白き蝶に導かれて……   作:なかムー

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 皆様お待たせしました!

 今回は前回の続きをお送りします♪ その流れでRoseliaのライブ回になります。

 香澄「ねぇ私の出番は?」

 今回も無いんだ、ごめんね。でも次章は出すから……ね?

 香澄「うん、分かった。」
 
 ありがとうね。 ちなみに幕間1は今回で終わりにして次回からは新章に移りたいと思います♪

 香澄「そうなんだ……それじゃあ早く本編に入ろうよ!」

 そうだね。 前書きは短くなりますが、それでは……

 香澄「『どうぞ!』」


幕間1ー3 〜青薔薇の花言葉を聞くと何だか勇気づけられる感じがする〜

 「アレ、大所帯じゃん?」

 

 京介達が羽沢珈琲店でお茶をしながら雑談をしていると、偶然Roseliaのメンバーのリサと友希那と紗夜と出くわした。

 

 「蘭達と京介とその友人と……見慣れない君は二年の転校生であってるかな?」

 「そうですけど貴女は……?」

 

 そして咲恋を見ると京介の隣りに座って見慣れない咲恋が誰なのかを尋ねてきた。

 

 「アタシ今井 リサ♪君の先輩に当たるよ☆ こっちの銀髪は友希那でもう一人が紗夜♪」

 「初めまして、湊 友希那よ。」

 「同じく初めまして……氷川紗夜です。」

 「ご丁寧にありがとうございます……あたしは香月 咲恋です。」

 

 咲恋も突然の事で戸惑ったが、平常に保ってリサに誰なのかを尋ね返した。そしてリサは自分の自己紹介をしつつさりげなく友希那と紗夜の紹介もした。

 

 丁寧に自己紹介をされたので、咲恋も礼儀だと感じたのか自分も自己紹介で返したのであった。

 

 「それで今井せ「こーら!」!」

 

 京介はリサ達が何故此処に来たのか分からなかったようでリサに尋ねようとしたら突然彼女にデコピンをされた。

 

 しかし京介は何か勘づいていたようで、事前にリサのデコピンが届かぬよう未然に手を防御していたのであった。

 

 「……何すんの?」

 「それはこっちのセリフですよ。 デコピンされそうになったので事前に防ぎました。それ以外理由は要ります?」

 「このぉ……!」

 

 デコピンを不発にされたリサが不服そうに京介に言及したが、当の本人は真面目な正論で返したのだった。

 

 「それでいま「リサ」…今井せ「リサ」……今井「リサ」…い「リサ」……今井せん「リサ」…いま「りさ」…今井「リサ」今井せんぱ「リサ」……今井「リサ」…い「「ちょっと待って(下さい)!」」……何?」

 

 話しが逸れたため戻そうと京介がリサを尋ねようとしたが、リサは自分の名前を強調しながら名前で呼ぶよう遮ってきた。しかし対抗心に火が点いたのか京介は断固として拒否した。

 

 そして暫く言い合う内に誰かが止めに入った。京介とリサが誰かと見ると、そのに蘭と紗夜がいた。二人は何があるのか尋ねた。

 

 「それでは話しが進みません!」

 「ていうかどっちも折れないし!」

 

 言い争いになることを予期した蘭と紗夜が止めに入った。そして京介達のやりとりを見ていた蘭と紗夜はそれぞれの悪い点(しかないが)を指摘した。

 

 「だって今井先輩が……。」

 「だって京介が……。」

 「「子供(です)か‼︎」」

 

 京介達はバツが悪そうに俯きながら誰が悪いかお互いを指を差し合った。二人の対応が子供のようだと蘭と紗夜にツッコミを入れられたのは言うまでもない。

 

 「……こうなったら拉致が開かない。京介、店の外に出なよ?」

 「いいだろう。」

 

 話しがまだ終わってないのかリサは親指で出入り口を差しながら京介に外に出るよう促した。京介も一つの『挑戦状』と受け取り承諾した。しかし京介は『少し待ってくれ。』と言って制服の内ポケットから財布を取り出しつぐみに差し出した。

