『レイヴン宇宙支部 司令官執務室』
ディアッカ「…………というのが、次の予定された作戦だ、まあ、今俺達がやれることはほとんどない…………しかし結局、緑の奴の目的はなんだったんだ?」
レイヴン宇宙支部の隊長達はディアッカから月面大規模捕獲作戦の内容を聞いていた
ゼロス「解りかねますね……砂になってしまっては調べようもありませんし」
フェイト「例え砂になっていなくとも、おそらく言葉は通じないかと思いますので、やはり意図を知ることは難しいのではないかと私は考えます」
クレア「…………」
ディアッカ「何にせよ、俺達がやることは奴らを抑え込めるだけの、力をつけることだな」
フェイト「MSに関しては、現状ほとんどは、パーツや兵装のバージョンアップ程度ですね」
ディアッカ「だろうな……やっぱ……ザフトや他国の力が必要か……」
ガアラ「その件は、かなりの戦力強化が望めるのではないですか?」
クレア「イリュリア連王国ですね」
ゼロス「そうだな、でもガアラさん、あの若い女王でしっかりと統制を取れますかね?」
ディアッカ「それは問題ないと思うぜ、ザフトの総司令が『あの若さで、あんな瞳をする奴は見たことがない』って言ってたからな」
フェイト「!?ジュール総司令が!?」
ゼロス「なるほど、期待出来そうですね」
クレア「実際、矢面に立つのは私達だけどね」
ガアラ「それを言っちゃあ、お仕舞いだクレア」
ディアッカ「確かに前線に出るのは俺達レイヴンだが、イリュリア連王国も含めて他国や、もちろんザフトやオーブ軍の協力無しでは作戦にすらならない」
クレア「わかってますよ♪司令官♪」
ディアッカ「ともかく、基本的に俺達は待機だが、MSの強化と戦闘訓練は怠るなよ」
ディアッカは隊長達に、木星周辺で確認された『放射線の成分』と『デスティニー』に関しては話していない
もちろん各国のトップは、先日の会議で今はクアンタムへの対処が最優先と考え、理解と合意はしているが、No2以下が全員それを合意することはないであろう
『連邦の失態』『プラントの失態』は他国にとって、外交の強いカードになる
下手に情報は表に出さないほうがいい
そう考えたイザークやキラ、そしてディアッカは、あえて隊長達には伏せることにした
『ザフト 戦闘艦アフロディーテ ブリッジ』
イザーク「すまんな、こんな仕事をやらせて」
シホ「いえ、しばらく留守にしますが、お任せください」
イザーク「ああ、実際こんな仕事はお前にぐらいしか任せられんからな」
シホ「勿体ないお言葉です」
イザーク「……だが、QRI共には気を付けろ」
シホ「はい、それは承知しております…………わざわざクライン議長が作ってくれた『機会』……逃すわけにはいきません」
イザーク「!?気付いていたのか?」
シホ「当然です、必ず他国よりも先にクアンタムの情報を入手します」
イザーク「ああ、よろしく頼む」
シホ「はい、では……行って参ります」
プラントが引き受けることになった木星周辺の調査は、シホのアフロディーテ艦を旗艦として、3隻のザフト艦隊が受け持つことになった
艦隊には、かつてイザークにより訓練され、討伐隊にも参加したMSパイロット達11名と、新たに選抜された13名の計24名の赤服が自機と共に配備された
同行するQRIは、6名で各艦に2名づつであった
シホ「微速前進!アフロディーテ発進!!」
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