【府中 はずれの空き地】
「えーっと...この辺りよね?」
スペシャルウィークがクラッシック三冠レース記念会見に出ている頃
チーム5Usのリーダーであるサイレンススズカは友人のとあるウマ娘に呼び出され、学園外の人気のない空き地に呼び出されていた。
「あっ、フクキタル!やっと見つけたわ」
「........」
「急に並走したいなんて呼び出されたからびっくりしたわ。でもそうよね、貴方も次のレース近いみたいだし」
「.................」
「フクキタル?」
「デュエルしましょう」
「えっ?」
「コースはこの空き地をぐるっと一周、おおよそダート2000mくらいでしょうか?ダートにしては長いですが構いませんよね?」
「え、えぇ。いいけど...」
「最初のコーナーを先に曲がった方が先行です、ではすぐに始めましょう!」
「冥府の神に捧げる闇の決闘を!!」
◆
【トレセン学園 理事長室】
「ひ、"疲労"...!どれだけたっても書類が減らぬ!」
「スターウマ娘のマルゼンスキーさんの移籍に、多数の有力ウマ娘が集うクラシック三冠レースの始まりが重なりましたからね...」
「...本当にお疲れの様子ですね理事長。少し休憩しましょう、今お茶とお菓子をお持ちしますね」
「"感謝"ッ!恩に切るぞたづ...」
(ゾワッ!!)
「なっ...!?」
「理事長?どうかされましたか?」
「き、"杞憂"!少し言葉を嚙んだだけだ!」
(...今微かに、だが確かに感じたおぞましく冷たいフィール、まさか、とうとう、本当に...)
(現れたというのか、『ダークウマグナー』が!)
◆
「ふ、フクキタル?....ッ!?」
突如、左脚にえぐる様な熱が走る。
足元を確認してみると、私の左脚に刻まれているウマグナーの痣が激しく光っていました。
いつもと違って決闘前に光り出した痣、様子のおかしい(いつもな気もするけど)フクキタル。
なんとかっていう神様に入れ込んでいるのは知っていたけど、それを差し引いても今日の彼女は何かが変だ。
なんてことない日常にいたはずが、唐突に異常な世界に放り出されたような感覚に私は陥っていきます。
「フクキタル、なんか今日の貴方変よ?いったいどうしたの?」
「その答えは闇のデュエルで聞いてください」
「...とりあえず、デュエルを始めるしかないみたいね」
「いいでしょう!闇とか中二病とかよく分からないけど、決闘者として挑まれた決闘は受けてあげるわ!」ガチャンッ!
「ああ冥府の神様!この闇の決闘で、最上の生贄を貴方に捧げますとも!!」ガチャンッ!
お互い同時にデュエルディスクをセットし、抜群の"集中力"で駆けだした
相手が誰だろうと、私の走りは変わらない!
いつも通りの自由な大逃げで、先行を取ったのはもちろん...
「私が先行よ!」
「いいでしょう」
「「デュエル!!」」
サイレンススズカ LP4000
マチカネフクキタル LP4000
「私のターン!手札から『SR赤目のダイス』を墓地に送って、魔法カード『SRスクラッチ』を発動!その効果で『SRベイゴマックス』を手札に加えるわ!」
「そして今サーチしたベイゴマックスは自分フィールドにモンスターがいない時、手札から特殊召喚できる!」
ベイゴマ(☆3ATK1200)
「ベイゴマックスの効果で『SRタケトンボーグ』をデッキから手札に加えて、風属性がいるからそのまま特殊召喚!」
タケトン(☆3DEF1200)
「手札から『SRダブルヨーヨー』を通常召喚。その効果で墓地の赤目のダイスを特殊召喚するわ!」
赤目(☆1チュDEF100)
「赤目のダイスの効果発動!ダブルヨーヨーのレベルを5に変更!」
ヨーヨー(☆4→5)
「そしてタケトンボーグの効果発動!このカードをリリースすることで、デッキからスピードロイドチューナーを特殊召喚するわ」
「出てきなさい、『SR吹持童子』!」
吹持「ピュイー」(☆4チュDEF1000)
「吹持童子の効果発動、このカード以外の自分フィールドの風属性モンスターの数だけデッキの上からカードを捲り、その中の一枚を手札に加える!」
【巨大化】、【ヒドゥン・ショット】、【SRメンコート】
「...私は『SRメンコート』を手札に加えて、残りをデッキの一番下に戻すわ」
「いきなりチューナーとチューナー以外のモンスターが2組...」
「行くわよフクキタル!」
「私はレベル5になったダブルヨーヨーに、レベル1の赤目のダイスをチューニング!」
5 + 1 = 6
「十文字の姿もつ魔剣よ。その力ですべての敵を切り裂け!」
「シンクロ召喚!『HSR魔剣ダーマ』!!」
ダーマ「ザシュンッ!」(☆6ATK2200)
「ダーマの効果発動!1ターンに一度墓地の機械族モンスター1体を除外することで、相手に500ダメージを与えるわ!」
「ダブルヨーヨーを除外して、行きなさい魔剣ダーマ!」
ダーマ「!」ズキュン!
