ウ☆マ☆娘5Us デュエルダービー!   作:王爺

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※本来春の天皇賞より前に皐月賞がありますが、このお話では開催順が逆になっています
ゴルシの奮闘により皐月賞が旧暦通り5月に移動したみたいな感じでお願いします()
卯月賞なんてなかったんや


第9R『マックイーン・サンダー』

「行きなさい、私のモンスター達よ!ダイレクトアタック!!」

 

ワケワカンナイヨー(LP4000→0)

メガアアアアア!!(LP4000→0)

ウワー--ッ!!!!(LP4000→0)

 

「へぇ、たった1ターンで三体の練習用デュエルロボを!ワンターンスリーキル...」

「ふぅ...鬼柳トレーナー、私の走りはどうでしたか?」

「中々に満足な走りだったぜ。ミレニアムカードもだいぶ使いこなせるようになったみたいじゃねぇか」

「このカードも熱い戦いを求めているようですわ。早く天皇賞の大舞台に立たせてあげたいものです...!!」

「どうしたマックイーン?」

「...いえ、なんでもありませんわ」

 

今、どこからか殺気を感じたような...

『ホワイト』と同じ、異質なフィール...

 

「鬼柳トレーナー、一つお願いしたい事がありますの」

「なんだ?」

「菊花賞の際のライスシャワーさんのデュエル映像と使用カードデータ、用意していただけませんか?」

 

やはり今回の天皇賞、チーム5Usを倒さずしての勝利は無いようです。

 

 

「えー!?ライス先輩が休んでる!?」

「はい。寮長のヒシアマゾンさんに外泊届は出しているようなのですが...」

「それにトレーナーもよ!どこに行ったのかしらあの男は!」

 

部室の扉を見てみると、やや崩れた字で『自主トレ』という張り紙がされていました

もう天皇賞まで時間無いのに、二人ともどこ行っちゃったんですかー!?

 

「スズカ先輩、タイシン先輩、お二人は何かマスターから聞かされていませんか?」

 

「いや、アタシ達も何も聞いてないけど...」

「多分、あの場所よね?」

『あの場所?』

 

 

「はっ、はっ、はっ、はっ!」

「いいぞライス!その速度を維持してドローするんだ」

「はい!ドローッ!」

 

【儀式の下準備】

 

「や、やった!!」

「儀式の下準備か、良いカードを引いたな、ライス」

 

「あー!あれ見てください!」

 

トレセンからみんなで走る事3時間、スズカさんに連れられてやってきたのは緑豊かな田舎町

そこでようやくトレーニングをするライス先輩と、それにバイクで並走するトレーナーさんを見つけました

 

「ホ、ホントにこんな学園から遠い田舎町に...」

「あれ、お前らどうしてここに?ちゃんと自主トレって指示残していっただろ?」

「マスターとライスが突然行方不明になったので探していたら、先輩方がおそらくここだろうと」

「出会ってすぐの頃に私を連れてきてくれて以来、私やタイシンが何かに迷うたびにいつもここで走らせてましたから。『自主トレ』として、ここまで走ってきたんです」

「えー、そんなんあり?」

「あんたが雑な支持しか残さないからでしょ」

 

「ってライス先輩靴ボロボロじゃない。いつから走ってたの?」

「えっ?昨日の夜、お兄様にここまで連れてきてもらってからずっとだよ?」

「え、えぇっ!?もう夕方よ?」

「ま、まさか丸一日走ってたんですか!?」

「そ、そうだけど...」

 

「ですが、どうしてこんな場所まで...」

「ライスの精神力を徹底的に鍛える為だ」

「「「精神力?」」」

 

「はっきり言ってメジロマックイーンはシニア級最強クラスだ。いくらウマグナーでミレニアムカードも持っているからと言って、半端な覚悟で勝てる相手じゃねぇ」

「今からどれだけ特訓したって、走力や経験値ではメジロマックイーンには正直勝てねぇ。唯一ライスが勝てる可能性があるとすれば精神力、それしかない」

「強靭な精神力があれば、どんな状況でもフィールを保ち、ドローの精度もあがる。ライスが勝つには、ライスの精神力が奴さんの肉体を上回るしかない」

「だけど、もし精神が肉体を超越できれば...勝てる見込みは十分にある!その為にこれだけのカードも用意したしな」

 

