IS×UC~可能性の獣は無限の成層圏を駆ける~   作:ガノタなエクセル

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ちょっと思いついたことがあるのでほとんど全話、ある部分を編集して変えました。
内容は変わってないのでそこまで気にする必要はないと思いますが一応報告しときます。
ちなみにどこをどう変えたかは言わないでおきます。なんとなく


襲来者と新たなる武器

轟音が鳴り響き、爆炎が広がる。

突然の攻撃にフィールドで戦っていた一夏達も観客も試合を見守っていた千冬でさえ何が起きたのか理解できずにただ呆然とする。

その直後管制室に鳴り響くアラート。

どうやら何者かがアリーナの遮断シールドを突破して侵入してきたようだ。

それを知った千冬はすぐさま通信機を手に持ちフィールドにいる二人に避難を呼びかける。

そんな千冬の思いは生徒の、自分の唯一の肉親である弟を案ずる気持ちで一杯一杯だった。

 

 

 

 

『一夏!試合は中止よ!すぐピットに戻って!』

 

何が起きたのかわからなかった一夏だが、鈴の通信で落ち着きを取り戻す。

だが、それと同時に発せられるアラート

前方の所属不明ISにロックされている

そして直後放たれるビーム

間一髪躱すことができたがアリーナの遮断シールドすら破壊するほどの火力だ。

一発でも直撃すればひとたまりもないだろう。

出力自体はビームサーベルより少し劣っている……だけど遠距離攻撃なぶん向こうのほうが厄介だな。

 

そして煙が晴れだして相手の姿が見えだす。

《ユニコーン》と同じ全身装甲だが、その巨大な腕と足は本当に人間なのか疑ってしまうほどだ。

こちらの呼びかけに全く反応を示さないのも相手の不気味さをより引き立てている。

 

『織斑君!凰さん!今すぐアリーナから脱出してください!』

 

「いや、敵は完全に俺をロックしてる。ここで逃げても被害が広がるだけです。ここで食い止めてみせます!」

 

通信の向こうから山田先生の、箒の、セシリアの自分たちを心配し、呼びかける声が聞こえる。

だけど、ここで逃げても意味がないことはわかる。

一夏は先生からの通信を切り、鈴と作戦会議を開く為に通信をつなげようとしたところで相手のISがその巨体に見合わない素早さでこちらに飛んできた。

なんとか散開して躱すが、すぐさま反転してきて肩にある銃口からビームの弾幕を張る。

なんとか当たらずにいるが一夏はあの正体不明のISにどこか()()を感じていた。

 

「一夏!あたしが援護するから突っ込みなさい!それしか武器ないんでしょ?」

 

「一応バルカンがあるけど……そうだな。龍砲の方が威力が高いだろうし頼む。」

 

簡単に作戦を立てて反撃に出る。どこか()()を感じたまま

 

 

 

 

「織斑君!凰さん!聞こえてますか!返事をしてください!」

 

山田先生が必死に通信で呼びかけるが全く返事がない。

それに、ジャミングでもかけられておるのかカメラも使い物にならない。

それが管制室にいる者たちの不安をかき立てる。

 

「本人たちにやる気があるんだ。やらせてもいいだろう。」

 

と余裕の表情を浮かべながらコーヒーを飲む千冬だが、入れたのが塩なあたり彼女が一番心配しているのだろう。

既に3年生のIS乗り達を突入させる準備は整っているのだが、敵のハッキングによりアリーナの遮断シールドがLEVEL4に設定されている上に全てのドアがロックされているために救助に向かうことができない。

今はただ彼らの無事を祈ることしかできない事実にただ歯嚙みする。

誰もが不安な表情を浮かべる中、箒は1人何かを決意した表情を浮かべて管制室を出ていった。

 

 

 

 

龍砲の一撃を受け、ひるんだ敵に近づきビームサーベルを振り下ろすが直前で回避され、逆に反撃を受ける。

その後の追撃のビームはなんとか避けれたが4門の銃口から放たれるビーム砲に離れざるを得ない。

 

「ちょっと一夏!あんた何回失敗すんのよ!これで4回目じゃない!」

 

「悪い!」

 

けどやっぱり何かおかしい……まるで人の気配を感じない……もしかして……

 

敵のビームを躱し続けて生じたインターバル

この間に鈴に自分の感じた()()を相談する。

 

「なあ鈴……あれって本当に人間なのかな?」

 

「ISはロボットでしょ?」

 

「ああいや、そうじゃなくて。あれってプログラムで動いているんじゃないかって思うんだ。」

 

「はあ?つまり何?無人機だって言いたいわけ?そんなのあり得るわけないじゃない。」

 

ISは適性のある人間が乗って初めて動くものである

そんなのは自分だってわかっている。

だけど

 

「だけど、あれからは敵意を感じないんだ。」

 

「敵意?あんた何言ってんの?」

 

「なんていうか始めてISに乗った時から人の気配とか相手が何をしようとしているのかを感じるようになったんだ。鈴が龍砲を撃っていた時もそれでどこを狙っているか分かったから避けることができてた。」

