機動戦士ガンダムSEED RAVEN   作:shuda

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PHASE:75 兄弟と兄妹

クレア「フェイトなら……多分、部屋じゃないかしら?場所はわかる?」

 

ソル「はい、何度か来てるので、ありがとうございました」

 

クレア「サクラさんによろしくね♪」

 

ソル「……は……はい、わかりました」

 

クレアと別れてすぐ、ソルは思いだし笑いのように顔がニヤけていた

昨日のカイとの会話を思い出していたからだ

 

ソル(カイの一目惚れ……(笑)敵はセフィリアとサクラか……(笑)頑張れよ、カイ(笑))

 

フェイトの自室前の廊下に着くと、フェイトが部屋から段ボールを運び出していた

 

ソル「フェイト隊長!お久しぶりです」

 

フェイト「ん?おお!ソル!どうした」

 

ソル「オーバーホールで久しぶりに身体が空きましたので、お忙しいとは思いましたが、ご挨拶に伺いました」

 

フェイト「そうか、少し待ってくれ、これだけ運んだら休憩しようと思ってたところだ」

 

ソル「手伝います」

 

フェイト「おお、悪いな」

 

一通り段ボールを運び終えて、ほとんど荷物の無くなったフェイトの部屋で、二人は休憩を取ることにした

 

ソル「大変ですね、全機オーバーホールでも大変なのに」

 

フェイト「まあ、仕方ないさ、ダラダラしてるとエルスマン司令官の立場も悪くなるしな」

 

ソル「まあ、それもそうですね」

 

フェイト「……今は二人だし休憩だからな、敬語は必要ない」

 

ソル「……わかった……そういえば兄さん、さっきクレア隊長に会ったんだけど、先日オーブに降りたんだって?」

 

フェイト「ああ、みんなでルミナの墓にな」

 

ソル「そうだったんだ、家には?帰ってないの?」

 

フェイト「んー寄っても良かったんだけどな、クレアやラムレザル、セフィリアも一緒だったし、こっちの移設作業もあったしな」

 

行き帰りでたった2日の休憩を、自分の都合で部下や同僚を拘束するわけにはいかない

フェイトらしい考えだ

もちろん、カイがシンに言われていたように、ラムレザルやセフィリアを両親に紹介することも考えてはいたが、やはりオーブまでは距離も時間もかかる、なかなかそういう時間を取れずにいた

そもそも、自分自身もほとんど両親に顔を見せていなかった

真面目なフェイトだ

帰らねばと思いつつも、職務を重視するという部分の、堅物な自分が障壁になってもいた

 

ソル「たまには帰ってやれよ、母さんや父さんもセフィリアは知ってるけど、子供の頃のセフィリアしか会ったことないだろうし」

 

フェイト「そういえば、ラムレザルは以前、セレネに行ったって言ってたよ」

 

ソル「ラムレザルが?」

 

フェイト「お前、エルフェルトって会ったことあるか?」

 

ソル「ああ……会ったことはないけど、話は聞いてるよ…………そうか、なるほどね、そういうことか……」

 

フェイトもソルも、マリューからラムレザルとエルフェルト、ルミナの関係をある程度聞いていた

当然、ラムレザルがセレネに行った理由も想像がつく

 

フェイト「そんなわけで、なかなか『ハイ部下です』って紹介するわけにもいかないんだよ」

 

ソル「なら、とりあえず兄さんだけでも、近いうちに帰れよ」

 

フェイト「わかったよ、考えとく、それよりカイはどうだ?アイツ、隊長になったんだろ?」

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