そう言ってトレーナーさんはバイクの中からカードの束を取り出しました

 

「トレーナーさん、このカードは?」

「こいつは直前のレースでメジロマックイーンの使用したカードだ。ここに来る前にカード屋巡って買ってきた」

「マックイーンさんと同じデッキを作ったの!?」

「ああ!おかげでサイフポイントが空になっちまったし、流石にミレニアム・カードまでは用意できなかったがな」

「俺がこのデッキを使って仮想マックイーンになる。ライス、今日はこのデッキに勝てるまで寝られないと思え!」

「はい!お兄様!」

「しかしマスター、人間の身ではウマ娘との決闘は危険では?」

「スタンディングデュエルならそこまでフィールの差は大きくならないし大丈夫よ。私もよくトレーナーさんとやってるもの」

「スズカ先輩とトレーナーさんが?」

「トレーナーさんは私の主力のシンクロ召喚に詳しいから、いろいろと教えてもらってるのよ」

「ランニングデュエルじゃねぇから、流石に実戦程の経験にはならないけどな...」

「ううん、マックイーンさんのデッキの研究するのには十分だよ!それじゃあみんな、トレーニング続けるね」

 

「ちょ、ちょっと二人とももう少し休んでもいいんじゃ...」

「あ...」

「ブルボン先輩どうしたんですか...って、この靴は...」

 

何かを見て固まっているブルボンさんの視線に目を向けると、そこには沢山のボロボロになった靴がありました

これだけの量の靴を、ライス先輩はたった一日で...?

 

「なんかアタシも決闘したい気分になってきた。スズカ、付き合ってよ」(LP4000)

「いいわよ。私も走りたくなってきたから!」(LP4000)

 

「ちょっとスズカ先輩!タイシン先輩!今から決闘してたら夜になっちゃいますよ!」

「...いえ、せっかくここまで来たんですもの。私達も決闘するわよ」

「ゑ?」

「貴方も皐月賞が控えてるでしょ?それに私の安田記念に向けて実戦を積みたいし、相手になりなさい!」

「キングに同意します。私達もライス同様に次のレースに向けての経験を積むべきだと思います」

「それにスぺ、皐月賞の前に貴方のリンク召喚も完璧にしておくべきです」

 

...確かに、まだ私も『ミューゼシア』ちゃんの使い方に慣れてるとは言えません

寮のご飯は残念ですけど、折角皆さん揃っての合宿みたいになってるし...

 

「はい!お願いします!」

 

ランニングデュエル、アクセラレーション!

 

 

 

 

 

 

...そして

 

『5Usのトレーナー、君の担当が全員門限に帰ってこないんだが何か知らないか?』

『こっちの寮のメンバーもだよ!タイマンか?タイマンに行ってるのか!?』

 

「って電話が来てるんだけど、お前ら...」

 

(...あっ、やべ)

 

翌日、届け出を出していたライス先輩を除く5Usメンバーは正座で寮長とたづなさんの説教を受けました...

 

 

【天皇賞春 当日】

 

『いよいよやってきました天皇賞春!今回注目されるのはもちろん一番人気メジロマックイーン!』

『史上初の3連覇達成なるか!?観客の皆様のビックな期待を背負っていマース!』

 

『立ちはだかるのはミホノブルボン3冠を阻んだ菊花賞ウマ娘、ライスシャワー!』

『さらにここ最近でめっきり力をつけているマチカネタンホイザ、マックイーンと同じメジロ家のバク逃げウマ娘メジロパーマーなど今回も最高峰の決闘ウマ娘が揃っていマース!』

 