「痛ぁっ...!」(LP4000→3500)
「まさか先行1ターン目からダメージを与えてくるとは...」
「これで終わりじゃないわ!レベル3のベイゴマックスに、レベル4の吹持童子をチューニング!」
「その美しくも雄々しき翼翻し、光の速さで敵を討て!」
3 + 4 = 7
「シンクロ召喚!翔けて!『クリアウイング・シンクロ・ドラゴン』!」
クリア「ギャオオオオ!!」(☆7ATK2500)
「私はこれでターンエンド。さぁ、貴方のターンよ」
「1ターン目からエースモンスターをシンクロ召喚するなんて、さすが5Usのウマ娘ですねスズカさん」
「ですが!冥府の神の加護を授かった今の私にとっては、実に些細な力です!!」
「!?」
「私のターン、ドロー!」
「私は永続魔法、「神の居城-ヴァルハラ」を発動!」
「あれは天使族の強力サポート魔法!!」
「ヴァルハラの効果で手札から天使族モンスターをコスト無しで特殊召喚出来ます!」
「私は手札から『アルカナフォースXXI-THE WORLD』を特殊召喚!」
ワールド「スズカ、キサマミテイルナ!」(☆8ATK3100)
「攻撃力3100のモンスターをこんな簡単に...」
「アルカナフォースモンスターは召喚、特殊召喚された時にカードを回転させ、相手が止めた位置によって正位置か逆位置のどちらかの効果を得る強制効果があります」
「!それならクリアウイングの効果を発動、レベル5以上のモンスターの効果が発動した時、その発動を無効にして破壊するわ!」
「強制効果が仇になったわね!」
「それはどうでしょうか!手札から速攻魔法、『禁じられた聖杯』を発動!」
「聖杯ですって!?」
「有名な上級魔法ですし効果はご存じですよね?このカードの効果によりクリアウイングは攻撃力が400上がる代わりに、効果は無効化されます!」
クリア(ATK2500→2900)
「これでクリアウイングの効果は不発になり、ワールドの運勢を決定することが出来ます!」
「くっ...」
がしゃん、がしゃんと音を立てて、ワールドのカードが回転し始めた...
フクキタルの使うアルカナフォースは、逆位置で止まると手痛いデメリットがある代わりに、正位置で止まれば強力な効果を使えるハイリスクハイリターンなモンスター
絶対に逆位置で止めないと...
「...ストップ!」
ガシャン、ガシャン...
「........」
「........」
お願い、逆位置で止まって...!
ガシャン...ガシャン!!(正位置)
「そんな...!」
「来ました!これでワールドは正位置の効果を得ます!」
「一体どんな効果が...」
「それはこの後のお楽しみです。私は『創造の代行者 ヴィーナス』を召喚します!」
ヴィーナス(☆4ATK1600)
「ヴィーナスはプレイヤーのライフを500捧げる事で、デッキから『神聖なる球体』を特殊召喚できる効果があります。そしてこの効果に使用回数の制限はありません!」
「私はライフを1500払い、神聖なる球体を3体特殊召喚!」
球体×3(☆2ATK500)
「そして手札から魔法カード、『アルカナリーディング』を発動!この魔法もアルカナフォースと同じように正位置か逆位置で効果が決まります!」
「...ストップよ!」
ガシャン(正位置)
「っ、また正位置...!」
「正位置の効果発動!デッキから『アルカナフォースXVIII-THE MOON』を手札に加えます」
「そして効果処理が終わり墓地へ送られたアルカナリーディングを除外することで、手札のアルカナフォースを通常召喚とは別に召喚できます!」
「神聖なる球体2体をリリースして、今加えたばかりのムーンを特殊召喚!」
ムーン「ケヒヒ」(☆7ATK2800)
「2体目の最上級モンスター!?」
「更に手札から『カップオブエース』を発動!さぁ、ストップを宣言してください!」
「3回目...今度こそ!」
「ストップよ!」
ガシャンッ!(正位置)
「嘘でしょ!?また正位置!?」
「フフフフフ...冥府の神の加護により、今の私は大、大、特大吉!!私が望んだ運勢を好きなように引き当てる事が出来るのです!!」
「自分が望んだ運勢を引き当てる...!?」
そんなオカルトあり得る筈が...でも、いつものフクキタルとは全然違う異質なこのフィール、まさか本当に...?
