『レイヴン旗艦クロノス』
クレア「まさか!?総司令官が!?」
フリューゲルフリーダムがクアンタムにフリューゲルを射出した頃、クロノスにはファブレ隊から報告の通信が来ていた
クレア(情けないわね、私達は……)
いつも周囲の人達に発破をかける言葉を放つクレアであったが、キラの参戦に安堵している自分に気付いて、いまだにキラという力に頼ってしまう……キラに手を出させてしまう自分達を『情けない』と評価した
非常に残念な話ではあるが、実際、軍事技術というのは戦時下では目まぐるしく進歩する
もちろん大戦時よりは大きく進歩しているが、目まぐるしい進歩とは言い難い
それは人……つまり兵力でも同じことが言える
むしろ兵力は低下することのほうが多い
イザークやディアッカ、軍人ではないラクスですらも兵力の低下を懸念していた
クレア「とにかく、私やフェイト達隊長がもっと強くならないといけないわね……時間はまったく無いけれど」
クレアがブリッジで思わず一人言を呟いた時
カトレット隊のメンバー
つまり、クレアの部下が声をかけた
ジークハルト「クレアさん、司令官から通信です」
クレア「エルスマン司令官から?何かしら?」
ディアッカ「クレアか、ちょっと話に聞いたんだが、そっちに総……いや、キラが行っているそうだ、あくまでも個人としての作戦協力ということだ」
クレア「はい、私も今前線から報告を受けていて、ちょうどどういうことか、司令官にお伺いしようと思っておりました」
ディアッカ「もう参戦しているのか!?速いな……いや……あのスペックなら可能か……」
クレア「そんなにも高機動なんですか?」
ディアッカ「ああ、だがそれよりも重要なことがある、まだ確証はないがクアンタムは放射線に寄ってきている可能性があるんだ」
クレア「放射線?まさか核ですか?……なるほど、そうですか」
ディアッカ「そして今、キラが使っている新機体には核融合エンジンが使われている」
クレア「核融合!?いつの間に小型化に成功していたんですか!?」
ディアッカ「俺も知らねえよ、そんなこたあ、まあレイヴンの機体でも、ザフトの機体でもないからな、もちろんオーブでもないし」
クレア「え!?では、そんな技術や機体はどこから…………」
ディアッカ「まあ、詳しい話は作戦の後だ、とにかくキラの機体、つまり核融合に奴らがどう反応するか、それは奴らの情報を得るという意味でかなり有用だ、それとキラがかなり有害性を抑えた放射線魚雷を使うと思う、爆発の現象は核に似ているが、核のように強い破壊力はない、強めの閃光弾だと思ってくれ」
ディアッカとイザークがアプリリウスでメイリンから受け取った端末の資料には、キラの機体や放射線魚雷についても記載されていた
クレア「なるほど、先ほどの光はそれでしたか、安心しました…………その放射線魚雷でクアンタムを誘導するわけですね」
ディアッカ「さすがクレア、話が早くて助かるよ、しかしもうキラは戦闘に参加しているのか、速いにもほどがあるな」
クレア「わかりました、前線ではおそらく総司…………キラさんから簡単な説明がされているとは思います、今のところファブレ隊の1機がパイロットは無事ですが戦闘不能と報告を受けています、本艦も援護のために少し前に出ます」
ディアッカ「ああ、だが気を付けろよ、お前らは今機体がないんだからな」
クレア「SEED持ちが3人も居るから大丈夫ですよ、口うるさいけどフェイトも居ますし」
ディアッカ「それでも無茶するのがお前だろ、だから俺はお前に『無茶するな』じゃなくて『気を付けろ』って言ったんだよ」
【挿絵表示】
機体名:ラグナロク
形式番号:RMF-X102A
開発コード:次期主力試作型MS
所属:無し
搭乗者:イザーク・ジュール
装甲素材:アドバンスフェイズシフト装甲
動力源:スーパーデュートリオンエンジン
武装:中距離砲撃用ビーム砲2門
高機動翼に装備された2門のビーム砲
ガトリング砲2門
両肩に装備された牽制用のガトリング砲
実体剣2本
両脇に装備された小型の実体剣
ビームコーティングソード2本
両腰に装備されたビームコーティング型実体剣
高エネルギービームライフル
インフィニットジャスティスに
装備された物の発展型
特殊兵装:ヴォワチュール・リュミエール推進システム
スターゲイザーに搭載された物と同質で
スラスターを使わずに全身に施された、
ヴォワチュール・リュミエール発光を直
接推進力に利用するシステム
解説:
ラクスが個人のファクトリーにて、クアンタム襲来当初より英雄達が前線に立つ可能性を予見し、開発を開始した機体の1つ
連合より奪取したデュエルの発展機であり、武装の類いはグフイグナイテッドの発展型が採用されたイザーク専用の機体
また、レイヴンの戦闘艦クロノスの主砲として5基装備された『ミーティアver3.0』を、装備可能な機体となっているのも特徴の一つである
本機は現状、ザフト、オーブ軍からパイロットを機体ごと異動している形を取っているレイヴンであるが、両軍との資金や資材のやり取りや、メンテナンスの複雑化が問題視されているため、レイヴンでの独自のMS開発が進んでおり、今後のレイヴン主力MSの試作機としての側面を持つ
イザーク自身が中距離戦闘を得意としていたことも、本機が次期主力MSの試作機として開発された理由の1つでもある
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