「うわぁ...!凄い盛り上がりですね!」

「G1レース、しかもマックイーンの人気もあるからな」

「先程アップデートしたデータによると、マックイーンさんは2番人気以下を突き放してのダントツの1番人気だそうです」

「ってことは、ここにいる人たちみんなほぼマックイーンさんの3連覇を見に来てるって事ですか!?」

「"ほぼ"...ね。アタシ達は違う物を見に来ている、例え他の奴らがどれだけ望んでなくてもさ」

「応援しましょう。今度こそ、ライスに届くように」

 

「皆さん、トーナメント表が出ましたわよ」

「あっ、キングちゃんとトレーナーさん!」

「それで、ライスの最初の相手は?」

「メジロパーマーだ」

「それは...いきなり強敵と当たりましたね。大丈夫かしら…」

「パーマーさんはマックイーンさんと同じメジロ家のウマ娘で、有馬記念優勝経験もある」

「有馬記念優勝って事は、キングちゃんと同格...」

 

「ライスはマックイーンさんとは反対側のブロックのようですね。という事は、マックイーンさんと当たるのは...」

 

 

「ライスシャワーと当たるとしたら決勝、か...」

「やぁ、ここにいたのか鬼柳トレーナー」

「ハヤヒデ!?お前も見に来てたのか」

「大事なチームメイトの大舞台だからな。まぁブライアンは...」

 

『あいつなら勝つだろう。結果の見えているレースにわざわざ行く気はしない』

 

「と言って、トレーニングに行ってしまったけどね」

「それにしても、噂のライスシャワーは真反対のブロックか...もしかしたら、決勝でマックイーンと戦う前に負けてしまう事もあるんじゃないか?」

「...いや、多分それはねぇだろうな」

「ほう...どうやらキミとマックイーンにはなにやら確信があるようだな」

「まぁな。あとハヤヒデ、ブライアンに電話かけて見に来るように伝えとけ」

 

「今日の決闘を見逃したら、満足できねえぞってな」

「...分かった。連絡しておくよ」

 

『お知らせします。間もなく第一コースにて、1番人気メジロマックイーン VS 3番人気マチカネタンホイザのレースを開始します』

 

「おっと、その前にマックイーンの一回戦が始まるようだな。G1は全決闘が公開ランニングデュエルで行われるから、いつも初戦から大盛り上がりだ」

「相手はマチカネタンホイザか。菊花賞でもライスシャワーに継ぎ3着だったウマ娘、なかなか満足度の高いウマ娘だが、さて...」

 

『1番人気メジロマックイーンの初戦はタンホイザデース。解説の遊戯ボーイ、いかがでしょう』

『何で僕だけ苗字じゃないのかな...とりあえずタンホイザについてだよね』

『彼女の使うモンスターはかなり強力な制圧力を持っています。強い決闘ウマ娘なのは間違いないよ』

 

「がんばるぞー!えい、えい、むん!」

「あらタンホイザさん、気合十分ですね」

「マックイーンさんこそ!でも、3連覇がかかってても容赦しませんよー!」

「ええ、是非とも全力でお願いしますね」

 

『デュエル開始イィィィィ!!!!』

 

ガタンッ!

 

『さあ始まりました第1レース、意気揚々と先頭を行くのはマチカネタンホイザ、メジロマックイーンはその後ろにぴったりとくっついていマース!』

『さあ今タンホイザが1馬身差でコーナーを曲がりました、先行はタンホイザデース!』

 

「よしっ!これで先に展開できるよ!」

 

「「デュエル!」」

 

マチカネタンホイザ(LP4000)

メジロマックイーン(LP4000)

 

「私のターン!魔法カード『ワン・フォー・ワン』を発動!」

「手札1枚をコストに、デッキから『ナチュル・チェリー』を特殊召喚!」

 

チェリー(☆1チュDEF200)

 

「そしてクレーンクレーンを召喚!この子の効果でさっき捨てた『ナチュル・スティングバグ』を特殊召喚!」

 

クレーン(☆3ATK300)

バグ(☆3チュATK200)

