『アフロディーテ』
管制官「艦長、木星圏まで距離8000です、光学カメラで木星を捉えました」
シホ「わかった……全艦コンディションレッド!MS発進準備!」
QRI職員「コンディションレッドですか?イエローではなく……まだ遠いですが?」
シホ「何があるか解りませんから、警戒しすぎなんてことはありません」
管制官「コンディションレッド発令!全艦戦闘準備!パイロットはMSにて待機!」
プラントを出る前に、バルトフェルドから連絡があり直接話を聞いていたシホは、最大限の警戒をしていた
シホ「木星圏に入り次第、全砲門を開いてセーフティ解除、MSを全機発進させろ」
QRI職員「我々も居ることを忘れないでください、まさか全力で戦闘をするつもりですか」
シホ「戦闘をするつもりではなく、最悪戦闘になってもいいように準備をしているだけです」
同行するQRI職員は2人で顔を見合わせて困惑した表情を見せている
『レイヴン地球支部 敷地内』
クレナイの調整を終えた俺は、ソル隊長と訓練をすることになっていた
シュダ「ソル隊長、ほんとに実弾でやるんですか?」
ソル「当たり前だろ、俺はいつもカイとは実弾だ、実弾じゃないと訓練にならないからな」
シュダ「わかりました……」
ソル「心配するな、整備には俺が謝っとく」
シュダ(そういうことじゃなくって…………)
ソル「いくぞ!」
掛け声と共にカネサダから新装備のドラグーンが7基射出された
シュダ(すげえ、もう使いこなしてる、さすがソル隊長)
射出されたドラグーンはセフィリアのフリューゲルに負けず劣らずの動きで飛び掛かってきた
カネサダのドラグーンは元々のエイトソードである剣を改修したものだ
つまり、射撃兵器ではなく突撃兵器だ
7本の剣が同時に斬りかかってくる
シュダ「クソ!7機のMSを同時に相手してるみたいだ!」
ソル「ドラグーンにばかり気を取られるなよ!」
ドラグーンの攻撃に合わせてカネサダがアースエルボーで斬りかかってきた
シュダ「な!?ドラグーン7機と実機での同時斬撃!?」
だが俺にはクレナイに搭載されたクリムゾンフレームがある、俺はカネサダの斬撃を全てホムラで受け止めていた
ソル「そろそろ限界だろ!使えよ!ドラグーン!」
ソル隊長の見解は的確だった、クリムゾンフレームと言えど、ソル隊長の斬撃をホムラだけで捌ききるには限界になっていた
シュダ「行け!」
ソル「…………」
俺はドラグーンを6基射出した
両者のドラグーンがぶつかり合う
だが、俺のほうが1基少ない……いや、違うな
そもそも俺の操作技術が圧倒的に低い
ソル「その程度か?シュダ!」
シュダ「クッ!」
俺は飛び交うドラグーンの中に手を伸ばし、一番使い勝手のいいコクウを手に取った
ホムラとコクウの2刀流だ
ドラグーンとして使うよりも、こうするほうが使い馴れている
ソル「考えることは同じか」
シュダ「え!?」
ソル隊長も俺と同じようにガンブレードタイプのショルダーコースを手に取り双剣に構えた
シュダ「でも、剣なら俺のほうが!」
ソル隊長には申し訳ないが、剣なら誰にも負ける気はしない
ソル「!?」
俺は2刀を使いカネサダの持つショルダーコースを弾き飛ばした
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