「皐月賞優勝はトウカイテイオー、ですか...」
「どうしたリーダー?」
「いえ、少し意外だったから」
「意外ー?どーいう事?」
「歴史上ではトウカイテイオーのクラシック挑戦はもうちょっと先の未来のはずだったのよ」
「そもそもセイウンスカイとキングヘイローがこの年のクラシックにいないというのも、本来の歴史から外れているし」
「そーいえばウチの知ってる歴史とも違うよーな?こんな早くから歴史ってブレるもんなん?」
「私の経験上では、わりと。その場合でもたどり着く結末は同じだったけど...」
「でもまだ私達が動く時ではないわ。もう少しこの歴史についての調査を行う必要があるわね」
「まだコソコソするのー!?あたしもー飽きたんだけどー!」
「仕掛け時は慎重に見極める必要があるという事だお嬢ちゃん。レースと同じさ」
「お嬢ちゃんって、今はあんたと歳変わんないでしょ...」
「あんたがホントはあたしより何年前の存在なのかは知らないけどさ」
「"
「でも確かに、動きがあるまで何もしないという訳にもいきませんね」
「"ツバキ"、姿を表に出すのはダメですが、それさえしなければ干渉を許します。この前の様にこの世界のウマ娘を利用して調査を進めてください」
「ホント!?やったー!前から気になってた奴がいたんだよねー♪」
「皆さんも同じように各自で調査をお願いします」
「全ては、正しき未来のために...」
◇
「ドドレミコードクーリアの効果発動!"クールダウン・メロディ"!」
こんにちは!スペシャルウィークです!
先日の皐月賞では掲示板には入選できたけど、グラスちゃんに負けてしまいました...、
ですが凹んでる暇はありません!
次のクラシック三冠レースである日本ダービーへ向けて、同じく次のレースが近いチームメンバー、タイシン先輩ととキングちゃんと共に修行に明け暮れています!
「サイバー・ダークネスで攻撃!"エヴォリューション・ダークネス・バースト"!」
「きゃあああああああああ!!!」(LP4000→0)
「よし!アタシの勝ち!」
「今のデュエルで今日の予定対戦回数が終了しました。クールダウンを提案します」
「みんな、お水持ってきたよ!」
「あら、わざわざ冷やしてきたくれたのね。ありがとうございます。ライス先輩」
「うぅ...タイシン先輩もキングちゃんも強いなぁ...」
「スぺのP召喚はダービーや菊花賞のような距離が長いレースに向いてる戦法ではあるけど、やっぱりPゾーンのカードを維持する必要があるのがネックだね」
「あと、グラスさんの様に魔法を封じる戦法を取られると手も足も出なくなるのも問題ね」
「そうだよね...このままだとダービーでもまた同じように負けちゃうし、何とかして対策しないと!」
「グラスさんのシエンもだけど、テイオーさんのミレニアムカード対策も考えないと...」
「で、なんでそういう大事なミーティングをしないといけない時にあのバカはいないわけ?」
そうなんです。何故か今日はトレーナーさんが『しばらく自主練してて』という紙を残して何処かへ消えてしまったんです!
日本ダービーが近い私だけでなく、目標である秋天に向けての調整レースを明日に控えたタイシン先輩もいる今、絶対にこの場にいなければいけないはずなのに...
「トレーナーさんなら理事長に緊急会議だって呼び出されたらしいわよ?」
「緊急会議って?」
「ええ、各チームのトレーナーと生徒会が集められているらしいわ」
「確かに、現在多数のチームがトレーナー不在で自主練を行っているようです」
「エアグルーヴも忙しそうにしてたわね。理由は聞いても教えてくれなかったけど」
「でも、そろそろ会議が終わって戻ってきてもいい頃だと思うけど...」
「やぁ、君たちがチーム5Us?」
「はい、そうですけど...貴方は?」
「僕はブルーノ、チームイリアステルのサブトレーナーだよ」
「え!?イリアステルのサブトレーナーさんですか!?」
「うん。ドリームトロフィーリーグ組のトレーニングを担当しているんだ」
イリアステルでドリームトロフィーリーグ...って事は、マルゼン先輩のトレーナーさん!?
「緊急会議は終わったんですか?」
「うん。ただ会議の結果、ちょっと今日は君たちのトレーナーはトレーニングに顔を出せなくなっちゃって、代わりにトレーニングを見てくれってメニューだけ渡されて頼まれたんだ」
「は?来れない?なんで?」
「えっと、それについては口止めされてるっていうか...」
「なんで?」(ATK2100)
「ちょっ、タイム!ちょっと待って!暴力反対!」
「いやなら話せ」
「いや、でも...」
「話してください」(ATK2500)
「"エヴォリューション..."」
「わ、わかった!僕が喋ったって言わないでよ!?」
「それでいい」
いいのかなぁ...?
