もう10月だけど、水着回のラストを投稿しました!遅れてすみません、新作2つの投稿もあったもので……。
それでは、どうぞ!
※今回も引き続き咲野 皐月様の作品のオリキャラも登場いたします。最後までお付き合いお願いします。
「……以上、これが此処でやる仕事だね」
海の家を手伝う事となった京介達は、どのような仕事の内容か店長から大まかな説明を受けていた。人数も京介達を含めても約15人程度。人数も微妙なラインな上、彩と麻弥はあくまで1日店長の仕事のため、立場上接客と厨房もある程度こなさないといけないのである。
「それなら接客と厨房と両方に役割分担して各々の作業をするのはどうかしら?」
「確かに。バランスよく組み合わせないとどこかが詰まるからな……」
此処で千聖が役割分担をして効率良く仕事を回せるようグループ分けを提案してきた。京介も千聖が提案した内容に賛同した。
その後は颯樹と千聖、京介と瑠唯がどのような役割を振り分けるか色々と協議した。
そして話し合いの末、役割を割り振った結果が……
【接客】
レイヤ・ましろ・瑠唯・パレオ
【厨房】
リサ・沙綾・千聖・花音
【両方】
彩・麻弥・京介・颯樹
【なんか色々と雑用や汚れ仕事担当】
一ノ瀬
「これでいいでしょう」
「綺麗に割り振れたわね」
「そうっス「いや、待てぇぇぇぇぇ!」何だよ、五月蝿いなぁ。少しは静かにしてろ」
何とか役割を割り振れたが、一ノ瀬がすかさず手を上げて話に割り込んできた。
「いやいやどう考えても振り分けが可笑しいだろ!だって俺だけなんか色々適当すぎだもん!てか汚れ仕事って俺に何させんの⁉︎もっと色々割り振れただろ!」
1人だけ担当が変な所に割り振られている事に対して一ノ瀬は反論してきた。
「……ごめんなさい、定員オーバーなの」
「何処に割り振ればいいか分からなかったもので……」
「「…………」」
「まさかの戦力外通知⁉︎そして後者2人は何か喋って!あと全員せめて目を合わせてくれよ!」
割り振りを担当をした4人は申し訳無さそうに一ノ瀬に謝ったが、全員が目を逸らしていた。
「大丈夫ですイッチーさん!イッチーさんにしか出来ない事もあります!だからそんなに落ち込まないで下さい!」
「パレオちゃん……!」
そんな中、パレオが一ノ瀬に対して役割の重要さを諭してきた。これには思わずいちは涙が出そうになった。
「(……千聖さん、此処でヤツに対してやる気にさせる一言をお願いします)」ヒソヒソ
「(しょうがないわね……)一ノ瀬くん?」
「は、はい!」
これを見兼ねた京介は千聖に一ノ瀬のやる気を引き出すよう耳打ちした。千聖も最初は躊躇したが、状況が状況なので渋々重い腰を上げて一ノ瀬の名前を呼んだ。
「やる気を出してお仕事してちょうだい。大丈夫、私も応援してるから♪」
千聖は笑顔で一ノ瀬を応援した。しかしこれはファンに対する最低限のフォローであるが……
「……うおぉぉぉぉぉ!俺はやるぞぉぉぉぉぉぉぉ!」
「「(……馬鹿で助かったよ)」」
一ノ瀬が単純すぎたのか、彼はガッツポーズをしながら大声を上げてやる気を出した。これを見ていた京介と颯樹は呆れてため息をついた。
「……さて。話も纏まった事だし、そろそろ開店時間だけど大丈夫?」
開店時間が迫っているので、店長は全員に最後の確認を取った。すると、全員何も問題無いようで首を縦に頷いた。
それを確認した店長は一度頷き、海の家前にある『準備中』と書かれた掛札を裏返して『商い中』にした。すると、海にいた大勢の利用客が海の家に向かってきたのであった────。
「いらっしゃいませ♪」
「本日は来てくださり、ありがとうございます♪」
