ウ☆マ☆娘5Us デュエルダービー!   作:王爺

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第11R『ささやかな祈り』

「きゃああああああ!!!」ドカーン

「あうっ、がっ、ああっ...!」

 

「やばい、ライスが吹っ飛ばされた!」

「なんて強力なフィールなの!?」

「ライス!大丈夫か!?」

 

「ホワイトは攻撃を行うダメージステップ開始時にフィールドのカード1枚を破壊する効果があります」

「墓地に護風霊剣が無ければその効果でカオス・ソルジャーを破壊し、ダイレクトアタックで終わっていましたが...」

「っ...ま、まだまだ...!」

「持ちこたえましたか。ですが体制を立て直す前に突き放させてもらいます!」

 

「メイン2、震霆の効果で墓地のLV3をサルベージして、カードを2枚伏せてターンエンド」

「このエンドフェイズにカオスソルジャーの効果で除外された手札が帰ってきます!」

 

「よかった、とりあえずケガとかはないみたいだ」

「フィールを受ける訓練やっといてよかったですね!」

「だけどかなりバ身差を付けられた...この状況でフィール差が広がったのは痛すぎる...!」

「ライス...」

 

「フィールドはがら空き、フィール差は歴然...それでも、私に勝つつもりなのですね。ライスシャワーさん」

「うん...ライス、勝つまでマックイーンさんに...ついてくっ!」

 

「やあああああああああ~~~!!!!!」

 

「なっ、ここで加速ですって!?」

 

『体勢を立て直したライスシャワー、ここで上がってきた!』

 

(差が広がらない!?いやそれより!)

(あの髪に隠れた顔から発する赤い光は一体何ですの!?なんなんですのこのフィールは!?)

(天から降り注いだあの光は、一体何なんですの!?)

 

 

ライスが速度を上げたその瞬間、

俺の目を奪い去ったのは、共に応援していた仲間たちから発せられる眩き赤い光

 

前にも覚えがあるこの光

忘れるわけがない、あの秋の天皇賞の!

 

「これは...!」

「わっ、わっ!?なんですか!?私の背中どうなってます!?」

「ってなんか皆さんの痣も光ってませんか!?」

「痣が共鳴してる...もしかして、痣がライス先輩に呼ばれている?」

「てかブルボン、アンタの痣めっちゃ光ってない!?」

「...分析完了。現在ライスの痣が、私の痣の力を..."リンク召喚"を求めている様子」

 

 

「どうしたお前ら、なんで空ばっか見てる?」

「何故って、君はあの光が見えないのか?」

「光ィ?そんなもん見えねぇぞ?」

「あの赤い光は、まさか」

「ブライアン、知ってるのか?」

「...前に会長から少しだけ聞いたことがある。5Usのメンバーの身体に刻まれている痣には何か特別な力があるらしい」

「まさか、それがこの光だってのか?」

「それは分からない。だが、それ以外にこの強力なフィールの説明が付かん」

「...?」

 

痣から放たれた光は、天に昇り渦を巻く

そして、今まさにメジロマックイーンに並びかけようとするライスシャワーに降り注いだ!

 

体が熱い、でも軽い!

さっき受けたダメージなんて無かったみたいに、脚がぐんぐん先へ伸びていく

どこまでも、どこまでも

まるでライス自身が風になったみたい!

 

(_____ライスシャワー_______)

 

...え

この声、誰?

 

(___....___...____)

 

...そっか、貴方だったんだね

分かった、ありがとう

もう一度、力を貸して!

 

カオス・ソルジャー!

 

 

「ライスのターン!ドロー!!」

「手札から『シャッフル・リボーン』を発動!墓地からカオス・ソルジャーを効果を無効にして特殊召喚!」

 

カオス「ハァッ!」(☆8ATK3000)

 

「また"ミレニアム・カード"!?ですがそのモンスターの好きにはさせません!」

「サンダーLV10の効果!手札からLV3を墓地へ送り、カオスソルジャーを破壊しますわ!」

「手札のサウラヴィスの効果!このカードを手札から捨てて、モンスターを対象を取る効果から守る!」

「くっ...ですがLV10の攻撃力は上昇します!」

 

サンダーLV10(ATK4000→5000)

 

「墓地の闇属性モンスター宵闇の騎士を除外して、手札からワイバースターを特殊召喚!」

 

ワイバー(☆4ATK1700)

 