「実は、最近ロードワーク中の学生が行方不明になるって事件が多発しているんだ」
「えぇっ!?事件じゃないですか!」
「いなくなった人は、まだ...?」
「ううん、度々帰ってきてはいるんだよ」
「帰ってきているのなら問題はない様な気もするけど...」
「それが奇妙な事に、前にいなくなった子が帰ってきたと同時に、別の誰かが行方不明になるんだよ。ここ最近それが何度も続いているんだ」
「ケース、"誘拐"と仮定した場合、わざわざ攫った学生を返すのも不可解ですね」
「そうなんだよ。それに帰ってきた子たちもいなくなってる間の記憶が無くなっているみたいで、犯人が誰なのかさっぱりでね」
「みんな学園近くの岬までロードワークに行ってから記憶が無くなってるみたいだから、何人かデュエルの腕に覚えがあるトレーナーが持ち回りでパトロールしようって事になったんだ」
「それで今日はお兄様がパトロールしに行ったんだね。でも、ブルーノトレーナーも自分の担当のトレーニングで忙しいんじゃ...?」
「僕の担当のマルゼンも一緒にパトロールに行くことになったんだよ。もし犯人がウマ娘だと人間の身では危険だからね」
「それで暇になっちゃったんだ。だから気にしなくていいよ」
「そうだったのね。ならよろしく頼むわブルーノトレーナー、一流のチームを指導出来る事を光栄に思いなさい!」
「うん、頑張るよ。でも僕は彼ほどデュエルの腕は無いし、お手柔らかにね?」
「うーん...大丈夫なのかなぁ?」
「スぺちゃん、トレーナーさんの事が心配なの?」
「あっ、スズカさん。その、もしトレーナーさんが犯人に襲われたらって考えたら、ちょっと...」
「トレーナーさんなら大丈夫よ、あの人のデュエルタクティクスは学園一だもの。スタンディングデュエルならそれこそ私達ウマ娘にも勝るわ」
「えー!?さ、流石に話盛ってますよね...?」
「本当よ。だって、私でもまだあの人の本気を引き出させたことが無いもの」
「え、えぇっ!?」
「何度かスタンディングデュエルで勝てたこともあるんだけど、いつもどこか手を抜かれている感じがするっていうか、本来のデッキを使っていない気がするのよね」
「ライス先輩との特訓の時は、マックイーンさんのデッキを再現したものを使ってましたけど...」
「あれも本来のデッキじゃないわね。カード屋をめぐって買ってきたって言ってたし」
「トレーナーさんは次のレースで戦いそうな相手の対策も兼ねてという事で、毎回違うデッキを使ってくるんだけど、どれもあの人の魂のこもったデッキじゃないというか...」
「そもそもホントに色んなデッキを使いこなせてるなら凄いですよね!私昔お母ちゃんのデッキ借りてモー助とデュエルした時は、全然使いこなせなくてボコボコにされちゃいましたよ...」
「普通は自分のじゃないデッキで勝つなんてよっぽど実力差が無いとできないものだから...」
「でも、もしウマ娘とのランニングデュエルになったらいくらトレーナーさんでも体が持ちませんよね?大丈夫かな...?」
「その時はマルゼン先輩もいるし大丈夫よ。帰ってきた時に怒られないように、私達はトレーニング頑張りましょ?スぺちゃんもまた減量に失敗してたらトレーナーさんに絞られちゃうわよ?」
「うぐっ!...が、頑張ります!」
◇
「はぁ...」
すっかり日の落ちたトレセン学園、その練習場で自主練を行うウマ娘が一人
彼女の名はスーパークリーク、菊花賞等のG1を制した経験のある、群雄割拠のトレセン学園でも有名なウマ娘だ
しかし...
「スランプ、なのかしら...」
最近のレースでの成績は入選こそするものの勝ちきれない勝負が続き、今日のトレーニングでもなんだか調子が出ないまま...
明日のレースにはタイシンちゃんも出てくるし、こんな調子じゃきっと勝てない、トレーナーさんにも迷惑をかけてしまう...
少しでも自主練して、なんとか調子を取り戻さないと...
「...あら、カードが落ちてる?誰かが落としたのかしら、明日届けておかないと...」
「って、このカード、何も書かれてな....っ....?」
(................................)
◇
「ジリリリリ...」ピッ
「ふふっ、今日も私の方が速かったわね。目覚まし時計さん♪」
例え目覚ましだろうと私より速いのは許さないわ。これで連続早起き記録更新ね
「そうだ、スぺちゃんも起こさないと。タイシンのレースを応援に行くんだって言ってたものね」
「スぺちゃん!もう朝よー?早く起きないと...あら?」
(スぺちゃんったら布団の中にすっぽり埋まってる...春先だし寒くはないはずだけど...)
「スぺちゃんったらまた変な寝方して...」ペラッ
「...あら?」
布団の中に枕だけ?スぺちゃんは?
