ウ☆マ☆娘5Us デュエルダービー!   作:王爺

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第17.5R『トレセン生徒連続失踪!恐怖の幽霊の噂!?トレンディなDホイーラー二人組に襲い掛かる闇の炎! ダークウマグナーはずっと見ていた』

タイシンとクリークの激しいレースが行われた前日、5Us達が各々の目標レースに向けて特訓していた頃

トレセンの大会議室では理事長、秘書のたづな、トレーナーたち教職員に生徒会の面々等のアカデミア代表生徒が集められていた

 

学園の生徒が突如行方不明になっては、数日後に気を失った状態で発見され、また新たなウマ娘がいなくなる

そんな奇妙な事件の話題で重苦しい雰囲気に包まれた中で、学園を支える有力者たちが皆それぞれ意見を出し合い対策を議論する。

そして5Usのトレーナーも他のトレーナーと同じように.....

 

(ね、眠い....!)

 

......話し合う余裕なく、意識を落としかけていた

 

(昨日ダービーに向けての対策を練るのに熱中しすぎた...おかげで寝不足ぎみのコンディション獲得しちまったぜ...)

 

「......というわけだ!確認!君はどう思う、5Usのトレーナーよ!」

 

「...えっ?」

 

殆ど瞼を閉じかけたその瞬間、理事長に話を振られハッと目が覚める

 

(やっべ!何の話だったか全く分かんねぇ!...仕方ない、ここは!)

 

「あっ、ハイ!俺もその意見に賛成です!」

 

(こういう風に取り合えず周りの空気に乗っかっとくのが一番だぜー!)

 

「感謝!本人からの承諾得た事だし、今日から彼に件の現場に向かってパトロールしてもらおう!」

 

「ゑ?」

 

とりあえず理事長の意見に便乗しただけなのに何故か感謝され、周りのトレーナーからは拍手が巻き起こる

 

「いやー、流石最優秀デュエルトレーナーだけはありますねぇ!」

「貴方ならどんな卑劣な相手でもデュエルで拘束できるでしょう?頑張りなさいね!」

 

(えっ?えっ?パトロール?拘束、何を?)

 

「任務!5Usのトレーナーよ!一日張り込みを行い、現在失踪している二人のウマ娘を救出し、事件の真相を突き止めるのだ!」

「.....もしかしたら、奴らの仕業かもしれないからな」

 

(い、一日中!?めんどくせぇーーー!?)

 

「しかし理事長、もし犯人がウマ娘だったら、人間のトレーナーさん一人では危険ではないでしょうか?犯人が大人しくスタンディングデュエルをしてくれるとは限りませんし...」

 

(いいぞたづなさん!そのまま俺以外のやつに任務を誘導...)

 

「憂慮!それは確かに...」

「提案!ならばここに集まった代表ウマ娘の中から護衛を付けるのはどうだ?」

 

(やべっ!ここに集まるような代表生徒共はみんな責任感も強いし、学園の為ならこういう頼みも断らない奴らだ!)

(ここは誰かが立候補する前に、交渉を遮って話を激流葬して、人間の俺一人では危険だという空気を押し付けパトロールの話を無かったことにしてもらおう!)

 

「り、理事長!流石に生徒にこういう危険な仕事を...」

 

「はいはーい!!私やるわ!」

 

(マ、マルゼええええええええン!!!!)

 

「私なら寮の門限とかも関係ないし、この事件、私達"トレンディ・Dホイーラー"コンビにお任せ!バッチグーに解決しちゃうわよー!」

 

「任命!ならばマルゼンスキーよ、君に彼の護衛役を任せよう」

 

「あ、あのー、俺これから担当のトレーニング...」

 

「ブルーノちゃん!代わりに5Usのトレーニング見てあげてね!」

 

「わかった、5Usのトレーナ-、あとで組んでたトレーニングメニューを教えてね」

 

「あ、はい...」

 

 

 

そんなわけで消えたウマ娘が揃ってロードワークに向かっていた岬にて張り込む事数時間

眠い目をこすりながらマルゼンが持ってきたあんぱんと牛乳を口に含みながら、5Usのトレーナーは自慢のDホイールに腰掛け、大きなため息をついていた

 

「波の音にあんぱんと牛乳片手に張り込む二人、なーんか最近のトレンディドラマみたいな雰囲気ムンムンでドキワクしちゃうわね!」

 

「あー確かに火曜日とかにやってそうな雰囲気だよな。でもドラマで犯人をこういう場所で追い詰めるのは大体昼間だろ、こんな夜まで張り込んだりなんかしねぇよ...ふぁぁ...」

 

「なによー元気ないわねぇ」

 

「逆に何でお前はそんなに元気なんだよ...あー面倒な仕事受け持っちまった...」

 

「でも適任じゃない。デュエルは学園の他のトレーナーの中でも別格に強いし、それにあなたのフィール感知能力は私達を凌ぐんだから。いなくなった子たちを見つけるにも役立つし、怪しいフィールを感じたら即逮捕出来るでしょ?」

 

「まぁそうだけどさー、そういう能力ならそれこそ理事長とか会長のほうが適任だろ?理事長なんか一度あった事のある相手なら学園中どこにいても探せるらしいぜ?」

 

「ガビーン!!やよいちゃんったらそんな能力があったの!?」

 

「"決闘巫女"とやらの能力なんだってよ、詳しくは知らねぇけど」

「そんな事より、なんか寒くなってきたし、もう日が落ちて真っ暗だし...こういう日はなんか出てきそうじゃねぇ?もう帰りてぇよ...」

 

「出るって、幽霊とか?」

 

「ちょっ、そういう事言うんじゃねぇよ!」

 

「なぁに?まさか怖いの~?」

 

「こ、怖くねぇし!あんなのアンデット族モンスターだと思えば...」

 

 

ドクン...!

 

 

「っ...?」

 

「どうしたの?」

 

「いや、なんか気味悪いフィールを感じて...」

 

「...何人?」

 

「二人、多分ウマ娘だ。でもこんな強烈で気色悪いフィール、今まで感じたことが...」

 

 

その瞬間、ゴウッという音と共に地面に裂け目が走り、そこから紫の炎がトレーナーとマルゼンスキーを閉じ込めるように燃え上った!

 

 

「きゃっ!」

「な、何だこいつは!」

 

驚くのもつかの間、さながら亡霊のように夜の闇の中から二人のウマ娘が現れる

 

「「で、出たー!?」」

 

「大変よ、こいつらの身体操れないわ。操ろうとするとデッキの中から感じる不思議な力にはじかれる」

 

「そうか。ならデュエルでねじ伏せるしかないようだな」

「...ん?片方は人間じゃないか。人間の身体は乗っ取る意味もない。だが...トレセンに何か報告されても困る。人間の方はここで始末しておこう」

 

「貴方達は、ダイサンゲンにアキツテイオー!?行方不明のはずじゃ?まさか被害者が犯人ってパターンなの!?」

 

「マルゼン、こいつらトレセンで見かけた時とフィールの質がまるで違う。それに身体を操るだとか乗っ取るって言ってた...つまりこいつらは」

 

「洗脳、それにこの炎...サイコデュエリスト*1の類かしら?」

 

「本来は国に届け出を出して医療用に力を使用するものだけど、今時は届け出を出さずにその力を悪用する違法サイコデュエリスト*2も多いからな...」

 

「サイコデュエリストとは少し違うわね。私達はこの子たちの身体に取り付いて操っている亡霊」

「ここに来るウマ娘たちの身体を転々として、どんどん強い身体に乗り換えて行ってるのよ」

 