「更に宵闇の騎士が除外されたとき、効果で儀式モンスターを手札に加えることが出来る!ライスは『竜姫神サフィラ』を手札に加えます!」

 

「マンジュ・ゴッド召喚!」

 

マンジュ(☆4ATK1400)

 

効果で高等儀式術を手札に加え、そのまま発動!デッキから『デーモンの召喚』を捧げます!」

「契約は結ばれました。捧げられた魂は、闇を払う神聖なる光へと昇華される...」

「降臨せよ、竜姫神サフィラ!」

 

サフィラ(☆6ATK2500)

 

「なんて速さ!ライスさんのデッキがどんどん加速していく...これがチーム5Usの力だというのですか!?」

「ですが、そのモンスター達では私のアームドドラゴンを倒すことは不可能です!」

「なら、その力を追い越します!」カンコーン!

「!?」

 

「私はマンジュゴッド、ワイバースター、カオス・ソルジャーを...」

 

 

「リンクマーカーにセット!」

 

 

「なっ、リンク召喚!?」

「アローヘッド確認!召喚条件はカード名が異なるモンスター3体。サーキットコンバイン!」

 

「誓います。今こそ勇猛なる3つの魂繋ぎ合わせ、更なる混沌の力を呼び覚まさんことを!降臨せよ!」

 

「リンク3!『混沌の戦士 カオス・ソルジャー』!!」

 

混沌戦士「ハァッ!!」(L3ATK3000)

 

「混沌の戦士、ですって...!?」

 

 

「あれは...リンク召喚によって新たな魂を束ね、進化したカオス・ソルジャー!?」

「すごい!ライス先輩あんな凄いリンクモンスターを持っていたんですね!」

「いや、アタシ達もライスがリンク召喚を使うのは初めて見る...」

「えっ?」

「カオス・ソルジャーはURAが作った世界に1枚しかないカード、進化系カードの存在は確認されていません。そもそも"ミレニアム・カード"にサポートカードがある事自体がエラーそのものです」

「...『クリスタルウィング』」

「そうですわね。スズカ先輩のクリスタルウイングの時と同じですわ。私達の持つ"ウマグナー"の痣と言うのは一体...」

「まぁデュエルディスクが認識してるなら大丈夫だろ。いけーライス!ぶっちぎれえええ!!!」

 

 

「あ、あのー...なんか話についていけないんですけど?」

「今夜寮に帰ったら教えてあげるわ。今はとにかく応援しましょう」

「は、はい!頑張れーライスせんぱーい!」

 

 

「なんて力強いフィール...まさかこの土壇場で切り札を進化させるなんて!」

「LV7以上のモンスターを含んでリンク召喚したカオス・ソルジャーは相手の効果の対象にならず、相手の効果で破壊されません!」

「なっ、アームドドラゴンの効果で突破できないモンスター!?」

 

「更に墓地へ送られたワイバースターの効果で、デッキからコラプサーペントを手札に加えます!」

「そして墓地のワイバースターを除外して、コラプサーペントを特殊召喚!」

 

コラプ(☆4ATK1800)

 

「墓地の『スキル・サクセサー』の効果発動!このカードを除外してカオス・ソルジャーの攻撃力を800アップします!」

「これでホワイトの攻撃力を上回りました!」

 

「くっ、リバースカードオープン!速攻魔法『非常食』発動!」

「このカードは私のフィールドの魔法、罠カードを墓地へ送り、送った枚数×1000ポイントのライフを回復します!」

「白のヴェールを墓地へ送り、1000ポイントのライフを回復!」(LP4000→5000)

 

「えっ?白のヴェールがフィールドを離れたら3000ポイントのダメージを受けるんじゃ...」

「ホワイトがフィールドに存在する限り、私が受ける効果ダメージは全て0になります」

「戦闘破壊に加えて大ダメージを狙っていたのかもしれませんが、一手遅かったですね」

「確かにダメージは減ったけど関係ないよ!ライスは混沌の戦士カオス・ソルジャーでホワイトを攻撃!」

 

「"カオス・オーバー・ブレード"!!」

 

「くううううっ!!」(LP5000→4200)

(これが進化した"ミレニアム・カード"のフィール、なんて重い一撃...!)