 

「更に魔法カード『二重召喚』を発動!増えた召喚権で『ナチュル・クリフ』を召喚!」

 

クリフ(☆4ATK1500)

 

『チューナーとチューナー以外のモンスターが二組...連続シンクロ召喚を狙っているみたいだね』

 

「いっくよー!レベル3のクレーンクレーンに、レベル3のスティングバグをチューニング!」

「森の力が、世界を包む暖かな力となる!シンクロ召喚!」

「おいで!『ナチュル・パルキオン』!」

 

パルキオン「ギャオオオ」(☆6ATK2500)

 

「続けていくよー!レベル4のクリフに、レベル1のチェリーをチューニング!」

「森の力が、皆を守る意思となる!」

「シンクロ召喚!『ナチュル・ビースト』」

 

ビースト「ガルッ!」(☆5ATK2200)

 

「さらに墓地へ送られたクリフの効果で、『ナチュル・スパイダーファング』を攻撃表示で特殊召喚!」

 

スパイダー(☆4ATK2100)

 

「レベル4で2100のモンスターですか。それに2体のシンクロモンスター...」

 

『アンビリーバボー!マチカネタンホイザ、2体のシンクロモンスターの召喚に成功デース!』

『ビーストとパルキオンはそれぞれ魔法と罠を無効化出来る効果がある。それにスパイダーファングは相手が何らかの効果を使わないと攻撃できないけど、相手ターンでは攻撃力2100の壁モンスターとして優秀だね』

 

(よし、この布陣で時間を稼いで脚を溜める!)

 

「1ターン目に魔法罠封じのシンクロモンスター含む、3体のモンスターか...鬼柳トレーナー、これは」

「ああ、分かってる」

 

「これじゃ今日のマックイーンを満足させることはできねぇ」

 

「タンホイザさん、申し訳ありませんが...速攻で終わらせていただきますわ!」カンコーン

「え、えぇっ!?」

 

「私のターン、ドロー!」

「私は『アームド・ドラゴン・サンダー LV3』を召喚!」

 

サンダーLV3「ギャイッ」(☆3ATK1200)

 

「LV3の効果発動!このモンスターと手札からLV7を墓地へ送り、デッキ内のLV5へとレベルアップさせますわ!」

 

サンダーLV5「グオッ!」(☆5ATK2400)

 

「攻撃力2400!?魔法も罠も使えないのにこんなにあっさり上回られちゃうの!?」

 

「更に墓地へ送られたLV7の効果!ドラゴン族の効果のコストとして墓地へ送られたとき、デッキから"アームド・ドラゴン"カードをサーチ!」

「私は『アームド・ドラゴン・LV10』をサーチして、レベル5サンダーの効果を発動しますわ!」

「先程と同じくこのモンスターと手札のレベル3サンダーを墓地へ送り、デッキより『アームド・ドラゴン・サンダー LV7』へとレベルアップ!」

 

サンダーLV7「グオオオオ!」(☆7ATK2800)

 

「墓地に送られたLV3の効果で1枚ドロー!」

「そして『アームド・ドラゴン・サンダー』はフィールドにいるとき、対応したレベルの『アームド・ドラゴン』として扱いますわ!よってサンダーレベル7をリリースする事で、このモンスターを特殊召喚できます!」

「これが進化を突き詰めし、アームド・ドラゴンの最終形態!出でよ、『アームド・ドラゴン・レベル10』!!」

 

LV10「ギャオオオオオ!!!!」(☆10ATK3000)

 

『き、決まったー!!メジロマックイーンの必殺、アームドドラゴン高速レベルアップデース!』

 

「1ターンで最終形態までレベルアップするなんて...!」

「驚くのはまだ早いですわ!LV10の効果発動!」

「手札1枚をコストに相手モンスターをすべて破壊します!」

「え、えええぇーー!?!?」

 

(「来たー!!」)

(「マックイーンの必殺技よー!!」)

 

「いきますわ!一、十、百、千!」

 

『マックイーン・サンダー!!』

 

バリーーーーーン!!!