 

 「一旦預ける、食い逃げと間違われないようにな。 終わったらすぐに戻る。」

 「へぇー、意外と真面目なんだね〜。 つぐみ、アタシのも預かるよ。」

 「え……は、はい!」

 

 食い逃げと間違われて捕まらないよう処置を施した京介に感心したのかリサも自分の鞄から財布を取り出してつぐみに差し出した。

 

 つぐみも一瞬キョトンとしながらも瞬時に二人の言ってることを理解して二人から財布を受け取った。

 

 そして受け取ったのを確認した京介とリサは店の外へ出た。

 

 「先に言っておくが今謝れば全て水に流しますが?」

 「アタシがそのように見える?」

 「一応、だ。 でもそれは愚問だったようだ。」

 「フフン、理解できててなにより☆」

 

 そして道のど真ん中で二人は向かい合うように体勢を構えた。そして少しばかりの問答を終えた二人はお互いに拳を構えてその状態で右手を差し出す。

 

 「まさか……!」

 「二人とも、やめなさい!」

 

 心配になった蘭と紗夜も外に出て様子を見に来たが、京介達が拳を構えてる所を目撃した。嫌な予感を察知した蘭達が京介達を止めようと駆けつけた。しかし……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「「最初はグー、ジャンケンポン‼︎」」

 「「いや、ジャンケン(ですか)⁉︎」」

 

 ……殴り合いが始まる、と思いきや京介とリサはジャンケンを始めたのだ。二人の予想外の行動に蘭と紗夜はズッコケながらツッコミを入れたのであった。

 

 ちなみにこの時京介とリサはお互いグーを出してあいこになった。

 

 「「あいこでしょ! あいこでしょ! あいこでしょ!」」

 

 その後もチョキ、グー、パー……とあいこが続く二人であった。

 

 「全く、人騒がせな……。」

 

 この光景を見ていた紗夜は呆れながら二人がジャンケンをしている所を見ながら溜め息をついた。

 

 「でも紗夜さん、ジャンケンならすぐに決着がつきますし平和的だと思いますよ?」

 「……それもそうですね。」

 

 隣りにいた蘭はむしろこっちの方が幾分マシであると進言した。蘭の意見を聞いていた紗夜も少し考えて彼女に同意するのであった。

 

 しかし……

 

 「「あいこでしょ! あいこでしょ! あいこでしょ!」」

 「「いや、長すぎ(です)!」」

 

 京介達がジャンケンを始めて10分が経った今でも、二人はまだあいこが続いていた。流石の蘭達も口を揃えてツッコミを入れざるを得なかった。

 

 しかし京介達はそれにお構いなく、ジャンケンを続けていたのであった。あいこが続くのを見た蘭達は流石に止めた方がいいと判断し、モカ達に協力を仰ごうと店内に入ろうとした。しかし……

 

 「いけいけ京介!」

 「京介、頑張りなさい!」

 「リサ先輩ファイト〜。」

 「リサ、たかがジャンケン……でも勝ちなさい。」

 「いや、応援するな! 止めろ!」

 

 いつのまにか店外にいたモカ達が京介とリサのジャンケン勝負を見学していたのであった。蘭もこればかりは応援ではなく止めるように注意した。

 

 ちなみにモカ達以外にも他の通行人も野次馬に入っていたのはいうまでも無い。

 

 そして……

 

 「「あいこでしょ! ……!」」

 「これは……!」

 「やっと終わった……。」

 

 更に5分が経ち、あいこを繰り返した二人だが、京介がチョキでリサがパーを出して結果京介に軍配が上がったのであった。

 

 「……今回はアタシの負けだよ。」

 「潔いな、アンタ。」

 「流石にアタシも負けは認めるよ☆」

 

 負けてショックを受けると思っていたが、逆に割り切ったようにニコッも笑うリサであった。しかしその目には負けた悔しさからか涙が少しばかし出ていた。

 

