機動戦士ガンダムSEED RAVEN   作:shuda

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PHASE:113 アリエルス

セフィリア「パパ?」

 

キラ「おかえり、セフィリア…………そっかメイリンも一緒だったんだね」

 

ラクス「そういえば、今日ザフトからの兵器購入許可申請が届いていましたわね」

 

キラ「それでメイリンと」

 

メイリン「でも、どうしたんですか?キラさんがわざわざ公用車で、ラクスさんを乗せて帰宅するなんて」

 

メイリンの疑問は正しい

キラとラクスは夫婦であるから、ラクスを乗せてキラが運転して帰宅、なんてことはたまにではあるが、ない話ではない

しかし、公用車でそれを行うなど公私混同にもほどがある

 

キラ「うん、ラクスだけなら公用車は使わなかったんだけどね」

 

???「私が乗っていたからですよ、ザラ議員」

 

メイリン「え!?イリュリア連王国アリエルス女王陛下!?」

 

セフィリア「?アリア?女王?」

 

アリエルス「お久しぶりですセフィリア、はじめましてですねザラ議員」

 

セフィリア「アリア?え?どういうこと?」

 

ラクス「レイヴンの作戦でお忙しかったセフィリアさんは、ご存知でないのかも知れませんね」

 

アリエルス「先日、我が父ベアトリクス・ブレア・ホワイトファング王が他界し、第一王位継承権に居た私が、王位を継承し即位しました」

 

キラ「それで、プラントに王位継承の挨拶に出向いてくれたんだよ」

 

メイリン「それは……私は知っていましたが、なんでここに?(クライン邸)」

 

アリエルス「私とセフィリアとは、幼少の頃からの友なのです、せっかくプラントに来たのでセフィリアに会いたいと、私からクライン議長にお願いしました」

 

キラ「でも、アリエルス女王が自分の護衛は必要ないなんて言うから、さすがに秘書官の運転ってわけにはいかないし、僕1人だけなら誤魔化せるしね」

 

メイリン「だからって!危ないですよ!ちゃんとザフトの護衛とかつけないと!」

 

ラクス「大所帯だと、ここ女王がいますと言っているようなものですからね、それにアリエルス女王はあくまでもセフィリアさんとは、プライベートでお会いしたいとのことでしたので」

 

セフィリア「……アリア…………そうでしたか…………ベアトリクス陛下が……」

 

アリエルス「アナタがそこまで落ち込むことではありません、数年前より身体の具合は良くありませんでした」

 

メイリン「!?!?…………ちょっと待って!!セフィリア!?アリエルス女王と友達だったの!?」

 

セフィリア「はい、お互い立場を知らずに友達になっていましたが」

 

アリエルス「そうですね、私もまさかアナタがクライン家のご息女とは知りませんでした」

 

ラクス「さあ、立ち話もなんですから、どうぞ皆さん、中へお入りください……メイリンさんもいかがですか?お茶でも召し上がっていってくださいな」

 

メイリン「あっありがとうございます」

 

セフィリア「アリア!こっち!」

 

セフィリアはアリエルスの手を引いて、自室へと駆け出した

 

ラクス「あらあらセフィリアさん、後でお茶をお持ちしますわね」

 

セフィリア「ありがとう、ママ」

 

キラ「あんなセフィリア久しぶりに見るね」

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