次回は本編を執筆しようとしたけど、色々あってつくしの誕生日回になってしまいました(笑)
本編は近頃投稿しますのでしばらくお待ちください。
では、どうぞ‼︎
「よし、今日の練習はこれまでにするか。」
とある休日。広町家のアトリエでMorfonicaがバンド練習を行なっていたが、正午を差し当たるところで京介が練習終了と告げた。その直後、彼女達はそれを聞いて片付けを始める。その最中、透子はひと段落ついたのか背伸びしながらあることを呟いた。
「いやぁ、終わった〜‼︎さぁーって、この後みんなで何処か行かね?」
「桐ヶ谷さん、他のみんなは予定があるの。だから今日の練習は午前中だけにしたじゃない。」
「うっ!そ、そ、そんなの分かってるってルイ‼︎」
透子はどうやら午後からは何も予定がないようでMorfonicaのメンバーを遊びに誘ったが、瑠唯に今日の練習が何故半日になった理由を指摘した。透子は一瞬たじろぐがいつもの調子で瑠唯に返答した。
「確か七深ちゃんは今日はバイトだっけ?」
「うん、そうだよ〜。」
「それに対してふーすけは……暇そうだな。」
「失礼だよ透子ちゃん!私だって今日はバイトなんだから!」
「じょーだんだって、そう怒るなってふーすけ。」
ましろと透子は七深とつくしに予定の確認をしたが、それぞれの返答をした。余談だが七深はファミレスでバイトを始めたのはMorfonicaのメンバーは認知していたが、つくしがバイトを始めたのは七深の後なのと始めたのがほんの最近なので京介以外のみんながその事を知ったほんの数日前であった。
七深はいつもの調子で返事をしたが、当のつくしは透子に冗談と言って揶揄われたので彼女にムキになってしまった。
それを見ていた京介は二人の間に入り仲裁した。その後つくしにある質問をした。
「確か羽沢のところでバイトしてるんだっけ?」
「はい、そうなんです!イヴ先輩が芸能界の仕事が忙しくなるからシフトを減らさなきゃならなかったのでその穴埋めになるんですがね……。」
「そうだったんだ……。」
京介はみんなが知る数日前にクラスメイトであるつぐみと知人である千聖を介してつくしが羽沢珈琲店でバイトしてたことは知っていたのでそれほど疑問には思ってなかったようである。近くにいたましろはつくしがバイトに入れた理由を知って納得したように呟く。
「あっ、もうこんな時間だ!それじゃあ京介先輩、みんな、私先に行くね!」
「おー、バイト頑張れよ。」
部屋の時計を見たつくしはもうここを出ないといけない時間だったようで急ぎ足でアトリエを出て行った。みんながつくしの出ていくのを見届けてると京介は彼女に労いの言葉をかけた。
つくしが出て行って数分後中断していた片付けが終わり、全員がアトリエを出るため帰る支度をしている最中に京介はあることをこの場にいるメンバーに聞いてきた。
「誰かこの後暇なやついるか?」
「あたしは大丈夫ですよ!」
「私は午後は予定が入ってるので暇ではありません。」
「私も大丈夫ですけど、何処かに行くんですか?」
瑠唯はこのあと用事があるため京介の誘いを断ったが、偶然予定の空いていた透子とましろが大丈夫の旨を伝えた。
京介はよしっと言って一回咳払いして二人にあることを告げた。
「羽沢珈琲店に行くぞ。」
「「へっ……?」」
透子とましろは間の抜けた声で京介の言ったことに返答をした。七深は「おーっ。」と何処か納得気に声を出したが瑠唯は無言で京介の方を見ていたのだった。
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「……で、わざわざここまで此処に来たと。」
「そ、知り合いがバイトで働いているところを訪れるなんてそう滅多にないだろ?」
京介が羽沢珈琲店に行くことを提案して数十分後、彼はましろと透子を連れて目的地である羽沢珈琲店に足を運んだ。接客に対応してくれたのがこの店の一人娘でもあり、京介のクラスメイトのつぐみであった。京介はつぐみに事情を説明した後、彼女は何かわかったように京介達を席へと案内した。
そして注文を取っている最中につぐみの口からつくしの勤務態度について色々教えてくれた。
「でもつくしちゃんには感謝してるよ。イヴちゃんが芸能界の仕事が忙しくなったから人手が減っちゃってね。」
「そうなんだ……羽沢、アイツ彩さんみたいにとちってミスとかしてない、大丈夫?」
「きょーさん、心配し過ぎだってー!いくらふーすけでも入って間もないんだから失敗くらいありますよ!」
(透子ちゃん、彩さんのことは何も言わないんだ……。)
どうやら先程つくしの口から喋ってくれたことと同じで、イヴが抜けたことにより人手不足になっていたところ偶然出会ったつくしに声をかけたようである。
事情は知っていたため特にそのあたりは何も疑問に思ってなかった京介だが、普段のつくし知っている彼は何か失敗していないか心配していたようである。
