サクラ「そういえば、カイさんが見たっていうクアンタムを攻撃したのって、なんだったんでしょう?」
カイ「さぁなぁ、オーブ軍の艦長も知らんって言ってたしな……もちろんレイヴンじゃねぇし……」
サクラ「遊軍……ですかね?」
カイ「俺を助けたような感じだったしなぁ……偶然かも知らねぇけどぉ、でもなぁ……どっかで見たことある動きなんだよなぁ……」
リッド「どこかで?テロリストとかですか?」
カイ「んーー、どうだろぅなぁ」
カイさん達は、先日の作戦でオーブ軍艦隊に乗船した後、沈んだ艦隊を発見してそのままオーブに帰還した
オーブ軍艦隊はそこから更にクアンタム捜索に出ることも出来たが、そもそもの任務は消失した艦隊の捜索とレイヴンのバックアップだった上に、乗船していたレイヴンもレンジ隊は壊滅してしまい、戦力が不十分であった
ルーティ「ともかく、敵じゃないことを祈りたいですね」
カイ「まぁクアンタムも敵じゃあねぇんだけどなぁ(笑)国連が言うには」
シュダ「『外宇宙への希望』ってやつですか……でも、俺達レイヴンは誰一人そんなこと考えて戦ってませんよ」
リッド「そうだな、クアンタムと遭遇すればみんな必死だからな」
ルーティ「そうそう、捕獲なんて余裕ないよ」
カイ「そういえばぁ、兄さんの隊がぁ緑の奴を捕らえたらしいなぁ、砂になっちまったようだけどぉ」
サクラ「それもよく判らないんですよね、砂ってなんですか?砂って」
カイ「俺が知るかよぉ、そんなことぉ」
シュダ「……アポトーシス……じゃないですかね」
リッド「アポトーシス?」
ルーティ「学生の頃教わったでしょ?アポトーシス……自殺因子のことよ、でもあれって細胞クラスの話でしょ?」
シュダ「そうとも言いきれないですよ、老化だって種の存続や進化の為に起きてる現象ですし」
サクラ「考え方によっては子供の為に命を投げる親も、そういう捉え方ができるよね」
カイ「……アポトーシスかぁ」
カイ(もしかするとぉ、あの高濃度粒子もぉ!?……いや……あれはぁトカゲが尻尾を切ってぇ逃げるのと同じ気がするぅ…………だが討伐作戦以降、赤い奴ぁ見てねぇ…………)
リッド「でもよ、種の存続の為なら尚更、砂になって自滅って変じゃないか?」
シュダ「実は俺、アイツらは全部で1つだと思ってるんです」
ルーティ「全部で1つ?…………クアンタム全ての個体が1つ意思を持った1つの生命体ってこと?」
シュダ「はい、1つの意思なのか、女王蟻のような個体がいるのかは判りませんが」
サクラ「そうか!少なくとも今回の同時襲撃は偶然とは考えにくいもんね」
リッド「確かに統率の取れた行動ではあるよな、それに戦闘技術はすげえけど、頭がいいとは思えない、見た目も虫みたいだしな(笑)」
ルーティ「戦闘技術が高くて頭悪いなんて、まるでリッドや隊長みたいね(爆)」
リッド「お前なあー」
カイ「ヒデェ言われ方ぁ」
こんな冗談まで言い合えるなんて、ソル隊長にも聞いていたけど、カイさんはキヨミツ隊で上手くやっているようだ
カイ「そういう予測だけならぁ俺にもあるぜぇ、俺はアイツらを長寿命じゃねぇか?って思ってるぅ」
サクラ「寿命……ですか?」
シュダ「なんで寿命が長いと思うんですか?」
リッド「それは俺も思ってました、奴らの襲撃スパンが長いからでしょ?」
シュダ「…………なるほど……もし短命ならもっと頻繁に仕掛けてきてもいいはずだ」
カイ「あぁ、でも実際にはぁ数ヶ月に一度の襲撃だろぉ」
ルーティ「テロ組織でも、通常は数日や数週間ペースで仕掛けてきますもんね、よほどの策があるか何か理由でもない限り、数ヶ月も開けた襲撃はしない」
カイ「そういうことぉ、俺は専門家じゃあねぇから、詳しくは判らねぇが、長寿命なのはぁ間違いないと思ってるぅ」
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