機動戦士ガンダムSEED RAVEN   作:shuda

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PHASE:83 フリューゲル

光が見えていた辺りに、クアンタムが旋回しているのが見えてきた

 

作戦通りキラのMSが先行する

 

セフィリア(……この機体……アブソリュートよりも速い……なんて性能……)

 

ラムレザル(セフィ~のMSの改良型か~?すげ~速さだな~……いや……キラさんの性能~と言うべきか~?)

 

二人とも間違えてはいなかった

この機体はラクスのファクトリーにて、極秘に開発されていた5機のMSのうちの1機で

ストライクフリーダムをベースに、バックパックにアブソリュートのフリューゲルを換装していた

さらに動力には、これまでの核エンジン(核分裂エンジン)を遥かに上回る出力の、新開発の核融合エンジンが搭載された、ザフトでもオーブ軍ですら開発段階にすら至っていないレベルの最新鋭のMS

 

RMF-X100A

フリューゲルフリーダム

 

それが今、キラの搭乗している機体だ

 

 

 

クアンタムの姿が目視出来る距離になってきた

フェイトの指示で、フリーダムを中心に7機のMSが散開する

 

フェイト達が配置に着く直前、クアンタムはフリーダムの接近に気付き、一直線にフリーダムに向かってきた

 

ラムレザル(放射線……ねえ~、だから奴らは核駆動のMSがあるところに……)

 

ゼロス(だが……なぜだ?……何故かフリーダムには余計に引き寄せられているような……)

 

向かって来るクアンタムに対し、キラはフリューゲルを50基前後射出し、クアンタムの全方位を取り囲んだのち、自在に動き回りながら、不定期のタイミングで射撃を開始した

 

セフィリア「……!?すごい…………」

 

フリーダムの猛攻にクアンタムは回避する隙間がない

何とか回避しながらも、半数近くの射撃は4枚のシールドで防いでいた

 

フェイト「今だ!ラムレザル!」

 

ネメシスがインペリアルレイのサブアームを開いて射出しようとした瞬間、キラが制止した

 

キラ「まだダメだ!みんなもう少し離れて!」

 

セフィリア「!?そうか!?クアンタムは追い詰められると、あの高濃度粒子でこっちの機器を停止させる」

 

フェイト「!?なるほど、みんな!あと500後方に!」

 

ラムレザル「でも~それだとインペリアルレイ届かないっすよ~?」

 

フェイト「その距離は俺達が何とかする!お前は絶対に前に出るな!」

 

ラムレザル(それだと、みんな死ぬかもしらね~だろ~……だから言ってんのに~)

 

そんな数秒の会話の最中、フリーダムのフリューゲルは射出した半数が、すでに撃墜されていた

 

キラ「セフィリア!!」

 

セフィリア「ハイッ!!」

 

キラの一声で、セフィリアは瞬時にフリューゲルを100基程度射出して、キラのフリーダムを援護した

 

フェイト「よし!ファブレ隊の1人は俺と左側へ!ゼロス!お前のはもう1人と右側を頼む!」

 

ゼロス「わかった!」

 

ラムレザル「おいおい~マジで囮になる気かよ~」

 

キラとセフィリアのフリューゲルと交戦中のクアンタムを、フェイト達が二人一組で突撃して、その隙をラムレザルが接近して奴を捕える作戦だ

 

ゼロス「さあークアンタム野郎!俺とフェイトに食い付けよー!」

 

フェイト達の動きにクアンタムが気付いたようだ

フリューゲルを回避、撃墜しながらも左右の警戒をしている

 

その隙にラムレザルが少しずつ距離を詰める

 

ラムレザル「……まだ遠い……まだまだインペリアルレイが届かね~」

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