IS×UC~可能性の獣は無限の成層圏を駆ける~   作:ガノタなエクセル

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UCのキャラをISに出す作品はあっても主人公の一夏が「ユニコーン!」する作品ってなくね?と思って書き始めましたが探してみたらありました。ですが気にせずに投稿しました。

全然タイトルが思いつかないです。よさげなタイトルの案があったら教えてください。


プロローグ

宇宙世紀

 

スペースコロニーと呼ばれる新たな居住地が生み出され、人類が宇宙に進出したことにより西暦から改暦された暦。

 

その始まりは改暦セレモニーの際地球連邦首相官邸である《ラプラス》が爆破、それにより初代首相である《リカルド・マーセナス》らが死亡するという最悪の事件からだった。

その後多くの戦争、内乱を繰り返していき、U.C.0096年 また新たなる争いである《ラプラス戦争》が終わろうとしていた。

 

 

 

 

広大な宇宙で2つの光がぶつかり合っている。

 

片や《ラプラスの箱》と呼ばれている宇宙世紀憲章のオリジナルを隠していた《メガラニカ》をそしてそこで今まさに秘匿されてきた《ラプラスの箱》を全世界に開示している少女を焼き払う光が。

そしてもう片方はそれらを破壊の限りを尽くす光軸から守るための光だ。

 

その中心に存在する虹の輝きを放つ純白の巨人《ユニコーンガンダム》そのパイロットである少年バナージ・リンクスは宇宙(そら)へ飛んでいた。

 

《ユニコーンガンダム》の中で息づいていた思惟たちと重なり合い”全体”の一部にもしくは”全体”そのものになって《ユニコーンガンダム》に虹色の光を広げさせる。

 

それは”全体”が持つ力、自分を含めた今ここに存在する無数の心の”光”。

 

その過程で見た過去と未来を記憶したバナージの精神は肉体の枠を越えて新たな存在となり、大きく、暖かな光を放った。

それと同時に巨大な破壊の熱を持った光はその勢いを弱め消えていった。

 

 

宇宙の中を《ユニコーンガンダム》は飛んでいた。

 

スラスターを噴かすことなく自らが放つ虹色の光だけで駆けるそれは宇宙の果て、可能性の地平……虹の彼方に向かって進む。

 

何時しかそれに虹色の光を放つ結晶が生まれ、その純白の装甲を食い破っていき、大きな光の馬となっていった。

そしてその光が宇宙に溶け込んでいき、嘗てバナージ・リンクスという少年だったそれはこの宇宙から消えていった。

 

 

 

 

まだ人類が宇宙に居を構えておらず勿論西暦の時代を歩んでいるこの地球の最東端に位置する日本。

そこのとある施設の一般人立ち入り禁止区画において一人の少年がいた。

 

「あれ?おかしいな……ここさっき通ったような。」

 

そう独り言つ彼の名は織斑一夏。絶賛迷子中である。

一夏は現在中学3年生、藍越学園の受験に来ているが試験を受ける部屋の場所が分からず勘を頼りに進んでいるが一向にたどり着いていないどころか人一人見かけなくなっている。

そのせいで誰かに場所を聞くこともできずあてもなくさまよっていると広大な部屋に辿り着いた。

 

やっと試験会場にたどり着いたかと安堵した一夏はその部屋に入った瞬間言葉を失った。

その部屋は受験生どころか机や椅子すらなくあるのはただの学生からすればなんなのかよくわからない機械と中央で鎮座する巨大な鉄の塊であった。

 

「あれって……ISだよな?なんでこんなところに?」

 

IS 正式名称《インフィニット・ストラトス》

宇宙空間での活動を目的とし開発されたマルチフォーム・スーツだが、ある事件をきっかけに宇宙進出のためでなく従来の兵器を凌駕するパワード・スーツとして軍事転用された兵器だ。

しかし現在はいわゆるスポーツに落ち着いており《モンド・グロッソ》と呼ばれる世界大会があるほどである。

 

一夏は何故ISがこんな場所にあるのか疑問に思ったが、今は時間が無い。

早く試験会場の部屋に入らなければ試験を受けずに不合格になってしまい今までの勉強がすべて無駄になってしまう。

それはわかっているのだが、何故かあのISから目が離せない。

 

「誰もいないし、ちょっとぐらい触ってみてもいいよな。」

 

そう自分に言い聞かせその鎮座されているISに近づいていき、手をその装甲につけた。

その直後何か不思議な感覚を味わった。

起動してない機械にはないはずの暖かさ。まるで生まれたての赤ん坊みたいな熱が触れた手から体の中に入り込み溶け込んでいく。

 

この不可思議な、しかし不快ではない感覚に多少の困惑を感じていた一夏はふと人の気配を感じ入口の方に目を向けると一人のスーツを着た女性が入ってきた。

試験監督らしき人に出会え喜んだ一夏はその人に試験部屋の場所を聞こうと顔を見ると、女性は明らかに驚愕の表情をしている。

 

「あの、ちょっと試験場所がわからなくなったんですけどどこですかね?」

 

「なんで……なんで男がISに乗ってるの!?」

 

自分の質問を遮るように放たれた女性の言葉に一夏は疑問を感じた。

ISに乗ってる?この人は何を言ってるんだ?そう言えばなんか少し視線が高くなったような……

そして一夏は知覚した。自分が今ISに乗ってるということに。

 

本来ISというのは女性にしか乗ることはできない。

 

もはや常識ですらあるそのIS唯一の欠陥を覆したという事実は世界を震撼させるほどのことである。

女性は大慌てで電話をかけており、続々と関係者らしき女性が入ってくる。

 

今までの日常が無くなることが考えられるこの現状に対して一夏は、そう言えば部屋に入る前の人に気がつくほど俺勘よかったっけ?と現実逃避気味に考えるのであった。




最初らへんは原作と流れはほとんど変わらないのでカットして1話はセシリアとの戦闘から始めようと思います。

ちなみに戦闘シーンなんて書いたことがないので期待しないでください。
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