「この身体もなかなか強力で気にいっているが、そっちのウマ娘はもっと強力なフィールだな」

 

「残念だけど非売品なの。それにあなた達が使ってる身体も盗品なわけだし、大人しく返してくれないかしら?」

 

「もっと強いウマ娘に乗り移れたら返してやるさ。言っておくが、ランニングデュエルが終わるまでこの炎は消えないぞ?」

 

「やるしかないみたいだな...」

 

「貴方は下がってて、ランニングデュエルなら私の出番よ」

 

「バカ言え、他人の身体を乗っ取るなんて得体のしれない相手が二人もいるんだぞ!それにどっちもG1ウマ娘の身体だ!」

 

「得体のしれない相手だからこそよ。例えDホイールの速度があっても、人間の体の強度じゃ...」

 

「俺も戦うぞ、何のためにDホイール持ってきたと思ってんだ!荒事になるかもと思って、今日は使い慣れたデッキを持ってきたからな!」

 

「...意地でも納得いかないって顔してるわね。まぁ、貴方ならそう言うのは分かってたけど」

「じゃあ、こうしましょ!」

「うおっ!?」

 

そう言うと、マルゼンスキーはトレーナーをはるか上空へと投げ飛ばし、背中に手を回しキャッチした

所謂、"おんぶ"の体勢だ

 

「これならいいでしょ?ウマ娘と同じ速度で、相手のフィールは私が受けられるわ」

 

 

「人間を背負ってランニングデュエルだと?ふざけやがって!」

 

「そんな重りを背負って私達に勝てるとでも?」

 

「楽勝よ、貴方達みたいな他人の身体で好き勝手するような人たちにはね!」

 

「おい大丈夫なのかマルゼン?俺を背負ってちゃ速度も落ちるし、二人分のフィールを一人で受ける事になるんだぞ?」

 

「心配ナッシング!私を誰だと思ってるのよ?...貴方の永遠のライバルでしょう!」

「ルールはURAタッグデュエルルール、コースはこの岬一周、あのコーナーを先に曲がった方が先行よ!」

 

(URAタッグデュエルルール...トゥインクルシリーズのタッグデュエルレースで採用されてる、タッグフォースルールをベースに調整したルールだったな。確か...)

 

 

1.ライフポイントは共有、数値は8000

2.デッキ、手札、フィールド、墓地、除外ゾーンの共有は無し

3.発動条件、タイミングが正しければ誰のターンでもすべてのプレイヤーがカードの発動が出来る

4A."自分フィールド"の範囲にパートナーのフィールドを含む。

※例:自分フィールドのモンスターすべてが戦闘で破壊されなくなる『和睦の使者』を発動したターン、パートナーのモンスターも戦闘破壊されなくなる。彼岸以外のモンスターがパートナーのフィールドのみ存在する場合でも彼岸モンスターは自身の効果で破壊される

4B.ただし、プレイヤー自身を指定する効果の場合はそのカードをコントロールしているプレイヤーのみ適用される 

※例:パートナーのフィールドに『帝王の開岩』が存在する場合でも、もう片方のプレイヤーはエクストラデッキからモンスターを特殊召喚できる

5."相手フィールド"の範囲には相手プレイヤー両方のフィールドが含まれる

※例:『サンダー・ボルト』は発動したプレイヤーから見た相手プレイヤー両方のモンスターをすべて破壊する

6.自分→相手1→パートナー→相手2→自分…とターンを行う

7.攻撃及びドローは後攻側の最初のプレイヤーのターンから可能

8.通常の直接攻撃は相手プレイヤーの両方のフィールドにモンスターがいない場合のみ可能

9.パートナーのコントロールするモンスターでは攻撃不能

10.パートナーの手札と伏せカードは確認不能(相談などの行為も不可)

 

 

「いいだろう。このコインが地面に落ちた瞬間にスタートだ。用意は良いか?」

 

「バッチグーよ、いつでも来なさい」

 

「では、行くぞ!」

 

チャリン!

 

.........チャリン!

 

 

「行くわよ!フルスロットル!」

 

「なっ、早い!しかもこの走り方は...」

 

「逃げウマ娘...しかも大逃げ型!?」

「ですが、人間を背負った状態でそんな走りをして、果たしてどこまで持つのですかね?」

 

「うおーはっえー!!もうコーナー曲がっちまった!」

 

「先攻は私達よ、先に動くのは彼の方ね」

 

「いいのか、じゃあ遠慮なく」

 

「ではこちらは私が...私は"ダイサンゲン"という名前なのでしたっけ?」

 

「てめぇの名前じゃねぇだろ。二人の身体は返してもらうぞ!」

 

「「デュエル!」」

 

トレーナー&マルゼンスキー LP8000

ダイサンゲン?&アキツテイオー? LP8000

 

 

「俺のターン!手札の『氷水のトレモラ』の効果発動、このカードを墓地へ送り、手札の水属性モンスター『超古深海王シーラカンス』を特殊召喚!」

 

シーラカンス(☆7ATK2800)

 

「いきなり最上級モンスターを特殊召喚してきたか。人間にしてはマシなようだな」

 

「シーラカンスの効果発動!手札を一枚捨て、デッキからレベル4以下の魚族を可能な限り特殊召喚する!」

 

「そんな効果通すわけないでしょう!手札の『灰流うらら』を捨てることで、デッキに干渉する効果を無効にしますわ!」

 

「!」

 

「手札を3枚も使って、出たのは耐性無しのモンスター1体。残念でしたわね」

 

「それはどうかな?俺はまだ通常召喚を残しているぜ!」

「『深海のディーヴァ』を通常召喚!召喚時効果でデッキから『黄紡ぼうデュオニギス』を特殊召喚!」

 

ディーヴァ「~♪」(☆2ATK200)

デュオ「アー♪」(☆3DEF700)

 

「ディーヴァとシーラカンスをリンクマーカーにセット!現れろ、夢を導くサーキット!」

「アローヘッド確認、召喚条件はチューナー含むモンスター2体。サーキットコンバイン!」

「リンク2、『水晶機巧ハリファイバー』!」

 

ハリ(L2右下、左下 ATK1500)

 

「あれは更なるモンスターを展開するリンクモンスター!」

 

「ハリファイバーの効果!『フィッシュボーグランチャー』をデッキから特殊召喚!」

「そしてデュオニギスの効果発動、フィールドの水属性1体のレベルを倍にする、対象はデュオニギス自身!」

 

デュオ(☆3→☆6)

 

「レベル変動って事は、お得意のアレをやるのね!」

 

「俺はレベル6のデュオニギスに、レベル1のランチャーをチューニング!」

「深淵に眠る猛き一角魚、生命廻る大海原を貫け!シンクロ召喚!」

「浮上せよ、『白闘気一角』!」

 

一角(☆7DEF1500)

 

「一角の効果発動!シンクロ召喚成功時、墓地の魚族を特殊召喚できる。俺はシーラカンスを特殊召喚!」

 

「なんですって!?シーラカンスの効果に名称指定のターン1制限はない、つまり...」

 

「俺は手札の『氷水のアクティ』を捨てて、『揺海魚デッドリーフ』2体と『フィッシュボーグランチャー』をデッキから特殊召喚!」

 

「フィールドをモンスターで完全に埋めただと!?」

 

「レベル7のシーラカンスに、レベル1のランチャーをチューニング!太古より発掘されし神秘よ、古の時より蘇り奇跡を起こせ!」

「シンクロ召喚!『魔救の奇跡-ドラガイト』!」

 

ドラガイト(☆8ATK3000)

 

「更に俺はデッドリーフ2体とリンク2のハリファイバーをリンクマーカーにセット!サーキットコンバイン!」

「リンク4、『海晶乙女グレート・バブル・リーフ』!」

 

