シュダ「……今言ったように、基本的にはNジャマーキャンセラーが、緊急停止するようになってるけど、例えばそれも間に合わないような攻撃を受けたり、L2宙域みたいなNジャマー圏外、もしくは発電所みたいにNジャマーキャンセラー影響下だったら、機体のNジャマーキャンセラーが停止しても意味ないってのは解るか?」
サクラ「えーーと……キャンセラー停止も間に合わない速さの攻撃なら、確かに核反応しちゃうから意味ないわね……Nジャマー圏外なら、そもそもキャンセラーの意味ないし……キャンセラー影響下なら、そりゃあ機体のキャンセラー停止しても意味ないもんね…………え!?やっぱり危ないじゃない!!」
シュダ「そう、だから俺達の機体には、キャンセラーと一緒に、Nジャマーも搭載されてるんだよ、あとエンジンの一番外側は、キャンセラーの動力回路で覆われてるから、エンジン部分が攻撃を受けたら、最初に破損するのは絶対にキャンセラーになる、それと……最悪の場合に備えてコクピットは核シェルターになってる」
サクラ「んーー…………なるほど!すごい考えてあるんだ」
シュダ「当たり前だろ?でなきゃ、こんなに普通に、核エンジンなんて危ないもん搭載しないよ」
それが、今主流になっているスーパーデュートリオンエンジンの仕様だ
核エンジンとNジャマー、Nジャマーキャンセラーという三重構造によって、エンジン部への攻撃でも、Nジャマー圏外でも、基本的には安全設計がなされている
一番危険な可能性は、キャンセラー影響下での運用だが、基本的にキャンセラー影響下は、核の発電所や重要な通信施設ぐらいだし、そういった施設周辺での、核エンジン搭載型MSの運用は緊急時以外は許可されていない
前にも話した気はするが、Nジャマーの防衛力は凄まじい
通信障害はもちろん、何よりも核弾頭をただの爆弾にしてしまう
今はまだ軍事利用だけだが、いずれは発電所や通信施設など、核を利用している民間企業でも、この技術が使われていくんだろう
シュダ「わかったか?レイジ隊が核爆発しなかった理由」
サクラ「うん♪」
シュダ「ってか、キャンセラー影響下で、MS使うのが禁止されてるのは、知ってるだろ?なんでだと思ってたんだよ」
サクラ「え?うん……なんだろ?危ないから?」
シュダ「適当かよ」
サクラ「何よ!禁止は禁止なんだからいいじゃない!」
シュダ「それより、ちゃんと周囲の警戒怠るなよ」
サクラ「わかってるよー」
ソル「またお前らは何話してるんだ!!任務に集中しろ!!」
シュダ「すいません」
サクラ「!はいっ!」
それから1時間ほどすると、アリエルス女王は行政府から出てきた
俺達は女王をホテルまで護衛して、その日の護衛任務を終えた
翌日のオーブ市街視察も特に何事もなく終え、その翌朝、アリエルス女王はイリュリアへと帰国した
イリュリア連王国か……
軍事力は凄いって噂だけど、ずっと内政が不安定だったらしいし、あの女の子で国は大丈夫なのか?
まあ、俺には関係ないけどね
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