後日、オーブとプラント……カガリとラクスが相談し、連邦へ正式に作戦にレイヴンをつけてはどうかと打診した
イザークの懸念したように、『癒着』をほのめかされたが、連合……特に大西洋連邦は自軍の盾としてレイヴンが出るという点で合意した
カガリもラクスも知らないことだが、実はその際、イリュリア連王国が連邦大統領を後押ししていた
そうして、ザフトの木星調査期間内はプラントの防衛にレイヴン宇宙支部が、オーブ軍の月面調査にはレイヴン地球支部が、連邦の陽電子リフレクター運搬にはレイヴンが、全面的に盾を担うことになった
『オーブ軍 マスドライバー』
カイ「空(宇宙)なんて久しぶりだぜぇ」
ルーティ「私は交流出向以来、初めて任務として行きますね」
リッド「俺もそうですよ」
カイ「そうなのかぁ?まぁアニキの隊が一緒だからなぁ大丈夫だろぉ」
サクラ「私もそこまで経験ないですよ」
カイ「でも、俺ら2部隊も必要なのかぁ?確かにクアンタムが出れば1部隊じゃあ苦しいけどぉ」
ソル「俺達が出るおかげで、オーブ軍は主力をオーブに配置したままに出来る」
サクラ「そっか、プラントは今手薄だから、宇宙支部が防衛に加勢してますもんね、それと同じってことですね」
2時間後、俺達はオーブ軍の戦闘艦アマテラスに乗船し、空(宇宙)へと上がった
不謹慎だが、俺は早くクレナイを実戦で使いたくて、クアンタムが出ないかと少し期待していた
『月軌道』
カイ「じゃあそろそろでますかぁ」
ソル「ああ、レイヴンMS全機発進!」
俺達レイヴンのMSは、オーブ軍艦隊の周囲に展開した
オーブ軍は月面ギリギリまで降下し、すでに目星を付けていた作戦ポイントを調査していく
サクラ「どのくらい時間かかるのかな?」
シュダ「さあな、よく知らないけど地質とかも調べるんじゃないか?簡単に逃げられたら意味ないからな」
サクラ「私達は待つしかないかーー」
サクラと話しているとソル隊長から通信が入った
ソル「シュダ、どうだ?新しい機体は」
シュダ「いい感じですよ、慣れるまで、もう少しかかりますが、カグヅチよりも馴染む感覚はしますね」
ソル「それは良かったな、俺のカネサダも武装変更の話は聞いているんだがな、今回は間に合わなかったみたいだ」
シュダ「え!?変更されるんですか!?隊長のカネサダと武装が似てるから、せっかく訓練お願いしようと思ってたのに」
ソル「逆だよ」
シュダ「逆?ですか?」
ソル「ああ、お前のクレナイのドラグーンを参考に、俺のカネサダのエイトソードがドラグーン化されるんだ」
シュダ「ほんとですか!?それこそほんとに訓練しましょうよ!」
ソル「ああ(笑)もちろんだ」
ソル隊長の『種類の違う剣を自在に使う』技術は、ほんとに学びたいと思っていた
正直なところ、これまでずっと焔1本に頼ってきてたし、短剣や長刀ならまだしも、鎌なんてまったく使いこなせていない
だが結局、今回の任務で俺達が武装を展開することはなかった
つまり、クアンタムの襲撃もなく、何事もなく調査は進められた
オーブ軍の月面調査は数日で終了し、作戦の候補地として、アルザッヘル跡が挙げられた
持ち帰って国連で協議するらしい
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