リーフ(L4 下 左下 左 右 ATK2600)

 

「更に墓地のデッドリーフを除外し効果発動、デッドリーフ、シーラカンス、ランチャー、3体の魚族をデッキの戻し、カードを1枚ドローする!」

「俺はカードを1枚伏せて、ターンエンド!」

 

「うららが直撃してなお連続召喚を決めるとは...」

 

(いい初手ね、手札誘発をケアしつつ、制圧効果を持つドラガイトを含めた強力なモンスターを並べたわ)

(水属性モンスターのシナジーを活かした、流れる水が形を変えるかのような柔軟な展開...彼らしいわね)

 

「でも、所詮は人間ですわ。ウマ娘にかなう通りはありません」

「私のターン、ドロー!」

 

「スタンバイフェイズにグレート・バブル・リーフの効果発動!墓地のハリファイバーを除外して、1枚ドローする!」

「更にこいつはモンスターが除外される度にそのターンの間攻撃力を600上げるのさ!」

 

リーフ(2600→3200)

 

「青眼級の攻撃力が2体ですか。でも、関係ありませんわ!」

「私は『クリッター』を召喚します。そしてこのモンスター1体でリンク召喚、『転生炎獣アルミラージ』!」

 

「リンク召喚...狙いは攻撃力1500以下をサーチするクリッターを墓地へ送る事か」

 

アルミラージ(L1 下ATK1000)

 

「クリッターの効果発動!『神樹のパラディオン』をサーチしますわ」

「そして『神樹のパラディオン』はリンクモンスターのリンク先に特殊召喚出来ます」

 

パラ(DEF1800)

 

 

「ちょっと待って、クリッターの効果でサーチしたモンスターはそのターン効果を発動できないんじゃ?」

 

「"発動"はしてないからな。あくまで召喚ルール効果によるチェーンを組まない特殊召喚だ」

 

「なるへそ~...」

 

 

「このモンスターはチューナー、よってアルミラージと神樹でリンク召喚、『水晶機巧ハリファイバー』」

 

 

「同じモンスター!?」

 

「使いやすいからな...」

 

 

「効果は説明不要ですね。デッキから『幻獣機オライオン』を特殊召喚します」

「そしてハリファイバーをリンクマーカーにセット!リンク1...」

 

 

「『リンクロス』をリンク召喚しますわ」

 

 

「「えっ?」」

 

「リンクロスの効果発動、リンク素材のリンクマーカーの数、つまり2体のリンクトークンを特殊召喚します」

 

Lトークン(☆1DEF0)

 

「レベル1のトークンにレベル2のオライオンをチューニング、『武力の軍奏』をシンクロ召喚!」

 

軍奏(☆3DEF2200)

 

「オライオンは墓地に置かれた時、幻獣期トークン1体を生成します」

 

幻獣機(☆3DEF0)

 

「リンクトークンに軍奏をチューニング、シンクロレベル4、『虹光の宣告者』」

「軍奏を素材にしたシンクロモンスターはチューナーとして扱いますわ、私は残ったレベル3のトークンに、レベル4の宣告者をチューニング」

「レベル7、『シューティング・ライザー・ドラゴン』!」

 

ライザー(☆7ATK2100)

 

「墓地に落ちた『虹光の宣告者』の効果で、私は儀式モンスターの『クラウソラスの影霊衣』を手札に加え、ライザーのシンクロ召喚成功時効果でデッキから儀式魔人リリーサーを墓地へ送り、ライザーのレベルをその分下げますわ」

 

ライザー(☆7→4)

 

「なんだあのカード達は!?あれはダイサンゲンのデッキではない!」

 

「ていうか、リンクロスにリリーサーってどっちも禁止カードじゃないの!」

 

「禁止カード?何の話だ?デュエルディスクもエラーを起こしていないだろう?」

 

「そんなはずは...あれ?ホントに起こしてない?故障か?」

「5Usのデュエルディスクはどれも俺のお手製でハッキング対策もしてあるはずなのに....」

 

「デュエルディスクが違反を検知していない以上、URA公式デュエルルールに基づきデュエルは問題なく続行されますわ!」

 

「ま、マジかよ...ていうかこのデッキの切り札って、もしかして...」

 

 

「手札のクラウソラスを墓地へ送り効果発動!デッキから『影霊衣の反魂術』を手札に!そしてそのまま発動!」

 

「奴の墓地にはリリーサー...これを通したらマズイ!」

「俺はドラガイトの効果を発動!俺の墓地に水属性モンスターが存在すれば、1ターンに1度、相手の魔法、罠の効果の発動を無効にできる!」

 

「甘いですわ!私は『禁じられた聖杯』をドラガイトを対象に発動!ドラガイトの攻撃力を400上げる代わりに効果を無効にしますわ!」

 

「しまっ...!?」

 

「儀式魔人リリーサーの効果で、墓地のリリーサーを除外し儀式素材に...」

 

「させないわ!聖杯にチェーンして手札の『アーティファクト・ロンギヌス』の効果発動!」

 

「何ッ!?」

 

「このカードを手札からリリースする事で、このターン全てのプレイヤーはカードを除外できなくなるわ!」

 

「除外封じ!?これではリリーサーを素材に出来ない!」

 

「逆順処理よ、ドラガイトの効果は無効化され、攻撃力は400ポイントアップ!」

 

ドラガイト(ATK3000→3400)

 

「そして反魂術の処理よ、もう発動されている以上、儀式召喚を中断することは出来ないわ」

 

「...私は手札の『魔界発現世行きデスガイド』をリリースして、墓地から『クラウソラスの影霊衣』を儀式召喚します」

 

クラネク(☆3DEF2300)

 

「リリーサーは自身を素材にした儀式モンスターが存在する限り相手のあらゆる特殊召喚を封じる効果がある...それを狙ったみたいだけど、私達はそれを許すデュエリストではないわ」

 

「くっ...」

 

 

「ありがとうマルゼン、助かったよ」

 

「いいのよ。でも、本命はこの先でしょうけどね」

 

「ああ、あのデッキレシピはおそらく...」

 

 

「やってくれましたわね...!ですが、それも些細な抗いでしかありませんわ。本当に恐ろしいのはここからなのですから!」

「私はライザーとリンクロスをリンクマーカーにセット!アローヘッド確認、召喚条件は効果モンスター2体、サーキットコンバイン!」

「リンク2、『捕食植物ヴェルテ・アナコンダ』」

 

アナコンダ「ギャオオオオオ!!」(L2 左下 右下 ATK500)

 

「やはりデッキの融合魔法をコピーできるアナコンダか!」

「...ここで使っておくしかない、リバースカードオープン!『ダメージ・ダイエット』!このターン俺たちが受ける全てのダメージは半分になる!」

 

「ここでの発動、どうやらこの先に出てくるモンスターが何なのか分かっている様だな」

 

「では見せてあげましょう!LPを2000払いアナコンダの効果発動、『真紅眼融合』をデッキから墓地へ送り、その効果を喰らい使用する!」(LP8000→6000)

「デッキのモンスターを素材として"レッドアイズ"を融合召喚する効果を喰らい、私はデッキの『真紅眼の黒竜』と『ブラック・マジシャン』を素材として融合召喚!」

「今ここに伝説の魔術師と黒き竜は交差し、無限の可能性を生み出さん!融合召喚!」

 

 

『超魔導騎士ドラグーン・オブ・レッドアイズ!!!』

 

ドラグーン「ハァッ!」(☆8 ATK3000)

 

 

「やはりドラグーン!かつてあらゆる大会で猛威を振るったレアカード!」

 

