白き蝶に導かれて……   作:なかムー

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 お待たせしました!そんなに間を空けずに最新話投稿しました‼︎
 ちなみに前回言うの忘れたので補足します。この小説のヒロインはましろちゃんになります。(え、知ってた?知らない人もいるでしょ!)
 それを踏まえてこの小説をお読みください。あとオリキャラも登場します!

 では最新話どうぞ‼︎


第1話 進路

 SHR(ショートホームルーム)。学生生活においてほとんどの学校でも体験しているだろう朝と夕方それぞれ授業開始前と終了に行われている担任と生徒の数少ない交流の場のことである。

 内容によってはまちまちだが担任の愚痴やら聞かされたり、学校行事の重要なことがあるといった不要か必要かの話しのどちらかである。のだが……

 

 「それで……。」

 (なげーなー。)

 

 大体こういった話しは重要は話しは冒頭からしゃべって、あとはどうでもいい話しを延々と聞かされるのが多数である。

 更にクラス担任がゴリラ顔のオッさんなためか、生徒のほとんどは無駄話と感じ退屈になるだろう。確かに真面目に聞いてくれる生徒は二割もいないし、中には寝てる生徒だっているくらいである。

 ちなみに京介は大体重要なことは頭に入れているが、無駄話の八割は聞き流しているため退屈と感じる内の一人である。(残りの二割は自分の興味のある内容である。)

 

『キーンコーンカーンコーン』

 

 「じゃあ今日のSHRはこれまでだな。日直はあとで日誌を俺のところに提出な。それと流川。放課後進路指導の件で話があるから進路指導室に来いとの伝言だ。」

 「……了解っス。」

 

 チャイムが鳴ったと同時にSHRを終わりを告げたが、京介は呼び出しをくらったため、苦い表情になりながら返事をした。

 用件を伝えた担任は教室から出ていった。その直後クラスメイト達のほとんどは放課後何するか話しあったり、部活動やらバイトやら何か用がある者はすぐさま教室から出て行ったりする。

 しかし京介はその輪には入らず、すぐさま荷物をまとめて進路指導室に向かう準備をしていたのだ。

 

 「……あーあ、面倒だなぁ。」

 

 準備が終わった京介は背伸びしながらそう呟くも、呼び出しがあった以上行かなければならないため、今日は用事があるためすぐに済ませて早く帰ろうと決心した。だがその時、

 

 「おーい、ルカー!」

 「だからそれはやめろって言ってるだろ……。」

 

 突然誰かに呼ばれたのだ。しかし京介はその呼び方に不満げになりながら言葉を返し、声の方向へ振り向いた。そこには彼より身長が高く、ガタイのいい濃緑色のツンツン頭の少年が彼のところまで来ていたのだ。

 

 「別にこれくらいいいだろ?」

 「なんか弱々しく感じるからそのあだ名好きじゃないんだよ。」

 「いいじゃあねーか、同じ中学出身の友達じゃないか。」

 「はぐらかすな。あとお前は友達じゃなくて悪友。それにそれで呼ぶの、この学校中探しても多分お前くらいしかいないからな、一ノ瀬(いちのせ)。」

 

 京介は悪友……一ノ瀬(いちのせ)桃太(とうた)に呆れながらあだ名を指摘する。しかし一ノ瀬は口笛を吹かし、飄々とした態度で京介の肩に腕を掛けながら先程のことについて尋ねた。

 

 「まあまあ。しかしお前も呼び出しくらって大変だなー。」

 「あっちがしつこいんだよ、全く……。今日は予定があるから早く帰ろうと思ったのに……。」

 「ハハハ災難だな。しっかしお前、今日は呼び出しで昨日は下校時間までギリギリ残って勉強か。今日はわかるが昨日はどうして勉強してたんだ?」

 

 放課後に学校に残る京介に同情したのか一ノ瀬は肩に掛けている腕を組み直しウンウンと頷きながら彼に同情する。

 しかし二日連続で残っているのは知っているが昨日今日とで理由が違うため、疑問に思った一ノ瀬は京介に理由を尋ねた。

 