 「……分かった、アンタの敬意に評して『リサ先輩』って呼ぶよ。」

 「いいの? 京介が勝ったんだよ?」

 「勝者は俺だ。 決める権利は俺にあるさ。」

 「……分かった。これからもよろしくね、京介☆」

 「もちろんさ。」

 

 リサは京介に右手を差し出した。そして京介もそれに応えるかのように右手を出してリサと握手した。それを見たモカ達や野次馬に入ってた通行人から拍手を贈られ、二人は称賛を浴びたのであった。

 

 「なにこれ……。」

 「何ですかこれは……。」

 

 一方、蘭と紗夜は話について行けずただただ呆然とするのであった……。

 

________________________________________________

 

 「ライブ?」

 「そうよ、そのための打ち合わせをするのよ。」

 

 ジャンケンを終えて一度店内に戻った全員が友希那の口からRoseliaのライブが行われるからそれの打ち合わせで羽沢珈琲店に来たのだと告げるのであった。

 

 ちなみにあこは学校で、燐子は家でそれぞれが用事があるため、二人は不在であった。

 

 「それでライブはいつやるんですか?」

 「二週間後の土曜日、昼の三時にライブハウス《CiRCLE》で行われます。」

 

 咲恋がライブはいつ行われるか尋ねたが、紗夜が丁寧に教えてくれた。しかしそれを見たリサは何かを閃いたかのように指を鳴らした。

 

 「あ、それなら皆んなもアタシ達のライブに来ない?それに京介はガールズバンドについて勉強してるからいい機会だと思うよ。」

 

 リサがRoseliaのライブに京介達を招待する事を提案してきた。それと同時に京介の配慮も考えての提案である事が窺える。

 

 「なるほど……なら行くとしよう。他はどうする?」

 

 京介はリサの言い分を聞いて行くことを決意表明した。それと同時に誰が行けるのか尋ねた。

 

 「アタシは行くぞ。 あこの応援に行かないとな。」

 「モカちゃんも行きま〜す。」

 

 巴とモカもライブに行く事に同意してくれた。これなら全員参加もあるだろうと高を括った。しかし……

 

 「わり、その日部活の練習試合があるからこれねぇ。」

 「ゴメン、あたしはその日家の用事で来れない。」

 「私もイッチーと同じく……。」

 「私も実家の手伝いがあって……。」

 

 一ノ瀬を筆頭に蘭とひまりとつぐみは各々で用事があって来れないようだ。

 

 「そうだ、せっかくだから咲恋も来たら? オススメするよ☆」

 「あたしですか?」

 

 リサは咲恋をRoseliaのライブに招待した。それに対して咲恋は無言で考えた。

 

 「分かりました、せっかく招待されたので行きます。」

 「了解、分かったよ☆」

 

 咲恋はそのお誘いに乗ることにしたようだ。これにはリサも笑顔になる。

 

 「話しはまとまったようね。」

 「あと一ついいですか?」

 「何かしら?」

 「あと五人くらい追加でいいですか?」

 

 友希那は話しがまとまった事に感心すると、京介は急に人数について聞いてきた。それに対して友希那は『問題ないわ。』と返したのである。

 

 それを聞いた京介はスマホを取り出して何処かに連絡をした。

 

 「……俺だ。Morfonicaの皆んな、一つ朗報が持ってきたが今時間は大丈夫か?」

 

 どうやら連絡した相手は京介がマネージャーを務めるMorfonicaのメンバー全員であった。しかもテレビ電話にして直接確認を取るようである。

 

 『構いません、自主練の休憩をしていたので。それで京介さん…朗報を一つ持ってきたとおっしゃいましたが、どんな話しでしょうか?』

 「嗚呼。実はRoseliaのライブに来ないかって招待され『Roseliaですか⁉︎』…透子、話しに割り込んでくるな。」

 

 瑠唯は率直に京介に遠回しに話しの本題に入るよう言われたので、京介はRoseliaのライブに招待されたと言おうとしたが、Roseliaの一言が出た時透子が話しに割り込んできた。

