まったく、そんなことどっちでもいいんだよ
俺は今、ドラグーンの使い方を探すのに必死なんだ
場の雰囲気に耐えきれず、俺は席を立つことにした
シュダ「じゃあソル隊長カイさん、俺は自室に戻ります」
ソル「ん?……ああわかった」
カイ「ああ、またな」
少なくともソル隊長は、俺の心中を察してくれているようだった
食堂を出てしばらくすると、背後からサクラが声をかけてきた
サクラ「シュダ」
シュダ「……」
サクラ「カイさんとも訓練してみたら?」
シュダ「それもいいけど、なんかイメージ掴めないんだよな、独自性っていうか俺の使い方」
サクラ「…………あっ!」
シュダ「どうした?」
サクラ「んーん、何でもない、ちょっと用事思い出したから、じゃあね」
シュダ「ああ」
サクラは小走りで自室に戻って行った
なんだ?アイツ…………
『オーブ行政府』
シンとソルはカガリからの呼び出しがあり、オーブ行政府に来ていた
カガリ「ではシン、これがアスランから届いたフォーエバーとクレナイの決算書だ」
シン「決算書?請求書ではないんですか?」
カガリ「こんな額、レイヴンの予算で支払えるのか?」
シンが手にした決算書をソルが覗き込んだ
ソル「こんなの払ったら俺達みんな明日から水すら飲めないですよ……」
シン「…………そうだな」
カガリ「だから書類上は決算書だ、一部はレイヴンにも出して貰うことになるだろうが、ほとんどは国連に請求する」
シン「突っ返されないですか?」
カガリ「だからオーブからではなく、レイヴンから請求するんだ」
ソル「何か違うんですか?」
カガリ「そのあたりの経理に関しては、ステイシアが処理してくれるだろうから、彼女に任せておけばいい」
ソル「ステイシア!?」
シン「なぜ代表がレイヴンの経理を?」
カガリ「知らなかったのか?ステイシア・ハウ、彼女はミリアリアの娘だ」
シン「ミリアリアさんの!?」
ソル「ミリアリアさんってアークエンジェルの!?」
カガリ「ああ、彼女の名前がハウであることの理由はアスランにでも聞いておけ、間違っても本人やミリアリアに話すなよ、刺されるぞ」
どうやら、セフィリアとキラのように、父親が婿養子になったというような簡単な話ではないようだ
カガリ「ともかく、私は彼女を……彼女の能力をよく知っている、経理はもちろん経理絡みの交渉は彼女に任せておけ」
シン「わかりました、代表がそこまで言われるのであれば」
ステイシアが、あのミリアリア・ハウの娘
ソルはミリアリアと面識は無かったが、近しい関係にあったムウやマリューから、話に聞いたことがあった
よく解らない何とも言い難い気持ちにソルは戸惑っていた
オーブ行政府を出た2人は、アスランに直接会って礼を伝えるためオーブ軍に立ち寄り、その際にソルはステイシアのことを聞いた
ミリアリア・ハウ
2度の大戦を経験し、恋人であったトールを亡くし、一時はコーディネーター全てを嫌悪することもあったが、スーパーコーディネーターであるキラとは友人であり、ザフトであったアスランとも友人になった彼女は、戦場ジャーナリストになり更に戦争を深く知った
そんな複雑な想いの中、彼女は結婚はもちろんナチュラルの子ではなく、あえて人工受精でコーディネーターを出産することを決意した
第六回オリジナルキャラクター人気投票
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