 

「魂を束ね力を得た混沌の戦士は、モンスターを戦闘破壊した時その効果が発動します!その効果は、相手モンスター1体をゲームから除外する効果!」

「ライスはこの効果をサンダーを対象に発動!"混沌次元断"!」

 

サンダーLV10「グオオオオ...!」バシューン

 

「そんな!サンダーまで!?」

 

「よしっ!これでマックイーンのフィールドはがら空き!」

「残りのモンスターの総攻撃が決まればライスの勝ちだ!」

 

(「おいおい嘘だろ!?」)

(「今日だけでいい!マックイーン頑張れー!」)

 

「暗黒竜コラプサーペントでマックイーンさんにダイレクトアタック!」

「きゃっ!」(LP4200→2400)

 

『イッツナイトメーア!これは悪夢か!?それとも奇跡か!?たった今ライスシャワーがマックイーンを抜き去り、3連覇にチェックメイトをかけようとしていマース!』

『マックイーンのダメージは冗談じゃなくこれで限界、これ以上一発でも食らったらヤバいって!』

 

「これで終わりです!竜姫神サフィラでダイレクトアタック!」

「"ヒム・オブ・ライト"-ーーッ!!」

 

 

 

「私は...私は...!」

「"最強の名を懸けて"、負けられ無いのです!!」

 

「な...!?」

 

『おーーーーっと!マックイーンここに来てさらに加速!ライスシャワーを差し替えしたーッ!!』

 

 

「マックイーン、とうとう"領域"に入りやがったな!満足させてくれるじゃねぇか!」

「スタミナを使い切った後の根性での走りの時こそ、奴が最も輝く瞬間。決闘が長引きやすいこの長距離コースで長い間走っていたのが、逆に奴の魂を加速させたのか」

「ああ、もうこれで5週走って...!?」

「どうした姉貴?」

「10分20秒、一周当たり2分4秒だと!?」

「何?時計壊れてんじゃねえのか、だってそのタイムは...」

「前回の天皇賞の決着タイム、4周で終了した時のタイムじゃないか...!」

「おかしいぞ...あの二人もうとっくに限界が来ていなければおかしい...」

「だからこそマックイーンは領域に入れたんだろ?」

「違う!」

 

 

 

 

 

「おかしいのは相手の方だ!」

 

 

「トラップ発動!『ガード・ブロック』!」

「戦闘ダメージを0にして、カードを1枚ドローします!」

 

「止められたッ...!?」

「...ライスはこれでターンエンドです。このエンドフェイズ時に儀式召喚に成功したサフィラの効果で2枚ドローして、1枚を墓地へ送ります」

 

「私のターン、ドロー!」

「手札から『復活の福音』を発動!墓地の『アームド・ドラゴン・サンダーLV7』を特殊召喚!」

 

サンダーLV7(ATK2800)

 

「更に手札からサンダーLV5を捨て、『パイル・アームド・ドラゴン』は手札から特殊召喚できますわ!」

 

パイル(☆7ATK2800)

 

「『武装竜の震霆』の効果!フィールドのLV7より低いLV3サンダーを墓地から手札に加えます!」

「フィールドLV7の効果発動!LV3を手札から墓地へ送り、LV10へと進化させますわ!」

 

サンダーLV10「グオオオオ!!」(ATK3000)

 

「またLV10が復活した...でも、LV10の効果でも混沌の戦士は越えられない!」

「それにライスのモンスターの誰が攻撃されても、ライスのライフは残るよ!」

 

「なら、ライフも骨も残らないくらい圧倒的な攻撃力で叩き潰してやりますわ!」カンコーン!

「!?」

 

「まずコストになったLV3の効果で1枚ドロー!そしてパイル・アームド・ドラゴンの効果発動!」

「デッキから『アームド・ドラゴン LV10』を墓地に送り、サンダーLV10の攻撃力を送ったモンスターのレベル×300アップさせますわ」

「LV10を墓地に送ったから...攻撃力3000アップ!?」

 

サンダーLV10「グオオオオオ!!」(3000→6000)

 

「ただしこの効果を使用したターン、私はモンスター一体でしか攻撃できません」

 

「そ、そんな!?ここにきて攻撃力6000なんて!」

「あのモンスターの攻撃を食らった終わりだわ!」

「なんとかしろライス―!」

 

「アームド・ドラゴンの進化はまだ止まりません!」

「更に手札のLV7サンダーを墓地に送ることで、墓地から『華信龍-ノウルーズ・エリーズ』を自身の効果で特殊召喚!」

 

ノウルーズ「☆7ATK2000」

 