「正位置の効果により私は2枚ドロー!」
「キター大吉!いいカードを引きました!永続魔法『一族の結束』を発動!私の墓地のモンスターの元々の種族が一種類のみの場合、私のフィールドの同じ種族のモンスターの攻撃力をすべて800ポイントアップさせます!」
「しまった!フクキタルの墓地とフィールドは、全て天使族モンスター!」
ワールド(3100→3900)
ムーン(2800→3600)
ヴィーナス(1600→2400)
球体(500→1300)
「バトルフェイズ!ワールドでクリアウイングに攻撃!"オーバー・カタストロフ"!」
クリア(ギャオオン!)ボカーン
「っ...!?」(ATK4000→3000)
い、痛い!?1000のダメージでこの衝撃...
...待って、おかしい。なんでソリッドビジョンからの衝撃が"痛い"の?
どれだけフィールが高くても、直接肉体を傷つけることはできないはずなのに...
「続けてムーンでダーマに攻撃!」
ダーマ(ボカーン)
「きゃッ!?」(ATK3000→1600)
「や、やっぱり痛い...なんで?」
「それはこれが冥府の神に捧げる闇の決闘だからです!」
「い、意味が分からない...」
「次のダメージはこんなものじゃないですよ!ヴィーナスでダイレクトアタック!」
「これで終わりです!ファイブユウウウウズ!!」
「まだよ!まだ先頭は私!」
「リバースカードオープン!『カウンター・ゲート』!」
「相手モンスターの直接攻撃を無効にして、カードを一枚ドローする!」
「な、何ですと!?」
「更にこの効果でモンスターをドローした場合、そのまま召喚できる!」
「球体の攻撃を止める壁を出すつもりですか!」
「そういう事よ!」
これ以上まともにあの衝撃を受けるわけには...お願い来て、私のモンスター!
「ドロー!」チラッ
「...!!」カンコーン
この"モンスター"は...!
「...モンスターの召喚はしないわ」
「壁を出すことはできませんでしたか...やっぱり大大吉の私の前で運勝負など無意味なのです!」
「神聖なる球体でダイレクトアタック!」
「きゃあああああああああああ!!!!!!」(LP1600→300)
「く、くうぅぅぅ...」
「ギリギリで持ちこたえましたか。それに闇のフィールの直撃を受けてなお走り続けるとは」
「5Usはフィールを受ける練習を何度もやってるから...特に、あの天皇賞からはね!」
「折れた脚で走りきったのは伊達じゃないようですね。ですが、どれだけ足掻こうと無意味です!」カーン!
「エンドフェイズにワールドの効果を発動!自分のモンスター2体をリリースする事で、次の相手ターンをスキップします!」
「な、何ですって!?」
「そしてムーンにはスタンバイフェイズにムーントークンを一体呼び出す効果があります。そのトークンと通常召喚したモンスターをリリースし続ければ...」
「フクキタルがモンスターを引き続ける限り、無限にターンスキップをすることが可能...!」
「今ここに、私の勝利の運勢は確定しました!」
「ヴィーナスと球体をリリースして、効果発動!"ザ・ワールド"!!!」
「...譲らない」
「え?」
「何があろうと..."先頭の景色は譲らない"!!」
「手札から『幽鬼うさぎ』の効果発動!」
「なっ、幽鬼うさぎぃ!?」
「カードの効果が発動した時にこのカードを手札から墓地へ送って、そのカードを破壊するわ!」
「誰にも私の走りは邪魔させない!消えろ、ザ・ワールド!」
ワールド(ボカーン!)