 「昨日妹と夕飯食べに行く約束してたんだけど、妹が生徒会の仕事で遅くなるからその間暇だから学校で自主勉してたんだよ。そんで予定を今日に変更したんだ……。」

 「あららそりゃ大変だ。妹さんには遅くなるってこれから連絡するのか?」

 「当然だろ?でもそれほど時間はかけないようにするさ。進路指導より妹の方が大事だからよ。」

 「おい、それでいいのか?」

 

 進路指導より妹と食事が大事と言いきった京介に対し、一ノ瀬は若干引きながらツッコむ。一ノ瀬は京介とその妹はそれぞれシスコンとブラコンということを知っているため言いきった理由については敢えて聞かなかった。

 

 「ま、まぁ忙しそうだからこの話しはこれくらいにしてさっさと進路指導済ませて早く妹に会いに行きな。俺はもうお(いとま)するわ。」

 「そういやお前何か用事があるのか?俺と悠長に会話してたけどいいのか?」

 

 流石に遅れて進路指導が長引いてその後の妹との約束が二日連続ずらすことになることを恐れた一ノ瀬は早い段階で話しを切り上げて京介に用事を済ませること促す。

 それとは裏腹に京介から何かあるのか尋ねてきたので一ノ瀬は彼の質問に答えることにした。

 

 「ん?あぁ俺か。俺はこれから部活に行くところだ。一応部員だからよ。」

 「あー、そういやお前テニス部って言ってたな。すっかり忘れてたわ。もうとっくに追放されてたと思ってたよ。」

 「それ酷くない⁉︎流石に哀しくなるぞ‼︎」

 「二ヶ月前まで幽霊部員だったやつがどの口ほざいてやがる。」

 「うっ!否定できねぇ……!」

 

 テニス部所属だということを忘れていた京介に一ノ瀬はツッコミを入れるが逆に正論を突き返されたのでぐうの音も出ない。

 一ノ瀬が頭を抱えながら唸っていると教室に誰かが入る音が聞こえた。二人が音の方へ振り向くとピンク髪のおさげの少女が怒った表情をしながらこちらに近づいてきた。

 

 「イッチー!今日部活でしょ⁉︎何こんな所で油売ってんのよ!」

 「げっ、上原⁉︎お前まだ部活行ってなかったのかよ⁉︎てか何で教室に戻ってきたんだ!」

 

 先程教室を出て行ったピンク髪のおさげの少女……上原(うえはら)ひまりに疑問に思ったのか、一ノ瀬は慌てながらもひまりがなぜ教室に来たのか尋ねたが彼女の答えはすぐに返ってきた。

 

 「部室に行く途中、イッチーを連れて来てって他の部員に頼まれたの!サボるのは確実だから帰る前に早く連れて来いって言われたの‼︎」

 「普通そこまで言うか⁉︎てか昨日行くって言ったよな⁉︎俺そんなに信用されてないの⁉︎」

 「二ヶ月前まで幽霊部員だった人が言っても説得力皆無でしょ!」

 「うぐっ!」

 「俺とほぼ同じことを言ってやがる。」

 

 同じようなことを言われて一蹴された一ノ瀬が床に跪き頭を垂れてしまった。そんな彼を放置して京介はひまりの元まで来て彼女に頭を軽く下げた。

 

 「すまない上原、邪魔してしまって。」

 「いや流川くんは悪くないよ。むしろイッチーの足止めをしてもらったから感謝したいくらいだよ。」

 「そうか……。そういえば一ノ瀬(この馬鹿)を部活に連れて行くんだろ?ならさっさと連れていってくれ。さっきから行きたくないって駄々こねて仕方なかったんだ。」

 「そうだったの?ごめんね、流川くんに迷惑かけちゃって……。」

 「いや、問題無い。心配すんな。」

 「それじゃあ連れていっちゃうけど問題無いよね?」

 「別に構わない。」

 「何このやりとり⁉︎なんか俺が部活行きたくないからルカと上原に迷惑かけた話しになってんだけどぉぉぉ⁉︎こっちは上原(お前)に言われなくても行くつもりだったの!」

 「「一ノ瀬(イッチー)、少し黙ってろ(て)。」」

 「理不尽過ぎるだろ‼︎てか何で息ピッタリにハモんの⁉︎」

 