「あれは最初のターンにテンペストで墓地へ送られたモンスター...こうなることを見越して温存してたってのか!」

「この盤面、かなりまずいわね...」

「キングちゃん、どういう事?」

「よく見なさいスぺ!レベル7のモンスターが2体並んだのよ!?」

「え?それはそうだけど...」

「だから!同じレベルのモンスターが2体並んだの!つまり...!」

「...あっ!」

「キングの危惧が当たったようです。マックイーンさんのEXデッキへのアクセスを検知、エクシーズ召喚が来ます!」

 

「私は2体のレベル7モンスターで、オーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚!」

「現れよ、火山の目覚めと共に駆ける黒龍!『黒溶龍騎ヴォルニゲシュ』!」

 

ヴォルニゲシュ(☆7ATK2500)

 

「ここでエクシーズ召喚!?」

 

「ヴォルニゲシュの効果!オーバーレイユイットを二つ使い、フィールドのカード1枚を破壊する!

「そして破壊したカードがモンスターだった場合、そのレベルもしくはランクの数値×300の攻撃力を自分フィールドのモンスター一体に加える!」

「サフィラを破壊!そしてそのレベル6×300、つまり1800をサンダーの攻撃力に加えますわ!」

 

サフィラ「キョエエエエ!?」ボカーン

サンダーLV10(ATK6000→7800)

 

「サフィラが!!」

「更に魔法カード『受け継がれる力』を発動!ヴォルニゲシュをリリースして、その攻撃力をサンダーの攻撃力に加えます!」

 

サンダーLV10「グオオオオオオオオオ!!!!」(ATK7800→10300)

 

『攻撃力10300だと!?』

『イッツファンタスティーック!ライスシャワー、この攻撃力ではもはや受けきれまセーン!まさかのワンショットキル圏内!』

 

「たとえ効果の対象にならなくても、効果で破壊されずとも、貴方ごと戦闘破壊すれば関係ないですわ!」

「バトルフェイズ!サンダーLV10で、混沌の戦士カオス・ソルジャーに攻撃!」

 

「も、もうだめですー!!」

「諦めるな!ライス、踏ん張れー!!」

「ライス...どうか...どうか!」

 

「ライスは...まだ、諦めない!手札の『虹クリボー』の効果発動!」

「!!」

「相手モンスターの攻撃宣言時このカードをそのモンスターの装備カードにする!そして虹クリボーが装備されている限りそのモンスターは攻撃できません!」

「なんですって!?」

 

サンダーLV10「グゥ...」

 

「い、生きてる!ライス先輩生きてますよ!」

「どれだけ攻撃力が高くても、攻撃が出来なければただの置物ね」

 

「虹クリボーを何とかしない限り、マックイーンさんが勝つことはできません!」

「ええ、このターンでの勝利はできません。ですが」

「この程度で動きを封じたなどとは思わない事です!」

「えっ...?」

 

「メイン2、私は墓地のLV5とLV3を除外して、『嵐征竜-テンペスト』を墓地から特殊召喚!」

「あのモンスターも、最初のターンに墓地に送られていたモンスター...だけどなんで攻撃が終わった今特殊召喚したの?」

「それはこのカードの為ですわ。私はテンペストをコストとして墓地へ送り、速攻魔法『禁じられた一滴』を発動!」

「手札、フィールドからカードを任意の枚数墓地へ送り、その数だけ相手モンスターの効果を無効にして攻撃力を半分にしますわ!そしてこの効果は対象を取りません!」

「対象を取らない無効効果!?」

「これは混沌の戦士の耐性の範囲外!私は混沌の戦士の効果を無効にして攻撃力を半分に!」

 

混沌戦士「グワァ」(ATK3000→1500)

 

「これで混沌の戦士の耐性は消えました。今こそとくと目に焼き付けなさい!アームド・ドラゴン・サンダーLV10の究極の力を!」

「サンダーLV10の最上級能力!このカードの攻撃力が10000以上の時、このカード以外のカードをすべて破壊しますわ!」

「え、えぇーーーっ!?」

 

(「来た!マックイーンサンダーだ!」)

(「とうとう来た!とうとう来たんだ!」)

 

「皆さん、行きますわよ!」

 

『一、十、百、千!!』

 

「マックイーン・ジャイアント・サンダー!!!」

 

ボカーーーーーン!!!