「デュエルモンスターズ史上公式販売されたモンスターの中でも最強とされるカード...あまりの強さからURA公式リミットレギュレーション*3により禁止指定されたカードね」

 

「ちなみに俺はウルトラレア版を36枚、記念シークレットを3枚持ってるぜ」

 

「凄いけど今自慢してる場合じゃないわよ!?」

 

 

「超魔導騎士ドラグーン・オブ・レッドアイズの効果発動!相手モンスター1体を破壊し、その元々の攻撃力の数値分のダメージを与える!そしてこの効果は、融合素材にした通常モンスターの数だけ使用できますわ!」

「融合素材の2体はどちらも通常モンスター!グレート・バブル・リーフとドラガイトの攻撃力分、併せて5600!」

 

「ダメージダイエットの効果で半分の2800ダメージになるが...それでも人間の身体ではこのフィールの乗ったダメージを耐えられまい!」

 

「ッ.....」

 

「私にしっかり捕まって、身を屈めて!」

 

「!!」

 

叫ぶようなマルゼンスキーの指示に従い、トレーナーは彼女の背中に張り付く

そしてマルゼンスキーは背中の相棒を庇うべく、本来なら衝撃が共有されるタッグデュエルでのフィールを全て受け止めた!

 

バブル「キャー!」ボカーン

ドラガイト ボカーン

 

「くぅっ...!」(LP8000→5200)

 

「うおおっ!?マルゼン!大丈夫か!?」

 

「このくらい大丈夫よ、ちょっと揺らしちゃったけど、そっちも平気?」

 

「ああ...クソッ、年下の女学生に庇われるなんて情けねぇっ...!」

 

「いいのよ、私はその為についてきたんだから」

 

 

「ウマ娘の方が庇いましたか...どの道このターンでは仕留めきれませんし、危ない要素は排除しておきましょうか」

「私はヴェルテアナコンダのもう一つの効果、ターン終了時までフィールドの表側表示モンスターを闇属性にする効果を発動!その効果に対してドラグーンの更なる効果を発動」

「手札を1枚捨てる事で、その効果を無効にしドラグーンの攻撃力は1000アップ!」

 

アナコンダ「ギャー」ボカーン

ドラグーン(ATK3000→ATK4000)

 

「自分のモンスターを破壊して攻撃力を上げた!?」

 

「しかも低攻撃力のアナコンダを処理してきやがった!」

 

「バトルフェイズ!ドラグーンで白闘気一角に攻撃!"ブラック・フレア・マジックシュート"!」

 

ドラグーン「ハァァァ!」(ATK4000)

一角「キュイッ!?」ボカーン(DEF1500)

 

「きゃっ!」(LP5200)

 

「マルゼン!」

 

「これでお前達のフィールドはガラ空きだな!」

 

「そうはさせねぇよ!水属性モンスターが破壊された時、墓地の氷水のトレモラを除外して効果発動!更に破壊された一角の効果も発動!」

 

「破壊をトリガーとする効果!?」

 

「墓地の水属性モンスター、黄紡ぼうデュオニギスを除外する事で、一角は深海より蘇る!」

 

一角「キュイッ!」(DEF1500)

 

「更にトレモラの効果で、墓地の氷水モンスター、『氷水のアクティ』を特殊召喚」

 

アクティ(☆4DEF1000)

 

「アクティの特殊召喚成功時、手札の水属性モンスター『海皇の竜騎隊』を捨ててカードを1枚ドローする!」

「更に水属性モンスターの効果のコストとして墓地に送られた竜騎隊の効果により、デッキから海竜族モンスターの『海皇子ネプトアビス』を手札に加える!」

 

「モンスターを減らさないばかりか、手札のリカバリーまで...」

「ですがドラグーンは効果の対象にならず、効果で破壊されない強力な耐性を持つモンスター、加えてあらゆるカードの効果を無効化し自身の攻撃力を上昇させ続ける強力な制圧効果を持つ!このモンスターを突破することは不可能です!」

 

「...........」

 

「そこで提案なのですが、サレンダーしていただけませんか?」

 

「サレンダーですって?」

 

「私達としてもこれから使う身体をあまり傷つけたくはない、ここでサレンダーすればそこの人間も見逃してやろう」

「いくら君が強いデュエリストでも、その足手纏いを背負ったままでは私達に勝つことは出来ない」

 

「彼が足手纏い?...貴方達の目、くすんでるわ」

 

「なんだと?」

 

 

「彼は足手まといなんかじゃない、私が知っているデュエリストの中で最も頼もしく、最も私のデッキを研究しつくした!最高のタッグパートナーよ!」

「サレンダーなんて絶対にしてやるもんですか!おあいにく様、簡単に勝ちを諦めるデュエリストじゃないのよ私達!」

 

「!!」

 

 

「そうか、ならばその荷物を抱えたまま、絶望の淵に沈んでいけ!ターンエンド!」

 

 

「私のターン、ドロー!」

「.....!!」

 

「マルゼン、引けたか?」

 

「ええ!バッチグーよ」

 

 

(引けた...?何を...?)

 

 

「私はフィールド魔法『歯車街』を発動するわ」

 

「あれは破壊されるとデッキから古代の機械を呼ぶフィールド魔法...ここでドラグーンの効果は使えませんね」

 

「更に私は『古代の機械射出機』を発動するわ。フィールドの歯車街を破壊することで、デッキから召喚条件を無視してアンティークギアモンスターを特殊召喚できるわ!」

 

「ドラグーンの効果を忘れましたか?手札を1枚切って効果発動!射出機の効果を...」

 

「ドラグーンの効果にチェーンしてフィールドの射出機をリリースして、速攻魔法『禁じられた一滴』を発動!」

 

「禁じられた一滴...?なんですかそのカードは?」

 

 

(...ん?)

 

 

「このカードは発動時にコストとしてリリースしたカードの数だけ相手モンスターの効果を無効にして、その攻撃力を半分にする今流行りの魔法よ!」

 

「ドラグーンは効果の対象には...」

 

 

「この効果は対象を取らないのよ!」

 

 

「なんですって!?」

 

「そんなカードが存在するのか!?」

 

 

「私はこの魔法の効果によりドラグーンの効果を無効にして、攻撃力を半減させるわ!」

 

ドラグーン(ATK4000→2000)

 

「ドラグーンの効果が無効になったことで射出機の効果は有効!歯車街を破壊して、デッキから『古代の機械巨人-アルティメットパウンド』を特殊召喚!」

 

巨人アルパン「ガシャーン!」(☆8ATK3000)

 

「くっ、こんなことが...」

 

 

(こいつら、ドラグーンメタとして有名だった一滴を知らない?もしかして...)

 

「なあマルゼン、もしかしたら」ヒソヒソ...

