『レイヴン地球支部 司令部』
シン「レイジ隊がレーダーから消えた!?どうなってるんだ!」
管制官「通信は生きています、全員無事です!おそらく機体が損壊した模様!」
シン「!?一瞬で、あのレイジ隊が全機!?キヨミツ隊は?カイはどうした?」
管制官「キヨミツ隊は全機稼働を確認!レイジ隊の詳細は不明です!」
シン「クッ!!不味いな!」
シンはレイヴンの司令部を飛び出してオーブ軍司令部に向かった
『オーブ軍 司令部』
シン「アスラン!!レイジ隊が墜ちました!アレを使います!」
アスラン「!?レイジ隊が!?…………待て!シン!」
シン「待てません!!フラガ隊はオーバーホールで出れません!キヨミツ隊だけではどうにもならない!」
アスラン「だからこそ待てと言ってるんだ!!お前の知るキヨミツ隊はそんなに弱いのか!?」
シン「そんなこと言ってるんじゃない!」
アスランはシンの頬を叩いた
シンの激昂、アスランに対しての口調、シンを叩いたアスラン、そして……シンの『アレを使う』と言う言葉
オーブ軍の司令部に居た誰もが動揺と不安を隠せなかった
アスラン「落ち着けシン!自分の立場を考えて言動しろ!!後方に待機しているオーブ軍を回収に出す!」
シン「!?…………申し訳ありません、ありがとうございます」
アスラン「…………聞こえたな、レイヴンの後方に出ている艦隊を、レイヴンの救出に回せ」
管制官「……!了解!……こちら司令部!出撃中の艦隊はただちに…………」
アスラン「……シン、手を出してすまない、だがお前の今の言葉も行動も立場を忘れている、よく考えろ」
シン「はい……申し訳ございません…………(でも、俺はやっぱり黙って見ていられません)」
アスラン「(なんだと!?)」
シン「(大丈夫です、もう落ち着いてます、誰にも判らないように俺が現場に向かいます)」
シンは走らず、でも早歩きでオーブ軍司令部を出た
アスラン(シン…………俺はオーブ軍艦隊を動かしたんだぞ…………どう隠すつもりだ…………)
キラ同様に、シンが個人的であれMSで出撃することは、可能な限り知る人間が少ないほうがいい
レイヴン内ではもちろん、ザフトやオーブ軍にまで知れてしまえば、国連や他国に知られる恐れも十分に有り得る
後々、厄介なことになるというのは、シンも十分に理解している
それでもシンは動いた
付き合いの長いアスランは、シンが冷静に判断して自分が動くと決めた意味を理解していた
『何か考えがある』
それをアスランは確信していた
だから、もうシンを止めることはしなかった
アスラン(頼んだぞ…………シン……)
『オーブ軍ゲート』
警備兵「アスカ司令官、どちらへ?」
シン「作戦に関することで行政府へ向かう、オーブ軍のザラ司令官には了承済みだ」
警備兵「わかりました、念のためにザラ司令官に確認致します、少しお待ちください」
シン「わかった」
警備兵「はい……はい、そうですレイヴンのアスカ司令官です、はい……はい……わかりました」
警備兵は電話でアスラン……いや、直接ではないだろう、おそらく秘書官あたりと繋がって確認したのだろう
警備兵「お待たせしました、確認が取れました」
シン「ああ、ありがとう……(急がないとな、移動しながらアスハ代表に連絡するか)」
もちろんアスランは秘書官に話を合わせるように伝えてある、シンはカガリにも同様に自分が行政府に居るように、口裏を合わせて貰うよう手配をした
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