 

混沌戦士「グア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!?」バリーン

虹クリ「クリクリー!?」バリーン

 

「カオスソルジャーが!」

「それだけではありませんわ。虹クリボーが破壊されたことで、サンダーの封印も解けました。次のターンから攻撃可能ですわ!」

「でも!墓地に送られたコラプサーペントの効果で最後のワイバースターを手札に加えます!」

「私はカードを1枚伏せてターンエンド!エンドフェイズ時、受け継がれる力とパイルの効果は切れます」

 

LV10サンダー(ATK10300→4800)

 

「ですがそれでも攻撃力は4800、しかもドラゴン族の破壊の身代わりに出来る復活の福音を墓地に送ることで、守りも万全ですわ!」

「この決闘、私の...!?」

 

 

 

「まだ...まだだよ。まだ終わってない」

「ライスは誓ったんです...大好きな人たちと、祝福の青い薔薇に!」

「ライスだって、咲いて見せる!!」カンコーン!

 

「なっ、ここから加速するんですの!?」

 

(なぜ?フィール差は歴然、トゥインクルシリーズ屈指の長距離コース3200mを走り続けて、もうお互いスタミナも尽きているはずなのに)

(なぜ...差が広がらないんですの!?いやむしろ縮まっている!?)

(私の様に気力と根性で粘っているんじゃない...まさか...)

 

「まさか貴方は...3200mですら適性より短いとでもいうつもりですの!?」

 

(これ以上続いたら私の方が持たない...ですが!)

 

「それでも私は負けませんわ!逆転できるというならやってみなさい!」

 

 

「ライスのターン...ドローッ!!」

「魔法カード『貪欲な壺』を発動!墓地のモンスター5体をデッキに戻して、2枚ドローする!」

「ライスは墓地から混沌の戦士、サフィラ、2体のマンジュゴッド、サウラヴィスをデッキに戻す!そして2枚ドロー!」

 

「墓地のコラプサーペントを除外して、ワイバースターを特殊召喚!」

「そしてワイバースターを対象に、墓地のシャッフル・リボーンの効果発動!このカードを除外して、対象のカードをデッキ戻すことで1枚ドローできる!」

 

(ここでドロー!ワイバースターをサンダーの効果で破壊すればドローは止められる...)

(ですがサンダーの効果は1ターンに一度だけ、もしこれがブラフでさっき引いた2枚のカードが本命の可能性もある。ここは...)

 

「いいでしょう。その効果は通しますわ」

「ならワイバースターをデッキに戻して、一枚ドロー!」

 

 

【混沌の使者】

 

 

(...揃った!)カンコーン

 

「魔法カード『戦士の生還』発動!墓地の戦士族モンスター、カオスソ・ルジャーを手札に!」

「そして墓地の超戦士の儀式の効果発動!このカードと墓地の光属性と闇属性のモンスター1体ずつを除外して、手札からカオス・ソルジャーを召喚条件を無視して特殊召喚できる!」

「ライスの墓地の闇属性コラプサーペントと光属性虹クリボーを除外して、手札からカオスソルジャー降臨!」

 

カオス「ハアァッ!!」(☆8ATK3000)

 

「墓地のカードだけをコストにカオス・ソルジャーを...」

「カオス・ソルジャーはいつだって、ライスの大事な逆転の切り札!このモンスターでマックイーンさんに勝ちます!」

 

「それが貴方の希望という事ですか。でも残念でしたわね!そのモンスターには退場してもらいます!」

「サンダーLV10の効果!手札1枚をコストにカオスソルジャーを破壊しますわ!」

 

『再びアームドドラゴンの雷がライスシャワーを襲う!ライスシャワー万事休すデース!?』

 

「これで終わりですわ!!行きなさい、アームド・ドラゴン!」

 

 

 

 

 

パリィン

 

 

 

 

 

 

「...え?」

 

サフィラ「.......」シュウウウウ

 

LV10サンダー(ATK4800→5800)

 

「サフィラの翼...なぜ、カオス・ソルジャーが破壊されていないんですの!?」

「ライスは墓地の『祝祷の聖歌』の効果を発動していました!このカードを墓地から除外することで、儀式モンスターは破壊から守られます!」

「サフィラの儀式魔法!?ですがサフィラ降臨に使用したのは高等儀式術のはず...一体いつそのカードを墓地に?」

「...はっ!」

 

(手札の『祝祷の聖歌』をコストに、光属性儀式モンスターを手札に加えます!)

