獅子王・アルトリアペンドラゴンと王達の行くオーバーロードの世界   作:アルトリア・ブラック(Main)

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ナザリックのメンツも出したいけど、いろいろあって出すと暴走しそうなので書きにくい現状になっております。

ネロ様メインの話でございます

今回はブリテン王国の日常とナザリックのメンツが少し出ます。


他国訪問『黄金の姫』

ーブリテン王国王都ー

 

「街の様子は良し!活気は良し!設備も問題なし!うむ!これで良い!!」

 

ネロが王都の大通りを声高々にしながら歩く

 

歩けば民達は『ネロ様だ!ネロ様ー!』と敬愛し、大人達は深々と頭を下げる

 

ここにいる者達は人間ばかりではなく、異形種もいる。

 

人間を食べる種族は基本的に長い年月をかけて食人から野生動物を食べるようにして来たおかげで、彼らと人間の間に諍いは今のところない。

 

「ネロ、王様がこんな自由に街歩いてて大丈夫なのか?アルトリア様の騎士様達を二、三人借りて出かけた方が良かったんじゃないか?」

 

白野の言葉にネロが振り向き

 

「大丈夫!アルトリアん所の騎士はランスロット以外は誘いにくいし、ハーレムを邪魔するのもいかんだろ?」

 

「…アルトリア様、そんなハーレム作る人かなぁ…?」

 

「あんな美男子に囲まれていたらそういう関係に発展してもおかしくないだろう!」

 

「……そんな噂、200年経っても聞かないけど…」

 

岸波白野はネロの作ったNPCであり、レベルは60と低いNPCで、戦闘系では無く指揮官系統の能力を持っている。

 

後方支援に適しており、回復魔法を多く取得している。

 

「しっかし、なんか暇だなぁ〜オジマン達はハーレム作って自由に暮らしたりしていたけど、余の作った黄金劇場は未だに完成しないしなぁ」

 

王都には数多くの施設があり、その中にネロが計画している劇場が出来る予定なのだが…

 

「…スピーカーとか、そういうのこの世界には無いからね…」

 

ネロにとって、音楽は最高のものだ。

 

歌一つ、音楽一つで人々の気持ちを穏やかにするモノ

 

現実世界であった歌をこの世界でも再現したいと思っていたのだ。

 

「スピーカーっていう物を作り出せる技術者生まれないのか〜!」

 

トボトボと歩いていると…

 

『ネロ、今良いか?』

 

アルトリアの言葉が聞こえてくる

 

「はいはーい、どうしたのだ?アルトリアよ!」

 

ネロの元気な声に白野が苦笑いする

 

 

 

 

ーキャメロット内・円卓の間ー

 

アルトリアの《伝言》を受け、ネロはキャメロット城に帰還する。

 

丸い円卓の席にアルトリアから順に座り、ギルメン達が並んでいた。

 

オジマンディアスは頬杖をついてNPC達の報告を聞いていた。

 

オジマンディアスは他国への訪問は無く、キャメロットに詰めて万が一のことに備える役目になった。

 

「リ・エスティーゼ王国にはネロとギルガメッシュ、バハルス帝国には私とソロモンが向かうことになった。イスカンダルとオジマンディアス、この城のことよろしく頼む」

 

リ・エスティーゼ王国にはネロとギルガメッシュ、バハルス帝国にはアルトリアとソロモンが向かうことになった。

 

「つまらん!余が留守番など暇なことしたくないと言っただろう!」

 

オジマンディアスのご機嫌斜めの言葉にアルトリアがため息をつく

 

そんな雰囲気を見てネロが手を叩き

 

「オジマンディアスの力はこのギルド随一だろう!オジマンディアスはこのギルド最強だ!」

 

「ふははは!!任せておれ!」

 

ネロの褒め言葉にオジマンディアスは分かりやすく胸を張っており、ギルガメッシュは『ちょろいな…』と笑いを堪え、イスカンダルは苦笑いを浮かべていた。

 

 

 

 

 

 

 

ーリ・エスティーゼ王国訪問日ー

 

それからネロはリ・エスティーゼ王国に訪問するために王らしくするために衣装類を見ていたのだが、露出度の高いドレスで出たらアルトリアに『それは派手すぎる』と言われて露出度の少ない衣装に変更させられた。

 

不貞腐れながら馬車に乗り、リ・エスティーゼ王国に向かっていた

 

「何を不貞腐れているのかね」

 