『うおぉぉぉぉぉ‼︎』
海の家が開店して間もなくして多くの客で賑わった。しかしその大半はアイドルである彩と麻弥目当ての客がであったが、それでも売り上げにはそれなりに貢献できていた。
「しかし海の家の1日店長だけど、こう言うのってテレビの取材とかが来るもんでしょ?それらしき人は見かけないけど……?」
料理の配膳を捌き終えた京介は、今日の彩と麻弥の仕事内容について疑問があった事を指摘した。確かに『アイドルの1日○○』というのは大抵テレビの取材がくるのがつきものである。しかし京介の指摘した通り、この場には、機材が颯樹が手に持ってるTVカメラ一台だけと、テレビ局のスタッフらしき人物がいなかったのだ。
「今スタッフさんは有名俳優の不倫騒動だったり大物議員の汚職問題のタレコミが急遽舞い込んできて、その取材に当たってるそうだよ。で、テレビ局総出で取材に当たってるからカメラ1台だけ残して撮影を僕に任せて後は出払ってるんだよ」
颯樹がTVカメラで彩達の仕事姿を撮影しながら今までの経緯を説明してくれた。あとは補足程度で「あと1時間後には戻ってくるそうだ」と伝えてくれた。
「しかし接客はよく回ってるよ。スムーズに仕事してる」
「まあメンバーがメンバーだから仕方ないっスね」
1日店長として参加してる彩と麻弥目当ての客がいるのにも関わらず、店内でのトラブルは一切無かった。ホールには、瑠唯とレイヤが以前薫に誘われて男装喫茶での経験が活きたのか丁寧で尚且つ効率の良い対応をしており、パレオは持ち前の従来の性格が全面に出てるからか、丁寧な対応で何とか取り持ってくれていた。しかし……
「い、いいいいらっしゃいま、ままませ!」
1人だけ、難ありのましろが緊張しながら接客していた。ましろの本来の性格から接客は厳しいのであるが、京介が「ましろにやらせる。それがアイツのためになる」と言ってましろを接客を薦めたのであった。
「京介、どうする気だ?」
「(此処らで行くか……)ましろ、それが終わったらちょっと来て」
「は、はい!」
颯樹にどうするのか問いただされたが、京介はましろを呼んだ。ましろはちょうど接客が終わるとそのまま京介の元にやってきた。
「どうだ?緊張するか?」
「緊張しますよぉ……。ただでさえ苦手なのに……」
ましろの現状を理解している上で京介は敢えて彼女に緊張しているのか問いただした。無論ましろから返ってきた答えは当然のものであった。しかし京介も何か考えがあるのか目を瞑って考え事をする仕草をしていた。
「……やっぱりお前にはこのまま接客を続けてもらう。もう少し頑張れ」
「で、でも「ましろ」何ですか……?」
考えが纏まった京介は、やはりましろに接客をやってもらうよう提言する。しかしましろは躊躇して断ろうとしたが、京介に遮られる。
「……ライブでのお前は大勢の観客の前でも堂々とボーカルを務めてる。だから接客でも大丈夫だよ」
「でも此処とライブとでは訳が違いますよ……」
ライブでも人前で出ているので大丈夫だと諭した。しかしライブと接客とでは全然違うのでましろはまだ接客に対して躊躇していた。
「なら、此処をライブ会場だと思えばいいさ」
「⁉︎」
すると京介の口から思いもよらぬ言葉が出た。これにはましろも思わず目を見開いていた。
「いいか、此処をライブ会場だと思って接客に当たってみろ。そうすれば自ずと緊張が解けてくる。だから自身を待て」
「…………分かりました」
それを横目に京介はましろに元気づけるように激励をした。京介の言葉を受けたましろは少し考えた結果、何かを決心したように先程と違う顔つきになった。
そして……
