機動戦士ガンダムSEED RAVEN   作:shuda

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PHASE:102 アスランの策 RESERVE PHASE:28 機体解説ムラクモ

シン「主力を空(宇宙)に!?どうするつもりですか?」

 

イザーク「俺と同じ誘導だろう」

 

ディアッカ「やり方は違うけどな、やっぱりプラントもオーブも、市街地に被害を出すのは阻止しないとな」

 

アスラン「ああ、オーブの独断では決められないが、月がベストじゃないかと考えている」

 

シン「月に誘導か……いいですね、実際あそこはもうほとんど何もないですし」

 

ディアッカ「でも、月を破壊しちまう……なんてなれば厄介だぜ」

 

イザーク「ああ、そうなれば重力バランスが変わって地球の公転軌道が変わる、もちろん地球を公転しているプラントや、資源衛星の公転軌道にも影響が出る」

 

シン「それってそんなに不味いですか?」

 

イザーク「バカか?お前は!地球の気温も大きく変動するし、衛星同士が衝突することもある」

 

アスラン「最悪の場合、公転軌道を外れて太陽系から逸れることもあり得る」

 

シン「え!?月ってそんなに重要な役割があったんですか!?」

 

ディアッカ「月が重要というか、太陽と地球と月の公転軌道や重力バランスを考えて、プラントもL5に配置されているからな、月が無くなればそもそものL4とかL5の位置まで変わっちまうんだよ」

 

イザーク「まったく、そんなことも知らんのか!お前は!」

 

アスラン「まあ、だからこそそういう一面も踏まえてオーブが勝手に判断できることじゃないな」

 

 

 

『レイヴン地球支部』

 

カイ「おぉシュダ!サクラ!飯行かねぇかぁ?」

 

隊長として初戦敗退したカイさんは、俺が思っているも全然元気だった

 

サクラ「はい!カイさんの部隊も一緒ですか?いいですね、行きましょう」

 

俺だったら、数日は誰とも話したくないぐらい気持ちが沈んでしまう

いい意味でそういうところもカイさんの凄いところだと思う

 

シュダ「つっても、どうせ食堂でしょ?(笑)」

 

カイ「でもぉ、今となっては寂しいもんだよなぁ、前はオーブ軍の敷地内だっからさぁ、食堂も共有で人多くて賑わってたけどぉ」

 

地球支部も宇宙支部がマイウスに移転したことと同様に、オーブ軍の敷地内から移転して、今はオノゴロ島の旧オーブ軍の施設を改修して使っていた

当初は国連関連の敷地内に、という話だったらしいけど、シンのおっさんやキラさんがいろいろ頑張ってくれて、そういう面倒なことを回避してくれたらしい

 

俺とサクラは、カイさんの部隊の二人と一緒に食堂の席についた

 

シュダ「でも、カイさん負けたのに元気ですね」

 

カイ「負けたって言うなよぉ、お前らだって負けっぱなしだろぅ?次勝ちゃぁいいんだよぉ、な!お前ら!」

 

カイさんはリッドさんの頭をポンと叩きながら言った

リッドさんとルーティさん、カイさんが隊長になってから初めてちゃんと話したけど、ルミナとは同じローレック隊だったし、歳もルミナと同じ17や18で、俺と同じくらい仲が良かったらしい

ルミナのことで俺と同じようにクアンタムに怨みがあるんだと思う

そういった部下の気持ちもカイさんはちゃんと理解しているんだろう





【挿絵表示】

機体名:ムラクモ
形式番号:MLF-M41/MA05
開発コード:C.E.90主力MS/可変型
所属:オーブ軍/レイヴン地球支部
搭乗者:リグレット・レンジ
装甲素材:ビーム防御反射装甲『ヤタノカガミver2』
動力源:スーパーデュートリオンエンジン
武装:オーブ軍主力ビームライフル
   オーブ軍主力ビームサーベル2本
   航空機型機動制御ユニット『アマノオハバリ』

解説:
現在のオーブ軍主力MSであるMLF-M41マサムネにアマノオハバリを換装したリグレット専用カスタム機
アカツキに使用されていた『ヤタノカガミ』のver2を使用している、このver2はヤタノカガミとアドバンスフェイズシフトを任意に切り替えられる仕様になっており、実質ビームサーベル系統の兵器以外は全て無効化が可能である
といっても、実際にはパイロットが手動で切り替えるシステムになっている上に、切り替えは一瞬とまではいかないので扱い方しだいでは、20年前の機体の防御力並みになってしまう
ちなみにアカツキ同様に本機の『ヤタノカガミver2』には製造と維持に膨大なコストが掛かる
よって、先日の作戦でリグレットが機体を大破させたことで、多くの整備兵は肩を落としたが、リグレットの性格上、誰も文句を言わなかった
本機は『航空機に可変する可変型MS』であるが、その本質は『MSに可変する可変型航空機』と言ったほうが正しい
通常可変型のMSと言えば、以前のオーブ軍主力MSでもあるムラサメのように、『可変する』ということでどうしても各変形部が、脆くなってしまいがちであり、しかもMSとしての形状を保つために、航空機型に変形した際に腕部や脚部が、不要な空気抵抗を生んでしまい、航空機としての性能を落としてしまっていた
しかし本機は腕部や脚部のみならず、MSとしての頭部なども含めたほとんどのパーツを、大型のユニットである『アマノオハバリ』内に格納してしまうことにより、航空機としての性能を損なうことなく、MSへの変形も可能とした機体である

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