目の前に座っている自身のNPCである『無銘』が言ってくる。

 

本当の名前は『エミヤ』だったのだが、それと被るNPCがいたため、ネロはリアルにいた執事を思い出し、かと言って執事名をそのまま付けるのもアレだと思ったのか『無銘』と名付けた。

 

まぁ、無銘と付けたのだが『アーチャー』とネロは呼んでいる

 

「むぅ〜結局はいつも通りの格好ではないか!それに、奏者を連れてくる事出来なかったし!」

 

白野はレベル60という低いレベルであるので、レベル100の無銘と90のアナスタシアを連れてリ・エスティーゼ王国に向かっていた。

 

「リ・エスティーゼ王国は200年前から何も変わっていません。むしろ、悪化している現状ですね」

 

アナスタシアはかなりの量がある書類をめくりながら言う。

 

「国土だけはいっちょまえにあるからなぁ〜同盟国としては領土の大きさに関してのみ及第点だからなぁ」

 

(アルトリアが王国の現状を一番好ましく思っていないのは確かだし、ギルガメッシュも王国の繁栄には特にどうでも良いと思っている節があるからなぁ…)

 

同盟国としては相応しいか思案するのではなく、敵対国になったとしても使える存在がいるのかいないのか確認するのみの作業なのだ。

 

彼らには何の期待もしていない。使える存在がいるのならば引き抜く、そういう風にアルトリア達の頭の中にはあった。

 

物思いに耽っていると無銘が外を見る

 

「どうやら王国に近づいてきたようだぞ」

 

そう言って外を見るとリ・エスティーゼ王国の旗が並べられており、住民達は部屋の中からブリテン王国一行の様子を見ていた。

 

ネロはギルガメッシュに伝言を飛ばすと、特に何も気構えもせずに出ると言ってくる

 

馬車が赤いカーペットの上で止まる

 

(…流石に、他国の王を迎えるだけの準備はしてるか…)

 

馬車の戸が開き、無銘が先に出ていろいろ支度をしてくれる。

 

ネロが階段を降りて赤いカーペットの上に立つと、後ろからアナスタシアも出てくる

 

少し横を見るとギルガメッシュも出て来ていた。

 

ギルガメッシュの前(エミヤと同じ位置)にはシドゥリ、後ろにはエルキドゥがいた。

 

出迎えて来たのは老齢の王『ランポッサ三世』でその後ろにいるのは第一王子と第二王子であろう二人と、何故か金髪美女の姫らしき人物がいた。

 

ネロ達が降りて来たのを見てランポッサ三世が前にゆっくりとやってきて自己紹介をしてくれる。

 

名前が長すぎて後半は聞いていなかったネロは思わず欠伸をしそうになる。

 

「ネロ・クラウディウス殿下、私がパーティのお相手をさせてもらいます。ランポッサ三世の三女、ラナー・ティエール・シャルドロン・ライル・ヴァイセルフと申します。気軽にラナー・ヴァイセルフとお呼びください」

 

ラナー王女の美貌にネロは「綺麗だ!(欲しい)」と言いそうになるのを無銘が目で和やかに静止しているのを見て言葉を飲み込む

 

それからネロとギルガメッシュは王宮内に招待され、いろいろあったのだが、特に何の変化もなく過ごすことが多かった。

 

しかし、唯一の変わった事といえば『有能な者の発見』に二、三人該当する人物を見つけることが出来た。

 

ギルガメッシュ達と合流し、そのことについて《伝言》にて話し合う。

 

『余の私情を混ぜないとして、レエブン候とやらはそこそこ使えるように見えるぞ!後はザナック王子かラナー王女が才能溢れる感じがして良いと思うぞ』

 

ネロのご機嫌な声にギルガメッシュが不機嫌なのか、伝言越しでも分かるくらいのため息をつく

 

《正気か?あのラナー王女を才能ある程度で済ませるなど、相対して分からなかったか?あの女の不気味さを》

 

そう言われネロは考えるが、二、三出て来た異質さを思い出し「え?そんな不気味だったのか?」と言うとギルガメッシュが《あぁ、お前はそういうところあったな…》と呆れかえられる。

 

『先手先手を読む天才なのは見て分かったが、要はヤンデレタイプだろう?あの王女は、こっちに危害が向かないのなら別に余は眺めてるだけで楽しい!』

 

《…あの王女に関してはお前に任せるぞ…しかし、この国の状況だが、やはり良くない。あのザナック王子が王にならなければ何も変わらないだろう。故にこの国は今言った三人以外は放っておいても勝手に滅亡するだろう》

 

そう言って《伝言》が切れる。

 

ネロは椅子から立ち上がり、ドアの前に行く

 

(…うーん、ドアの前は突破できたとしても冷静に考えて王宮にはいけないな…よし!)