 

「きゃあああああ!?」

 

(ワアアアアアアアアアアア!!!!!)

 

「マックイーンの奴、ちゃんと君の言うとおりにしたんだな...」

「いいぞマックイーン!それが観客を満足させるファンサービスだァ!」

 

(うぅ...やっぱりこれをやるのは恥ずかしい...でも観客の皆様の期待は裏切れません...)

 

「満足だァーーー!ひゃっはーー!!!」

 

(あの男いつかシバきますわ...!)

 

「う、うええええん!私のモンスターが全滅しちゃったー!」

 

「ビーストが消えた今なら魔法が使える!永続魔法『武装竜の震霆』を発動します!」

「このカードは1ターンに1度、アームドドラゴン1体をそのレベル×100の数値分、攻撃力を上昇させます!」

「つまり、アームドドラゴンLV10の攻撃力は1000アップして4000となりますわ!」

 

LV10(ATK3000→4000)

 

『アームドドラゴンの攻撃力が、初期ライフと同じ値になった!』

 

「アームドドラゴンレベル10でダイレクトアタック!"アームド・ビッグ・バニッシャー"!」

 

「きゃああああああああ!!!!」(LP4000→0)

 

『ゲーーーーームセッーーーート!!!王者メジロマックイーン、貫禄のワンターンキルー!!!』

 

 

「ばたんきゅー...マックイーンさん本気過ぎだよー...」

「当然です、このレース、絶対に負けるわけにはいきませんもの」

「そうですよねー...私の分まで、3冠目指して頑張ってくださいね!」

「観客席で応援してますから!えい、えい、むん!」

「ええ、楽しみに待っていてくださいまし」

 

ふぅ...まずは一勝。

1ターンで終わらせましたし、他のレースはきっとまだ途中ですわね。

...あれはパーマー?控室の通路にいるという事は、彼女の決闘も終わったのでしょうか?

 

「ごきげんようパーマー」

「あっ、マックイーン!おつかれー」

「随分早いお帰りですね。得意の爆逃げで決着をつけたのですか?」

「いやーそれが...ワンターンキルされちゃったんだよねー...」

「...え?貴方がワンターンキル!?」

 

同じメジロ家としてパーマーの実力は良く知っています

彼女をワンターンで仕留めれるような決闘ウマ娘なんて、そうそう...

 

カツン...カツン...カツン...

 

(...!!)

 

この殺気、トレーニング中に感じたものと同じ...!

 

「パーマー、貴方の対戦相手は...!」

 

カツン...カツン...カツン...

 

「..............」

 

 

 

 

彼女が、漆黒の闘気を纏いて、闇の中より現れた

トレーナーの用意していただいたデータで見たはずの姿とは、もはや別物

極限まで削ぎ落された体には、鬼が宿っていた

 

パーマーを破った漆黒のステイヤー

彼女の名は...

 

「ライスシャワー、さん...?」

 

「......................」

 

彼女は私の声に反応し少し立ち止まったものの、そのまま廊下の奥へとゆっくり歩いて去っていきました...

 

「マックイーン、マジで気を付けてね」

「え?」

「さっきの決闘...本当にヤバかった」

 

 

「ここで私は『真炎の爆発』を発動!墓地から守備力200の炎属性モンスターを可能な限り特殊召喚!」(LP4000)

「蘇れ、『灼熱工の巨匠カエン』2体!『ラヴァル・アーチャー』!『ラヴァル炎湖畔の淑女』!『ラヴァル炎樹海の妖女』!」

 

カエン×2(☆3)

アーチャー(☆4)

淑女(☆3)

妖女(☆2)

 

「ええー!?たった一枚で5体のモンスターが並びましたよ!?」

「『真炎の爆発』...炎属性特有の大量展開魔法」

「しかもチューナーまで蘇生された...こりゃまずいぞ!」

 