しかし透子は心配無いと京介を宥めた。その二人のやりとりを聞いていたましろは、遠回しに馬鹿にされた彩についてスルーしたのを心で指摘したが。
「何事も卒なく仕事してるけど、失敗したことならたくさんあったかな。」
「「「たくさん?」」」
「例えば実はこの前のランチタイムで……」
何か思い当たる節があったようで、つぐみは京介達にこの前あったつくしがトレイの扱いやランチタイムで客の注文を上手く取れなかったことを話した。
「ふーすけ、そんなことがあったんだ……。」
「そうなの。でもつくしちゃん、このことはちゃんと反省して真面目に仕事に取り組んでくれているよ。」
「つくしちゃんらしいですね。」
確かにつくしはどこか危なっかしく背伸びしたがりな一面が多く見られるのは三人は知っているため、納得したようにつぐみの言っていたことに肯定した。
その直後、店の入り口から『カランコロン』と音が鳴った。来客が来たのでつぐみはすぐさま接客に向かうのであった。
「いらっしゃいま…あっ、蘭ちゃん、ひまりちゃん。」
「ヤッホーつぐ!…って流川くんとましろちゃんに透子ちゃんもいたんだ!」
「暇だから来た…ってわけでもないか。」
どうやらつぐみの幼馴染、京介のクラスメイトの蘭とひまりが来客してきたようであった。彼女達は京介達の存在に気がついたのか、つぐみに一言断って彼らに声を掛けて、彼らと同じ席に座った。
「あっ、ひまり先輩に蘭さんじゃん!こんにちはー!」
「ど、どうもこんにちは……、」
「よっ、上原。それに人間つけた赤メッ…『人間つけた赤メッシュ』。」
「 ちょっと待て流川、アンタそれ言い直せてないから。躊躇したけどやっぱ言っちゃえってことになってるから。」
京介達もアチラから声を掛けられたので、各々がひまり達に返事をしたが、京介だけは蘭を名前とかではなくニックネーム(?)で呼んでいた。蘭も『本人非公認』←ココ重要 のニックネームにすぐさまツッコミを入れた。
京介と蘭のやりとりを見ていたひまりとつぐみは苦笑い気味で二人を見ていたがましろと透子には理解出来なかったようで首を傾げていた。
「「『人間つけた赤メッシュ』?」」
「美竹蘭の本当の名前さ。」
「アンタは後輩に嘘を教えるな‼︎」
『人間つけた赤メッシュ』に疑問を思ったましろと透子は何のことか分からなかったので京介は(脚色多めで)すぐさま説明した。しかし蘭にすぐに一蹴されてしまった。
これを見ていたひまりはすぐさまましろ達に大まかに説明した。すると透子はお腹を押さえながら爆笑していた。(しかも今自分が飲食店にいることを忘れていた。)ましろは声に出さなかったが何処か困惑気味な表情になった。
「あははは、蘭さんそんな名前で呼ばれてたんだ!」
「呼ばれてないから!これは流川しか呼んでないから!ていうかこれは
透子は完全に『人間つけた赤メッシュ』がツボに入ってようでまだ爆笑していたが当の蘭は顔を赤く染めて透子に弁明した。
そしてこの光景を見ていた京介は蘭の元まで近づいて彼女の肩に手を置いてこう告げた。
「美竹うるさいぞ、他の客に迷惑だろ?」
「うるさくしたのアンタだろ‼︎」
他の客の心配の考慮した京介だが、蘭にうるさくした原因は京介だとすぐにツッコミを入れた。
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その後京介達は羽沢珈琲店で蘭達とその流れで一緒に昼食を取ることになった。途中京介が蘭を揶揄って遊んでいたがそれ以外は何も問題無く昼食を終え店を出て蘭達とは別れた。
その帰宅途中つくしの働きっぷりを見れた二人は各々の思っていること(主に多く言っているのは透子であったが)を口に出しながら歩いていた。一方京介は無言で何かを考えているようだ。
「いやーふーすけのヤツ何もミスなく働けてて良かった!」
「でも透子ちゃん、それじゃあつくしちゃんに失礼だよ……。」
透子はつくしが何もミスせずに無事に仕事が出来たことに喜んでいるように見えたがましろはつくしに失礼だろうと思い遠慮しがちだが擁護する。まぁ普段のつくしを知っている彼らからしたら彼女の性格を考えたら無理もないが。
「なぁ、いい事思いついたんだが……。」
「「ん?(はい?)」」
今まで無言だった京介は何か考えが思い浮かんだようであり、その場にいたましろと透子に耳打ちをした。すると二人はどこか嬉しそうな表情をした。
「……てなわけだが「いいじゃんそれ!」せめて最後まで言わせてくれよ……。」
提案を最後まで言おうとする京介だが途中透子に遮られて不満気な表情で彼女を見つめる。一方のましろは二人のやりとりを見て苦笑いしてあたが。
「よし、後で羽沢に可能かどうか聞いてみるからつくし以外のメンバーで
「りょーかいしました!」
「わ、分かりました……。」
この会話は数日後に起こる
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9月15日 商店街
