白き蝶に導かれて……   作:なかムー

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 皆さんお待たせしました、今回は予告していました八潮瑠唯の誕生日回になります!

 瑠唯「今回は私がメインなんですね。」

 そうだよ。

 京介「しかし今回の話し何だけど……」

 今回?あぁ、実は時系列で言うとMorfonica2章『fly with the night』が終わった後だよ。

 瑠唯「なるほど……。」
 京介「しかし本編のネタバレになるけど大丈夫か?」

 お、遅れたぶんのツケだよ……(動揺)

 京介「オイオイ……。」
 瑠唯「早く本編に入りましょうか。」
 京介「そうだな、では……。」
 京介・瑠唯「「どうぞ。」」

 お待たせして申し訳ございません。今回は先程仰った通りMorfonica2章の後日ってことになってます。ネタバレになりますのでそこは温かい目で見てくれたらありがたいです。

 では、どうぞ!




八潮瑠唯誕生日回 正論

 「ルイと放課後デートしてきてよ、きょーさん!」

 『えっ……?』

 「はぁ…突然何言い出すんだ?」

 

 とある日の放課後、今日はバンド練習と生徒会も無く京介は自宅にのんびりしようと思っていたが透子の一言で瑠唯以外の全員が京介の自宅にお邪魔している。(瑠唯は今日は用事があるため不在である。)

 

 桜雪もこの日は生徒会の仕事も休みなようで京介と一緒に後輩達をもてなす準備をしていた。しかし透子のある発言をしてその場にいた全員が一瞬固まった。もちろんこの場にいた桜雪も驚きを隠さなかったようで紅茶を淹れている途中で手を止めた。

 

 そして京介は何故そんな事をいい出したのか透子に尋ねた。

 

 「ほらもうすぐルイの誕生日じゃん?」

 「確か今週末のはずだがどうした?」

 

 京介が透子にそう言われてカレンダーを見ると11月19日に『瑠唯の誕生日』と赤字で書かれていた。

 

 それを確認した京介だがそれは答えになってないため、透子にさらに追求してきた。

 

 「きょーさんとルイの二人でデートしてサプライズとしてあたしらでルイを祝う…完璧の流れじゃね?」

 「阿保、瑠唯の性格からしてサプライズってすぐ察するし興味無いって即一蹴されるよ。」

 

 どうやら瑠唯にサプライズを計画していたようで透子は自分で考えてきた案を提示したが、彼女の性格を考慮するとすぐに気づかれるためサプライズの意味が無いと京介は断言した。

 

 それを聞いた透子以外は納得したのか首を縦に振った。しかし透子も負けじと京介に対し反論してきた。

 

 「そんなことないって!最近きょーさんが提案することだってすぐとは言わないけど賛成してくれるじゃん!だからきょーさんがデートに誘っても多少考えてくれますって!」

 「だといいんだけどな……。」

 

 つい最近ではあるが、瑠唯がMorfonicaを脱退を宣言した。しかしましろ達はもちろん、京介も納得しなかったのか脱退を撤回するよう彼女を説得した。そして色々あって瑠唯がMorfonicaに再加入した日から、彼女はいつもと同じ雰囲気ではあるが京介に対してはどこか若干甘いみたいである。

 

 「るいるいときょーさん先輩のデートするところ、広町的には見てみたいなぁー。」

 「それ遠回しについてくるって言ってるようなものじゃないか。」

 「え、えーっと……。」

 「つくし、言葉が出ないなら無理に言わなくていいから。」

 「…………。」

 「桜雪、お前はとりあえずその持ってる刃物は仕舞え。」

 

 これを聞いた七深が野次馬目的でデートについて来る気マンマンで呟いたり、つくしが何て言葉を掛けようか考えてはいるが結局言葉が出なかったりしている中で桜雪はキッチンから持ち出したであろう包丁を持って何処かに行こうとしているのを京介が止めていた。

 

 「るいさんと京介さんがデートか……。」

 「まだ決まったわけじゃないがな。」

 

 その光景を見ている最中でましろは目の前にいる京介と今いない瑠唯とデートするのに何処か複雑な表情をしていた。桜雪を落ち着かせた京介は彼女から取り上げた包丁をキッチンに仕舞い終わってまだ淹れ終わってない紅茶を注ぎながらましろに確定ではないと返した。

 

 しかしましろはそんなことお構いなしに言葉を続けた。

 

