人外達の学園生活   作:にけ・リューノ

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唐突な地獄

「♪」

「機嫌がいいな」

 

 当たり前だ、

 

「久しぶりに体調が良い状態で学校にこれた♪」

「そりゃ嬉しいな」

 

 ここ三週間、朝から夕方まで体調が悪かったが、今日は大丈夫だった

 機嫌が悪いはずがない

 

「あら、今日は元気そうじゃない」

「まあね♪」

 

 ミナさんが声をかける

 

『よかったな』

「あり……」

 

 危ない、幻聴に応える所だった

 

『対応は変わらない。メモメモ……』

 

 コウモリさん、そもそも鉛筆…使えないだろ

 

「シュン、ベル。5分前だ、気をつけろ」

「「はい!」」

 

 最近何事も起こらず、平和だ

 

「というわけで今日は中間だ」

「「「「「「「「『!?』」」」」」」」」

 

 あれ、コウモリさん(幻聴)も驚いてない?

 

「先生ー、聞いてません」

「そっか、じゃあ今言った」

「「「「「「「ふざけんな!!」」」」」」」

 

 ミナさん以外が突っ込む

 

「テスト勉強していません」

「日頃の行いだ」

「「「「「「「ふざけんな!!(二回目)」」」」」」」

 

 全員、キレている

 ついでに僕もだ

 

 ◇ ◆ ◇

 

「あの野郎、マジで呪う」

「本当にな~」

 

 寮への帰り、片手に藁人形と釘を持つレイン君の話に共感する

 せっかくの体調が~

 何で英語の問題の中に『私はこの醜い世界から逃れるために学校の屋上の柵を登り、光輝く町に涙を流しました』なんかあるんだよ!!

 次の問題に『人が死んだという通報を受けた警察が現在、調査をしています』さっきの人、死んでいるじゃねーか

 英文にするの疲れたぞ!!

 国語の物語の枠は『ドグラ・マグラ』だったし!!

 

「そういえば、全員成績いいの?」

 

 純粋な疑問

 

「俺とベルは平均点を下げる要員で、シュンとミナは好成績。フェルとリンは平均ジャストでメリーはよくわからん」

「シュンさん……意外」

 

 かなり失礼なことを言った気がする

 

『あたし、メリーさん。メリーさんの成績は意外といいの』

「そうなんですね」

 

 スピーカーをONにしながら応える

 

『あたし、メリーさん。あれ、言葉が帰って来たの。さてはスピーカーをONにしたの』

「正解です」

『誰がいるの?』

「レイン君です」

『なるほどなの』

 

 少し話した後、レイン君と別れ、電話を切った

 

 ◇ ◆ ◇

 

「雨か…」

 

 翌日、起きてから外を見ると土砂降りだった

 散歩にいけない…残念だ……

 

「あー、卵余っているな~」

 

 簡易冷蔵庫の中に卵があった

 

「賞味期限は、っと」

 

 大丈夫だった

 もともと加熱するため、多少過ぎても問題ないが……

 

「いただきます」

 

 適当にスクランブルエッグを作ってケチャップをかける

 普通においしい

 

「修学旅行、来週か……」

 

 しおりの持ち物を確認する

 

「問題が起きないといいな~」

 

 独り言を続ける

 

『解答:約97%の確率で問題が起きます』

 

 そんな独り言に応える自分(幻聴)がいた




 レイン:「なぜか後書きの回数多い、レインだ」

 ベル:「いままで『すみませんでした』の8文字しか発言していない人に向かって言う?」

 レイン:「フェルは一切発言していないはずだが」

 ベル:「贅沢言ってすみませんでした」

 レイン:「にしても…テストひどかったな」

 ベル:「頭おかしくなるかと思った」

 レイン:「生物は『冬虫夏草の解剖』だったしな」

 ベル:「吐き気するし帰るわ」

 レイン:「あの写真はひどかった」
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