帰還中、グラディス隊は誰も一言も話さなかった
3人共、今起こったことを整理しようとしていた
『レイヴン宇宙支部』
フェイト「只今、帰還しました」
ディアッカ「おお、大変だったな」
フェイト「すぐに報告書を提出します」
ディアッカ「いや、とりあえず休め、明日でいい、その方がいいだろ?」
フェイト「……はい、ありがとうございます」
フェイトはディアッカの意図を理解していた
グラディス隊はザフト内でも精鋭中の精鋭だ
しかも、その中にはセフィリアも居る
必ず何か情報を得ているはず
しかし、それを言葉にするには時間が必要だ
なにせデータではない、感覚の部分が多分にあるからだ
だからこそディアッカは、いち早く情報が欲しい感情を殺して、フェイト達に時間を与えた
『ラムレザル自室』
ラムレザルの考察
あんな遠い距離からスラスターの音も無しに~、しかも戦艦が赤い光で高速で移動するとは聞いていたけど、まさか『MSまであんな速度で飛びやがる』とは~、それに地上でも空(宇宙)でも無関係に使える技術~?
でも、セフィの戦闘中には使っちゃいなかった……使う必要が無かったからか~?いや違うな~、おそらくはチャージや間隔か~、何かの制限があるはず~
それに~セフィのドラグーンを回避したあの動き……俺にはわかる~間違いない~ありゃあ人は乗ってない~
普段はやる気のない口調のラムレザルだが、それでもザフトから選ばれてレイヴンに異動しているわけだ、実力や感性は自他共に認められている
『レイヴン宇宙支部 MSハンガー』
フェイトの考察
やはりセフィリアのMSフリューゲルには傷一つない
あれだけの戦闘でお互いのMSには1撃も当たっていない……だが、あの白いMS……いくら性能の良いMSだとしても、ドラグーンの突撃をあのタイミングでかわすなんて、あんなこと出来るのか?
気になるのは引き際だ
フラガ隊の時も、俺達の時も、奴らは俺達の能力を確認しているように見えた
テロ情報で俺達を誘いだし、俺達に攻撃を当てることはなく、少しの戦闘後にすぐ離脱する
最終的な目的は不明のままだが、少なくともフラガ隊との時も今回も、『俺達の戦力を調べている』そういう印象を感じた……
『クライン邸』
セフィリアの考察
彼らは私達を調査?観察?している……
あの白いMSは私の攻撃を払い除けていただけでした
なぜなら、私達に直接は撃ってこなかった
ジブラルタルで討たれたザフトMSも武装を破壊されただけでしたし
そして完全に隙を突いた私のドラグーンを、あんなにギリギリで回避した、あれはコーディネーターとかSEEDとか、そういう次元の話ではありません
それと、あの戦闘艦……先ほどセクスティリス市に確認しましたが、間違いなくあんな艦は港に入っていなかった、もちろんコロニーに穴も空いていない
そして白いMSが現れてから、私達のところに来るまでの速度、文字通り『瞬時に現れた』
あの赤い粒子の光には、『そういう効果』があるのでしょう
セフィリアがドラグーン自体を攻撃に使ったのには意味があった
それは、撃たれたドラグーンの残骸に奴らの痕跡を付着させること……
第二回オリジナルキャラクター人気投票
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