「嘘でしょ...?まさか私より早起きしてレース会場に...?タイシンに電話してましょう」
◇
『スぺ?来てないけど...』
『そう...スぺちゃんったらどこに行っちゃったのかしら...?』
『ていうかスぺがスズカより早起きするなんてありえないでしょ。仮にそうだったとしてもスズカを置いていかないだろうし。』
『そもそもアタシのレース後の方だし、こんなに朝早くから行かないんじゃない?トレーナーも徹夜明けだから少し寝てから行くって言ってたし、キングも自分のトレーニングあるから来ないって言ってたし』
「ブルボンとライスは?」
『学校で少しアップしてから行くって』
「分かったわ、タイシンもレース頑張ってね」
「まさか、例の事件に...?」
その後ライスとブルボンにも電話してみたけど、やっぱり二人ともスぺちゃんには会ってないみたい...
徹夜明けで申し訳ないけど、トレーナーさんにも電話してみましょう
『もしもし...スズカ?』
「おはようございますトレーナーさん。眠そうですね?」
『朝帰りだったからな...ふあぁ...』
「遅くまでパトロールお疲れ様です」
『行方不明になったウマ娘も見つかったし、犯人もマルゼンと一緒にデュエルで倒したんだけど、あの後あいつに"折角だしドライブデートしましょ♪"って連れまわされてよー...』
「は?ドライブデート...?」
マルゼン先輩と昔から仲がいいのは聞いていますが、私というものがありながら?
そう追求しようとして、トレーナーさんの話の違和感に気付く
嘘でしょ...?"犯人を倒した"...?
「と、トレーナーさん!犯人を倒したって本当ですか!?」
『ああ!だからもう心配しなくても...』
「なら、なら何で、スぺちゃんが行方不明に...?」
『なんだって?』
「起きたらスぺちゃんがいなくなってたんです。寝る時までは確かに部屋にいたはずなんですけど...」
『スぺが早起きして外に...なわけないか。どういうことだ...?』
ドンドンドン!
「きゃっ!」
『どうしたスズカ!?』
「だ、誰かに扉を叩かれてて...」
「スぺちゃん!スズカ!いるかい!?」
「二人ともいるなら返事して!」
「その声...フジ先輩とキング?」
「スズカ!そこにスぺちゃんはいる?」
「いえ、目を覚ましたらいなくって...」
「何という事だ...スぺちゃんまで...」
「えっと、一体どういうことなの?」
「今、栗東寮と美浦寮のウマ娘が一夜にして何人も行方不明になっているの。私も起きたらウララさんがいなくなってて...」
「他にもオグリにタマモ、イナリワンにチヨノオー、ヤエノにあのゴールドシップまで!」
「ゴルシ以外は勝手に寮を抜け出すような子たちじゃないし、みんなトレセンでも実力上位のデュエリストなのに、一夜にしてこんなに...それほどまでに例の行方不明事件の犯人は強いというのかい...!?」
「それが...昨日の緊急会議の件はトレーナーさんとマルゼンさんがもう解決したって...」
「なんですって!?なら、犯人は別人...?」
「と、トレーナーさん...」
『事情は大体聞こえてた。今から俺もトレセンに行く、キングにはライスとブルボンと一緒に行方不明者の探索をするよう伝えてくれ』
「私はどうしたら?」
『スズカは俺の代わりにタイシンのレース会場に行ってくれ、流石に何かあった時誰もいないのはマズイ』
「わ、わかりました...」
スぺちゃん、大丈夫かしら...
◇
「そんな事が...」
「タイシンの同室は大丈夫?確かスーパークリークさんだったかしら?」
「クリークはさっきレース会場で見たから大丈夫...のはず」
「それならいいけど...クリークさんって決勝の相手よね?勝てそう?」
「当たり前!強敵だけど最近調子崩してるらしいし、本調子じゃない相手に負けるほど今日のアタシは甘くない」
「確かに今日のタイシンは調子よさそうね、予選でも難なく勝ってたし。私も観客席から応援してるから、頑張ってね」
「あらあらー、タイシンちゃんにスズカちゃん、こんにちは」
「あっ、クリークさん」
「クリーク、悪いけど今日勝つのは...っ!?」
「ふふっ、今日はよろしくね。タイシンちゃん?」
「じゃあ、続きはデュエルで...ふふっ♪」
「う、うん...」
「タイシン、クリークさんは調子を崩してるって...」
「そう聞いてたけど...全然そんな風に見えなかった。むしろ...」
いつものクリークさんとは違う...
なんなの?あの、まるで魔王の様なフィールは...