 

「...なるへそー、そうかもしれないわね。なら...」

「破壊された歯車街の効果発動!デッキから古代の機械飛竜を特殊召喚!」

 

飛竜「ギャシャーン!」(☆4ATK1700)

 

「飛竜の召喚時効果!デッキから『古代の機械巨人』をサーチ!」

「そしてバトルフェイズよ!『古代の機械巨人-アルティメットパウンド』でドラグーンに攻撃!"ファースト・パウンド"!」

 

巨人アルパン「ゴゴゴゴゴゴーン!」(ATK3000)

ドラグーン「グワー!」(ATK2000)ボカーン

 

「くっ!」(LP6000→5000)

 

「更にアルティメットパウンドの効果発動!1ターンに2回まで、このモンスターが相手モンスターを戦闘破壊した時、手札の機械属モンスターカードを捨てる事で追加攻撃権を得る!」

 

「なにっ!連続攻撃だと!?」

 

「さっき手札に加えた古代の機械巨人を捨てて、今度はクラウソラス攻撃よゴーレムちゃん!"セカンド・パウンド"!」

「そしてゴーレムちゃんの攻撃は貫通するわ!」

 

クラウソラス「ウワー」(DEF2300)

 

「いっ...!」(LP5000→4300)

 

「まだ終わらないわよ!手札の古代の機械猟犬を捨ててもう一度攻撃権を得るわ!」

「貴方達のフィールドはガラ空き、これで.....?」

 

アストログラフマジシャン「.....」(ATK2500)

 

「アキツテイオーちゃんのフィールドに、新しいモンスター...?」

 

「へぇ、そっちは魔術師デッキだったのか。さっきの意趣返しってわけか?」

 

「クラウソラスが戦闘破壊された時、私が手札の『アストログラフマジシャン』の効果を発動していた!」

「自分フィールドのカードが破壊された時、手札のこのカードを特殊召喚し、このターンに破壊されたモンスターの同名モンスターを手札に加えることが出来る」

「私は今破壊された『クラウソラスの影霊衣』を選択し手札に加える!」

 

「そっちも同じカードを持ってたのね」

 

「おそらくグッドスタッフよりか魔術師混合かの違いで、どっちもメインはリリーサードラグーン*4なんだろうな」

 

「このターンでは仕留められなくなっちゃったわね。ゴーレムちゃんでアストログラフマジシャンを攻撃!"ファイナル・パウンド"!」

 

アストロ「モウデバンオワリ!?」ボカーン(LP4300→3800)

 

「飛竜ちゃんでダイレクトアタックよ!」

 

「「くうううううう!!」」(LP3800→2100)

 

「これで形勢逆転ね!ターンエンド」

 

「みたか!ウチの相方の大逃げ連続攻撃!そっちがサレンダーしてもいいんだぜ?」

 

 

「サレンダーなんかしない....まだだ...まだ私達は負けてはならない!」

 

「必ずや、あの人を追い詰めた者に復讐し...彼女の...」

 

 

「「トレーナーの無念を、晴らさなければ...!」」

 

 

「トレーナーの、無念...?」

 

「復讐、と言ったわね。それが貴方達の目的...だとしても、なぜトレセンの生徒の身体を狙う必要があるの!」

 

「そうしないと、私達はこの場所から出られないからよ。私達と、私達のトレーナーの魂が眠るこの場所からね...」

 

「魂が眠る...って事は、や、やっぱりお前ら幽霊だったのか!」

 

「今更?」

 

 

 

 

私たち二人は、かつてトレセンデュエルアカデミアで、同じトレーナーの指導の元、トゥインクルシリーズを駆け抜けていた

そんなある時、"アオハル杯"というチーム対抗戦大会が始まることになって、私達はトレーナーの率いるタッグチームのエースを期待を寄せられ、出場することを決めたの

だが、私達の評判を聞きつけチームに加入してくれたウマ娘もいたものの、チームとしての勝ち星が上がらず、成績は次第に低迷していきました

並行して出走しているトゥインクルシリーズへの負荷も考えてトレーナーにアオハル杯を諦める事も進められたけど、私達は集まってくれたチームの皆と、それにこたえたいという気持ちを信じてくれたトレーナーの為に、チームランキングを上げようと奮闘していたの

 

しかし、その判断が災いして、私達はレース中に疲労骨折して転倒、その時の怪我で選手生命が断たれてしまった...

走れなくなることはとても悲しかった...だけど、そこまでなら自分の選択の結果だと受け入れられました...

 

だけど、世間はそう思わなかった!

URAや記者の人たち私達のトレーナーが無理な判断をしたせいだと煽り立て、沢山の人が無実の彼女を責め立てた!

そのせいで、彼女自身も自分を責めるようになって...心を病んで...

しばらくして弁明を続けていた私達の元に来たのは、彼女がこの海に飛び込んで死んだという知らせだった!

 

無責任な周囲への怒りとトレーナーを救えなかった無念、それらをずっと胸に抱えたまま、私達もトレーナーの後を追うようにこの海に飛び込み、命を絶ちました...

 

しかしある時、死んだはずの意識が目覚めたのです

どれくらい眠ったままなのはわかりませんが、どうやら私達は幽霊としてこの地に縛り付けられたのだという事に気付きました

 

しかし蘇ったとはいえこの地から離れることが出来ない地縛霊、燃え上る黒い感情を抱えたまま、この地を動けずに歯がゆい思いをしていました

そんなある時、この場所にロードワークにやってきたウマ娘に手を伸ばした時です

私達はそのウマ娘の意識を奪い、そのウマ娘の身体を乗っ取っていました

そして驚いたことに、今まで狭い範囲でしか移動できなかったのが、少しだけ広い範囲を移動できるようになったのです

 

 

「アオハル杯...聞いたことがあるわね。確か、昔開催されていたチーム対抗戦レース大会のはずよ」

「トゥインクルシリーズと並行開催な事もあって、参加者があんまり集まらないから廃止になったらしいけど...」

 

 

「何度か同じようにここを訪れるウマ娘の身体に乗り移る内に、その範囲が宿主のフィールに比例することが分かりました」

 

「それに気づいた私達は決心した。もっと強力な決闘者の身体を手に入れて、この地を飛び出そうと」

 

「「そして、彼女を追い詰め殺した者共に必ず復讐を果たすと!」」

 

 

「お前たちの事情は分かった。だが、その為に無関係な"今"のウマ娘の身体で好き勝手するのは筋違いだ!」

 

「知ったような口を聞くな!」

「私達はこの恨みを晴らすまで止まれない!お前達を倒し、必ず...必ず復讐を遂げて見せる!私のターン!ドロー!」

 

「私は『真紅眼融合』を発動!」

 

「まさかまたドラグーンを!?」

 

「そのまさかだ!これで私のデッキのブラマジと真紅眼を素材としドラグーンを出せば、その効果でお前たちのモンスターを破壊して、効果ダメージでお前達のライフは0になる!」

 

「させねぇよ!墓地のダメージダイエットの効果発動!このカードを除外して、このターン俺たちが受ける効果ダメージを無効にする!」

 

「なっ、墓地からトラップだと!」

 

「これで効果ダメージと攻撃の分のダメージを合わせても、俺たちのライフは残るぜ!」

 

「く...だが寿命が1ターン伸びただけだ!私はデッキの『真紅眼の黒竜』と『ブラック・マジシャン』を素材として融合召喚!」

「今再び伝説の魔術師と黒き竜は交差し、無限の可能性を生み出さん!融合召喚!」

 

ドラグーン「ハァッ!」(☆8ATK3000)

 

「折角倒したのに、また...!」

 

(一角は破壊しても復活する、ドラグーンの効果を使えば止められるが、そうすると次のターンはまだしも、その次以降のターンに効果を使う為の手札が足りなくなる...)

(放っておいてもあの魚ではドラグーンを突破できない...ならばここは!)

