メイリン「ふふっ♪楽しそうね」
セフィリア「あっ……いえ、私は…………多分シュダとは……戦うことでしか解り会えない、そんな気がしてて……」
メイリン「いいんじゃない?それで」
セフィリア「……そう……ですかね」
メイリン「だって、あの子不器用だもの(笑)それも、あの人に似たんだと思うけど(笑)」
セフィリア「……私も不器用ですかね……」
メイリン「んーーどうかなあ?…………でも、サクラみたいにあの子引っ張るのは出来ないでしょ?」
セフィリア「……それは…………」
メイリン「なら、いいじゃない……戦うって言っても『戦争』じゃないんだし」
セフィリア「……そうですね…………わかりました……ありがとうございます」
アスランとキラは大戦時、何度も互いに敵対する状況にあり、何度も辛い経験をした
メイリンも……そしてセフィリアもそういった事情は知っている
その上で、アスランの妻であるメイリンが今言って言葉は、セフィリアの心に強く響いた
そして、出た言葉が『ありがとうございます』だった
気付けば二人は、とっくに食事を済ませていた
メイリン「行こっか」
セフィリア「え!?あの……お話というのは……」
メイリン「え?もう終わったよ?」
セフィリア「え?」
メイリンから、兵器関連の話があるのであろうと思っていたセフィリアは拍子抜けした
メイリン「話ってほどの話でもないわよ、お腹空いてたし、アナタと世間話したかっただけ♪」
セフィリア(ほんとにこの人は……こういう所がわからない……普段はふわふわしているのに、仕事のことに関しては抜け目がない、でもやっぱりふわふわしている…………今日もてっきり私は…………まあいいか、シュダと戦うのも楽しみではあるし)
メイリン「じゃあ、おじさんおばさん、またねー♪」
中華料理店を出て、駐車場へ向かう
外は少し暗くなってきていた
セフィリアはメイリンに自宅まで送って貰えることになった
軍に戻る予定ではあったが、評議会議員のメイリンから話がある、ということだったので、すでに軍には直帰すると連絡を入れていたので問題はない
メイリン「ごめんね、遅くまで」
セフィリア「いえ、こちらこそ、ありがとうございました」
メイリン「あれ?……あの車…………」
セフィリアの自宅、つまりクライン邸の駐車場には、大きな公用車が止まっていた
セフィリア「?……ママ?」
確かにラクスは公用車で、秘書官などに運転して貰い帰宅することはあったが、それは正門前までであって、中の駐車場に入れるなんてことはなかった
何かただ事ではない予感がしたセフィリアは、メイリンに事態を話し、二人で玄関へと向かった
セフィリア「!?」
鍵が開いている
セフィリアは慌てて玄関の扉を開けた
ラクス「あら?セフィリアさん……それにメイリンさんまで、そんなに慌ててどうされたんですか?」
セフィリア「ママ…………だって……公用車が……」
ラクス「ああ、あれは……」
???「僕が運転してきたんだよ」
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