「い、いらっしゃいませ!ご注文はお決まりでしょうか?」
最初は恥ずかしさもあったが、先程とは打って変わって、ちゃんと接客の仕事をこなしているましろであった。厨房でサポートに入っていた京介はその姿を無言でウンウンと頷きながら見ていた。
「しかし京介〜、アンタらしくない事を言うなんて明日は嵐になってるかも?」
しかし先程の光景を厨房から見ていたリサはニヤニヤしながら京介を揶揄ってきた。しかも更に深掘りする気なのか京介の肩に手を掛けて彼を逃がさないようにしていた。
「リサさん、サボってる暇があったら仕事してくれ。ただでさえ人手が足りんのに……」
「ちょっとくらいいいじゃ〜ん☆」
京介はリサを追い返そうとしたが、当の本人は聞く気がないようで身体を寄せ付けて京介を逃がさないようにしていた。そんなリサの行動に対して呆れて溜め息をついた。
「……なら此処で大声上げて千聖さんやましろ達に助けを求めようかなー?」
「ふーん?アタシ相手にそのような事をするんだー?ならアタシが先に大声を上げたらアンタの立場が危うくなるかもねー☆」
京介はリサに対して挑発を仕掛けるが、一方のリサも京介に対して挑発を仕掛ける。両者お互いに一歩も引かない状態であった。
「そりゃどうも。でもアンタの負けだ」
「はぁっ?何をい「リサちゃん?」誰?アタシは今…ヒィッ!」
しかしリサの挑発に対して京介は挑発で返すとリサは感じていたが、京介の口から思いもよらぬ事が口に出た。リサは怪訝な顔をして追求しようとしたが、誰かに遮られる。誰だと内心イラッとしたリサが声のした方に顔を向けると、そこには黒い笑みを浮かべた千聖がフライパンを片手に素振りをしながらリサを睨みつけていた。
「京介くんにちょっかいを掛けてその上サボってるなんていいご身分ね?さっきのお説教が全然懲りてないようねぇ……?」
「そうでーす。助けて下さい、千聖さーん」
「京介!アンタは一旦だま「黙るのは貴女よ?それと早く京介くんを放しなさい。でないと今度はましろちゃん達も貴女のお説教に加わる事になるわよ?」ゴメンなさい……」
千聖は持ってるフライパンをトントンと叩きながらリサに追求してきた。京介もこれをチャンスと踏んだのか棒読み気味で千聖に助けを求めた。もちろんリサも反論しようと京介を黙らせようとしたが、逆に千聖の鶴の一言で黙ってしまった。
その後は京介を解放したリサだが、今度は千聖に首根っこを掴まれズルズルと海の家裏まで連行されていった。その際京介に「私が留守の間、厨房のサポート暫く入ってね?私も後で合流するから♪」と一言だけ残していった。それを受けて京介は人手の足りない厨房のサポートに入るのであった。
「あれ?千聖ちゃんとリサちゃんは?」
「リサ先輩が馬鹿やらかしたから千聖さんがお説教してる。で、千聖さんに頼まれて俺が厨房でサポートに入ったわけよ」
「なるほど……」
厨房で焼きそばを焼いていた京介を見た花音が疑問に思いながら尋ねたが、京介は何故そうなったか数分前の出来事を簡潔に説明した。その説明を受けた沙綾は全てを察したようでそれ以上何も追求して来なかった。
「……仕方ない、俺が届けてくる。すぐ戻ってくる」
「うん。分かったよ」
暫くして焼きそばを作り終えた京介だが、接客担当は全員手が空いてなかったので仕方なく京介が配膳する事になった。花音達も事情を知ってるので何も言わず京介の言葉を受けた。
「お待たせしました。焼きそば2人前です」
そして指定された座席に無事焼きそばを届けた。その時店内を軽く見渡すと客席も満員でしかも接客を担当してるましろ達も忙しそうにしていた。その時客からオーダーが入ったので、京介は対応に当たろうとした。しかし……