その日は平日であるが学校終わりの学生が商店街の通りを地元の人とすれ違いながらも行き交いをしていた。その中で学校終わりであろう、つくしもどこかに向かって歩いていた。
「つぐみ先輩ったら、急に羽沢珈琲店に呼び出してどうしたんだろ?」
どうやらつぐみ本人に急に呼び出しをくらったため、そのあとつくし自身も予定が入ってたから長い時間は取らないと相談したがつぐみも構わないと言っていたので、彼女の元まで行くことになったのだ。
「ま、考えても仕方ないよね。とにかく行ってみるしかないか!」
つぐみも何の呼び出しか伝えていたかったため、つくしら分かっていなかったがそこは深く考えることでもないと判断したのか、そのまま目的地である羽沢珈琲店まで歩みを進めることにしたのであった。
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そして数分後、つくしは羽沢珈琲店の前に到着した。店の入り口には『閉店中』と書かれた札が掛けられていたが、つぐみから連絡が来た時に店の扉の鍵は開いていることを聞いていたためつくしはドアノブを掴んで扉を開けて店内に入った。
「お待たせしましたつぐみせんぱ『パーン』へっ⁉︎うわっ、なに⁉︎」
店内に入った直後につくしが聞こえたのは何かしらの破裂音であった。破裂音の聞こえる先を見るとそこには京介と桜雪、つくし以外のMorfonicaのメンバーが勢揃いしていた。
「あははは、ふーすけったら驚きすぎだって‼︎」
「笑いすぎよ桐ヶ谷さん、二葉さんが驚くのも無理はないけど流石に笑いすぎよ。」
透子は先程のつくしの反応が面白かったのか声をあげて笑っていたが、透子の隣にいた瑠唯は呆れながらも彼女に笑いすぎだと注意された。
「あのー、これって……。」
「つーちゃんやっと来た〜。ほら、こっちおいで〜。」
「え?う、うん……。」
つくしは混乱しているのか何のことはよく分かってないようで七深に呼ばれても何も疑いはせずに皆んながいる方向に歩きだした。
そしてつくしが皆んなの元に着いた時、京介を筆頭につくし以外の全員が突然拍手をしだした。
「誕生日おめでとうつくし。」
「おめでとうございます。」
「「おめでとうつくしちゃん(つーちゃん)。」」
「おめでとーふーすけ!」
「二葉さん、おめでとう。」
「え、えぇぇぇぇ⁉︎」
まさかの全員に誕生日の祝福の言葉をかけられたつくしは驚きを隠せずにはいられなかった。この事で先程まで起きたことは全てサプライズであったことを悟ったつくしは目元から涙を浮かべた。
「あれ、どうしたのつーちゃん?」
「もしやふーすけ泣いてる?」
「だ、だってぇ……。」
七深と透子に泣いていることを指摘されたつくしは嗚咽が止まらず両手で顔を隠してしまった。その光景を見た桜雪はつくしの元に近寄り、彼女の頭を撫でた。
「つくしさん、今日のこの誕生日会の企画はキョウ兄様が提案したんですのよ?」
「そうだったんですか⁉︎」
「実は京介先輩が羽沢先輩に掛け合って誕生日の当日お店を貸し切りに出来ないか頼んでたそうよ。」
「なるほど……。」
桜雪と瑠唯の発言から
「京介先輩、今日はこの日のために企画してくれてありがとうございます!」
「いや、特別凄いことをしたわけじゃない、気にするな。」
つくしは京介に頭を下げて感謝の言葉を告げた。しかし当の本人である京介は顔を背け謙遜しながらつくしに大したことではないと言った。
「そんな!これでも十分凄いことだと思います!」
「そうか。……なら今日は楽しめ、主役はお前だろ?」
「はい!」
つくしも食い下がらなかったのか、京介は彼女の頭をポンポンと叩き、彼女に今日を楽しむように促した。そして京介とつくし、ましろは一度みんなの元へと戻った。
その後はMorfonicaのメンバーや流川兄妹がつくしの誕生日のために用意していたプレゼントを渡したりしていた。
そしてしばらくしてつぐみと彼女の父親の計らいなのか、バースデーケーキが来たことはほぼ全員が驚いた。そしてみんなでケーキを舌鼓を打ちながら、今後の目標とかで会話が盛り上がった。
これは余談だが、誕生日から数日間は普段の数倍、練習やバイトに臨むつくしの姿があったのは別の話しである。
春咲 蒼さん、まずお気に入り登録ありがとうございます‼︎こんな拙作にお気に入りしてくれるだけで感謝です‼︎
これからも励んでいきますので最後まで応援よろしくお願いします‼︎
今回は急遽Morfonicaのリーダー、二葉つくしちゃんの誕生日回になります!実は本編を投稿しようとしたんだけど中々思い浮かばぬうえにカレンダー見たらあっという間につくしの誕生日やんってなってしまった……。
でもご安心を!予定では今月中に本編を一話投稿しますので今後ともよろしくお願いします!
追記:投稿時間、ウッカリしてた……。
R-18の小説を……
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しなくていいよ