プラントに帰国したキラは、早速QRIからの調査結果を確認
バルトフェルド帰還により、ラクスから木星周辺の報告を聞いていたキラは、事態を重く捉えレイヴンと各国による軍事会議を対策室に提案した
レイヴンとプラントやオーブとの密接な関係を嫌う国連は、拒否の意向を示していたがキラからの情報開示により、承認せざるを得ないと判断した
『国際軍事会議』
QRIからの調査結果は要約すると以下の通りだった
・ダイダロス跡から回収した物は、多量の放射線を放っており、調査の結果、排泄物ではないかとの見解に行き着いた
・赤のクアンタムから回収したバラバラの左腕からは、やはり大量の放射線が検出されたが、ダイダロス跡から回収した物とは構成物が違っていた
・完全停止したアブソリュートゼロは、再起動すると問題なく起動し、その後の稼働テストにも問題はなかった、停止した要因はおそらくは、強力なNジャマーのような物を、浴びたのではないかと予測される
概ねはレイヴンはもちろん、プラントやオーブ、その他諸外国の予想通りの調査結果であった
カガリ「これだけか?QRIからの調査結果は?」
キラ「はい、これで全てです……」
大西洋連邦大統領「なんだ!?これは、こんなものまったく役に立たないではないか!!」
ラクス「それは元々彼らの調査をしていたわたくし達でも、結果は同じだと思いますわ」
カガリ「まあ、よく判らない粒子に、生物かどうかもはっきりしていない奴らが相手だからな」
大統領「……そもそも情報が少な過ぎるということか…………」
キラが他国の者には気付かれないように、ラクス視線を送った
小さくラクスが頷き、話し始めた
ラクス「情報はもう1つあります、わたくし達のザフト艦を1隻、木星周辺の調査に出しておりましたが、先日帰還致しました」
スカンジナビア王国国王「!?木星だと!?」
大統領「何を勝手なことを……」
ラクス「申し訳ありません、ですが調査に出したのは緊急世界会議以前のお話、その後の首脳会議や軍事会議での条約締結前の出来事です」
国王「……であれば、すでに帰還命令どころか、連絡すら取れん距離にまで、進んでいたはずだな」
大統領「…………クッ」
オーブ以外の各国は皆渋い顔をして、プラントの身勝手に納得はいかなかったが、そういう状況なら文句を言っても仕方がない
何よりも今は、その調査結果を早く知りたかった
ラクス「……木星周辺には大量の放射線が検知されました」
大統領「そんなことは、わざわざ調べなくとも予想はつくだろう」
国王「木星まで調べても、その程度の情報か……」
カガリ「…………」
木星周辺の調査に、バルトフェルドを出したことまでは知っていたカガリが、不安そうにラクスに目をやる
ラクス「問題は、その放射線の構成物質です」
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