「っ!でもワールドの効果は生きています!」
「スズカさんのターンをスキップして、再び私のターン、ドロー!」
「スタンバイフェイズにムーンの効果でムーントークンを呼び出し、メインフェイズ!2枚目のカップオブエースを発動!」
「ストップよ」
ガシャン(正位置)
「当然正位置ィ!」
「でしょうね...」
「2枚ドロー!」
「き、キター!!」
「!?」
「私はネコマネキングを召喚!」
マネキング(☆1ATK0)
「攻撃力0のモンスターを攻撃表示...?」
「この子は生贄ですよ。最強のアルカナフォースを召喚する為の!」
「最強のアルカナフォースですって!?」
「このモンスターは自分フィールドのモンスターを3体リリースする事で、手札から特殊召喚出来ます!ムーン、ムーントークン、ネコマネキングの3体をリリース!」
「大吉大吉大大吉!神聖なる白き輝きで、世界を破滅の光で包み込め!」
「『アルカナフォースEX-THE LIGHT RULER』!!」
EXLR「キュオオオオン...」(☆10ATK4000)
「攻撃力...4000!?」
「さぁスズカさん!ストップのコールを!」
「...ストップよ」
どうせ正位置だとは思うけど...
ガシャン...ガシャン...ガシャン!(逆位置)
「当然正...え、逆位置ィ!?」
「や、やった!」
「......なぁーんちゃって☆」
「え!?」
「ライトルーラーの逆位置効果!攻撃力を1000下げる事で、このカードを対象にするモンスター効果、魔法、罠カードの発動を無効にし破壊します!」
「対象耐性付与!?逆位置なのに!」
「運勢最高の私に負けはないのです!バトルフェイズ、ライトルーラーでダイレクトアタック!」
「今度こそ終わりです5Us!いや、"ウマグナー"ッ!!」
「それはどうかしら!」カンコーン
「えっ?」
「手札から『SRメンコート』の効果発動!相手モンスターの直接攻撃宣言時、このカードを攻撃表示で特殊召喚して、相手モンスターをすべて守備表示にするわ!」
「この効果は対象を取る効果じゃない、ライトルーラーにも有効よ!」
「そ、そんなバカな!?」
EXLR「シュン」(DEF4000)
「そんな...冥府の神の加護を受けた私は無敵なんじゃないですかー!?」
「運をスピードで覆した、それだけよ」
「運をスピードで...はっ!」
(メンコートの効果はさっきのターンでの総攻撃でも使えたはず...いやむしろさっきのターンで使った方が多くのモンスターを巻き込めた分ダメージを抑えられた上に、自分のモンスターを守ることが出来ました!)
(だけどスズカさんはカウンター・ゲートを使う為にわざとメンコートを温存した...もしメンコートを使っていれば、カウンターゲートで幽鬼うさぎをドローすることは出来ず、次のターンのバトルフェイズでカウンター・ゲートを使われ1ターン稼がれたとして、更にドローした幽鬼うさぎがあっても、ネコマネキングとムーントークンをリリースする事で私はもう1ターン追加ターンを得ることが出来たでしょう)
(もしそうなっていたら次のターン、残ったムーンのダイレクトアタックで勝てていたのに!冥府の神の加護による絶対勝利の運勢を、プレイングで覆されたという事ですか!?いや、それ以前に!)
「カウンター・ゲートで幽鬼うさぎを引かれた時点で、運勝負でも負けていたという事ですか!?」
「...で、ですがライトルーラーは対象耐性を持つ上に守備力4000!この圧倒的な守備力を超えることは出来ません!」
「私の負けはあり得ないんです!カードを一枚伏せてターンエンド!」
「私のターン...」
キュイイイイン!!!
「ドロー!!!」
「なっ、あの光はウマグナーの...!!」
「ですが何を引こうと無駄です!スタンバイフェイズに永続罠発動!"死神の巡遊"!このカードも正位置と逆位置で効果が変わります!」
「...ストップ!」
ガシャン!(正位置)
「正位置!!やっぱり運は私に向いています!」
「正位置の効果、相手はこのターン通常召喚と反転召喚が出来ません!」
「モンスターを召喚することは出来ず、フィールドは下級モンスターが一体!逆転は不可能です!」
(それに仮に攻撃してきたとしても、私の手札のこのカードの効果を使えば、いくらスズカさんといえど私のライフを削りきるのは不可能...次のターンが回ってさえくれば、冥府の神の加護を受けた私が負けるはずありません!)
「言ったはずよフクキタル、先頭の景色は譲らないと!」
ダンッ!!!
