機動戦士ガンダムSEED RAVEN   作:shuda

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PHASE:14 クアンタム

セクスティリス市の急襲から2週間が経過していた

 

オーブ、プラントの両国は、市民の混乱と暴動を恐れ、奴らの情報は出さず、あくまでも強大戦力のテロ組織として声明を発表した

 

ラクス「…………よって、わたくし達プラントは、オーブ及びオーブ軍と協力し、レイヴンを主体とした人類の防衛軍として、テロ組織の制圧に当たることをここにお約束致します、プラントからも地球からも逃げる必要はありませんが、どちらもいつテロの標的となってもおかしくはありません、ですが、全ての軍がその誇りにかけて皆さんをお守りします、ですので皆さん、今はいつでも避難出来る準備だけを、落ち着いてしっかりとしておいてください」

 

 

 

『レイヴン総司令官執務室』

 

イザークからキラに通信が入る

 

キラ「直接僕に連絡なんて珍しいね」

 

イザーク「ディアッカに連絡したんだが、あのバカどこで何をしてるんだ!」

 

キラ「ディアッカなら、ちょうど今ここに来てるよ」

 

イザーク「それならそうと言っておけ!バカ者!」

 

ディアッカ「……無茶言うなよ……」

 

キラ「で、どうしたの?」

 

イザーク「フリューゲルの残骸の調査結果が出たから、その報告だ」

 

キラ「ちょうどさっき、シンからもアスランから連絡が来たって報告を受けていて、それでディアッカに来てもらってたんだ」

 

イザーク「なるほど」

 

キラ「ちょっと待って、シンとアスランとも繋ぐよ」

 

………………

 

イザーク「まず、ザフトから報告するぞ、残骸に付着した粒子は、まったく未知の素粒子だった、素粒子としての性質は他の素粒子とさして変わらんが、その特性は異質で、電力の代わりになるようなエネルギー源になるということと、濃度の高い素粒子で満たされた物質は素粒子と同質の性質を持つ」

 

ディアッカ「なるほどね、MSの動力源に使って、濃度を上げれば機体が素粒子状になるってわけか」

 

アスラン「それが、あの高速の移動だな」

 

イザーク「正確には転送に近いな」

 

キラ「アスランのほうは?」

 

アスラン「俺のほうは、性質までは解らなかったが、ミラージュコロイドを散布することで、素粒子を探知することが出来ることがわかった」

 

シン「その装置はオーブで造れそうですか?」

 

アスラン「いや、この手の開発はザフトのほうが強いだろう」

 

イザーク「わかった、ならばこちらで制作する、後でデータを送ってくれ」

 

アスラン「わかった」

 

キラ「やっぱり彼らが転送の技術を持っているとわかった以上、プラントも地球もどこでも危険だね」

 

ディアッカ「そうだな、素粒子を探知出来る装置をとっとと造っちまおう」

 

シン「それが出来るまでは全軍で、プラントもオーブも地球も月も守りましょう」

 

イザーク「地球は頼んだぞ!アスラン!」

 

アスラン「わかっている、お前も絶対にプラントを守り抜け」

 

キラ「みんな、しばらく大変だけど頑張ろう」

 

シン「はい!」

 

アスラン「ああ」

 

ディアッカ「おお!」

 

イザーク「そんなに気張らんでも、探知機などすぐに造ってやる!」

 

 

 

この会議の後、ザフト及びオーブ軍の上層部とレイヴン各員には、全ての情報が伝えられ困惑はしたが、結果的に今まで何の情報もなかったところに、奴らの居場所が解るかもしれないという期待で、全軍の士気は高まった

 

そして、奴らは量子を意味するクアンタムと呼ばれ、素粒子は赤い素粒子Red Elementary ParticlesでRE粒子と名付けられた

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