 

 『だってあの実力派ガールズバンドですよ! そのRoseliaから直に誘われるなんてきょーさんツイてるじゃないですか!』

 『でもきょーさん先輩〜、どのような経緯でそうなったんですか〜?』

 「喫茶店でRoseliaのメンバーにライブに誘われた。」

 

 話しに割り込んできた透子に注意しようとしたが、当の本人は話しを紛らせるかのように興奮気味にRoseliaについて語った。

 

 しかしどういった経緯で気になってた七深は京介に何故そうなったか尋ねた。すると京介は簡潔に経緯を説明した。

 

 「それで本題だが『行きます!』…何も喋ってないぞ。」

 『どうせライブに行かないかでしょ? そりゃ行かないわけにはいかないっしょ!』

 

 話しの本題に入ろうとした京介だが、また透子に話しを遮られた。しかもどんな事を話すか察しているためか、それに対して即答するあたり透子はライブに行く気マンマンである。

 

 『それでは広町も行きま〜す。』

 『私も行きます!』

 『私も……。』

 『私も行きます、実力派ガールズバンドがどのような演奏をするのか気になりますので。』

 

 そして透子を筆頭に他のMorfonicaのメンバーもライブに行くと意思表示をした。

 

 『せめて最後まで話しを聞いてくれよ……。』と京介は心の中でボヤきながら、メンバーのスケジュールを確認した。そしてライブ当日は午前中にバンド練習をしてから午後にRoseliaのライブに行く事で話しがついた。

 

 「湊先輩、五人追加でお願いします。」

 「分かったわ。 当日楽しみにしてちょうだい」

 

 電話を終わらせてスマホを仕舞いながら友希那に追加の報告をした京介であった。そして友希那は薄ら笑みを浮かべた。

 

 そしてその後はRoseliaの打ち合わせの邪魔にならないよう、早々とティータイムを済ませた京介達であった。

 

________________________________________________

 

 そしてライブ当日ーー

 

 Morfonicaの練習を午前中に済ませた京介とMorfonicaのメンバー全員と咲恋はライブ会場である《CiRCLE》に足を運んでいる最中であった。

 

 ちなみに咲恋とは途中京介達と合流しており、Morfonicaのメンバーとは初めての対面という形になった。

 

 「いやぁきょーさん、こんな可愛い幼馴染がいるなんて思いもしませんでしたよー!」

 

 もちろん初対面なだけあってお互い自己紹介をしたが、透子は京介と咲恋が幼馴染と聞くとニヤニヤしながら京介に詰め寄って彼の肩に手を掛けた。

 

 「桐ヶ谷さん、(よこしま)な考えはよしなさい。後で痛い目を見る事になるわ」

 「透子ちゃん、怒るわよ?」

 「ちぇー……。」

 

 瑠唯と当の本人である咲恋に注意された透子は渋々京介の肩に掛けていた手を離した。

 

 余談だが咲恋の今の衣装は白一色のフリルをつけたブラウスとワインレッドのプリーツスカートといった恰好で、ストッキングを身につけて少し高めのヒールを履いていた。

 

 ちなみに京介は紫色のドレスシャツをボタンを上から二番目まで開けておりその上に黒のジレベストを身につけて下は黒のパンツ、黒の革靴を履いている。

 

 「でもホントに意外でした。京介先輩に幼馴染がいたなんて……」

 「広町もそう思いましたよぉ〜。」

 

 一方つくしと七深も意外だったようで驚きと関心を隠さずにいられなかった。

 

 「まぁそこは追々と……今はライブ観戦だろ?」

 「そうですね……必ず話してくださいよ?」

 「分かった分かった。」

 

 このままだと嫌な予感しかないと察した京介は話しを逸らすように切り上げてCiRCLEに行く事を提案した。

 

 ましろは京介と咲恋の関係性を深掘りしたかったのか話しを切り上げた時にジト目で京介を見てきたが彼に制された。

 

 そして歩を進めること数十分後、目的地であるCiRCLEに無事到着した。

 

