セクスティリス市の急襲から2週間が経過していた
オーブ、プラントの両国は、市民の混乱と暴動を恐れ、奴らの情報は出さず、あくまでも強大戦力のテロ組織として声明を発表した
ラクス「…………よって、わたくし達プラントは、オーブ及びオーブ軍と協力し、レイヴンを主体とした人類の防衛軍として、テロ組織の制圧に当たることをここにお約束致します、プラントからも地球からも逃げる必要はありませんが、どちらもいつテロの標的となってもおかしくはありません、ですが、全ての軍がその誇りにかけて皆さんをお守りします、ですので皆さん、今はいつでも避難出来る準備だけを、落ち着いてしっかりとしておいてください」
『レイヴン総司令官執務室』
イザークからキラに通信が入る
キラ「直接僕に連絡なんて珍しいね」
イザーク「ディアッカに連絡したんだが、あのバカどこで何をしてるんだ!」
キラ「ディアッカなら、ちょうど今ここに来てるよ」
イザーク「それならそうと言っておけ!バカ者!」
ディアッカ「……無茶言うなよ……」
キラ「で、どうしたの?」
イザーク「フリューゲルの残骸の調査結果が出たから、その報告だ」
キラ「ちょうどさっき、シンからもアスランから連絡が来たって報告を受けていて、それでディアッカに来てもらってたんだ」
イザーク「なるほど」
キラ「ちょっと待って、シンとアスランとも繋ぐよ」
………………
イザーク「まず、ザフトから報告するぞ、残骸に付着した粒子は、まったく未知の素粒子だった、素粒子としての性質は他の素粒子とさして変わらんが、その特性は異質で、電力の代わりになるようなエネルギー源になるということと、濃度の高い素粒子で満たされた物質は素粒子と同質の性質を持つ」
ディアッカ「なるほどね、MSの動力源に使って、濃度を上げれば機体が素粒子状になるってわけか」
アスラン「それが、あの高速の移動だな」
イザーク「正確には転送に近いな」
キラ「アスランのほうは?」
アスラン「俺のほうは、性質までは解らなかったが、ミラージュコロイドを散布することで、素粒子を探知することが出来ることがわかった」
シン「その装置はオーブで造れそうですか?」
アスラン「いや、この手の開発はザフトのほうが強いだろう」
イザーク「わかった、ならばこちらで制作する、後でデータを送ってくれ」
アスラン「わかった」
キラ「やっぱり彼らが転送の技術を持っているとわかった以上、プラントも地球もどこでも危険だね」
ディアッカ「そうだな、素粒子を探知出来る装置をとっとと造っちまおう」
シン「それが出来るまでは全軍で、プラントもオーブも地球も月も守りましょう」
イザーク「地球は頼んだぞ!アスラン!」
アスラン「わかっている、お前も絶対にプラントを守り抜け」
キラ「みんな、しばらく大変だけど頑張ろう」
シン「はい!」
アスラン「ああ」
ディアッカ「おお!」
イザーク「そんなに気張らんでも、探知機などすぐに造ってやる!」
この会議の後、ザフト及びオーブ軍の上層部とレイヴン各員には、全ての情報が伝えられ困惑はしたが、結果的に今まで何の情報もなかったところに、奴らの居場所が解るかもしれないという期待で、全軍の士気は高まった
そして、奴らは量子を意味するクアンタムと呼ばれ、素粒子は赤い素粒子Red Elementary ParticlesでRE粒子と名付けられた
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