 「で、でもるいさん…京介さんに好意を持ってるからるいさんからしたら喜ぶけど私としては複雑です……。」

 「…………。」

 

 確かに瑠唯がMorfonicaに再加入した後から京介に対してさりげなくアプローチを仕掛けたり京介に褒められると何処かしらか顔をほんのり赤く染めたりしている。Morfonicaのメンバーはもちろん桜雪も瑠唯の京介に対する好意を気づいている様子である。

 

 余談だが当の本人である京介もそのことを知っているが彼女には黙っている。

 

 それはさておき、京介は数分考えてひと息ついてある事を呟いた。

 

 「……まぁ、アイツだけ俺から何も無いってことになるからな……デートくらいなら大丈夫か……。」

 

 瑠唯の好意に気づいているからこそ京介は彼女に何か思ったのか透子の案に乗ることにした。

 

 企画した透子は京介にの出した答えに納得したのかカラカラと笑いながら京介の方を見た。

 

 「あたしはきょーさんから祝ってもらう気マンマンですよ!」

 「みんなー。今年の透子の誕生日、祝うの無しにしようぜー?」

 「わぁー!冗談、冗談ですって!」

 

 烏滸がましい態度をとった透子に若干腹を立てたのか京介は透子だけ誕生日だけ祝うのを無しにする提案を出した。それを聞いた透子は顔を青くしながらすぐに京介に謝って

 

 「とりあえずデートに誘ってみるよ。断られたら別のやり方で瑠唯をもてなすとするよ。」

 「…………。」

 

 結局瑠唯をデートに誘うことにした京介。透子はもちろん七深とつくしは『おーっ!』と声を上げた。だがそれを聞いた桜雪は何処から取り出したのか分からないが片手に金属バットを持って外に出ようとした。

 

 「桜雪、お前はとにかく手に持ってる金属バットを離して落ち着け!」

 

 それを見た京介は桜雪が何かしでかすのは明白なのですぐに彼女にしがみついて止めようとした。しかしこの時の桜雪の力は強かったようで中々止まらなかった。

 

 透子達も危険を察知したのか京介と一緒に桜雪を止めるのを手伝った。その光景を見たましろはため息をついた。

 

 「はぁ…前途多難だよぉ……。」

 

 どうやらましろは瑠唯の誕生日当日のことを心配している。さて、どうなることやら……

 

________________________________________________

 

 11月19日

 

 放課後、羽丘学園の最寄駅で一組の男女…京介と瑠唯がいた。事前にここで集合して放課後にデートに行こうと計画していた。というより京介の方から瑠唯に説明していたようで、彼女はすぐに理解したのか即OKしてくれた。

 

 そしてお互い学校が終わり、放課後のデートに行くわけだが……

 

 「すまないな瑠唯、時間をとらせてしまって……。」

 「別に構いません。それに私も京介さんと何処かに出かけたいと思っていました。」

 

 突然の提案をしたのかどこか申し訳なさそうにしている京介だが、瑠唯の方はいつもの表情で何も問題無いと返した。

 

 この時京介は気づいていなかったのか瑠唯自身表に出さなかったのか定かではないが、瑠唯自身は目の前の彼とデートに行けることに内心喜んでいた。

 

 そして二人は合流した後は放課後の町に赴くが、移動中京介は気になったことがあったのか瑠唯にそれを尋ねた。

 

 「そういえば瑠唯って学校が終わったら何処か行くとかってあるのか?」

 「寄り道は全くしないわ、それだったら真っ直ぐ家に帰るわ。」

 「帰っていつも何してるんだ?」

 「食事や入浴等を除けばヴァイオリンの自主練習と授業でやった予習復習…くらいだわ。」

 「そ、そうか……。」

 

 『マジか……。』……それを聞いた京介が真っ先に頭に出た言葉である。学生の大半は学校が終わったら寄り道していくものであるが、瑠唯みたいなケースは希である。それをどうしようか考えたが何も思い浮かばない…しかしこのまま行ったら時間の無駄になりそうなので意を決するしかない。そう思った京介は彼女にある提案をした。

 

 「……なら、これからデートに行くわけだがその道中のどこかでプレゼントを買いに行くか。」

 「…………。」

 

 まさかのプレゼントを見て買うという方法に出たのだ。確かに瑠唯自身あまりプライベートのことは自分から話さない方なので流石の京介も彼女のプレゼント、何にしようか今日まで迷って結局買わずじまいになってしまったのだ。