 

「リチューアルチャーチのコスト...まさかあの時リチューアルチャーチを発動した目的はサーチではなく、祝祷の聖歌を墓地に送ること!?」

「だとしても、今までその効果を使える場面は何度でもあったはず...まさか、嘘でしょう!?」

「最初のターンからずっと、この展開を読んでいたんですの!?」

 

「ライスはずっと...この瞬間を待っていたんだ!」

「手札から『最強の盾』をカオスソルジャーに装備!装備した戦士族モンスターは攻撃力が自身の守備力分アップする!」

「カオスソルジャーの守備力は2500!だから攻撃力は2500アップするよ!」

 

カオス(ATK3000→5500)

 

「それでもアームド・ドラゴンには届きません!」

「ううん、届かせてみせる!カオス・ソルジャーで、アームド・ドラゴン・サンダーLV10に攻撃!」

「攻撃力が劣るモンスターで攻撃!?」

 

「この瞬間、手札の『混沌の使者』の効果発動!このカードを手札から墓地に送ることで、カオス・ソルジャーの攻撃力を1500ポイントアップする!」

 

カオス(ATK5500→7000)

 

「攻撃力がアームド・ドラゴンを上回った!」

「戦闘破壊できなくてもダメージは通る!これが決まれば!」

 

「...貴方は本当に強い方でした。貴方と決闘できた事、誇りに思います」

 

 

 

 

 

 

 

「それでこそ、私は最高の勝利を手に入れることが出来る!」カンコーン!

「!!」

 

「私はトラップカード、『武装竜の万雷』を発動!自分フィールドのアームド・ドラゴンの攻撃力は、そのモンスターのレベル以下の墓地のアームド・ドラゴンの種類の数×1000アップします!」

「私の墓地には7種類のレベル10以下のアームド・ドラゴンが存在します!つまり、攻撃力は7000ポイントアップ!」

 

サンダーLV10「グオオオオオオオ!!!!」(ATK5800→12800)

 

「こ、攻撃力、12800....」

「そんな...ライス...!」

「ここまで来たのに、そんな...」

 

「おいお前ら、何しょげてんだ!」

「トレーナーさん...?」

「ちゃんと顔をあげろ!ライスの決闘をちゃんと見ろ!あいつがヒーローになる瞬間だぞ!?」

『...えっ?』

 

 

「混沌の使者のもう一つの効果!」カンコーン!

「え?」

「このカードの効果を受けたモンスターがバトルする時、ダメージ計算時に相手モンスターの攻撃力を、そのモンスターの元々の攻撃力と同じにする!」

「な、なんですって!?」

 

サンダーLV10「ググゥ...」(ATK12800→3000)

カオス「ハアアアアア...!」(ATK7000)

 

『お、オーマイガー!?カオスソルジャーの攻撃力が、アームドドラゴンを大きく上回ったー!?』

『その差は4000、メジロマックイーンのライフは2500!またしても偉業を阻むのはこのウマ娘かライスシャワー!!』

 

(「おいおい嘘だろ!?」)

(「やめてくれよ!?マックイーン頑張れ!」)

(「ライスシャワー、またヒールになるつもりか!?」)

 

 

ずっと聞こえてたよ。

みんなの声、みんなの夢

 

マックイーンさんの勝利を望む声

皆の夢を叶えてほしいって、みんなの思い

ライスの勝利なんて、"ほとんど"望まれてなかった

 

 

 

 

 

 

 

 

(「行け!行けー!」)

(「行って、ライス!」))

(「ライスせんぱーい!」)

(「ライス先輩!走って!」)

(「やってやんなよ!ライス!」)

(「勝って...勝ってください!ライス!」)

 

 

 

 

 

 

 

 

でも、ちゃんと聞こえてたんだよ

 

スズカさん、タイシンさん、スぺちゃん、キングちゃん、お兄様、そしてブルボンさん...