 

「ドラグーンの効果発動!古代の機械巨人と氷水のアクティを破壊して、その攻撃力分のダメージを与える!」

 

「ダメージダイエットの効果で効果ダメージは半分になる!」

 

「だがもう半分の炎は受けてもらう!」

 

アクティ&巨人

 

「きゃああああ!!」(5200→3700)

 

「マルゼン!?」

 

「くっ...はぁ...はぁ...だ、大丈ブイ!」

 

「アルティメットパウンドが破壊された時、デッキの『融合』と墓地の巨人を手札に加えるわ!」

 

(リソース回復…止めるか?いや、ここで止めるより手札を温存して返しのターンの融合の発動を止めるべきだな)

 

「今さら手札を増やしたところで意味はない!ドラグーンの効果は使わず、そのままバトル!飛竜に攻撃だドラグーン!」

 

飛竜(ボカーン)

 

「あああああ!!!!」(LP3700→2400)

 

「おいもう無茶すんな!二人分のフィールを受けてもうギリギリだろう!これ以上あと一発でも貰ったらヤバいって!」

「ここで降ろせ!俺を背負ってちゃ...」

 

「大丈夫よ...貴方と私だもの...必ず、勝機はある!」

 

 

「くだらん!私達と同じ絶望を抱いて死んでゆけ!カードを一枚伏せてターンエンド!」

 

 

(クソッ、情けねぇ!禁止カードなんかにいいようにされて、ライバルの女に守られて、いいとこなしじゃねぇか俺!)

(だが、そのライバルが、俺を信じている...種族が違えど、俺をデュエリストとしてのパートナーだと認めている...!)

(なら、その信頼には、デュエルで応えるしかない!)

 

 

「俺のターン、ドロー!」

「....,!」カン☆コーン!

 

(リリーサードラグーンであの伏せカード...そうか!)

 

「俺は魔法カード『冥王結界波』を発動!このターン相手にダメージを与えられない代わりに、相手モンスターすべての効果を無効にする!」

「そしてこのカードの発動に、モンスター効果はチェーン出来ない!」

 

「良いわ!この魔法ならドラグーンを無力化でき『それは読みが甘いな』!?」

 

 

「リバースカードオープン!速攻魔法、『抹殺の指名者』を発動!このカードはデッキからカードを1枚除外し、発動ターンの間除外したカードの同名カードの効果を無効にする!」

「私はデッキから『冥王結界波』を除外して、効果を無効にする!」

 

「そんな!同じカードをデッキに入れていたの!?」

 

「『冥王結界波』は数少ないドラグーン・オブ・レッドアイズに対抗できる上級魔法...当然対策は怠っていない!」

 

「これで万策尽きましたわね、貴方達の負けです」

 

 

「...それはどうかな?」カンコーン☆

 

「なに?」

 

「お前の伏せカードが抹殺なのは想定の範囲内だ、だからあえて使わさせたのさ。デメリットも無効にしてくれたおかげで、このターンに攻めに行ける!」

 

「伏せカードが読めていただと...?ハッタリだ!」

 

「なら試してみればいいさ!俺は『海皇子ネプトアビス』を召喚!そしてデッキから海皇の竜騎隊を墓地へ送り効果発動!海皇カードをサーチする!」

 

「ドラグーンの効果を忘れたか!!手札の『真紅眼の飛竜』を捨て効果発動!その効果を無効にして破壊する!」

 

ネプト「デオチ!」(ボカーン)

 

「これで今度こそ...」

 

 

「今ネプトアビスにより墓地へ送られた竜騎隊の効果発動!」

 

「何ッ!?ネプトアビスの効果は無効化したはずだ!」

 

「ネプトアビスのデッキから墓地へ送る効果は"コスト"だ!効果を無効にされても、発動を宣言する時点で墓地に送られるんだよ!竜騎隊の効果で海竜族のネプトアビスをデッキから手札に!」

「更に貪欲な壺を発動!墓地のドラガイト、バブル、アクティ、ディーヴァ、竜騎隊をデッキに戻し2枚ドロー!」

「そして墓地の『氷結界』を除外して効果発動!デッキからレベル7の『海精鱗-ディニクアビス』を墓地へ送り、そのまま手札に回収する!」

 

「そんなカードいつの間に...」

 

「最初にシーラカンスの効果を発動した時よ!ダメじゃない、デュエリストならちゃんとコストのカードも確認しておかないとね!」

 

「あの時の手札コストか...!」

 

「手札のネプトアビスを捨てて、手札のディニクアビスの効果発動!このカードを特殊召喚できる!」

 

「その効果にチェーンして、手札の『儚無みずき』の効果発動!このターン、メインフェイズかバトルフェイズに相手がモンスターを特殊召喚する度、そのモンスターの攻撃力の数値分、私達はライフを得る!」

 

ディニク(☆7ATK1700)

 

「フフ...」(2100→3800)

 

「アナコンダで減らしたライフを回復するカードか...だが、関係ない!」

「コストとして墓地へ送られたネプトアビスの効果!墓地の海皇の竜騎隊を特殊召喚!」

 

竜騎隊(☆4ATK1800)

(LP3800→5600)

 

「ディニクアビスの効果発動!特殊召喚成功時、レベル3以下の"海精鱗"モンスターを手札に加えられる。俺はレベル3の『海精鱗アビスディーネ』を手札に!」

「そしてフィールドに海精鱗が存在する時、カードの効果で手札に加えたディーネは特殊召喚できる!」

 

ディーネ(☆3DEF1000)

(LP5600→6600)

 

「墓地のフィッシュボーグランチャーの効果!自分の墓地のモンスターがすべて水属性なら、このカードを墓地から特殊召喚できる!」

 

ランチャー(☆1DEF300)

(LP6600→6800)

 

「続けて現れろ、夢を導くサーキット!アローヘッド確認、召喚条件は水属性モンスター2体!アビスディーネと竜騎隊をリンクマーカーにセット!サーキットコンバイン!」

「リンク召喚!リンク2、『海晶乙女-コーラルアネモネ』!」

 

アネモネ「ウフッ」(L2 左 下 ATK2000)

(LP6800→8800)

 

「コーラルアネモネの効果!墓地の攻撃力1500以下の水属性モンスターをリンク先に特殊召喚!」

「俺はネプトアビスを特殊召喚する!」

 

ネプト「☆1ATK800」

(LP8800→9600)

 

「ネプトアビスとディニクアビスにランチャーの合計レベルは9...もしかして!」

「久々に"あれ"を呼ぶ気なのね!」

 

「ああ、これで俺のエースモンスターを呼ぶ準備が整った!」

 

「エースモンスターだと!?」

 

「ですがどんなモンスターだろうと、ドラグーンを突破することは出来ないはず...!」

 

「俺はレベル7のディニクアビスと、レベル1のネプトアビスに、レベル1のランチャーをチューニング!」

 

☆1 + ☆7 + ☆1 = ☆9

 

「今こそ絶対零度の封は解かれた。破壊の咆哮よ、世界を貫け!シンクロ召喚!」

 

 

「目醒めよ、『氷結界の龍トリシューラ』!!!」

トリシューラ「キュオオオオオオオン!!」(☆9 ATK2700)

 

 

「トリシューラ、ですって!?」(LP9600→12300)

 

「トリシューラの効果発動!シンクロ召喚成功時、相手フィールド、墓地、手札からそれぞれ1枚ずつカードを対象を取らず選んで除外する!」

 

「対象を取らない除外効果!?これではドラグーンの耐性が機能しない!」

 

「俺はフィールドのドラグーン、アキツテイオーの身体を使ってるやつの最後の手札、そして墓地の『真紅眼の飛竜』を除外!"アブソリュート・デストロイ"!」

 

 

ドラグーン「クッ!」(パリーン!)