「なっ、ここに来てまだ加速するんですか!?」
(ずっと全速力で逃げ続けてた上に、闇のフィールの一撃を受けてスタミナなんて残ってないはずなのに、追いつけない...!)
「『貪欲な壺』を発動!墓地からダーマ、クリアウイング、ベイゴマックス、タケトンボーグ、幽鬼うさぎ、5体のモンスターをデッキに戻して2枚ドロー!」
「『SRルーレット』発動!手札から『SRデュプリゲート』を墓地へ送って、サイコロを1回振る。そして出た目とレベルの合計が同じになるように、SRモンスターをデッキから2体まで効果を無効にして特殊召喚するわ!」
「ここに来てまた私に運勝負を仕掛けるのですか!?」
「最高の速度で駆ける決闘ウマ娘のデュエルはすべてが必然!天運なんて必要ない!運命のダイスロール!」
カラカラカラ..."6"
「出た目は6!よってレベル3の『SR電々大公』と『SRベイゴマックス』をデッキから特殊召喚!」
電々(☆3チュDEF1000)
ベイゴマ(☆3DEF600)
「レベル4のメンコートに、レベル3の電々大公をチューニング!」
3 + 4 = 7
「私と共に最高の景色へ、再び駆け出しましょう!『クリアウイング・シンクロ・ドラゴン』!」
クリア「ギャオオオオオオン!」(☆7ATK2500)
「またミレニアムカードのシンクロ召喚!?」
「墓地に送られた電々大公の効果発動!このカードを墓地から除外することで、墓地のスピードロイドチューナー、吹持童子を特殊召喚!」
童子(☆4チュDEF1000)
「吹持童子の効果!このカード以外の風属性の数だけデッキトップを確認!」
【スピードリバース】
【リサイコロ】
「スピードリバースを手札に加えて、そのまま発動!墓地のメンコートを特殊召喚!」
メンコ(☆4ATK100)
「墓地のSRデュプリゲートの効果発動!吹持童子のレベルを1つ下げる事で、このカードをレベル1チューナーモンスターとして特殊召喚!」
「墓地から発動するトラップモンスター!?」
童子「!」(☆4→3)
デュプリ「シュバッ!」(☆1チュ)
「レベル3のベイゴマックスに、レベル3になった吹持童子をチューニング!」
3 + 3 = 6
「シンクロ召喚!『HSR魔剣ダーマ』!」
ダーマ(☆6ATK2200)
「更にレベル4のメンコートに、レベル1のデュプリゲートをチューニング!」
「その躍動感溢れる、剣劇の魂!」
4 + 1 = 5
「シンクロ召喚!『HSRチャンバライダー』!」
チャンバラ(☆5ATK2000)
クリア(☆7ATK2500)
ダーマ(☆6ATK2200)
「シンクロモンスターが3体も!?通常召喚は封じたんですよ!?」
「墓地のメンコートを除外してダーマの効果発動!それにチェーンしてクリアウイングの効果発動!」
「ダーマの効果を無効にして破壊!」
「え!?自分のモンスターを破壊してどうするんです!?」
「そして破壊されたダーマの攻撃力をクリアウイングは得る!」
「"ダイクロイックミラー"!」
クリア(ATK2500→4700)
「攻撃力4700!ライトルーラーを上回ったですとー!?」
「バトルフェイズ、クリアウイングでライトルーラーに攻撃!」
「"旋風のヘルダイブスラッシャー"!!」
EXLR(ボカーン!)
「くぅっ...!」
「これであなたのフィールドはがら空き!このターンで終わりよ!」
「チャンバライダーでダイレクトアタック!!この時チャンバライダーの攻撃力は200アップ!」
チャンバラ(ATL2000→2200)
「残念ですが、一歩詰めを誤りましたね!」
「!!」
「手札から『アルカナフォースXIV-TEMPERANCE』を捨てて効果発動!この戦闘による私へのダメージを0にします!」
「いいえ、このターンで終わりよ!チャンバライダーは1度のバトルフェイズに2回の攻撃が可能!」
「な、なんですとー!?」
「チャンバライダーで二回目のダイレクトアタック!」
チャンバラ(ATK2200→2400)
「ぎにゃあああああああああああああ!!!!!」(LP2000→0)ピー
◆
「はぁ...はぁ...ふぅ」
な、何とか勝てた...
