微塵も感じなかった。
リーダーはアルトリアとの話し合いの元、この世界は異世界だという事、そして、人類が絶滅の危機に瀕しているということ
それらを伝えれば彼らは途端に侵攻をやめた。
そして、アーグランド評議国…いや、リーダーとツアー、アルトリアとギルガメッシュ王により話し合いを締結。
今後、世界を蹂躙しないようにという盟約だった。
(…リーダーがいない今、彼らを抑えるのは私の仕事になってしまった。あぁ…それでも、やるしかないか、私が世界を守る。私が世界を守らなければ)
かつて父が起こした過ちは息子である己が清算しなければならない。
ーキャメロット城・ネロの自室ー
ネロの作った領域《ローマ帝国》の宮殿にて、美しいエルフや人間、異形種など集めていた。
「クラウディウス様、お食事をお持ちしました」
「クラウディウス様、肩をお揉みします」
「うむ!苦しゅうない!」
ネロは自分の欲しいものを集め、"並べて"見て毎日楽しくてたまらなかった。
「はぁ〜この世界に来て良かった!」
ネロは温泉に浸かりながらそう話す
この世界に来てからギルメン達と話し合い、お互いのやる事には口出ししないという約束を交わしている。
といってもギルドが崩壊しかねない程の事をした場合はみっちりしごかれる事になるが
温泉から出て脱衣所に行くとキャメロットのメイド達が着替えさせてくれる。
服に着替え、自室に戻りワインを飲んでいると…
「む?なんか元気のないメイドがおるようだが、どうした?」
ネロの言葉にメイドである《ミア》は風を仰ぎながらそのメイドを見る
冷ややかでゴミを見るような眼差しでそのメイドを見る
「確か、レイラとか言ったか?」
レイラ・リュロ・ロガナ・ウラジミールは人間であり、10年前ほどに異形種の奴隷となっていた者の一人であり、異形種国家が滅びた際にブリテン王国の庇護に置かれた。
ネロはその中にいたレイラの金髪に青色の瞳に瞳を見て、美しさに惚れ、レイラを自らの領域に連れて行きたいと思い、レイラの家族の安全と生活に困らないと言う約束を交わして連れて来た。
レイラは家族の幸せのために臨んでここにやってきた。
「は、はい!ネロ様」
そう言ってネロの前にお菓子を持ってやってくる
「クラウディウス様、一度家に…『ネロ様、この者持って来る物を間違えております。一度下がらせてよろしいでしょうか?』っ…」
ミアの言葉にネロは『良いぞ』と言うと、ミアは深々と頭を下げレイラを見る
「下がりなさい。レイラ、地下室に行きなさい」
レイラに耳打ちするミア。
レイラは一気に青ざめ、震え始める。
「あ、あ、あの…」
「『地下室に行きなさい』」
その言葉の重圧に、レイラは震えながら退出する。
ミアはネロの方を向き「失礼致します。何かあったらお呼びください」と言って退出する。
ミアはキャメロットに仕えているメイド長であり、各領域のメイド長と連携を取ったりなどをしている。
ミアの創造主はネロ・クラウディウスであり、彼女がキャメロットに帰還した際はあまりにも嬉しくて涙を流しながら帰還を喜んだ。
それからというもの、ネロに対して絶対的忠誠を誓い、ネロが失望しないよう、ネロが望む事を常に考え行っていた。
ネロは美しいもの・綺麗なものが大好きであり、レイラの役目はメイドの教育を行う事になった。
「レイラ、あなたは望んでここにきました。家族の幸せのためにキャメロット《ローマ帝国》領域のメイドとしてネロ様に忠誠を誓うことになっています。そういう契約の下、ここに来る事を承諾されました。ネロ様の寛大なご慈悲を無下にするというのですか」
地面に座り、震えているレイラの身体には無数の傷があった。
傷は治癒魔法によって治るため、ミアは御構いなしに教育していた。
「……家に帰らせて…」
泣きながらそう哀願するレイラにミアはため息をつく
「貴女は自分の言葉に責任を持てないのですか?家族のためにならなんでもすると、ネロ様は貴女の望みを全て叶えているというのに、まだ望みますか?貴女がここから出る事は出来ません。そういう契約です」
「で、でも…」
「はぁ…」
ミアはため息をつく
「そんなに外に出たいなら、四肢を切断して、顔に醜悪の魔法をかけて、家族もブリテン王国から追い出す約束なら出すように出来るけど、どうする?」
ミアの瞳には光がなく、つまらなさそうにレイラに歩み寄る
「わ、私は…い、いや…」
「そう、なら分かるわよね?ネロ様のためにここで生涯を尽くす事が最高の幸せなのよ、貴女ば一から教育し直した方が良いのかしら…?」
「い、いいえ!わ、私はクラウディウス様の為に全身全霊で尽くします!私の、生涯をかけて…!」