 

 京介の提案を聞いた瑠唯は無言で考えた。確かに京介らしくない考えであったが、瑠唯は自分も思い当たることがあるのでなんとも言えなかった。

 

 そしてひと息吐いて京介の提案に答えることにした。

 

 「……分かりました、そのお誘いに乗りましょう。エスコート、お願いしますね?」

 「了解したよ…お嬢様?」

 

 京介の出した提案にのるようで瑠唯はOKを出した。それを聞いた京介は瑠唯を町まで案内するべく彼女の手を握った。

 

________________________________________________

 

 町に到着して何処に行くか考えた京介だが、瑠唯に「ショッピングモールの方が色んなものを取り揃えているからそこで選んだ方が効率がいいのでは?」と指摘されたため、彼は頬をほんのり赤く染めてしまった。

 

 どうやら自分がウッカリしたので京介は恥ずかしい…と思ってしまった。余談だがそれを見た瑠唯は可愛いと思ったのは別の話しである。

 

 そして瑠唯の提案にのって数分後、二人はショッピングモールに到着した。

 

 だがしかし……

 

 「そういえば瑠唯、何か欲しいものってあるか?」

 「特別欲しいものは今のところありません。」

 「……俺が何か買ってあげるって言ったら何が欲しい?」

 「京介さんにお任せします。」

 「それ一番困る注文だぜ……。」

 

 案内マップを見ながら京介は瑠唯に質問したが、薄々気づいていたが彼の頭を悩ませる回答が返ってきた。

 

 こればかりは京介も頭に手を抱えて悩んでしまった。とりあえず何もしないと始まらないので動くことにした。

 

 「まぁとりあえずこの辺見て周るか、もしかしたら目ぼしいものが見つかるかもだしな。」

 「でもそれだと時間の無駄では?」

 「迷ったらとりあえず模索するのが大事だ。」

 「……分かりました。立ち往生しても仕方ないですし、それで行きましょう。」

 

 とりあえずショッピングモールのため色んなジャンルが取り揃えているためモール内を見て周ることにしたが、瑠唯に時間の無駄になるのではと指摘されたが何も動かないよりマシだと遠回しに言った京介であった。

 

 瑠唯も京介の考えを聞いて、考えて時間を喰うより探した方が効率がいいと考えた彼女は彼の考えに従うことにした。

 

 そして考えのまとまった二人は、行動を共にすべくお互いの手を握りあった。

 

 ・

 ・

 ・

 

 そして散策開始から約一時間後

 

 「結局見つからんとはな……。」

 

 あれから何がいいか探したが瑠唯にとって特に目ぼしいものが無く途方に暮れていた。

 

 どうしようか考えようとして瑠唯の方へ振り向いたその時……

 

 「…………」

 「どうした、何を見てるんだ?」

 

 瑠唯がある一点を見つめて立ち止まっていたのだ。京介は何事かと思い尋ねると彼女は見つめた方へ指を差した。そこには……

 

 「もしかしてあれか?」

 「……はい、一目見た途端何だか惹かれました。」

 

 瑠唯が指差したのはアクセサリーショップに展示してある深緑色の蝶を象ったネックレスであった。瑠唯自身何故そう思ったか理解できなかったがどうやら無意識のうちに惹かれたようで立ち止まって見てしまったのだろうと京介は考えた。

 

 それを見兼ねた京介はすぐさまアクセサリーショップに入った。その数分後、京介の手にはラッピングされた片手サイズの小箱を手に持っていた。そしてその小箱を瑠唯に手渡す。

 

 「ほらよ。」

 「よろしいのですか?」

 「よろしいも何も今日はお前の誕生日だ、プレゼントの一つや二つ買ってあげなくてどうする。」

 「……そうですね。あと失礼ですが開けてもよろしいでしょうか?」

 「どうぞ。」

 

 京介に許可を取って包装紙を取り小箱を開けると先程の蝶のネックレスが入っていた。瑠唯は薄々気づいていたがまさか本当にプレゼントしてくれるとは思いもしなかったようで顔には出さないが驚いているようである。

 

 「ありがとうございます、京介さん。」

 「ど、どういたしまして……。」

 

 薄らと笑みを浮かべて京介にお礼をした。そして京介はそのお礼を照れているのか眼を逸らしながらだが受け取った。

 

________________________________________________

 