 

「墓地の飛竜まで...!エンドフェイズに真紅眼を蘇生する効果を知っていたか!」

 

「当然、見逃すわけないだろ!」

「これでまたお前らのフィールドはガラ空きだ、バトルフェイズ!コーラルアネモネと一角でダイレクトアタック!」

 

「ぐはああああ!!!」(LP12300→10300)

「きゃあああ!」(LP10300→7800)

 

「最後に『氷結界の龍トリシューラ』でダイレクトアタック!"絶氷のコキュートス・バースト!"」

 

「「うあああああああ!!!!!」」(LP7800→5100)

 

「何度目かの形勢逆転だ!俺はカードを一枚伏せてターンエンド!」

 

「やっぱり腕は衰えていないみたいね♪」

 

 

「くっ...ですが、儚無みずきの効果を無視して展開してくれたおかげで、まだライフは半分以上残っていますわ!」

「ずっと人間一人抱えたまま、ハナを取って走り続けて、もう体力も限界でしょう?現に段々と差が縮まってきているではないですか」

「貴方のそのプレイングは、結果的に味方を苦しめているのです」

 

「.........」

 

「さあ、それはどうかしらね...これは余裕のよっちゃんって事かもしれないわよ?」

 

「苦し紛れを...私のターン、ドロー!」

(.....このカードは!)カン☆コーン

 

「やはり勝つのは私達ですわ!私は手札から魔法カードを発ど」

 

「なに勘違いしてるんだ?」

 

「ひょ?」

 

「まだお前のスタンバイフェイズは終了してないぜ!」

 

「何言ってるんですか!あなたのモンスター達はどれも相手ターンに使える効果は持っていないではないですか!」

 

「リバースカードオープン!『マインドクラッシュ』!」

「マインドクラッシュ...?」

 

「カード名を一つ宣言して効果発動!相手の手札を確認し、宣言したカードがその中にあればそのカードを捨てさせ、無ければ俺が手札を1枚捨てる」

 

「私のこの1枚の手札を当てるですって?そんな事出来るわけがない!奇跡でも起きない限り!」

 

「わざわざ奇跡なんて起こさなくても十分さ、俺は...」

 

 

 

 

「『円融魔術』を宣言する」

 

 

 

 

「...えっ?」

 

トレーナーがカード名を宣言した瞬間、ダイサンゲン?のドローしたカードが強制的に宙に浮かび上がり、罠カードから飛び出た手によってぐしゃりと握りつぶされる

それは、彼女がドローした最後の切り札が、宣言通り『円融魔術』であった事を意味していた

 

「な、なぜ...なぜ私が引いたカードが『円融魔術』だと分かったんですの!」

 

「ヒントは、お前らがマルゼンの使った『禁じられた一滴』に驚いた事だった」

 

「あのカードが...?」

 

「俺は最初、お前らがデュエルディスクを弄って禁止カードを認識させないようにして使ってるんだと思った、だけど、それならドラグーンのメタカードとして有名な一滴を知らないのはおかしい」

「そしてさっきのお前らの身の上語りを聞いて納得したよ。つまりお前らの現役時代は、まだリリーサーやリンクロスにドラグーンが規制されていない時代だったんだな」

「一滴はリリーサーが禁止になった後に出たカードだ、デュエルディスクを誤魔化せた理由は分からないが、そう考えるとお前らが何食わぬ顔でリリーサードラグーンを使っていたのも納得がいく」

 

「だが、それに気づいたところで、引く可能性のあるカードはそれこそ星の数ほどある!その中からピンポイントで狙いのカードを当てるなど」

 

「いいや、そこに気付けばあとは簡単だ、当時流行ってたグッドスタッフ型のリリーサードラグーンデッキに多く採用されていたカードの中で、この状況をひっくり返せるカードは『円融魔術』しかないからな」

「飛んじゃいけないカードが多すぎるからドローソースでも強貪や強金のような壺は使えないし、貪欲な壺も事故札になるからほとんど採用されないだろ?」

「そんで『ライトニング・スト-ム』の様な除去札なら次のマルゼンのターンを凌げない。つまりここで一番警戒するべきは墓地から魔法使い族融合モンスターの融合素材を除外し、まだ制限されていなかったドラグーンの2体目を呼び出せる円融魔術ってわけだ」

 

「それ以外ならたとえ外れても、次の私のターンで何とかなるものね!」

 

「そういう事だ。さあ、お前には手札もなく、墓地から発動できる効果のあるカードもない。あっ、反魂鏡があったか。クラウソラスの二枚目が入ってればの話だけど、まあ入ってても関係ないな」

「大人しくターンエンドしな」

 

「くぅ...ですがパートナーのモンスターで攻撃宣言することは出来ません、果たして私達のライフを次のターンで削り切れますか?ターンエンド!」

 

「残念だけど、それもないな」

 

「なんですって?」

 

「タッグデュエルってのは、お互いの力を最大限高められるように、相方のデッキを研究しつくしたコンビほど有利になる」

「タッグを組むことが目的じゃないが、俺は世界で一番、このマルゼンスキーのデッキとデュエルスタイルを研究しつくした決闘者だ!その俺が、まさかこいつの射程圏を図り間違えるとでも?」

 

「貴方達、とんだチョベリバなロマンチストね!」

「私のターン、ドロー!」

 

「『古代の整備場』発動!墓地のアルティメットパウンドを手札に加えるわ」

「そしてこのカードで私の切り札..."ミレニアム・カード"を呼び出すわ!『融合』を発動!」

 

「ここで融合召喚!?」

 

「手札のアルティメットパウンドと、古代の機械巨人2体で融合!」

「古より目覚めし兵器達よ、究極の力で目下の敵の悉くを蹂躙せよ!融合召喚!」

 

「『古代の機械超巨人』、召喚!!!」

 

 

超巨人「グオオオオオオ!!!」(☆9ATK3300)

 

 

「攻撃力3300!?逃げウマ娘が、後半になってまだこれだけのスパートを!?」

「それにあの力、最初にデッキから感じた謎の力にそっくり...!」

 

「マルゼンの脚質は"大逃げ"だ、しかも、圧倒的スピードのせいで結果的に逃げになっているタイプのな!」

「そして他者を寄せ付けず、ただ一度も先頭を譲らない大逃げのウマ娘は、直線で"二の脚"を使って再び加速し勝利を掴むのさ!」

 

「でも、まだ私達のライフには足りてない!」

 

「いいえ、これで終わりよ!超巨人は融合素材にした古代の機械巨人か古代の機械巨人-アルティメットパウンドの数だけ攻撃できる!」

 

「という事は...3回攻撃!?」

 

「2回で十分だけどね!行くわよ!」

 

「ああ!」

 

「『古代の機械超巨人』で!」

 

「プレイヤーにダイレクトアタック!」

 

 

「「"ギガンティック・アルティメット・パウンド"!!!」」

 

 

「「きゃああああああああああ!!!!」」(LP5100→0)ピー

 

 

「よっと...お疲れ、無事だったかマルゼン?」

 

「問題ナッシング!そっちはどう?」

 

「こっちも大丈夫だ、ちょっとハズかったけど、お前が殆ど庇ってくれたからな」

 

「そう?それなら良かったわ!」

「...ところであの子たちは?」

 

「えーっと...あっ!あそこに倒れてる!」

「とりついてた幽霊は...消えたっぽいな。フィールの質が元に戻ってる。炎も消えたみたいだしな」

 

 

『まだだ...!』

 

 

「!?」

 

「金髪と銀髪のウマ娘...それが貴方達の本当の姿なのね」

「でももうボロボロじゃない...貴方達の気持ち、分からなくはないけれど、もうこんなことやめて成仏しなさい?」

 

『まだ、私達は...トレーナーさんの名誉を、取り戻すために...』

 

 

 

『もう、いいのです。貴方達』

 

 

 

『えっ....!?』

 

「うおっ!?また幽霊が増えた!」

 

「人間の幽霊...まさか貴方が?」

 

『はい、私が彼女達のトレーナーを務めていたものです』

 

『トレーナー、どうしてここに...?』

 