 ショックから立ち上がり、一連のやりとりを見ていた一ノ瀬は二人の変な方向に進んだ話しにツッコむがあっさり一蹴されてしまった。しかしひまりは一ノ瀬のツッコミを無視し、自分の両腕で一ノ瀬の腕を掴んで組んだ。

 

 「それじゃ行くよ、イッチー!」

 「待て上原!腕を掴んで組むな!」

 「こうでもしないと逃げちゃうでしょ!」

 「違うって!お前のが当たってるから!」

 「なっ‼︎」

 

 一ノ瀬の腕はひまりの両腕に組まれている状態のため、その位置から女子特有のもの(しかも平均より大きい)に当たっていたのだ。

 ひまりはそのことに気がついたのか、すぐさま一ノ瀬の腕を離し、顔を赤くしながら彼に文句を言う。

 

 「ヘ、ヘンタイ‼︎」

 「お前の勝手にやったんだろうが‼︎」

 

 その後二人が口喧嘩を始めてしまい京介には蚊帳の外となってしまったが、彼自身も間接的ではあるが関わっているため放っておけずにいた。

 そして数分経ってもなかなか終わらないため拉致が開かないのと感じたのか京介は一ノ瀬の背後にこっそり近づいた。そして……

 

 「えいっ!」

 「〜〜〜‼︎(声にならない叫び声)」

 「えっ⁉︎えっ⁉︎……あっ。」

 

 一ノ瀬の股間を蹴り上げた。急所を蹴られた彼は声にならないくらい悲痛の叫び声を上げ、股間を抑えながら蹲る。

 ひまりは突然のことだったので一瞬戸惑ったが一ノ瀬の姿を見てすぐに状況を察した。

 

 「うぐ〜〜〜‼︎」

 「い、痛そう……。」

 「おい上原、今のうちにその馬鹿さっさと連れてけ。」

 「う、うん。そうするね。ありがとうね流川くん。さ、イッチー。早く部活行くよ!」

 「待て上原!あと少し待ってくれ!少しでいいから!な?な?」

 「とか言いながら逃げるチャンスを伺ってるんだろ?」

 「そのチャンスをへし折ったヤツが何言ってやがる‼︎」

 「つべこべ言わない!早く行くよ‼︎」

 「ちょっ、待て、引きずるなーー‼︎」

 

 蹲る一ノ瀬の首根っこを掴んだひまりはそのまま彼を引きずって教室から出て行った。

 京介は二人に手を振りながら見送った。しかし数十秒後何か思い出したのかすぐさま二人のもとに駆けつけた。

 

 「そうだった。一つ言うこと忘れてたわ。」

 「どうしたの?」

 (もしかして俺のことを心配しに来てくれたのか……。ありがとうルカ……。)

 

 一ノ瀬は京介が心配して自分の来てくれたのだと思っていたがそれは一瞬にして崩れることになった。

 

 「これ俺の連絡先な。途中アイツが部活抜け出すこともあり得るからもしそうなったらここに連絡してくれ。どうせ俺のところに泣きつくのは目に見えてるからよ。」

 「あらありがとう。あ、でも流川くん私の連絡先知らないからこの際LAIN交換しない?こっちの方が何かと便利だし?」

 「そういや知らなかったな。んじゃせっかくだから交換するか。」

 「うん、そうしよ!」

 「いや上原呼び止めた理由それぇぇぇ⁉︎」

 

 一ノ瀬の心配はせず、京介はひまりに自分の連絡先のメモを渡していたのだ。

 しかしひまりがスマホを出しながらLAINが便利だと指摘したため、すぐさまメモを制服のポケットに仕舞いスマホに持ち換えて彼女と連絡先を交換した。

 

