『オーブ行政府』
カガリとラクスは互いの軍からの正式な報告の後、秘匿回線で通信していた
カガリ「消えたとはどういうことだ?捉えたのではないのか!?一旦どうなっている!!」
ラクス「マイウスのレイヴン本部に到着した時には、間違いなく電磁檻の中に居たようなのですが、突然レーダーから反応が消えてしまって、開けてみると『砂』が残っておりました」
カガリ「砂?……分析は?」
ラクス「もちろん行いましたわ、成分はカトレット隊かダイダロス跡より持ち帰った物と酷似、亡くなって砂になった……プラントではそのような見解です」
カガリ「以前キラが回収した腕の調査結果は、まだレイヴンに降りてきていないようだしな……」
ラクス「そのようですわね、やはり国連もレイヴンを介して情報が、プラントやオーブに流れるのを懸念しているのでしょう」
カガリ「我々の独占を恐れてか、自分達が独占するつもりなのか……」
ラクス「もしくはその両方……ですわね」
カガリ「しかし、レイヴンのみんなも……それにアイツらも、みんな無事で良かったよ」
ラクス「……ですが、オーブ軍の艦隊は…………」
カガリ「仕方ない……とは言いたくないが、偶然の遭遇だ、どのみち回避は難しかっただろう、もちろん彼らもその家族もいたたまれないが…………」
ラクス「それにしましても、シンはともかく、アスランも例の機体を使ったのですね」
カガリ「まあ、シンの救出に出たまでに過ぎないがな、最初に話した時はかなり渋っていたからな、私も意外だったよ」
ラクス「やはりそうでしたか、こちらもイザークさんが渋ってはいましたが、ディアッカさんが丸く治めてくれましたわ」
カガリ「イザークか……どうせまた立場がどうとか言っていたのだろう?(笑)」
ラクス「ですが、わたくし達もそろそろ動かねばなりませんね」
カガリ「そうだな、このまま国連に任せておいては、人類は多くの犠牲の下に、クアンタムという対価を手に入れることになる」
ラクス「時期にバルトフェルドさんが戻ります、そのお話を伺ってから、また連絡致しますわ」
カガリ「バルトフェルドさん…………そうか、木星の調査だったな」
ラクス「クアンタムが酷似するエヴィデンス01、エヴィデンス01を発見した木星周辺……何も出ないとは考えがたいですからね」
カガリ「レイヴン、国連、オーブ、プラント、バルトフェルドさんの情報、それにアイツらに託した機体…………」
ラクス「わたくし達がどのタイミングで、どう動くかが重要です」
カガリ「そうだな…………バルトフェルドさんの件が解ったら連絡をくれ」
ラクス「もちろんですわ、すぐにお知らせ致します」
『ザフト司令官執務室』
イザーク「何をやっているんだ!お前達は!!」
イザークもラクスとカガリ同様に、ディアッカ、アスラン、シンの3人と通信していた
アスラン「落ち着けイザーク、シンも考えがあって動いたんだ、それに結果的に誰にも機体は見られていない」
イザーク「結果だと!?結果は多数の地球支部MSを破壊されて敗退、デスティニーは停止させられて奴にも逃げられた、それが結果だろう!!」
シン「!?……俺は白い奴の片腕を落として回収しましたよ!!そっちはなんですか!?砂ですか?」
イザーク「なんだと!?キサマーーーッ!!」
ディアッカ「黙れイザーク!シン!お前も言い過ぎだ」
アスラン「お互い思った戦果が出ていない、イライラするのはわかるが落ち着け、オーブ軍は大量の死者が出ているんだ…………」
シン「………………」
イザーク「…………」
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