光が見えていた辺りに、クアンタムが旋回しているのが見えてきた
作戦通りキラのMSが先行する
セフィリア(……この機体……アブソリュートよりも速い……なんて性能……)
ラムレザル(セフィ~のMSの改良型か~?すげ~速さだな~……いや……キラさんの性能~と言うべきか~?)
二人とも間違えてはいなかった
この機体はラクスのファクトリーにて、極秘に開発されていた5機のMSのうちの1機で
ストライクフリーダムをベースに、バックパックにアブソリュートのフリューゲルを換装していた
さらに動力には、これまでの核エンジン(核分裂エンジン)を遥かに上回る出力の、新開発の核融合エンジンが搭載された、ザフトでもオーブ軍ですら開発段階にすら至っていないレベルの最新鋭のMS
RMF-X100A
フリューゲルフリーダム
それが今、キラの搭乗している機体だ
クアンタムの姿が目視出来る距離になってきた
フェイトの指示で、フリーダムを中心に7機のMSが散開する
フェイト達が配置に着く直前、クアンタムはフリーダムの接近に気付き、一直線にフリーダムに向かってきた
ラムレザル(放射線……ねえ~、だから奴らは核駆動のMSがあるところに……)
ゼロス(だが……なぜだ?……何故かフリーダムには余計に引き寄せられているような……)
向かって来るクアンタムに対し、キラはフリューゲルを50基前後射出し、クアンタムの全方位を取り囲んだのち、自在に動き回りながら、不定期のタイミングで射撃を開始した
セフィリア「……!?すごい…………」
フリーダムの猛攻にクアンタムは回避する隙間がない
何とか回避しながらも、半数近くの射撃は4枚のシールドで防いでいた
フェイト「今だ!ラムレザル!」
ネメシスがインペリアルレイのサブアームを開いて射出しようとした瞬間、キラが制止した
キラ「まだダメだ!みんなもう少し離れて!」
セフィリア「!?そうか!?クアンタムは追い詰められると、あの高濃度粒子でこっちの機器を停止させる」
フェイト「!?なるほど、みんな!あと500後方に!」
ラムレザル「でも~それだとインペリアルレイ届かないっすよ~?」
フェイト「その距離は俺達が何とかする!お前は絶対に前に出るな!」
ラムレザル(それだと、みんな死ぬかもしらね~だろ~……だから言ってんのに~)
そんな数秒の会話の最中、フリーダムのフリューゲルは射出した半数が、すでに撃墜されていた
キラ「セフィリア!!」
セフィリア「ハイッ!!」
キラの一声で、セフィリアは瞬時にフリューゲルを100基程度射出して、キラのフリーダムを援護した
フェイト「よし!ファブレ隊の1人は俺と左側へ!ゼロス!お前のはもう1人と右側を頼む!」
ゼロス「わかった!」
ラムレザル「おいおい~マジで囮になる気かよ~」
キラとセフィリアのフリューゲルと交戦中のクアンタムを、フェイト達が二人一組で突撃して、その隙をラムレザルが接近して奴を捕える作戦だ
ゼロス「さあークアンタム野郎!俺とフェイトに食い付けよー!」
フェイト達の動きにクアンタムが気付いたようだ
フリューゲルを回避、撃墜しながらも左右の警戒をしている
その隙にラムレザルが少しずつ距離を詰める
ラムレザル「……まだ遠い……まだまだインペリアルレイが届かね~」
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