 「交換完了。んじゃ俺呼び出しあったの思い出したからもう行くわ。それじゃあ上原、一ノ瀬(その馬鹿)のお(もり)頼むわ」

 「そういえばさっき先生言ってたね。ごめんね、こっちこそ邪魔しちゃって。今度お詫びとして何か奢るよ!」

 「お、サンキューな上原。んじゃまた明日な。」

 「それじゃあまた明日‼︎じゃイッチー早く行くよ‼︎」

 「俺の心配皆無かよ⁉︎ルカの薄情者ーー‼︎」

 

 本来の目的である呼び出しがあることを思い出した京介は一ノ瀬をひまりに任せてその場から立ち去った。背後から「薄情者ーー‼︎」だの「裏切り者ーー‼︎」と聞こえたが彼は振り返ることなく生徒指導室に向かうのであった。

 

_________________________________________________

 

 教室を出て行って数分後、目的地である生徒指導室に着いた。

 そして間を空けずに扉に3回ノックしてすぐに「入れ」と言われ、生徒指導室に入った。

 室内にある本棚には大学の資料や模擬試験の問題集がびっしりと陳列しており、室内のど真ん中には長テーブル二つ隣合わせで並べられており、椅子が四つ置いてある。内一つの席に座っていた眼鏡をかけたセミロングの女性教師が腕を組み、苛立ちを隠さずにこちらを睨みつけている。

 

 「すいませーん、遅くなりましたー。戸塚先生ー。」

 「遅刻とはとんだ御身分だな流川。今まで何をしていた?」

 

 遅刻してきた京介に対し、生徒指導の先生……戸塚は眉間に皺を寄せながら何故遅刻したのか尋ねてきた。

 放課後に遅刻も無いのにとぼやく彼は気だるげそうに遅刻したワケを話した。

 

 「途中荷物持ったおばあさんを見かけたので、荷物持って駅まで送ってあげましたー。」

 「嘘つけ!学校の中におばあさんがいるわけないだろ!だいいち駅まで行ったらお前そのまま帰るだろ‼︎」

 「あれ、バレました?」

 「バレるわ‼︎」

 

 嘘だと見破るのに3秒でバレる言い訳をした京介に戸塚はすぐにツッコミ、バレた瞬間真顔になったがすぐにヘラヘラとした態度で返す。

 戸塚の方も額に青筋を立てながらも、これ以上対応したらキリがないと察したので敢えて何も言わず席に座らせるよう促す。

 

 「まぁこの際遅刻した理由はどうでもいい。とにかく座れ。」

 「失礼しまーす。」

 

 京介は返事をした後、席まで移動し鞄を床に置き椅子に座る。しかしそれでもヘラヘラとした態度は変えなかったが、戸塚は気にせずに本題に入ることにした。

 

 「流川、お前何故呼び出しを受けたか理解できるな?」

 「皆目検討がつきません。」

 「お前ならそう言うと思った。本題はこれだ。」

 

 戸塚はそう言いながら机に置いてある自分のファイルからA4サイズの紙を一枚取り出し机の上に置き、京介の目の前に突き出した。

 しかし裏返しになっているためか白紙だが、裏に何かが書いてあるのがわかるが書いてある内容がわからない。

 

 「これが何か分かるか?」

 「あ、すみません。ラブレターなら受け付けてないっス。教師と生徒の関係なんで学校にバレたら……。それにタイプは年下なので尚更っス。」

 「何でこの状況でお前如きにラブレターを渡さなければならないんだ‼︎お前なんかこっちから願い下げだ‼︎てか違うわ!」

 

 京介から見当違いな答えが返ってきたので戸塚は額に青筋を増やしながらツッコんだ。そして裏返しになっている紙をそのままひっくり返す。

 そこには『進路希望調査票』と書かれていた。しかし問題はそこに記入されている内容であった。

 

 「何故()()の一言だけ書いてあと空白で終わらせてるんだ‼︎」

 「えー、どこも問題無いじゃないですか。」

 「問題だらけだろ‼︎」

 