ちょっと痛かったけど、なんか終わってみればいつもより盛り上がるデュエルだったし、なんだかスッキリしたかも
...あっ
今考えてみたらフクキタルも私の様にダメージを受けた時、本当に痛みが走ったりしたのかしら?
全然起き上がってこないし、大丈夫かな...
「え、えっと...大丈夫、フクキタル?」
「う、うーん...あれ?」
「よかった、無事みたいね」
「あ、スズカさん。こんなところで何してるんですか?ていうか、ここどこです?」
「どこって、貴方がここに呼び出した癖に何言ってるの?」
「え?そんな訳ないじゃないですか、だって今日はトレーナーさんのとこで...」
「やっと見つけたぞ...」
「ひぃっ!?」
「!?」
「こ、この声は...」
何か聞こえてはまずいものが聞こえたようで、ゆっくり、恐る恐るフクキタルが振り返る
そこにいたのは...
「か、神代トレーナー!!!」
名前を呼ばれたフクキタルのトレーナーはすぐさまフクキタルの頭を掴みギリギリと握りしめた!
うわぁ痛そう、なんかライフが減っていく音が聞こえるわね...
「てめぇフクキタル!こんな所で何油売ってやがる!本当にお前はイラっと来るぜ!」
「いだだだだだだ!!!!痛いですアイアンクローやめてください!!!」(LP4000→1400)
「今日と言う今日はは許さねぇ!徹底的に指導してやるから覚悟しろ!」
「うわあああああん助けてシラオキ様あああああああぁぁぁぁぁぁ.....」
い、行っちゃった...結局フクキタルが変だったのはなんだったのかしら?
「...フクキタルが変なのはいつもの事ね。スぺちゃん達の会見も終わったころだろうし、私も帰ろっと」
多分、また何か変な壺でも買わされてテンションがおかしくなっていたのだろう
そう結論付けたサイレンススズカは、トレーニングついでとばかりにトレセンに向かって走り出した
マチカネフクキタルが知らないはずの言葉を発していたことには気づかずに
そして、もしこのデュエルで負けていたら自分は命を落としていたかもしれないことも知らずに
◆
「あらら、負けちゃったみたいよー?」
「別に構いません、これは挨拶ですから」
「...ちゃんと気づきましたよね?"
「貴方がどう動いたところで無駄なのです、なぜなら...」
「この世界の未来を掴むのは"ダークウマグナー"だと、既に歴史が確定しているのですから」
「トレセン学園がお送りする、今日の最強カードのコーナー!解説のマチカネフクキタルです!」
「アシスタントのサイレンススズカです」
「それでは今日紹介するカードをおみくじで決めましょう!」
「えっ?ちょっとフクキタル、台本にそんなことは...」
「カムカムミラクルハッピーキタルシラオキサマキョウノサイキョウカードハナンデスカ...」
【アルカナフォースXXI-THE WORLD】
効果モンスター
星8/光属性/天使族/攻3100/守3100
このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時、
コイントスを1回行い、その裏表によって以下の効果を得る。
●表:自分のエンドフェイズ時に
自分フィールド上のモンスター2体を墓地へ送って発動できる。
次の相手ターンをスキップする。
●裏:相手のドローフェイズ毎に、
相手の墓地の一番上のカードを相手の手札に加える。
「出ました!今日の最強カードは私の使ったザ・ワールドです!」
「えっ?台本にはライトルーラーだって...」
「正位置の効果は強力無比!なんと相手ターンを丸ごとスキップしてしまう効果です!」
「もう一度ターンを行うという事は、もう一度ドロー、攻撃、1ターンに1度の効果発動などなど!とにかく色んなことが出来てしまいます!」
「先行1ターン目に発動してしまえば相手に1度もターンを回すことなくダイレクトアタックで一気にゲームエンドです!」
「ふ、フクキタル?お願いだから話を」
「え?出せても"正位置を出さなきゃ意味がないじゃないか"ですか?ご安心ください!必ず正位置を出す方法がありますよ!」
「ひ、『光の結界』とか?」
「いいえ!シラオキ様を崇める事です!皆さんもシラオキサマを崇めればどんなギャンブル効果も絶対成功!ガチャもSSR確定!馬券だって必中です!」
「フクキタル!宗教勧誘も馬券も倫理観と世界観的にNGだから!フクキタル!やめて!」
「さあ皆様もシラオキ様を!さぁ!さぁ!」
「ご、ごめんなさい突然ですがここで番組を終了します!」
「ちょっスズカさ」