 CiRCLEに到着した京介は腕時計を見ると14:20を差していた。そして事前に待ち合わせ場所として決めていた、CiRCLEと併設してるカフェラウンジに足を運ぶと一つの座席に向かって行った。

 

 「待たせた、二人とも。」

 「お! 思ったより早かったな!」

 「モカちゃん達もついさっき来たばかりから大丈夫だよ〜。」

 

 そこには巴とモカがジュースを飲みながら京介達を待っていた。

 

 「Afterglowの人たちともお知り合いなんですね。」

 「ん? 嗚呼、クラスメイトだからな。」

 「君たちがMorfonicaか〜、話しはルカッチから聞いてるよ〜。 あ、そういえば自己紹介がまだだったね〜……ど〜も、ルカッチの愛人のモカちゃんで〜す。どうぞ「お前は適当な自己紹介をするな」さーせ〜ん。」

 

 モカがMorfonicaのメンバーを見た後自己紹介したが、京介に何処からか取り出したハリセンに叩かれながらツッコミを入れられた。しかし京介も冗談と分かっていたので叩く力はそこまで強くなかった。

 

 「あははは……入る前に一杯何か飲んでいったらどうだ? 時間はまだ余裕はあるぞ」

 「そうだな……じゃあMorfonica全員と咲恋と俺の分を買ってくる。」

 「モカちゃんには〜?」

 「「もうあるだろ。」」

 

 二人のやりとりを見ていた巴は飲み物で一服しないかと提案してきた。

 

 確かに時間はまだ余裕があるため、京介はその提案に乗ることにしたのだ。途中モカもさりげなく自分の分を追加しようとしたが京介と巴に即一蹴されてしまった。

 

 そして京介は巴とモカ以外全員の注文を聞いて偶然近くにいた七深を引き連れてレジに向かって行った。

 

 その数分後、京介と七深は全員が注文した飲み物を乗せたトレーを持って戻ってきて、そのまま時間が許す限り飲み物を飲みながら雑談に花を咲かせるのであった。

 

 

 その後京介達は雑談の最中に時間を確認したらライブ開始まで15分を過ぎてたため、ライブ会場に向かうためCiRCLEの中に入って行った。

 

 するとライブ会場の入り口前は人だかりが出来ていた。年齢層は10代が占めており、女子の方が人数が若干多いくらいである(なお京介の目測では男子3.5、女子6.5の割合だとのちに語った)。

 

 しかしその中でも一際目立つのはゴスロリ衣装の京介達と年齢が近い少女達であった。ちなみに京介はこの時『ファンかなー?』程度のうっすらとした認識しかしてなかったが、後にRoseliaの熱狂的なファンだと知る事になるのはまた別の話しである。

 

 そして京介達は受付を無事済ませてライブ会場に入って行って客席でライブが始まるのを待ち続けていた。

 

 「これ百万人くらいいるんじゃね?」

 「そんなにいるわけないでしょ。」

 

 透子が観客数の多さに関心しながらあり得ない事を口に出したが瑠唯に即座に一蹴された。

 

 二人のやりとりを見ていた七深とつくしは苦笑いしてたが、知り合って1日も経ってない咲恋は京介に『いつもこんな感じなの?』と困惑しながら耳打ちしたが、『そうだよ』と(透子と瑠唯に対して…その大半は透子だが)呆れながら肯定した。

 

 ライブ会場に入ってからもこんな感じでライブが始まるのを待ちながら雑談をしていたのであった。

 

 そしてライブ会場に入って数分後が経った……すると突如会場内のライトが消え始めたが、そこから暫くしてライトが点いた。ステージ上を見ると友希那や紗夜といったRoseliaのメンバーが立っていた。

 

 そこから友希那のMCが入って自分以外のRoseliaメンバーの紹介をした。友希那以外の紹介が終わった後、途中でリサとMCを交代して友希那の紹介をした。

 

 「行くわよ、《FIRE BIRD》

 