 その後ショッピングモールを出た二人が向かう先は七深の家のアトリエであった。京介がプレゼントを渡した後つくしから連絡があってすぐにアトリエに来るように言われた。

 

 そしてその道中で瑠唯がふとある事を歩きながら言った。

 

 「……私がMorfonicaを脱退した時、京介さんが一番動いてくれたようですね。」

 「あぁ、あの時か……別に特別俺は何もしていないぞ。」

 

 どうやら話しの内容は瑠唯がMorfonicaを脱退した時のことである。その時に一番動いてくれたのが京介である言ったが彼は真顔で何もしてないと返した。それを聞いた瑠唯は小さくフフフと笑って言葉を続けた。

 

 「私、あの時京介さんが言ってくれたことは忘れてません。今でも感謝しています。」

 「礼を言われることはしてない。」

 「しかし貴方があの時、あの一言がなければ考えは変わってなかったかもしれません。」

 「……あの言葉か、でも同じようなことを七深も言ってただろ?」

 

 京介は桜雪を介して瑠唯に脱退を撤回するように頼み込んだが彼女は考えを変えずにいたのでどうしてか悩んでいると、七深も手伝うと言ってくれたので七深と協力してどうするか行動したのだ。

 

 そして京介と七深は瑠唯が置いていった未完成のスコアを見て、瑠唯が悩みに悩んでいたことであるという答えに辿り着いた。そして瑠唯と対面した時、二人はその事を指摘して瑠唯にスコアを返して作曲するように促したのであった。

 

 「確かに広町さんにも京介さんと同じことを言われた時は私も内心驚きました。京介さんだけならまだしも広町さんに諭されることになるとは思いもしませんでした……。」

 「…………」

 

 まさか七深が自分と同じことを言うことになるとは……。当時その場所にいたので七深と瑠唯のやりとりを間近で聞いていたのでハッキリと覚えている京介であった。そしてお互い黙ってしまったので京介は話しを続けるべく口を開いた。

 

 「……確かお前はあの時『感情を優先した先にあるもの。そこにあったのは『自惚れ』と『自己満足』……』って言ってたな。」

 「はい。あの言葉、京介さん達だけでなく私自身にも言っていたのは事実ですが、それで悩んでいたとは……。」

 

 瑠唯はかつて自分が言った言葉を聞いた時、表に出さなかったが何処か困惑したようで視線を逸らしてしまった。しかし京介はそんな事はもう気にしていないようでそこから言葉を続けた。

 

 「いや、お前はその時悩んでたからそこまで考えが至らなかったんだ。それは気にすることじゃない。」

 「……そうですね。」

 

 『自惚れ』と『自己満足』。当時瑠唯は頭にその言葉がよぎったようで瑠唯はそれに悩まされていたようだ。そして京介がそれについて諭すと瑠唯は彼の言葉に心が響いたのかすぐ納得したようだ。

 

 「……ごめんなさい、急にこんな話しをしてしまって。」

 「いや、問題無い。」

 

 突然こんな話しをしたのか瑠唯は立ち止まって何処か申し訳なさそうな表情になった。京介も特に気にしてないようでサラリと受け流した。

 

 「そう…この話しはここで終わって話題を変えてもいいかしら?貴方に言いたいこと…いや、したかったがあるの。」

 「いや、大丈夫だ。それでしたかったことって?」

 

 この話しをここで終わって、したいことがあると言った瑠唯であったが、疑問に思った京介が聞き返したところ彼女は彼に突然近づいた。

 

 「私…貴方のことを時々意識してしまうの……。」

 

 瑠唯は京介の周りを歩きながら彼について思っていることを語り始めた。

 

 「……おそらく好きという感情に近いわ、でも貴方には好きな人がいる、それは十分に理解しているわ。でもそれだけで自分の想いを告げないのは理由にならないわ。」

 

 そして京介に貴方が好きだとカミングアウトした。京介は突然の事で戸惑いを隠せなかったが顔には出さず平然とした態度になる。

 

 「私が貴方に振られても私は貴方一筋なことに変わりないわ。」

 

 そして瑠唯は京介の右隣まで近づいて彼に抱きつき始めた。

 

 「だから……」

 「何だ…『チュッ♡』……⁉︎」

 

 そして瑠唯はすぐさま言葉を繋げようとしたが京介は何事か尋ねようと声をかけたがその直後耳元で音が聞こえた。そして右頬に何やら柔らかい触感がしたのをすぐに理解した。それは……