「いくよ、連続神逃げシンクロ!レベル3のカエン二体に、レベル2の妖女をチューニング!」

「大逃げ、爆逃げ、神逃げ!私のド根性が大・爆・発!!シンクロ召喚!」

「来い!『ラヴァルバル・エクスロード』!」

 

エクスロード「ハァッ!」(☆8ATK3000)

 

「更に!レベル4のアーチャーに、レベル3の淑女をチューニング!」

「もっと、もっと、もっともっと逃げる!燃えあがれ、私の魂!」

「シンクロ召喚!『ラヴァルバル・サラマンダー』ッ!」

 

サラマンダー(☆7ATK2600)

 

「一気に2体のシンクロモンスター...」

 

「サラマンダーの効果!このカードがシンクロ召喚に成功した時、デッキから2枚ドローして、炎属性モンスターを含むカードを手札から二枚墓地へ送る!」

「墓地へ送ったのは2枚とも『ラヴァル炎火山の侍女』!この子たちは墓地へ送られたとき他のラヴァルが墓地にいれば、デッキからラヴァルを墓地へ送れる!」

「私は「ラヴァル・フロギス」2枚を墓地へ送る、更に墓地へ送られたフロギスは効果でフィールドのラヴァルの攻撃力は300アップ!2枚送ったから合計600アップだ!」

 

エクスロード(ATK3000→3600)

サラマンダー(ATK2600→3200)

 

『何という事だー!!!攻撃力3000越えのシンクロが2体!』

『たった1ターンでこれだけの展開力!メジロパーマーの爆逃げが炸裂だー!!』

 

(よし!これで布陣は完璧!相手のモンスターが効果を使っても、エクスロードはそのモンスターを破壊して1000ポイントのダメージをプレイヤーに与えられる!)

(しかもエクスロードは相手によって破壊されたとき墓地から守備力200の炎属性を3体墓地から特殊召喚できる!万が一突破されて後続の確保も余裕!)

 

「この勢いでどこまでも逃げ切ってやる!ターンエンド!」

 

「さすがメジロ家の爆逃げウマ娘、初手からとんでもない展開力だな...」

「このままでは...!」

「何とかしろー!ライスー!」

 

「ライスのターン、ドロー!」(LP4000)

 

「魔法カード、儀式の下準備を発動!デッキから儀式魔法と、その儀式魔法に名前が記された儀式モンスターを手札に加えます!」

「デッキから『祝祷の聖歌』と『竜姫神サフィラ』を手札に!」

「そして儀式魔法、『祝祷の聖歌』を発動!手札のレベル7モンスター『暗黒騎士ガイアロード』をリリースします!」

 

「契約は結ばれました。捧げられた魂は、闇を払う神聖なる光へと昇華される...」

「降臨せよ、『竜姫神サフィラ』!」

 

サフィラ「キャオオオ!」(☆6ATK2500)

 

「来た!ライス先輩のフェイバリットモンスターよ!」

 

「そして手札から高等儀式術を発動!デッキから『バニーラ』をリリースして、降臨せよ!」

「幻想モンスター、『サクリファイス』降臨!」

 

サクリファイス(☆1ATK0)

 

「幻想モンスター!?」

「サクリファイスの効果発動!相手モンスター1体を選択して、このモンスターの装備カードにする!」

「やばっ!エクスロードの効果!相手がフィールドでモンスターの効果を発動した時、そのモンスターを破壊して相手に1000ポイントのダメージを与える!」

「装備カードにされる前に破壊してしまえば、エクスロードは無事だよ!」

 

「墓地の祝祷の聖歌の効果!」

「えっ?」

「儀式モンスターが破壊される場合、代わりに墓地のこのカードを除外できる!

「サフィラ、サクリファイスを守って!」

 

サフィラ「ハイッ」

バサッ!