突然店の出入り口付近から何かが倒れる音がした。店内にいた全員が音のする方へ向くと、そこにはガラの悪そうなチンピラが数人いた。
「チッ!わざわざ時間差で来たのにまだ満員じゃあねぇか!」
リーダー格であろう金髪グラサンのチンピラが店内を見渡しながら悪態をついていた。京介達もチンピラの行動に対して何様だと思いながら心の中で溜め息をついた。
「あのお客様!あまり大きな声を上げるのは他のお客様の迷惑になります「あぁっ⁉︎テメェには関係無いだろ!」ヒィッ⁉︎」
しかしパレオがチンピラに注意をしようとしたが、逆に理不尽に怒鳴られてしまった。
「おい嬢ちゃん、あんまり調子に乗ってるとイテェ目見るぞ?」
チンピラの連れであろう取り巻きの内1人が下衆な笑みを浮かべながらパレオの肩を掴んだ。
「放して下さい!」
「放さねぇよ?口答えした罪は重いぞ?ゲハハハハ」
パレオが振り解こうとしたが、相手の力が強いためそれは叶わずであった。取り巻きは下品に笑いながらパレオをどうするか考えた。しかし……
「グギャアアアア⁉︎」
突如何処からか伸びてきた手が取り巻きの顔面を掴み、そのままアイアンクローを仕掛けた。もちろん取り巻きは突然の事だったので躱せずに喰らってパレオを掴んだ手を放してしまった。その後は顔を抑えてそのまま床に倒れ込んだ。
「お客様ー?店員にちょっかいを掛けるのは迷惑なのでお控え下さーい」
「イッチーさん!」
そこには指を鳴らしながらチンピラ達に威嚇してる一ノ瀬の姿があった。しかも時折指を動かしているので、先程のアイアンクローは一ノ瀬がしたようだ。
「何だぁ、テメェ……?俺の連れに手を出すなんて度胸あるなぁ、クソガキ」
「それはこっちのセリフだ。お前の連れが俺の女に手を出したのが原因だろうが」
チンピラは自分の連れに手を上げた一ノ瀬に対して睨みつけるが、一ノ瀬は物怖じせずに正論で堂々と突き返す。この時、一ノ瀬の言った言葉にパレオはドキッとしたのは言うまでもない。
「舐めやがってクソガキ……おい、お前ら‼︎」
『ヘイッ!』
怒りの沸点が達したのかチンピラは仲間を呼んだ。すると、店内には数十人くらいの取り巻きが海の家の中に入ってきた。
「コレは流石にマズイんじゃないかな⁉︎」
「嗚呼、早く止めないと……‼︎」
この状況を見た颯樹は早く止めないとマズイ事になると予感したのか止めに入ろうとした。彩達も店内の客に避難するよう呼びかけた。
「確かにこれは早く止めないとマズイぞ……
チンピラ共が」
『……へっ?』
しかし京介は一ノ瀬の心配では無く、逆にチンピラ達の心配をしていた。それを聞いた颯樹や彩達はポカンとしていた。その瞬間……
「うびゃっ⁉︎」
チンピラの取り巻きが殴り飛ばされて店外はおろか、砂浜に吹き飛ばされた。その時、その時砂埃が取り巻きの吹き飛ばされた所で舞い上がった。そして……
『へっ⁉︎』
砂埃が治まるとそこには、取り巻きが何処ぞの何神家のように上半身が砂浜に埋まっていた。コレにはチンピラや他の取り巻き達も驚きの声を隠さなかった。
「アニキィ、これはマズイんじゃあないですか……?」
何か危機感を察知した取り巻きの内の1人がリーダー格のチンピラに止めるよう耳打ちする。
「狼狽えるんじゃあねぇ!こっちには数の差ってもんがある!だからやっちまえオメェら!」
『オッス!』
取り巻きがやられても尚リーダー格のチンピラはやめる気は全く無いようで、今度は全員で一ノ瀬に襲いかかるよう指示を出した。すると取り巻き達も一ノ瀬の周囲を囲んでから飛びかかる。
しかしその数分後……
「グヘェ……」