◇
「レディース&ジェントルメーン!今日のレースもついにフィナーレ!決勝戦の相手はナリタタイシンとスーパークリークデース!」
「皐月賞ウマ娘と菊花賞ウマ娘のデュエル!ワクワクしてくるぜ!」
『デュエル開始イイイイイイイイ!!!』
「さあゲートがオープン!先行策を取ったのはスーパークリーク、ナリタタイシンはその3バ身後ろから虎視眈々とスーパークリークをチェイスデース!」
「ナリタタイシンの脚質は追い込みだからな!いつでもワンショットキルが出来るように脚を溜めてるようだぜ!」
「「デュエル!」」
スーパークリーク LP4000
ナリタタイシン LP4000
「私の先攻です!レスキューラビットを召喚して効果発動!ラビットちゃんをリリースして、デッキから通常モンスターの『聖種の地霊』2体を特殊召喚!」
地霊×2(☆1ATK0)
「あれはクリークのデッキのキーカード...いきなり来るか!」
「さらに魔法カード『ワンチャン』を発動!自分フィールドにレベル1モンスターがいるとき、デッキからレベル1のモンスターを手札に加えることが出来るのよ~」
「私は『聖種の影芽』を手札に加えます!」
「でもワンチャンは手札に加えたモンスターをそのターンの間に通常召喚できなければ2000ポイントのダメージを受ける!通常召喚権をレスキューラビットに割いた今、大ダメージは確実!」
「それはどうでしょうか?」カンコーン☆
「!?」
「どうなるかは最後のお楽しみですよ~!今手札に加えた影芽は自分の場に地霊がいれば特殊召喚出来ます!」
影芽(☆1)
「現れて!良い子を守る未来回廊!」
「私は地霊1体をリンクマーカーにセット!」
「なっ、リンク召喚!?」
「アローヘッド確認!召喚条件はレベル4以下の植物族1体!サーキットコンバイン!」
「リンク1!『聖天樹の幼精』!」
幼精(L1 下 ATK0)
「地霊をリンク素材にしてEXモンスターゾーンにリンク召喚した場合、サンヴァイン魔法、罠カード1枚を手札に加えられます。私は『聖蔓の社』を手札に!」
「そして手札を1枚捨てる事で、永続魔法『聖蔓の社』を発動!このカードは1ターンに一度、自分の墓地のレベル4以下の植物族1体を特殊召喚できる!この効果で地霊を特殊召喚!」
「今特殊召喚した地霊をリンクマーカーにセット!リンク1、『聖蔓の癒し手』!」
癒し手(L1 上 ATK600)
「ヒーラーの特殊召喚成功時、サンアバロンLモンスター一体のリンクマーカーの数×300ライフを回復できる!私は幼精を対象にとって、ライフを300回復!」(LP4000→4300)
「たった300の回復なんて関係ない!」
「ちりも積もれば何とやら、ですよ。私は影芽と幼精をリンクマーカーにセット!」
「リンク2!『聖天樹の精霊』!更に地霊をリンク素材に、2体目のヒーラー!」
精霊(L2 右下 左下 ATK0)
「まさかそいつ、1ターン1度の回数制限がないの!?」
「そうですよ~。次は600回復ですね」(4300→4900)
「これだけじゃありませんよ?影芽を除外して効果発動!サンアバロンとリンク状態になっている真ん中のヒーラーを対象に、その同名モンスターをEXデッキから特殊召喚!」
「ヒーラーが三体...」
「これで更に600回復です♪」(4900→5500)
「更に1枚目のヒーラーとリンク2の精霊をリンクマーカーにセット!サーキットコンバイン!」
「リンク3!我が子を守る母なる大樹、『聖天樹の大精霊』!」
大精霊(L3 右下 下 左下 ATK0)
「さっきと逆のEXゾーンに...リンク先を開けてきたか」
「カードを1枚伏せてターンエンドです。この時、私はワンチャンのデメリットにより2000ポイントのダメージを受けます」(5500→3500)
「回復分が帳消しになったね。連続回復はリスク軽減が目的ってわけ?」
「タイシンちゃん、ママはそんなに甘いデュエリストじゃないですよ?」
「は?誰が"ママ"だよ...」
「ここで大精霊の効果発動です!私がダメージを受けた時、その数値分ライフを回復して、EXデッキからサンヴァインリンクモンスターを特殊召喚しますよー!」
「なっ、ダメージを帳消しにするどころか、新たなモンスターを!?」
「2000ポイントライフを回復して、リンク1『聖蔓の守護者』を特殊召喚!」(3500→5500)
守護者(L1 上 ATK600)
『エクセレーント!ライフアドバンテージを取りつつ、モンスターの連続リンク召喚!見事なデュエルタクティクスデース!』
『すっげぇ!しかも大精霊は戦闘ダメージにも反応するから、まさに鉄壁の防御じゃん!』
「ライフがいくらあろうが...アタシのサイバー流追込デュエルには関係ない!アタシのターン、ドロー!」
「『サイバー・ドラゴン・コア』を通常召喚!こいつの効果で『エマージェンシー・サイバー』を手札に!」
コア(ATK400)
「攻撃力500以下のコアを対象に『機械複製術』を発動!対象に取ったモンスターと同名モンスターをデッキから複製する!」
「ということは、コアが2体...」
「いいや、フィールドのこいつは『サイバー・ドラゴン』だ!」
サイドラ×2(ATK2100)
「上級モンスターが一気に2体...!」
「驚くのはまだ、早い!『置換融合』発動!」
「3体の機構の龍よ、ここに集いて一つに!そしてアタシの牙となれ!」
「融合召喚!『サイバー・エンド・ドラゴン』!」
サイエン(☆10ATK4000)
「攻撃力4000!?でも、私のライフを削り切るには足りないですよ!」
「それはこのカードを見てから言いなよ!『リミッター解除』!」
「それはっ!?機械族の攻撃力を倍加させる超強力魔法!」
(サンアバロンの効果の前では、どれだけモンスターを並べて連続攻撃しても回復されるだけ...でも、タイシンの使うサイバー流デッキなら、一撃必殺の攻撃力で回復する前に差し切れる!)