怯えながら言うレイラにミアは微笑み背を向ける
「しばらくそこで反省しなさい。ネロ様の忠実なるメイドとして、ネロ様に不敬がないように」
真っ暗な室内にレイラを入れる
ミアは扉を閉め、歩き始め、階段を上ると…
「ミア!遅かったではないか!」
笑顔で寄って来るネロに深々と頭を下げる
「はい、遅くなってしまい申し訳ありません」
「別に怒ってなどいないぞ?余は白野と共に領域内を散歩しようと思ったのだが、ミアもどうだ?」
「私がお供して良いのですか?」
「無論だ!」
そう言って歩いて行くネロに惚れ惚れしたような表情をネロの背中に向ける
「はい、ネロ様」
ミア・サトウ
ネロのNPCであり、ネロの領域である『ローマ帝国』のメイド長
【種族】不老の人間
【レベル】55
【カルマ値】悪〜邪悪
【容姿】
ピンク色のロングヘアーでツインテールをしている。髪紐はネロから貰った赤色のリボン。瞳の色は赤色
【詳細】
創造主はネロであり、ネロの言う事は絶対としている。
外から来たメイド達をしごき、ネロの望む通りに教育している。
性格はネロに対しては温厚であり、他のメイドに対しては冷淡。
岸波白野については『岸波様』といって敬っている。
レイラ・リュロ・ロガナ・ウラジミール
【種族】人間
【レベル】5
【年齢】18歳
【詳細】
10年前にブリテンが滅ぼした異形種の国の奴隷であり、両親と妹の安寧と安全な生活のためにネロの元に下る。家族の絶対的幸福のためにネロのメイドになったが、ネロの領域に入ってから外に出ることが叶わなくなった。年に一度家族との連絡を許されているものの、親に会いたいと言う思いが強くなっていた。
【ツアーの天敵(ツアー目線)】
・ギルガメッシュ
規格外すぎて対策のしようがない。できるなら敵対したくないが敵に回った場合は死ぬのを覚悟して倒さないといけない。ギルガメッシュの人となりを見て慢心している状態でゴリ押しすれば勝てると確信している(ただし、2回目は高確率で負けると感じている)
・アルトリア
聖槍というとんでもない武器を持っているのと、アルトリア自体が竜に対する特攻を持っている為、高確率で負ける。どう勝てるか不明な為現在調査中。
彼女のNPCが狂信的なほど彼女を崇拝しているのを知っている為、彼女を倒せば魔神以上の災厄が再び襲ってくると確信している。
【ネロについて】
リアルでは富裕層であり、アルトリア同様令嬢としてアーコロジー内で生活していた。
貧困層の住む世界については知っていたものの、特に何も感じておらず、リアルでも美しいもの・美しくないもので全て判断していた。貧困層出身でも綺麗な者がおり、そう言ったものはアーコロジー内に呼び寄せてメイドや執事にしていた。年齢が行くとお金を持たせてアーコロジー外に出していたりと割と辛辣な扱いをしていた。(アルトリアは知らない)
【ネロのスキル】
《三度、落陽を迎えても》
課金アイテムを使わずに三度デスペナルティを食らうことなくレベル100の状態で復活できるスキル。
リスポーン地点はキャメロット城の最奥
復活した際に攻撃力及び防御力を上昇させる。
《皇帝特権》
本来持ち得ないスキルを、本人が主張することで短期間だけ獲得できるというもの。
ネロの職業は『剣士』であり、本来なら魔法詠唱者のような魔法技術のうち、特定の魔法は取得できない(例えばアンデットのみが使うスキルなど)はずなのだが、ネロのスキルがあればアンデット専用魔法や天使系統の魔法も習得できる。
【マーリンとネロの関係】
ナザリックほど創造主至上主義でもないので、アルトリアのことを主人として見ており、ネロは創造主として見ている。
アルトリアとネロの両方から同時に命令があった場合はアルトリアの命令を優先する(そのように設定されているので)
【ギルガメッシュとネロの性格】
ギルガメッシュ:何故かカルマ値は善。だけど、それは善行の善ではなく独善の善。己の価値観が世界の価値観みたいな考えであり、唯一の例外はギルメンのみ、大陸を支配して満足してはおらず、そのうち人類が生存している帝国などと言ったところにも手を伸ばそうと画策している。『悪意が凄まじく、相手の気持ちを考えない』タイプ
ネロ:人類や他の種族の者達に対しての愛はアルトリア並みにあり、ギルガメッシュのようなタチ悪い形ではない。しかし、ネロの愛は、何もかもを与える代わりに何もかもを奪うものであり、周りに理解されることはない。アルトリアの事を美しいと思っており、自分の容姿をアルトリアに近づけたのもそのため
『悪意がないものの、無自覚に相手の気持ちを無視している』タイプ