 

 「……これがしたかったの…あと貴方がどんな選択をしても受け入れるわ、先程も言ったように貴方一筋だから……。」

 

 瑠唯は右人差し指で自分の唇を添えながら彼女の望むことを済ませたと言った。どうやら瑠唯は京介の頬にキスをしたようで、彼女はいつもと同じ表情だがキスした影響か顔をよく見ると顔がほんのり赤くなっていた。

 

 「お、おう……。」

 「さて、行きましょう。この後はみんなで私を祝ってくれるんでしょ?」

 

 京介は突然キスされたのでどこかぎこちがなかった。しかし瑠唯はすぐさま平然とした表情で次は自分の誕生日を祝ってくれるのではと尋ねてきた。

 

 「……お察しの通りだ。行きましょうか、お嬢様?」

 

 そう言って京介は瑠唯の手に取って七深の家のアトリエに向かうのであった。

________________________________________________

 

 その後七深の家のアトリエに到着した二人はすぐさま瑠唯以外のMorfonicaのメンバー全員と桜雪が出迎えてくれた。

 

 そして案内されるといつもバンドの練習に使ってるスペースに行くとそこにはいつもと違って誕生日用に綺麗に装飾やらされていた。そして……

 

 「おめでとう、るいさん。」

 「「おめでとうルイ(さん)!」」

 「おめでとうるいるい〜。」

 「おめでとうございます、瑠唯さん♪」

 「ありがとう、みんな。」

 

 全員が瑠唯に祝福の言葉を掛けた。透子達だけではならず、学校の先輩である桜雪も祝福してくれたようだ。そして瑠唯は薄らと笑みを浮かべた。

 

 「ルーイー、めっちゃゴキゲンじゃん!何かいいことあった?」

 「……あまり話すことではないけどあえて言えば()()()()()が手に入ったことよ。」

 「そっかー。」

 

 普段から表情を表に出さない瑠唯であるが、先程のこともあって周りに指摘されるくらいに嬉しいと顔に出ていたようだ。

 

 そして瑠唯は口に出すのはアウトと感じたためところどころぼかしながら淡々と返した。その返答を聞いたましろと桜雪以外の全員は何処か納得したようだ。

 

 「……何かありましたか?」

 「いや、特に何も無かったぞ?強いて言うなら瑠唯の欲しいものをプレゼントして世間話したくらいだな。」

 「……そうですか、分かりました。」 

 「…………。」

 

 ましろは何か腑に落ちないところがあったのか京介に尋ねた。そして京介は流石に先程のことは喋ったらマズイと感じたのかところどころ伏せたが正直に話した。

 

 するとましろは何処か複雑そうにはしてたが納得してくれたようで首を縦に振った。

 

 そして……

 

 (おそらく瑠唯さんはキョウ兄様に()()()()のは明白ですわ…今度、瑠唯さんとオハナシをしなくてはなりませんわね……。)

 

 桜雪は何かあると感じたようで何やら良からぬことを考えていたようだ。どうやら瑠唯に何があったか尋ねることにしたようだ。しかし彼女はまだ知らない。瑠唯に聞き出そうとしたが思わぬ邪魔がはいることになることに……。

 

ーー終わり

 

 




 氷結竜ソフィーナさん、D・MAKERさん、だだの小説好きな人さん、お気に入り登録ありがとうございます!こんな拙作にお気に入りしてくれるだけで感謝です!
 これからも励んでいきますので最後まで応援よろしくお願いします‼︎

 今回の八潮瑠唯の誕生日回、いかがでしたか?今回の話しを見てわかりますが、瑠唯さんのフラグが立つことになっちゃいました、テヘッ。

 京介「マジか……。」
 瑠唯「フフフ……。」
 ましろ・桜雪「…………。」
 京介「そんな眼でこっちを見ないで貰えるかな、二人とも……。」

 ま、まぁ先の話しになるから、どうなるかは楽しみにしてね♪

 京介「そうだな、それじゃあ……。」
 瑠唯「次回の誕生日回は桐ヶ谷さんの誕生日当日に投稿予定なので楽しみに待っててください。」

 京介・瑠唯・透子「次回をお楽しみに(!)」
 京介「さりげなく出てくるな。」
 透子「テヘッ♪」

 次回は本編を予定してますが、透子の誕生日回と並行して執筆してますので少し遅くなりそうです。それまで楽しみに待っていただけたらなと思います。

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