『カフェ セレネ』
ムウ「いいのか?こんなとこで、のんびりしてて」
バルトフェルド「ん?ああ、もう老兵の仕事は終わりだよ、なあダコスタくん」
ダコスタ「ええ、木星周辺の調査には、正式にザフトが動くことになりましたからね」
ムウ「誰が行くんだ?」
バルトフェルド「シホだと聞いている」
マリュー「シホさん!?彼女を行かせてザフトは大丈夫なの?」
バルトフェルド「まあ厳しいだろうが仕方なかろう、俺がイザークの立場でも彼女を行かせるよ」
ムウ「かなり重要な任務だからな、確かにそうかもな」
バルトフェルド「それよりどうなんだ?イリュリアの新しい女王ってのは」
マリュー「メイリンさんから聞いた話だと、実はセフィリアと友達だってことだわ」
ダコスタ「えーーー!?」
バルトフェルド「軍事力や政治力としてはどうなんだ?大戦時にもプラントと連合で取り合っていたって話は有名だが、実際に俺も見たわけじゃない、果たしてどれほどのものなのか……」
ムウ「イザークが『あの女のあの眼……あれは侮れん』って言ってたらしいぜ(笑)」
バルトフェルド「ほう……イザークにそこまで言わせたか、なかなか面白いねえ」
『レイヴン地球支部 通路』
サクラ「またクレナイの試運転?」
シュダ「ああ!」
あれから俺は、毎日のようにクレナイに乗っていた
クリムゾン・フレーム……確かにあれは、俺の操縦に補正がかかって、かなり反応が早くなる
でも補正分、俺自身も次の操縦を即座に行わなくてはならない、そうしないとせっかく反応速度が上がっても、次の挙動の前に隙ができてしまう
ドラグーンの操作にも慣れておかないといけない
射撃でなくても、やっぱり遠隔操作は苦手だ
『オーブ軍 司令官執務室』
アスランはザフトのイザークに緊急で通信を入れていた
イザーク「キサマ!!何をふざけたことを言ってきているんだ!!こっちはシホを木星に派遣したんだぞ!!」
アスラン「わかっている!だから可能であれば、とディアッカに話したんだ」
アスランはオーブ軍の月面調査の際に、レイヴンを付けれないか、という打診をディアッカにし、その件でイザークからクレームを受けていた
イザーク「わかっていれば、そんなことは言わんはずだ!!プラントは今ザルなんだぞ!!自分だけレイヴンを付けたいとは、どういう了見だ!!」
アスラン「木星が危険なこともわかっている、だが月面も十分危険だ、今のオーブ軍ではまともにクアンタムとやりあえない」
イザーク「それはお前の監督責任だろ!!レイヴンを私物化するな!!カガリの顔も立たんぞ!!」
元よりオーブとプラント、そしてレイヴンは癒着を連邦から警戒されている
オーブ軍の護衛にレイヴンをつかせるなど言語道断だ
先日のアリエルス護衛任務に関しては、イリュリア連王国の『力』を理解している国連側から、レイヴンに護衛任務の打診があったのだった
アスラン「俺は何もオーブ軍や、オーブの防衛にレイヴンを使おうというわけではない!!次の作戦を成功させるための、作戦防衛だと言っている!」
イザーク「屁理屈を言うな!」
アスラン「聞け!イザーク!月面調査だけではない、陽電子リフレクターの月面への運搬にも、レイヴンをつけるべきだという話をしているんだ、むしろ何故シホをザフトだけで行かせたんだ」
イザーク「…………もういい!!勝手にしろ!」
ブチッ!!
イザークは怒鳴り付け、一方的に通信を切った
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