『貴方達が目覚めた少し後、私も同じようにこの地の地縛霊として目覚めたのです』

『ですが、復讐に囚われた貴方達には私の事が認識できなくて...ずっとあなた達に声をかけ続けていました』

 

『そんな...でも、トレーナーさんの名誉を挽回できるチャンスなんですよ!なのに...』

 

『過程がどうあれ、貴方達のトレーナーである私にすべての責任があるのは事実です。なのに、私はその責任と正しく向き合わず、ただ命を絶つことで逃げてしまった。そして貴方達に深い悲しみを植え付けてしまいました...』

『それに私は、私の為に貴方達が関係のない人々を襲う事を望みません』

 

『でも!』

 

『良いのです。だって、他ならぬ貴方達が、私の事を間違っていないと信じてくれたのですから』

 

『トレーナー...』

 

『私達...うう...!ごめんなさい!!!』

 

『名も知らぬ方々よ、本当にありがとうございました。私達も、これでやっと逝けます』

 

「待ってくれ、最後にアンタたちの名前を教えてくれ」

 

「そうね、もしかしたら理事長に掛け合って貴方達の真実を広めてもらえるかもしれないし...お墓にお花も添えてあげないといけないものね」

 

『私達のためにそこまで...ありがとうございます』

 

『私達の名前は___________』

 

 

「「は、話についていけない...」」←ちょっと前から起きてたダイサンゲンとアキツテイオー

 

千年目覚まし時計(ミレニアム・アラーム)によって取り残された残滓...成程、もしかしたら他にもあるかもしれないわね。今回の事も記録しておきましょう」

「それに5Usのトレーナーさんと......マルゼンスキーのミレニアムカードの情報も手に入ったのは幸運だったわ。秋川やよいも面倒な物を作りだしてくれたわね。でも、それだけ良くも悪くも今回の歴史が大きなうねりを生み出しているという事でもあるか。その方がこちらとしても都合が良いわね...」

「どの道何をしようと無駄な事よ、"決闘巫女(デュエルシスター)"!」

 

 

その後、幽霊に操られていたせいで数日何も食べていなかったらしい行方不明者二人をマルゼンおすすめのイタ飯屋に連れてって一通り話を聞いた

やはり他のウマ娘と同じようにロードワークに出かけた所、行方不明になったはずのウマ娘二人を発見し声をかけようとした所、意識が急になくなって、目が覚めたらとりついていた幽霊が対峙されていたらしい

デッキは本来の彼女達のものにいつの間にか戻っていたようだ。デュエルディスクの事といい、つくづく不思議な事もあるもんだ

 

なお二人を寮に帰した後、俺はマルゼンに二次会と言って連れまわされてばっちり寝不足になった

そして翌日、トレセンで起きていたもう一つの事件の顛末も合わせて報告するために、俺とマルゼンは理事長の元を訪れていた

 

 

「"怪奇"!まさか幽霊の仕業だとは!にわかには信じがたいが...」

 

「本当なのよ~!お姉さんたち二人でびっくらこいちゃったんだから!」

 

「まぁ、こちらは奴らとは無関係なのは良かったか...」

 

「理事長?何か?」

 

「えっ!あっ、"心痛"!すまぬ!かつてそのような悲しい事例があった事に胸を痛めていた!」

「"拝聴"!その者たちの名前を聞かせてもらおう!必ず私の手で名誉を回復させよう!」

 

「えっと、確か________________」

 

 

 

 

 

「!?」

 

「やよいちゃん?どうしたの?」

 

「"驚愕"ッ!?馬鹿を言うでない!」

 

「えっ、いやホントの事よ?」

 

「"生存"!そのウマ娘達は生きている!かつて行われていたアオハル杯で優勝し、その後ケガすることなく引退している!」

 

「「えっ?」」

 

「"事実"!トレーナーの方も今はURA幹部職員として働いている!私も度々顔を合わせているし、間違いない!」

 

「「え、ええええええ!?!?!!?」」

 

 

じゃ、じゃあ、あの幽霊たちは一体何だったんだ!?

 

 

 

 

 

「「「きょ、"恐怖"~~~~!!!!!!!」」」

 

 

 

 

 

理事長室からの悲鳴を聞きつけ駆けつけてきたたづなさんが、縮こまってブルブル震えている3人を見つけるまで、あと10秒...

*1
デュエルモンスターズのカードに描かれたモンスターや、カード効果を実体化させる能力を持つ決闘者の事、5Ds原作で言うアキさんやディヴァインの事

*2
サイコデュエルによる凶悪犯罪防止の為に必要な届け出をしていない者達、回復カードで治療を行う医者等は用途などを明記して届け出を出し、緊急時以外は申請した内容の範疇で力を使用しなければならないが、悪い人は届け出を出さずに"洗脳ブレインコントロール"とかで人には言えないいけないことをしてるんだとか

*3
ゲームバランスを破壊しかねない強力なカードをデッキに入れられる枚数を制限するルール、内容は"こっちの世界"とほとんど一緒

*4
出すのが簡単かつ強力無比な耐性と制圧効果を持つドラグーンと、あらゆる特殊召喚を封じる儀式魔人リリーサーでほぼ一方的に勝つメタビ―ト、現在は禁止カードの関係上構築不可




「トレセンアカデミアがお送りする、今日の最強カードのコーナー!今日はタッグデュエルという事で、私、マルゼンスキーと!」

「5Usのトレーナーがタッグを組んで、2枚の切り札を紹介するぞ」

「今日紹介するのはこの2枚よ!」


《氷結界の龍 トリシューラ/Trishula, Dragon of the Ice Barrier》 †
シンクロ・効果モンスター(制限カード)
星9/水属性/ドラゴン族/攻2700/守2000
チューナー+チューナー以外のモンスター2体以上
(1):このカードがS召喚に成功した時に発動できる。
相手の手札・フィールド・墓地のカードをそれぞれ1枚まで選んで除外できる
(手札からはランダムに選ぶ)。

《古代の機械超巨人(アンティーク・ギア・メガトン・ゴーレム)/Ancient Gear Megaton Golem》

融合・効果モンスター
星9/地属性/機械族/攻3300/守3300
「アンティーク・ギア」モンスター×3
(1):このカードが攻撃する場合、
相手はダメージステップ終了時まで魔法・罠カードを発動できない。
(2):「古代の機械巨人」「古代の機械巨人-アルティメット・パウンド」の中から
合計2体以上を素材として融合召喚したこのカードは、
その数まで1度のバトルフェイズ中に攻撃できる。
(3):融合召喚した表側表示のこのカードが相手の効果でフィールドから離れた場合に発動できる。
EXデッキから「古代の機械究極巨人」1体を召喚条件を無視して特殊召喚する。



「氷結界の龍 トリシューラ、こいつは合計3枚のカードを対象を取らず除外できる強力なシンクロモンスターだ!こいつならたとえドラグーンやカオスMAXでも問答無用で除外してやれる、俺のデッキのエースモンスターだ!」

「古代の機械超巨人はアンティークギアの殲滅兵器!古代の機械巨人の効果に加えて、融合素材の巨人の数だけ攻撃できる効果に、相手の効果によって除去された時、EXデッキからもう一つの切り札の究極巨人を呼び出す効果があるわ!」
「フルパワーで3回攻撃した時の合計攻撃力は9900!アニメルールならもちろん、OCGのLPでも一瞬でぶっちぎれるわよ!」
「いつか私達の切り札も、5Usやイリアステルの皆にも見せてあげたいわね!」

「そうだな!」











スズカ&グラス「へぇ.....」

((な、なんかすごい睨まれてる...))
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