 

ネロはスキル《霊体化》し、ドアから出て王宮内に向かう。

 

(…うーん、魔法の気配は感じないな、兵達もみんな気が抜けているし大丈夫か?!王国軍…!)

 

ネロは普通に歩いて王宮内に入り、ラナー王女の部屋の前に行くと…

 

「クラウディウス殿下、そこにおられるのでしょう?」

 

そうラナー王女が扉を開けて言ってくる

 

流石にそれにはビックリして霊体化が解けてしまう。

 

出てきたネロに驚きもせず、ラナーは頭を下げて挨拶してくる

 

「余が来ることを分かっていたのか?」

 

そう問いかけると頷き

 

「はい、パーティ会場でクラウディウス殿下が私に興味がありそうなところを見られたので、もしかしてと思いました」

 

「立ち話もなんですし、どうぞお入りください」と言って室内に招き入れてくる

 

魔法の気配は感じないし、何もないのを確認する

 

「うむ、では単刀直入に言おう!余は綺麗なもの、可愛いものが好きだ。それに善悪も無い、美しければ良い!見た目が醜くても心が綺麗ならばそれで良し!逆に見た目が綺麗でも中身が醜い者は嫌いだ」

 

ネロの言葉にラナーは無言で聞いていた。

 

「この王国の王女に真正面から言うことでもないが、この国には未来がない。故に才能のある者だけを見つけて引き抜くというのを目的に今回きた!」

 

嘘偽りなく話すとラナーが少し首を傾げ、何かを考えているようだった。

 

「余の、余達の国にそなたを招待したい!」

 

何の計算もしないで発言するとラナーの少し困ったような表情をする。

 

「…クラウディウス殿下、私を引き抜いてメリットがあるとは思えませんが…?一介の王女を他国に抜擢したところで…」

 

「もちろん、王国を裏から操って潰すことも視野に入れたのだが、ギルガメッシュや他の仲間達もこの国は勝手に自滅するから放っておいて良いと言われたからなぁ…余がこう言ったのは単に趣味だ!」

 

ネロは欲しいものは手に入れる。

 

この世界に転移してきて、大陸を好き放題して感じた独占欲

 

【英霊】という種族故の変化

 

ラナーは考えていたが、ネロを見て

 

「クラウディウス殿下の申し入れ受けさせて頂きたいのですが…私にはどうしても離れるわけにはいかない人がいるのです」

 

「うむ、あのクライムという男の子の事であろう。見ていて分かる、彼も無論招待しよう!」

 

「………」

 

話が上手く行き過ぎている事にラナーは困惑を隠しきれていなかったが、ネロは断らないと思っているのか目をキラキラさせてラナーを見ている。

 

「…それでは、クラウディウス殿下の申し入れ受け賜りたいのですが、一つ問題があるのです」

 

「うむ、なんだ?」

 

「クラウディウス殿下が私とクライムをブリテン王国に連れて行ってくださったとしても、他の王方々が承諾してくださるのでしょうか?それが心配なので、他の王の方々が納得されるような物を用意して行って良いでしょうか?」

 

ネロはそう言われ、少し考える

 

(確かに無条件で連れて行けば、アルトリアやソロモンが怒るだろうし、オジマンディアスはこの手の女子は嫌いだと言っていたからな…うーむ、やはり条件は必要か…)

 

「してその物は?」

 

そう言うとラナーが今後について話し始める。

 

 




【ラナー王女とネロについて】
ラナー王女の最優先目標はクライムと二人で愛の巣を作るということ、その為なら家族の死など厭わない。クライムさえいればいい。
悪魔騒動の際にナザリックに手を貸していたのは、彼らと共謀した方が今後のメリットを考えたから。
ネロにあっさり寝返ったのはナザリックほど注意深く接触する必要がなくなったから、後、かなりの好条件を出してくれたのでナザリックよりキャメロットの方に着いた方が有利だと判断したから
しかし、ラナー本人はネロ本人のことを恐れている(理由は思考が読めなさすぎるから)
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