 メンバー紹介が終わった後、友希那がそう言って曲のイントロが流れてきた。すると観客が一斉に歓声を上げた。これからライブが始まる、そう感じたのであった。

 

________________________________________________

 

 そして数時間後、Roseliaのライブが終わって、透子が『全員で食事に行きましょう!』と言い出したため、急遽このメンバーで食事をする事になった。

 

 食事の参加メンバーはMorfonica全員(瑠唯は最初断ったが京介が説得して何とか了承した)と巴とモカである。ちなみに咲恋はライブ終了時に両親から連絡が来て『食事に行かないか?』と言われたため、彼女とは此処で別れる事となった。

 

 あとはRoseliaにも声を掛けたが、『私たちはやる事があるから。』と言われたため、断られた。

 

 そして飲食店を最中、モカが偶然ファミレスを見つけてそこで食べる事になった。その後は偶然Roseliaのメンバー全員と鉢合わせした。

 

 その時Roseliaのメンバー全員は『スーパーヤケ食いセット』なるものを頼んでたが『もし外部に漏れると気まずくなる』と感じたのか全員見てないフリをする事にした。それを除けば無事食事を済ませてその後は現地解散する事にした。しかし……

 

 「まさか運転見合わせとは……。」

 

 京介が帰ろうと思った矢先、急遽彼が使う電車の路線が人身事故の影響で運転見合わせになったのだ。

 

 ちなみに京介以外のメンバーは迎えが来たり自力で帰る事が出来たためそうした。京介も歩いて帰れば数十分で済むため、徒歩で帰る事となった。

 

 今現在の時間は19時を差しており、京介は今人通りの多い大通りを歩いており、今日の出来事を思い出しながら帰宅していた。

 

 京介が通行人とすれ違いながら歩いている最中、彼の進行方向から一人の女性が歩いていた。

 

 その女性はダークブラウンの髪色のセミロング、服装はノースリーブの革ジャンを着ておりその下は白のトレーナーでダメージジーンズといったパンクな恰好で、その背中には楽器のケースを掲げていた。

 

 そしてその女性と京介が……

 

 「「…………」」

 

 無言ですれ違った。しかし周りが暗かった事と人通りも多かったためお互いすれ違った事にすら気づかなかったのであった。

 

 そしてすれ違って暫くして女性は何かに気づいたのか、立ち止まって自分の歩いた道を振り返った。

 

 「ルカくん……?」

 

 女性は幼い頃に別れた友人の名前を呟いた。しかしその呟きは誰の耳にも聞こえる事はなかった……。

 

 終わりーー




 まずは感想、お気に入り登録をしてくれた方、こんな拙作を応援いただきありがとうございます!

 今回は京介がMorfonicaと友達を引き連れてRoseliaのライブに行く回をお送りしました!

 京介とリサのじゃんけんからRoseliaのライブ、展開が転々としてしまった……面目アリマセンm(_ _)m

 今回はアニメとかの小ネタも少し挟んでみました。Roseliaのガチファンだったりやけ食いセットだったり……。

 そして京介が最後にすれ違った女性は……?京介と何か関係が……? まぁ原作のキャラなのですぐに分かりますがね(笑)それは後述に説明します。

 さて、次回の更新は……この作品の後のストーリーでヒロイン枠に入ります八潮瑠唯の生誕記念回をお送りします。そのため次の投稿は11月19日になります♪

 そして瑠唯の生誕記念回が終わりましたら、前書きにも言いました通り幕間1は終わりにして新章に移りたいと思います。次章はRAISE A SUILEN …通称RASを登場させる回となります!RASファン皆様、お待たせしました!その話しと並行して透子の生誕記念回も執筆しますのでお楽しみください。

 それと高評価やお気に入り登録、お待ちしております。それだけでも励みにもなります。

 それではまた次回をお楽しみに!

 ※投稿日の本日、10月26日……Roseliaのボーカル担当の湊 友希那さんのお誕生日です!この場を借りて、改めてお祝いをさせてください! おめでとう、友希那!

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