「イ、イテェ……」
「アバババ……」
砂浜に見事にチンピラ達の屍が築かれていた。砂浜の上で横たわって殴られた箇所を押さえて蹲る者もいれば、最初に吹き飛ばされた取り巻きのように上半身だけ砂浜に埋まる者までいたのだった。
その一方で、一ノ瀬はかすり傷一つもなくまだ動き足りなかったのか右肩を回していた。その後はわざと見逃した取り巻き2人に近づいた。取り巻き達も何をされるか分からなかったのか、震え出してお互いを抱きしめあった。
「お前らコイツらの後始末、頼んだ」
「「そ、そうさせてもらいまーす!」」
一ノ瀬取り巻き2人に笑顔で後始末を任せた。すると後始末を任された取り巻き2人は伸びている全員を叩き起こして全員が早足でその場を立ち去った。
「う、うわぁ……」
「一ノ瀬のヤツ、あんなに強かったんだ……」
「アイツは単純な腕力と筋力だけなら俺はおろかアンタよりも遥かに上だ。あの程度のチンピラなんて話にならないよ。ちなみにあの数が3倍になっても無傷で勝利する事も出来るさ」
「普段の行動から想像もつきませんね……」
海の家から覗いていた全員が若干引き気味で一ノ瀬の完封勝利に驚いていたが、唯一知ってる京介は腕を組みながら淡々と一ノ瀬の実力を説明していた。
そして何事も無かったように一ノ瀬は手を振って海の家に戻って行った─────。
「皆んな、ありがとね!それじゃあ乾杯!」
『乾杯(!)』
その後は海の家を再開した一行は、その後トラブル一つ起きる事なく仕事に取り組んだ。取材が終わったスタッフも合流して本格的な撮影に取り掛かった(その際リサの説教を終えた千聖も合流した。ちなみにリサは真っ白に燃え尽きていたのは言うまでもない)。そして撮影が終わったと同時に、全メニューが予想より早く完売して海の家も17時前後に閉店となった。
ひと段落ついた全員であったが、取材担当のディレクターと海の家の店長が『席を外してたお詫び』と『手伝ってくれたお礼』として打ち上げのバーベキューを提案した。もちろん全員もそのご厚意に甘える事となった。そして店長の音頭のもと、打ち上げのバーベキューが始まる事となった。
「はい颯樹、アーン♪」
「ちーちゃん、流石に人前でやるのはよそうか……?」
「あら、私は問題ないわよ?」
千聖は自分の取り皿に乗せた肉を取って颯樹に食べさせようとした。颯樹も躊躇したが千聖は気にしてないようでニッコリと微笑んだ。颯樹も観念したようで渋々食べさせてもらった。
「颯樹くん、アーン♪」
「ずるいよ千聖ちゃんに花音ちゃん!私も…アーン♪」
「2人とも……」
しかしそれを見ていた花音と彩も負けじと自分の肉を颯樹に食べさせるために、彼の口元まで押し付けた。
「チクショウ!お前だけ羨ましいぞ!俺だって千聖さんや彩ちゃんにアーンされたい!」
「お前は黙ってろ」
その光景を見ていた一ノ瀬は血の涙を流しながら颯樹に嫉妬していたが京介に頭を引っ叩かれてしまうのだった。
「しかし相変わらずモテモテだな……」
「それが颯樹さんだから仕方ないっスよ」
「……それもそうか」
そして颯樹のこの光景を見ていた京介は呆れながら見ていたが、隣で一緒に見ていた麻弥は苦笑いしていた。
「それを言うなら京介も人の事言えないよ?」
「はい、それはどういう…「京介さん♪」な、何だましろ?」
しかし沙綾に人の事言えないと指摘される。何かと思った京介だが、途中ましろに呼び止められた。何かと思いましろの方を向くと……
「「はい、アーン♪」」
ましろと瑠唯とレイヤが自分の取り皿に乗せた肉を京介の口元に差し出して食べさせようとした。その時ましろと瑠唯は微笑んでいたが瑠唯だけは無言で差し出すと同時に真顔であった。