(その為に連続攻撃できて合計攻撃力が上のサイバーツインじゃなく、サイバーエンドを融合召喚したのね)
サイエン(ATK4000→8000)
「大精霊は攻撃対象にできないし、そのリンク先モンスターへの攻撃を無効にする。だけどリンク先から外れたヒーラーは逃れられない!」
「リンク先を確保しようとしたのが命取りだ!サイバーエンドで攻撃!エターナル・エヴォリューション・バースト!」
『ヒーラーとサイバーエンドの攻撃力の差は7400!これが通れば回復分も消し飛んで一気にチェックメイトデース!』
『....いや!そうでもないみたいだぜ?』
癒し手「フッ...」
守護者「!?」
「サイバーエンドの攻撃が、ガードナーに逸れた!?」
「ふふふ...あははははは!!!!」
「クリーク、アンタなにを...まさかその伏せカード!」
「そうです。私は罠カード、『立ちはだかる強敵』を発動しました。タイシンちゃんはこのターン、守護者しか攻撃できず、全てのモンスターで守護者を攻撃しなければなりません。」
「守護者は大精霊のリンク先にいますが...私はこの攻撃を無効にしません」
「それじゃあどっちみちライフは0に...」
「なりませんよ。守護者の戦闘で受けるダメージは半分になるんです♪」
「何ッ!?」
「さあサイバーエンドちゃん、おいで♥」
サイエン「ビイイイイイイイイム!!!」
守護者(ドカーン)
「ふふっ、いいこいいこ♪」(5500→1800)
「あれだけの大ダメージを受けて、ビクともしてない!?」
『アンビリーバボー!スーパークリーク、ナリタタイシンの超火力を正面からしのぎ切った!』
(嘘でしょ...あの攻撃を防ぎきるなんて...)
(それに今の攻撃を防いだ時にクリークさんから出たフィール...ちょっと前のおかしかった時のフクキタルと同じ...)
PPPPPPPP!!!!!
「電話、トレーナーさんから?」
『スズカ!今タイシンはどうしてる!?誰とデュエルしてるんだ!』
「えっ?今は決勝戦で、相手はスーパークリークさんですけど...」
『やっぱり...マズい!』
「何がマズいんですか?」
「行方不明になってたスぺたちが見つかったんだ!」
「ほんとですか!?良かった...」
『よくねぇ!スぺたちを攫ってた犯人が問題なんだよ!』
◇
「学校の周りをざっと一周してみたけど、手掛かりはなし...やっぱトレセン内か?」
「トレーナー!大変よ!」
「キング!なんか見つかったか?」
「いなくなったタマモクロス先輩の日記が出てきたの、それでその中身に犯人が!」
「なんだって!?ちょっと見せてみろ」
●月×日
全くあいつ、ここ最近ウチを構いすぎや!
ウチはガキじゃあらへんのにイラつくねん!
しばらくはもう付き合ってやらん!ふん!
●月△日
あいつ、露骨に悲しそうにしとったな...
最近オグリも忙しくて話せてないみたいやし、イナリもウチと同じで子ども扱いされないように隠れてるらしいし
あの様子じゃどんなトレーニングしても失敗率が5%くらい上がっとるんちゃうか?なんてな!
...ちょっと悪いことしてるような気もするけど、偶にはウチらの気持ちも顧みればいいんや!ふん!
●月◇日
ウチは失敗した
失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した
失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した
奴のストレスをため過ぎた。
洗い物をめんどくさがってシンクに貯めるにも限度があるように、風船を膨らませすぎると破裂するように
奴の庇護欲を爆発させてもうたんや
一日であいつは覚醒してしまったんや
最初はクリークのトレーナー、次に飯に吊られたオグリ、何を思ったんか突撃していったゴルシも瞬殺されとった
奴はチヨやヤエノみたいな自分と関わりある奴をかたっぱしから捕まえたと思ったら、今度は5Usの新入りとウララを後ろから抱きかかえとった
うちは何とか部屋に立てこもってるけどもう時間の問題や。だからこの日記を見つけた奴に頼みがある。
奴は捕まえた相手をクロウトレーナーの部屋に連れ込んでる。
幸い奴は翌日にレースを控えてる。流石にウマ娘としてレースをすっぽかすことはあらへんやろ
その隙にうちらを解放してくれ
ウチは今から赤ちゃんにされる
「な、なんだよ...これ...」
日記に記された通りクロウ・ホーガントレーナーのトレーナー室をこじ開けると、そこに広がっていたのは地獄絵図だった
行方不明になっていたウマ娘やクロウトレーナーは全員、おしゃぶりをしゃぶらされ、幼稚園児のスモッグを着せられ、ゆりかごの中に眠らされていた
「うぅ...クリーク...マーサ...」
「にんじん...にんじん...にんじん...」
「クロウトレーナー!スぺ!いったい何があったんだ!誰がこんなことを!」
「無駄や...そいつらは一時的に幼児退行したショックで記憶がとんどる...」
「タマモクロス先輩!あなたは大丈夫なの?」
「大丈夫に見えるか...?ウチは慣れとるからある程度耐性が付いとる。それでもこのザマや」
「そんな、みんな赤ちゃんにされちまったのか!?」
(正直意味が分からないわ...)