 調査票に書いてある内容が就職しか書いてないところに腑に落ちないのか戸塚が京介を呼び出した原因である。

 

 「そもそもお前の学力ならどの大学でも余裕で合格出来るだろ。それに羽丘(ウチ)は進学校だ。何故就職する?」

 「えー、理由言うんすか?理由なんて良いじゃないですか。「納得できるか!せめて理由か職種くらい書け!それくらい当然だろ!」……まだ話しの途中ですよ、先生。」

 

 納得できない戸塚が理由を聞くも、京介は適当にはずらかすので彼女は怒りを露にしながら彼に注意する。しかし話しを遮られたため、京介は咳払いをして言おうとしていたことを付け足した。

 

 「それに進学校だからって必ずしも大学志望ってわけでもないでしょ?このご時世中卒でも一企業の社長にだってなれるし経歴じゃなくて実力主義にこだわることだってありますよ?」

 「……。」

 

 京介が付け足した話は確かに説得力があり一理あるためか戸塚は黙って彼の話に耳を傾けていた。しかしその表情は若干納得できないところもあるため不満を露にする。

 

 「屁理屈を……。まぁ、今日のところはもういい。これ以上何言っても無駄だからな。日を改めてまた呼び出す。それまで進路のことを考えておけ。」

 「……うーっす。」

 

 しかしこれ以上言っても何も進展しないと感じたのか戸塚はまた日を改めることを提案した。

 京介もそれに従うことにし、彼女に返事をした。そして彼は椅子から立ち上がり、鞄を持って部屋の扉を開けて出て行って振り返った。

 

 「失礼しましたー。」

 「……あぁ、気をつけて帰れよ。」

 

 そう言った京介に戸塚は一言だけ返した。その直後彼は部屋の扉を閉めた。その後彼が退出して少しの沈黙があったあと、彼女は額に手を当てて溜息をついた。

 

 「流川(あいつ)には困ったものだ……。」

 

 彼女しかいない部屋でそう呟くが、誰もいないためまた沈黙が続いた。

 

_________________________________________________

 

 「あー、やっと終わったー。全く、時間掛けすぎだぜ戸塚のヤツ……。だからいい歳してまだ独身なんだろあの女ァ……!」

 

 呼び出しが終わった京介だが、彼は進路指導室を出たあとはそのまま昇降口に向かい、靴を履き替え校門に歩き出している最中であった。

 しかし用事を済ませても予定が狂わされたのが原因かまだ苛立ちを隠していないのである。

 

 「やべ……、アイツに連絡するの忘れてた。さて、今から連絡を……ってうおっ‼︎」

 

 校門を出た直後、京介はスマホを取り出してロックを解除したがスマホの画面を見ると驚愕した。

 彼がまず目にしたのは妹からの夥しい量の着信履歴であった。主な内容として、約五分に一回ペースで電話をかけており、LAINのチャット画面を見ると数分前に『見たら返信お願いします♡』と一言だけ書かれていた。

 数分思考停止した彼だが、真っ先に妹に連絡しようと通話ボタンにタップしようとした時電話がかかってきた。相手を確認すると妹の名前が表示されていた。彼は冷や汗をかきながらもすぐ電話に出た。

 

 「も、もしもし……。」

 『遅いです‼︎キョウ兄様‼︎今まで何なさっていたんですか‼︎』

 「ご、ごめんな。ちょっと呼び出しくらってて時間くってた……。」

 『そうだとしても連絡の一つは入れてください‼︎』

 「ごめん。うっかり忘れてたんだよ、悪かった。今度可能な限り願いごと聞くよ……。」

 『えっ、ほ、本当ですか⁉︎』

 「あぁ、本当だ。でも()()()()()()

 「分かりました‼︎』

 

 電話に出た直後、妹から怒声をもらった京介だが今度そのお詫びをするで手を打つとして何とか落ち着いてもらった。しかし今の話しはそこではないので、本題に入ることにした。

 