「えぇ……3人同時は流石に…あと瑠唯は無言だから何気に怖いんだけど」
「……はい、アーン♪」
「いや、口に出して言う⁉︎てか普段は絶対やらないだろ!」
無言の瑠唯に言及した京介であるが、指摘された影響なのか瑠唯は笑みを薄らと浮かべた。
「(……普段から無表情の瑠唯(さん/ちゃん)が笑顔に⁉︎)」
瑠唯の突然の笑顔にこの場にいる彼女を知る者のほぼ全員が驚きを隠せなかった。普段は冷淡な表情でいる事の多い瑠唯が突然笑顔になったら驚かれるのも無理も無いが……。
その後、京介は順番に食べさせられたり、逆に千聖やましろ達から颯樹と京介に食べさせてと言わんばかりに無言で見つめてくるので、一人ひとりにちゃんと食べさせたり……と彼女達のささやかなわがままに付き合う事もしてあげていく内に時間があっという間に過ぎていくのであった────。
「すまないな京介、せっかくの休みに色々と手を煩わせてしまって……」
「いや、俺は気にしてないので問題無いっスよ」
深夜、颯樹と京介はホテルの屋上で星を見ながら今日の出来事について話し合っていた。本来は日替わりで帰る予定であったが、打ち上げが思いのほか盛り上がった影響と、電車も本数が少なかったので、乗り損ねてしまったのであった。帰る手段が無かったので、幸い近くにあったホテルが空きがあったので、至急手配してそこで今日はそこで寝泊まりする事となったのであった。
「そうか……。それなら僕が言う事は何も無い。でも一つ、聞きたい事がある」
「なんスか?」
颯樹も京介の言い分に納得してくれたが、一つ聞きたい事があるので真剣な目つきで京介を見た。
「……今日は楽しかったか?」
「もちろんっスよ」
真剣な目つきからにへらと笑いながら楽しかったかと尋ねてきた颯樹であった。それに対して京介も笑みを浮かべて楽しかったと返すのであった。
その後は暫く語らいをした後、2人は自分の部屋に戻って寝る事となった。しかし2人は部屋に戻ると、それぞれの部屋には恋人が待ち構えて一緒に寝ようと強要されたので仕方なくベッドインする事になったのはまた別の話である────。
まずは読んでくださった方、お気に入り登録をしてくれた方、こんな拙作を応援いただきありがとうございます!こんな拙作読んでくれるだけでもありがたいです!
3話連続の水着回「ちょっと待った!」…何、リサ?
リサ「「何?」じゃあないでしょ!アタシの扱い、2話連続で不遇だったんだけど!」
執筆してたら自然とこうなっちゃったの、ゴメンね。
リサ「「ゴメンね」じゃあないでしょぉぉぉぉぉぉぉ!」作者にグーパンする
ぐはっ⁉︎←リサのグーパンをモロに喰らって吹っ飛ぶ
京介「あらら、作者が吹っ飛ばされたか……なら俺が作者の代わりに色々とお伝えするか。まずは3話連続でお送りした水着回を読んでいただきありがとうございます。これからも頑張っていく所存です。 ……さて、此処で次回の投稿を予告すると本編をお送りするぞ。その後に11月19日に瑠唯の生誕記念回を予定してるから楽しみに待っててくれとの事だ」
瑠唯「今年も私の生誕記念回があるんですね」
京介「ヒロインの内の1人だからな。あって当然だよ」
瑠唯「そう。私としては嬉しいですね」
京介「あはは……それじゃあ予告もした事だし今回は此処で終わりにするか。それじゃあ……」
京介/瑠唯「次回もお楽しみに(下さい)」
予告とかありがとう……それでは、また次回の更新を楽しみにお待ち下さい。
R-18の小説を……
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