「クリークや...犯人はクリーク...」
「クリークって...まさかスーパークリーク先輩!?」
「元々面倒見が良すぎるきらいはあったんや。ウチやイナリを赤ちゃんにしようとすることも...でも今回は流石に異常や...ここまで酷かったことは...今まで一度も...」
「アカン...限界や...後は、頼んだ...で....ガクッ」
「た、タマモクロス――――!!!!」
◇
「じゃあ今朝の事件の犯人は、今タイシンがデュエルしてるクリークさん!?」
『気を付けろ!なんか今日のスーパークリークは...様子がおかしいって次元じゃねぇ!』
「私のトレーナーさん、早くに親を亡くして孤児院で育ったんですよ。立派なデュエルトレーナーになって、孤児院を助けるんだって」
「いい子ですよね?だからあやしてあげたんです」
「......は?」
「スぺちゃん、生まれた時にお母さんが亡くなったって聞いて、私悲しくて...」
「だからいい子いい子しました」
「タマちゃんもオグリちゃんもゴルシちゃんもイナリちゃんもチヨちゃんもヤエノちゃんもウララちゃんもみーんなみーんな」
「いい子、いい子...ふふっ♪」
(やばい...何一つ言ってる意味が分からない....)
「それにタイシンちゃん、貴方も...」
「いい子、でちゅね♪」
「ッ!!!!」ゾクッ!!!!
(なんだ今の寒気!?子ども扱いされるのは部屋でいつもやられてるけど、今日のクリークは明らかにおかしい...一体何が...?)
(一瞬、クリークの腕に変な形の痣が見えたような...?気のせい?)
「デュエルを続けましょうね?大精霊の効果で受けたダメージを回復して、『聖蔓の剣士』を特殊召喚します。この子は特殊召喚成功時、サンアバロンリンクモンスターのマーカーの数×800ポイント攻撃力が上がるんですよ」(LP1800→5500)
剣士(L1 ATK800→3200)
「リンク1で攻撃力3200!?でもアタシのモンスターには及ばない!」
「でもリミッター解除の効果を受けたモンスターはその代償にエンドフェイズに破壊されるのよね?このままだとガラ空きよ、タイシンちゃん?」
「そんなの分かってるっての!エマージェンシーサイバー発動!『サイバー・ドラゴン・ネクステア』を手札に!」
「次に『融合回収』発動!墓地のルール上『融合』扱いの『置換融合』と『サイバー・ドラゴン』を手札に!」
「あっという間に手札を回復するなんて...流石ね♪」
「ッ...手札のサイバー・ドラゴンを捨てる事でネクステアを特殊召喚!このカードを特殊召喚した時、墓地の攻守どちらかが2100のモンスターを蘇生できる!」
「蘇れ!サイバー・ドラゴン!」
ネクステア(DEF200)
サイドラ(ATK2100)
「もう一度置換融合発動!サイバーエンド、ネクステア、サイバー・ドラゴンで融合!」
「機構の龍よ!新たな力の糧を喰らいて、永劫の高みへと昇華せよ!」
「融合召喚!『サイバー・エタニティ・ドラゴン』!!」
エタニティ(☆10DEF4000)
「攻撃力4000の次は、守備力4000...!?」
「こいつは鉄壁だ、簡単に超えられない!カードを一枚伏せてターンエンド!」
「あらあら~、困りましたね...ドロー!」
「...いいカードを引きました!」
「!!」
「まずは社の効果で地霊を蘇生します。そして手札から地霊を通常召喚」
「地霊2体とヒーラーでリンク召喚!『聖天樹の灰樹精』!」
灰樹精(L3 左 右 上 ATK0)
「あのリンクマーカーの向きは...またリンク先が増えた!?」
「メリアスのリンク召喚に成功した時、墓地の地霊を蘇生します」
「蘇生したロキをリンクマーカーにセット!もう一度幼精をリンク召喚!」
「ここで幼精...?攻撃力0のモンスターを今増やしても意味が...」
「メリアスの効果発動!リンク先にいるスラッシャーは、私のサンアバロンリンクモンスターの数だけこのターン攻撃できるようになります!」
「私のサンアバロンは3体!よって3回攻撃が可能!」
「まさか...その為に幼精を!?」
「でもスラッシャーの攻撃力は、エタニティに届かない!」
「そこでこの装備魔法をスラッシャーに装備するんですよ。『脆刃の剣』!」
「スラッシャーの攻撃力は2000ポイントアップします!」
剣士(3200→5200)
「攻撃力5200の、3回攻撃!?」
「脆刃の剣を装備したモンスターの戦闘では、お互いにダメージを受ける...でも大精霊がある限り、クリークさんへのダメージは実質無効化される上に、新たなモンスターの展開に繋げられてしまうわ!」
「5200のダメージを受けても、あんたはぎりぎり持ちこたえる...このためにちまちま回復してたってわけ!?」
「そういう事ですよ~♪さて、バトルフェイズです!スラッシャーでエタニティを攻撃!」
エタニティ(ボカーン!)
