シュダ「で?忘れ物って?」
サクラ「これこれ」
サクラは俺の刀を奥のクローゼットから持って来ていた
……勝手に俺の刀を持ち出すなよ……ってかそもそもなんでお前が刀の場所知ってるんだよ…………
シュダ「刀?今回は道場に行くつもりはないぞ?」
サクラ「私の道場に行くんだよ」
サクラの道場……
俺と同じようにサクラは幼い頃、道場に通っていた
ただ、道場と言っても俺のように剣術道場ではない
サクラは空手の道場に通っていた
俺も何度か試合を見に行ったことはあったが、オーブの大会ではそれなりの順位まで行っていた、確かベスト4が最上位だったはずだ
シュダ「?俺は空手なんかやらないぞ……しかもなんでサクラの空手の道場に行くのに刀が要るんだよ、それよりもなんで俺がサクラの道場に?」
サクラには申し訳ないが、サクラが出場するから俺は何度か試合を見に行ってはいたが、俺は剣術以外にまったく興味がなくて、空手はルールすらまともに知らない、もちろんサクラの空手道場には行ったこともない
サクラ「それは行きながらちゃんと話すから、とにかく刀持って!」
俺は今でも、刀を持つことには馴れているから、刀が荷物に感じることはまずない
理由が解らず納得はいかないけど、まあ拒否することでもない
俺はサクラに言われるがまま、刀を持って行くことにした
『オーブ市街地』
シュダ「そろそろ教えてくれよ、空手道場とか刀とか、一体どういうことだ?」
結局、足早に基地を出て、説明無しに市街地に着いていたことに、俺は少し困惑していた
サクラ「うん……えっと……前にドラグーンの使い方が定まらないって言ってたでしょ、それでヒントにもなればいいかなって思って」
確かに、まだ俺は自分なりのドラグーンの使い方を見つけれていない
でも、仮にヒントを掴むのに行くとしても、剣術道場だろ?なんで空手道場なんだよ
…………いや……でも、刀が必要って言ってたよな…
サクラ「それでね……約束もあるでしょ」
シュダ「約束?」
サクラ「うん、セフィリアとの」
シュダ「!?まさか!?セフィリアが来るのか!?」
サクラ「シュダとソル隊長の訓練の後ね、私セフィリアに連絡してみたの、そしたらちょうどシュダと休みが重なってる日があってね」
シュダ「勝手に段取りするなよ……俺だって俺のタイミングとか、いろいろあるんだから」
サクラ「私が段取りしないと、シュダもセフィリアもお互い連絡すら取り合わないでしょ」
シュダ「う゛っ…………」
サクラ「それにタイミングって何よ!シュダのタイミングなんて来ることあるの?」
シュダ「……いや……それは……」
図星だった
セフィリアとの剣術試合は楽しみだったことに間違いはないが、サクラの言うように俺もセフィリアもお互い連絡先は知っているが、多分どちらからも連絡することはなかっただろう
タイミングってのも今咄嗟に口から出た言い訳だ
俺とセフィリア2人だけで放っておいても、おそらく永遠に剣術試合をやることはないだろう
サクラ「とにかく、明後日の13時、私の通ってた空手道場を貸して貰える手配は出来てるから」
シュダ「……マジかよ…………」
第一回コンビ&トリオ人気投票
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シュダ&サクラ
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シュダ&セフィリア
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サクラ&セフィリア
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セフィリア&クレア
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ソル&カイ
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フェイト&クレア
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シュダ&メイリン
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サクラ&メイリン
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セフィリア&キラ
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セフィリア&アリエルス
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クレア&カイ
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ステイシア&ソル
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シュダ&サクラ&セフィリア
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サクラ&セフィリア&クレア
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シュダ&アスラン&メイリン
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セフィリア&キラ&ラクス
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ソル&シュダ&サクラ
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フェイト&セフィリア&ラムレザル
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フェイト&ソル&カイ
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シュダ&サクラ&ルナマリア