 

「そ、そんな!?サフィラの翼に阻まれて、サクリファイスに効果が届かない!?」

 

「よし!これでサクリファイスの効果は有効だ!」

 

エクスロード「ウワー!」

サクリファイス「ギョロリ」(ATK3000)

 

「エクスロードがサクリファイスに吸い込まれたわ!」

「よし!しかもサクリファイスの攻撃力は、取り込んだモンスターの攻撃力分アップする!」

 

(やられた!破壊されなければエクスロードの効果は使えないじゃん!)

「だけど破壊とバーンは同時処理!ダメージの方は受けてもらうよ!」

「....ッ」(LP4000→3000)

 

「あたしの場にはまだ攻撃力3200のサラマンダーがいる!その2体の儀式モンスターよりも攻撃力は上!」

「バトルで突破はできないよ!」

「ううん...追い越して見せる!」カンコーン!

 

『ライスシャワー、ここで加速!逃げ続けていたパーマに並...ばない!かわした!』

 

「バトルフェイズ!サフィラでサラマンダーに攻撃するよ!」

「えっ?攻撃力はサラマンダーの方が上なのに!?」

「ダメージステップ開始時に手札の『オネスト』の効果発動!戦闘する自分の光属性モンスターの攻撃力をターン終了時まで、相手の攻撃力分アップします!」

「なにっ!?」

 

サフィラ(ATK2500→5700)

サラマンダー(ATK3200)

 

「行ってサフィラ!"ヒム・オブ・ライト"!」

 

ボカーン

 

「くううううう!」(ATK4000→1500)

 

「やりました!これでパーマーさんのフィールドはがら空きです!」

「サクリファイスのダイレクトアタックを決めれば、ライスの勝ちよ!」

 

「エクスロード・サクリファイスでダイレクトアタック!」

「ちょっ、エクスロードこっちは味方だって!」

 

エクスロード「ソンナコトイワレタッテウゴケナインスヨ...オレハワルクネェ!」

 

「この裏切り者ー!!!!!」(LP1500→0)ピー

 

『ゲ、ゲームセット!ワンターンキル級の展開力を走りを見せたメジロパーマー、まさかのワンターンキル返し!』

『次のレースへと駒を進めたのは、漆黒の刺客、ライスシャワーだ!!』

 

 

「今日のコンディションは絶好調、私の展開も走りも完璧だった、だけど...」

「まるで、得体のしれない猛獣から、本当の意味で逃げてるみたいだった...今日のライスは、マジでヤバいっぽいよ...!」

 

「...ええ、肝に銘じておきますわ」

 

やはり、これは運命なのですね

決勝レースで私が戦うのは、ライスシャワーさん、貴方で間違いありません

 

「なら、"最強"のライバルを倒し、天皇賞の盾の栄光をこの手に掴んで見せますわ」

 

どれだけ敵が強大であろうと、いえ、むしろ

最強のライバルを倒してこそ、掴んだ栄光は光り輝くのですから...!




「トレセン学園がお送りする、今日の最強カードのコーナー。本日の解説、メジロマックイーンと」
「アシスタントのパーマーでーす!」
「今日紹介する最強カードは私のエースモンスター、『アームド・ドラゴン LV10』ですわ」

特殊召喚・効果モンスター
星10/風属性/ドラゴン族/攻3000/守2000
このカードは通常召喚できない。
自分フィールドの「アームド・ドラゴン LV7」1体をリリースした場合のみ特殊召喚できる。
(1):手札を1枚墓地へ送って発動できる。
相手フィールドの表側表示モンスターを全て破壊する。

「手札1枚捨てるだけで相手のモンスターを全滅させられる超強力な効果を持つ上に、その攻撃力はフィニッシャー級の3000。しかも手札があれば何度でも発動できるので、破壊したモンスターが新しいモンスターを呼んでも何度も破壊して、ダイレクトアタックをぶち込めますわ!」
「欠点は召喚する方法が限られてて、LV7を用意できないと特殊召喚できない重い縛りがある事なんだけど...」
「私にかかれば1ターンでレベルアップなんて余裕ですわ」
「さすが大逃げウマ娘、いや爆逃げウマ娘だね!」
「いえ、私の適性どちかというと先行なのですけど...」
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