「鉄壁のエタニティが!」
「スラッシャーの効果発動!戦闘破壊したモンスターをサンアバロンのリンク先に特殊召喚!」
「アタシのエタニティのコントロールを奪うだって!?」
エタニティ「ママー!」(DEF4000)
「ふふっ、エタニティちゃん。いいこいいこ...♪」
「そして、タイシンちゃんもこっちにいらっしゃい!スラッシャーでダイレクトアタック!」
「ダメ!これが決まったらタイシンのライフが!」
「"マザー・スラッシュ"!」
「くっ...」キュピン!
「うああああああああああああ!!!!????」
「タ、タイシーーーーン!!!」
「.....え?」
「はぁ...はぁ...ダメージ0なのに、なんなの...この全身に響くフィールは...!」(LP4000)
「ライフが減ってない!?でもこのフィールの手ごたえ...確かにダイレクトアタックは決まったのに!」
「攻撃は受けた...でもその瞬間、アタシは罠カード、『パワー・ウォール』を発動していた!」
「パワー・ウォールですって!?」
「このカードは、受けるダメージ500につき1枚デッキトップを墓地に送ることで、受ける戦闘ダメージを0に出来る...」
「という事は、11枚もカードを墓地へ!?でも、スラッシャーの攻撃権はまだ残ってる!今度こそ終わりです!」
「........あら?スラッシャーちゃん?どうして攻撃しないのかしら...?」
「こんだけ落とせば、一枚くらい対抗策も落ちるっての...」
超電磁亀「デエエエエエエン!!」
「『超電磁タートル』ッ...!パワー・ウォールで落ちていたのね」
「こいつを墓地から除外して、バトルフェイズは終了!」
「くぅ...メインフェイズ2に入ります!」
「タイシンちゃんは凄い子ね...でもちょっと、お痛が過ぎたかしら...!」
(来る!クリークの切り札が!)
「おいで!我が子を導く未来回廊!」
「幼精とリンク3の大精霊をリンクマーカーにセット!アローヘッド確認!召喚条件はリンクモンスター2体以上!サーキットコンバイン!」
「リンク4!愛する我が子を守る為、荒ぶり猛る鬼子母神!
「『聖天樹の大母神』!」
大母神「ゴゴゴゴゴゴ」(L4 上 左下 下 右下 ATK0)
『すっげーでけーモンスター!さっきまでの樹もデカかったけど、こっちは遥かにでけぇ!ワクワクしてきたぜ!』
「大母神のリンク召喚成功時、デッキから『聖天樹の開花』を手札に加える!」
「カードを一枚伏せて、ターンエンドです!」
「タイシンちゃんのフィールドにカードは0!手札も0!次に何をドローしても、ママは負けないわ!」
「うっさい...!アタシはまだ、負けてない!」
「...ッ!」(タイシンちゃんのフィールが、どんどん高まってる!)
「ここからが...アタシの本領発揮だ!ドロー!」
「墓地の置換融合の効果!このカードを除外して、サイバーエンドをEXデッキに戻すことで1枚ドロー!」
「貪欲な壺を発動!墓地のモンスター5体をデッキに戻して2枚ドロー!」
「この土壇場で連続ドロー!?パワー・ウォールを使ったのは貪欲な壺のコストを確保する為でもあったの!?」
「ライフを半分払って、『サイバネティック・フュージョン・サポート』発動!このターン、アタシは一度だけ、墓地のカードを融合素材に出来る!」(4000→2000)
「『パワー・ボンド』発動!墓地のサイバードラゴン2体と、ネクステアを除外して融合!」
「再び集いて牙となれ!サイバー・エンドォ!!」
サイエン「ガシャン!」(☆10 ATK4000→8000)
「また攻撃力8000のサイバーエンド!?でも、それでも私のライフを削り切るには足りないわ!それにパワーボンドの代償で、タイシンちゃんはこのターンのエンドフェイズでライフが尽きる!」
「いいや!このターンで決めきる!2枚目のリミッター解除発動!」
サイエン「ギャオオオオオオオ!!!」(8000→16000)
「攻撃力16000の...サイバーエンドですって!?」
「サイバーエンドの攻撃は貫通する...ならここはリバースカード、永続罠『聖天樹の開花』を発動!相手の表側表示モンスターの効果を、全て無効にする!」
「!!」
「嘘でしょ...!効果が無効化されたら、エタニティを攻撃してもダメージはないじゃない...!」
「灰樹精と大母神は攻撃対象に出来ない!脆刃の剣の効果は相手の攻撃でも適用される!スラッシャーを攻撃すればお互いのライフが尽きるわ!」
「勝てはしなかったけど、これで引き分け...」
「墓地の『ブレイクスルー・スキル』の効果発動!」
「えっ!?」
「このカードを墓地から除外して、大母神の効果を無効にする!これでその邪魔な樹を攻撃できる!」
「今日は本当に落ちが良かった...クリーク!懺悔の準備は出来てる!?」
(開花の効果を使えば、大母神のリンク先のモンスターの攻撃力の合計分だけ攻撃力をアップできる...でも、エタニティとスラッシャーの攻撃力を足しても8000)
(た、足りない...!)