 

「で、あいつからはそれを感じないってこと?」

 

「ああ。だからあれが無人機なんじゃないかって思うんだ。それも近距離主体の相手に特化した。」

 

「てことは何?こっちも遠距離で戦おうってわけ?」

 

「正直、俺たちの射撃武器は威力が低いけどそれが一番いいんじゃないかって思うんだ。」

 

「……わかったじゃあそれでいきましょう。けど、長時間の戦いになるだろうから集中力切れて相手の攻撃にあたっても知らないわよ?」

 

「そこはなんとかやってみせるさ。それじゃあ」

 

「一夏!」

 

作戦を決め、敵から更に距離をとったところで自分でも、鈴でもない声がピットから届いた。

 

「男なら……男なら!そのぐらいの敵に勝てなくてなんとする!」

 

戦場に突如響く箒の声。

ISを纏っているわけでもない彼女の出現に戸惑う一夏と鈴。

だが、この思考の空白が問題だった。

 

すぐさまピットの箒に右腕の砲門を向け、チャージを始める敵。

距離をとってしまったため今から近づいても間に合わない。

今ある射撃武装では相手の砲撃を止めることはできない。

もうどうしようもないのか……

そう思ったとき

 

BEAM MAGNUM UNLOCKED(ビームマグナムが使用可能です)

 

ビーム……マグナム?

突然現れたテキストに困惑するが今はそれどころではない。

どんな武器かわからないけど使ってみるしかない!

 

ビームマグナムを展開する。

セシリアが持っていたスターライトmkⅢぐらいの大きさをほこる銃が右手に収まり、確かな重さを与える。

もちろん銃なんて使ったこともなければ持ったこともない。

狙いのつけ方なんてわからないが今は四の五の言っている暇なんてない。

銃口を未だチャージを続ける敵に向け、引き金を引く。

一瞬の間をおき放たれたビームは瞬く間に自分と敵の間にあった距離を詰め、ピットの方に向けていた腕を()()()()だけに終わった。

 

あ、終わった

一夏が撃ったビームが外れたのを見て鈴はそう思った。

そんな武器があったのになぜ使わなかったのか

なぜこんなところで外してしまったのか

自分の隣にいる男にいろいろ訴えたいし、外したのならば尻拭いとして箒を救出しなければならないのに体が動かない。

ただ茫然とあのISが箒を打ち抜くのを眺めるしかない。

だがいつまでたっても相手が攻撃を始めない。

それを不思議に思ったとき異変は起こった。

 

敵ISの腕がさっきのビームがかすめた所から赤熱していき、最終的に爆発したのだ。

寸前に腕を分離したため片腕を失っただけで済んでいるが、もしかしたらそのまま全損もあり得たかもしれない。

鈴は味方ながらに恐怖を覚えた。

アリーナの遮断シールドを突破した敵のビームがかわいく見える程の火力。

これが自分に当たったらと思うと不安で仕方がない。

ISにはシールドエネルギーがあり、搭乗者の安全は保証されているはずなのにそれでも自分が殺されるイメージしかわかない。

鈴が動揺で動けないでいる間に一夏はサブグリップを出し両手で構えて第2射を放つ。

その動きはまるで使いなれているかのように速かった。

数舜のための後に放たれる圧倒的熱量をほこる光。

今度は敵の中心部に直撃し、風穴を開けた。

その風穴はどんどん拡大していき、ついに爆散する。

見た感じ本当に人が乗っていなさそうなのでよかったが、これで誰かが乗っていたならかなりグロテスクな光景だっただろう。

 

こうしてクラス代表戦は終わった。

《ユニコーン》の新たな武器が判明したが、さらなる謎が生まれただけだった。

 

 

 

 

「なんなのさあれ……」

コンピューターの映像を見てそうつぶやく女性

彼女の名前は篠ノ之束

ISを開発者で今回の襲撃事件の元凶

少しでも《ユニコーン》のデータを得るために自作の無人稼働ISである《ゴーレム》を送り込んだ。

結果は新たな武器であるビームマグナムを解放させ、使わせることに成功したのだが、その性能が問題であった。

《ゴーレム》は火力だけで言えば束も納得するほどの性能をしている。

自身の持てる技術の全てをつぎ込んでおり、今世界で出回っている全てのISを凌駕している。

だが、その《ゴーレム》を破壊したあの武器はその火力をあっさりと超えるものだった。

 

「《ゴーレム》の最大出力のおよそ4倍……いや、これだともっとあるかも……こんなの現代の科学で作れるはずがない……」

 

彼女は後ろにある製作途中の機体を不安そうに見つめる。

未だ製作段階にすら入っていない第4世代機として作っているこれがあれを超えることができるのだろうか……

それは自他ともに認める天才である束ですらわからなかった。




さすがに次回は日常を書こうかと思ってますがあっさり戦闘入ったらそういうことだと思ってください
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