 「今日の食事だが『あ、そうでした‼︎すみません、私としたことが‼︎』……とりあえず話しの途中で遮らないでくれ。ま、そのなんだ。今から行くか?」

 『是非‼︎今駅前にいるので早く来てください‼︎』

 「分かった。今から向かうよ……桜雪(さき)。」

 

 京介は妹……桜雪の電話を切ってすぐさま駅前に向かった。これから妹と合流するために。




 希望光さん、長瀬楓さん、理亜さん、咲野 皐月さん、セレスローサさん、斉藤努さん、あずらいとさん、まずお気に入り登録ありがとうございます‼︎こんな拙作にお気に入りしてくれるだけで感謝です‼︎
 これからも励んでいきますので最後まで応援よろしくお願いします‼︎

 今回Afterglowの上原ひまりちゃんが登場しました。「あれ、これモニカメインだよな?アフグロメインになってない?」ってツッコミは勘弁してください。
 設定の都合上こうなるのはわかっていますので。でも安心してください、ちゃんとモニカは出します。登場はまだ先になるので暫くお待ちください。

 活動報告に質問コーナーを設けてますので気になることがございましたら是非お願いします‼︎
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=260988&uid=346613

 あと今回の話しに出てきたオリキャラのプロフィールです。主人公の悪友を紹介します。(教員は省略します。)

【名前】一ノ瀬桃太(いちのせ とうた)
【性別】男 【年齢】17
【学年】高校2年生 【学校】羽丘学園 【クラス】2年A組
【身長】180cm 【体重】71kg 【誕生日】 9月23日(テニスの日)
【血液型】A型
【容姿】濃緑色のツンツン頭。橙色の瞳。褐色肌で精悍な顔付きで整ってる。
 普段着は黒のライダースジャケットにグレーのパーカー、ジーパンにスニーカーを着用。夏はタンクトップとハーフパンツにビーチサンダル。冬はグレーのタートルネックセーターにカーキ色のダウンジャケットを着用している。
【一人称】俺
【イメージCV】森嶋秀太
【概要】
 人当たりがよく誰とでも仲良くなれる陽気な性格。
 京介とは同じ中学の友達であり、彼の理解者的存在。(京介曰く悪友)
 根っからのスポーツマンタイプであり、体育の成績はトップクラス。ガタイが良く体格は筋肉質。
 しかし勉強は大嫌いであり、定期試験も下から数えたほうが早いくらい成績が悪い。(京介曰く羽丘は()()()()合格したらしい)
 普段は前述のとおり陽気な性格と同時にトラブルメーカーでもある。

 1年生のときはB組で、蘭以外のAfterglowのメンバーと同じクラスであり仲が良い(後から蘭とも仲良くなった)。
 蘭(本編未登場)とつぐみからは苗字呼び。(蘭は呼び捨て、つぐみはくん付け)
 巴(本編未登場)とはお互い名前呼び。
 モカ(本編未登場)とひまりからは「イッチー」というあだ名で呼ばれている。
 特にひまりとは同じ部活のため、Afterglowの中で一番仲が良い。

 顔はいいが前述の通り勉強嫌いとトラブルメーカーが災いして女性からはモテない。(Afterglowのメンバー曰く黙ってればカッコよく、喋れば三枚目らしい)
 部活動はテニス部所属。諸事情があって本編の二ヶ月前まで幽霊部員になってたが京介の助言で復帰した。
・趣味:筋トレ(ジムに週二通い)、カラオケ(音痴。しかも自覚無し)
・好きな食べ物:肉類、プロテイン入り牛乳
・嫌いな食べ物:トマト、にんじん、ブロッコリー
・家族構成は父親、母親、姉

 ガールズバンドはAfterglowを通して知り、ライブによく行くため精通している。
 パスパレの白鷺千聖(本編未登場)のファン。余談だがパスパレのライブで偶然隣の席でライブ観戦してた『二色髪の中学生』と意気投合して親友になった。
 よく京介をパスパレのライブに誘おうと画策してるが必ず失敗する。そのあと二色髪の子にどうすればいいか相談してる。

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