「バトルフェイズ!サイバーエンドで、大母神を攻撃!」
「さ、聖天樹の開花の効果発動!植物族のリンクモンスターが戦闘を行うダメージ計算時に、そのモンスターの攻撃力をリンク先のモンスターの合計攻撃力分アップします!」
「関係ねぇよ!その樹と一緒に沈めぇ!!」
「"エターナル・エヴォリューション・バースト"!!!!」
「きゃあああああああああ!!!!!」(LP5500→0)ピー
『フィニーーーーッシュ!熱いデュエルレースを制したのは、チーム5Us、ナリタタイシン!!』
『ガッチャ!いいデュエルだったぜ!』
◇
「う、うう...」
「ふぅ...ちょっと、大丈夫?」
「...うーん...あれ、タイシンちゃん...?」
「とりあえず大丈夫そうね...」
「ここ、レース場?私なんでここに...?確かトレセンで自主練してたような...?」
「はぁ?さっきまでアタシとレースしてたじゃん」
「そ、そうだったかしら...うーん...?」
「ダメージデカすぎて記憶が飛んだの...?あっ、そうだクリーク。ちょっと腕見せて」
「腕...?タイシンちゃん、もしかして抱きしめて欲し「違う」...しゅん...」
(......痣、無い....やっぱり見間違えだった...?)
その後、トレセンに戻った後クリークが起こした事件についての処遇が問ただされた。
クリーク自身には身に覚えがなかったものの、赤ちゃんにされた生徒と自身のトレーナーを見て、『こんなことをするのは自分しかいない』と意気消沈していた。
しかし、襲われた記憶があるのがタマモクロスだけである事、そのタマモクロス自身も全員忘れたままのほうが良いという考えだった事
事情を聴いた理事長が厳重注意だけで不問にする事を強く勧めたほか、クリーク自体も何者かに襲われた可能性が高く、サイコデュエリスト等が『洗脳-ブレインコントロール』のような洗脳カードを使用しクリークを操っていた可能性が一部トレーナーから指摘されたため、理事長の進言通り注意だけでお咎めなしとなった
この事件以来、クリークの欲求が爆発しないように、定期的に彼女のトレーナーとタマモクロスがストレス発散の為赤ちゃんになっているらしい
「ってなんでやねーーーーん!!!」
「トレセンアカデミアがお送りする、"お母さんとデュエル"のコーナーです。解説はスーパークリーク、アシスタントはタイシンちゃんでお送りします」
「"今日の最強カード"ね、N●Kでやってそうな番組名にしないで」
「今日紹介するのは、私の『聖天樹の大精霊』です」
《聖天樹の大精霊サンアバロン・ドリュアノーム/Sunavalon Dryanome》
リンク・効果モンスター
リンク3/地属性/植物族/攻 0
【リンクマーカー:左下/下/右下】
植物族モンスター2体以上
(1):このカードは攻撃対象にされない
(この効果が適用されたモンスターしか自分フィールドに存在しない状態での相手の攻撃は自分への直接攻撃になる)。
(2):1ターンに3度まで、自分が戦闘・効果でダメージを受けた場合に発動できる。
その数値分だけ自分のLPを回復し、EXデッキから「サンヴァイン」モンスター1体を特殊召喚する。
(3):1ターンに1度、このリンク先のモンスターが攻撃対象になった時に発動できる。
攻撃を無効にし、その自分のモンスターの位置を、他の自分のメインモンスターゾーンに移動する。
「母は子供に暴力なんて振るいません。なので攻撃力0なんです」
「でも攻撃対象にされないから的にはならないし、受けたダメージをそっくりそのまま回復する上に新しいモンスターを展開できる厄介なモンスターだね」
「やんちゃな子供も優しく受け止めてあやしてあげるんですよ。お母さんですから♪」
「いや意味わかんないんだけど」