何万人の中の、ほんの少しの、ささやかな祈り

だけどライスには、何百万の声にも負けないくらい大きく、強く、心に響いてたよ

 

だからライス、胸を張って言えるよ

 

「ライスは...ヒールじゃない...」

(『ライス!お前(貴方)は俺(私)(アタシ)達の...』)

 

 

 

『ヒーローだあああーーー!!!!!』

 

「"カオス...ブレエエェーーーード"ッ!!」

 

 

 

 

 

 

「...お見事ですわ。ライスシャワーさん」

 

 

 

 

 

 

 

 

(LP2500→0)ピー

 

 

『ゴーーーーールインッ!春の天皇賞1着は、漆黒の刺客、ライスシャワー!!』

『しかもこれはーーー!?コースレコードフィールデース!!』

 

 

「はぁ...はぁ...」

 

「レコードフィール...速度とデュエルタクティクス、両方が最高水準になることで、初めて達成できる記録...」

「ら、ライス先輩が、レコード...」

 

「マックイーン...」

「本当にいい決闘だった...ああ、だがやはり」

「マックイーンの3連覇で、満足したかったぜ...」

 

「...あ」

 

(「あーあ...」)

(「またやられたよ...」)

(「マックイーンの3連覇、見たかったな」)

(「なんでだよ!クソッ」)

(「がっかりだよ、見に来るんじゃなかったぜ」)

 

「.......」ペコリ

 

 

パチパチパチパチ

 

 

「...えっ?」

 

「お見事でしたわ、ライスシャワーさん」

「マックイーン、さん...?」

「いやーホント凄かったよー!」

「ライスシャワーさん、今度は私とも決闘しましょうね!」

「パーマーさん、タンホイザちゃん...」

 

パチパチパチパチパチパチパチパチ

 

「...ありがとう」

 

 

「ライス...」

「ブルボンさん、みんな...」

「優勝おめでとう、ライス」

「また...沢山の夢を壊してしまいました...」

 

「それが勝つという事です。勝負の世界ですから」

「誰かが勝てば、誰かが傷つき夢破れる。そういう物です」

 

「やっぱり、ブーイング...痛かったです...」

「ブーイングはチャレンジャーの勲章です。傷つく必要はありません」

 

「また、みんなで一緒に頑張りましょう。貴方は、私達のヒーローなんですから」

 

「....うん。ライス、頑張るね...!」

 

「ら、ら"い"す"せ"ん"ぱ"い"い"い"い"」

「わっ、スぺちゃん!」

「あらあらスぺちゃんったら」

「ちょっとスぺ!ライス先輩はこれからライブあるんだから!ドレス汚さないの!」

「てかなんで本人より泣いてんだか」

 

 

 

(ライス、お前は強い決闘ウマ娘だ。走ることを諦めなければ、いつか必ず歓喜と祝福にその身に受ける日が来る)

(だって、『ライスシャワー』は...)

 

 

 

 

("祝福"、だもんな!)

 




「と、トレセン学園がお送りする今日の最強カードのコーナー、解説のライスです!」
「アシスタントのミホノブルボンです」
「改めて天皇賞優勝おめでとうございます。ライス」
「う、うん!」
「それでは今回はライスの勝利を記念して、ライスの切り札、『カオス・ソルジャー』を紹介しましょう」

カオス・ソルジャー
儀式モンスター
星8/地属性/戦士族/攻3000/守2500
「カオスの儀式」により降臨。

「チーム5Usが年度代表チーム大賞になった時にもらった、このお話の世界ではライスが持ってる1枚しかない"ミレニアム・カード"っていう凄い特別なカードなんだ!」
「特別な効果はありませんが、宵闇の騎士や混沌の使者等、多くのサポートカードと組み合わせる事でより強力な能力を得ることが出来ます」
「ですが不思議ですね。世界に1枚しか存在しないカードのサポートカードがなぜ多数存在するのでしょうか。一人しか使える決闘者がいないサポートカードなど流通する術がないはずでは?」
「それが、ライスもどうやって手に入れたのか覚えてないんだ。気が付いたらデッキの中に紛れてたり、朝起きたら枕の下に隠れてたり...」
「そういえば私の閃刀姫も、いつの間にか新しいカードが増えていたような...?」
「ら、ライス、ホラー映画とか苦手だから、あんまり考えたくないかな...」

「しかし困りましたね」
「どうしたのブルボンさん?」
「本編のシリアス空気をひきずったまま来てしまった上に、私達は元々ボケ適性の低いウマ娘です」
「つまり、オチがありません」
「無くていいんじゃないかな?」
「仕方ありません。ここは一つメカジョークで締めましょう」
「無くていいと思うよ??」
「不明なデュエルディスクが接続されました。直ちに使用を中止してください」
「ブルボンさん!そのネタ遊戯王もウマ娘も関係ないよ!」
「爆発します」
「ゑ?」


※放送局が破壊されたためここで番組を終了させていただきます
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