勘弁してくれよ……
そう思いながらも、俺の胸は高鳴っていた
久しぶりにセフィリアと、しかもMSではなく実際に剣を打ち合える
俺は興奮する心をサクラに悟られないように、ポーカーフェイスを装い気だるそうな態度を取った
シュダ「まっ……まあ、わざわざプラントから来るんだろ、それなら受けないわけにはいかないな、面倒だけど仕方ないか」
サクラ「ほんとは嬉しい癖に(笑)」
シュダ「!?そんなことは!?…………」
そういうわけで、俺は明後日
セフィリアと剣術試合をすることになった
サクラが言うようにドラグーンの使い道のヒントを掴めたらありがたいな
セフィリアは明日から休暇で、明日の夕方にオーブに降りるってことらしい
サクラは今日は久しぶりに、友達と買い物に出掛けると言っていた
俺はというと、当然セフィリアとの剣術試合のために剣術稽古を行いに、緋桜一刀流 剣術道場を訪れていた
『緋桜一刀流 剣術道場』
ヒジカタ「俺もレイピアというのはよく知らんな」
シュダ「そうですか、師範でもご存知ありませんか」
俺は師範に、セフィリアという女と剣術試合をすることになったことと、サクラから聞いたセフィリアのレイピア術の話をしていた
シュダ「そのセフィリアに剣を教えたのが、クレアって人なんですけど、その人はMSではランスタイプの剣で、素早い切り返しの突きがメインになっている剣技を使っていました」
ヒジカタ「ランス……素早い切り返しの突き……つまり槍術に近いってことか……おそらくは軽量の槍だな」
シュダ「そうですね、その表現で問題ないかと思います」
ヒジカタ「ならば対策は容易だな、槍は一点への攻撃力が絶大だ、先端を点で捉えるのは、まず不可能に近い」
シュダ「………………点ではなく…………線で」
ヒジカタ「そうだ、槍の太刀筋は真っ直ぐな縦の線だ、それを横から叩けば容易に返せる、ただ刀での突きと同様に、槍は横薙ぎや斬り上げに派生する、そのレイピアとやらも当然突きの特性を知らぬわけではないだろう、おそらく返し技は存在する」
シュダ「ならば、先の先ですね、突きが来る前にこっちから仕掛ければ勝機は見えてくるか」
ヒジカタ「当然速いんだろうな」
シュダ「ええ、クレアさんは高速の連続突きで、もちろん1撃1撃も重かったですね」
ヒジカタ「あくまでも参考までにだが、俺ならば初太刀を唐竹の力業で叩き潰して対処するだろうな」
シュダ「師範なら出来るでしょうが、俺にはそれほどの1撃は出せませんよ」
ヒジカタ「後は間合いだな………………」
『空手道場』
剣術試合の当日、俺とサクラは朝早くから空手道場に挨拶に来ていた
2人で一礼をして門扉をくぐると、いかにもな人が空手の道着姿で俺達を出迎えた
???「やぁサクラ、久しぶりだね、そちらが例の?」
サクラ「はい、彼がシュダです」
シュダ「シュダ・ザラと申します、よろしくお願いします」
???「ああよろしく、私はここの師範をやらせてもらっているナガクラという者です」
サクラ「シュダ、こっち」
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