セフィリアは剣を抜き、切っ先から刀身、柄尻に至るまでしっかりと観察している
ソルはあまり刀剣に詳しくはないが、鞘に納められていた時から感じていたように、かなり細身の剣に思えた
セフィリア「……素晴らしい!」
ソル「セフィリア、君は剣術を?」
セフィリア「はい、ザフトに入ってからですが」
ソル「ほー!しかし、なぜアスカ司令官から?」
セフィリア「以前、お会いした際に剣術を修めている話をする機会がありまして、アスカ司令官の祖父の方が使って居られた剣をお譲り頂けると、お話を頂いていました」
ソル「それは俺も知らなかったな、しかしまた細い剣だな」
セフィリア「これはレイピアというもので、私が教わったのもレイピア術で、主に突きを基礎とした剣技です」
ソル「なるほどね、フェンシングのようなものか」
セフィリア「違う点は多いですが、似た部分はありますね」
ソル「剣術といえば、ウチのシュダもやっていたらしいぞ、よく知らんが日本刀を使うものらしい、なんだったかな、師範代?っていう階級?強さなのか?って言ってたな」
セフィリア「……シュダが……日本剣術の師範代……ですか……」
ソル「機会があれば打ち合ってみたらどうだ?」
セフィリア「…………はい」
ソル「まあ、シュダのことだ、ケンカを吹っ掛けられたと思うかもしれんがな(笑)」
セフィリア「いえ、いつか試してみたいものです」
ソル「?……そうか、まあとにかく用事はそれだけだ、じゃあまたな」
セフィリア「はい、わざわざお届けありがとうございました」
ソルは、先日のオーブで彼らが偶然会っていたことを、先ほどクレアから聞かされたばかりだ
当然、セフィリアとサクラ、クレアとの会話も知らない
サクラと同様に、セフィリアもまた、シュダとの関係に対する感情の変化が起きていた
……だが、セフィリアの本音はシュダよりも、シュダの剣技に興味があった
訓練とはいえ、一度MSでの戦闘をした時の、あの剣技……あれはMS操縦だけではなく、シュダ自身の剣の扱いによるものであるのならば…………
ソルが去った後、セフィリアは引き続きアブソリュートの調整を続けていた
クレア「セフィリア、アンタまだここに居たの!?」
セフィリア「……はい、まだ万全ではないので」
クレア「はあーー、アンタもフェイトもソルも、ホント真面目過ぎ!!レイヴンってそんなのしか居ないの?(笑)」
セフィリア「そういえば、先ほどフラガ隊長が来られていました」
クレア「ソルなら私も会ったわよ、フェイトに会いに来たって言ってたけど、アンタにも会いに来たの?」
セフィリアは先ほどのソルとの会話や、シンからのレイピアのことを話した
クレア「ふーん、前に言ってたアスカ司令官からのレイピアを持ってきてくれたんだ、でも、シュダが剣術をねえーー、アンタ、気になってんでしょ、シュダの剣技」
セフィリア「……はい」
クレア「んーーーそうねえ、まずはサクラさんに相談してみなさい」
セフィリア「はい、そうしてみます」
その頃、ソルは
フェイトの部屋へと戻り、少し雑談をしてオーブへのシャトルに乗り込んでいた
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