機動戦士ガンダムSEED RAVEN   作:shuda

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PHASE:145 ナガクラ師範

俺はサクラの案内で客間に通された

空手の道場って物を見てみたかったが、俺はこの空手道場から見れば、他流派であるどころか他武術である、客人として迎えるのは当然の対応だろう

しばらくすると、道着を来た小さな少女が、お茶と軽めのお茶受けを持ってきた

歳は10歳か……12歳ぐらいだろうか

道着を着ているところを見る限り、この少女も空手をやっているのだろう

 

またしばらくすると、先ほど紹介されたナガクラ師範とサクラが客間に現れた

 

ナガクラ「すまないね、本来であれば他武術の師範代を招くのであれば、もっと丁重にお迎えしなければならないのですが」

 

シュダ「いえ、私のほうこそ場所をお借りさせて頂く身です、このような丁寧な対応をしていただき、ありがとうございます」

 

ナガクラ「ほう、サクラから聞いている話とは違って、ずいぶんと出来た青年ではないですか」

 

サクラ「武術をやる時はこんな感じですよ、普段はもっといい加減ですけど、これでも緋桜一刀流の師範代ですから」

 

ナガクラ「しかし、こういった場で師範代としての言動が出来ることも、彼の一面であるということですよ、どちらが表でどちらが裏というわけではありません」

 

まったく…………サクラは自分の道場の師範にまで、俺をどういうイメージとして話してるんだか…………

ナガクラ師範の隣に座るサクラをチラッと見ると、ナガクラ師範に解らない角度で、俺に舌を出して『ごめんね』という表情をしていた

 

ナガクラ「サクラ!ザラ師範代の前とはいえ、道場内でそういう態度は頂けないですね」

 

空手のことはまったく解らないが、さすがは師範だ

絶対に解らないはずだった、サクラのふざけた態度を見透かしていた

 

サクラ「……失礼しました」

 

ナガクラ「まあ、そうは言ったものの、今回はあくまでも場所の提供です、私としても剣術試合や何よりもレイピアという聞いたこともない剣術を見させて頂ける機会を頂戴した、この場はシュダくんと呼ばせて貰ってもよろしいかな?」

 

シュダ「お心遣いありがとうございます、もちろんシュダと呼んで頂いて構いません、後日、改めて今回の件のお礼は、私と私の師範であるヒジカタ師範とで、ご挨拶に伺わせて頂きます」

 

ナガクラ「うむ、ではレイピア使いのお相手方が到着するまで、しばらくここで寛いでいてください」

 

シュダ「ありがとうございます」

 

ナガクラ「では、私はこれで……」

 

ナガクラ師範か…………今数分の間、話しただけでも理解出来る

間違いなく相当強い……

 

サクラは俺の退屈しのぎの話相手をするようにと、ナガクラ師範に言われ客間に残った

 

サクラ「どう?初めての空手道場」

 

シュダ「どうって言われても、まだ客間に案内されただけだしな……でも……ナガクラ師範……あの人は相当な強さだってのはわかったよ」

 

サクラ「へーーそこまで解るんだ、さすがは師範代(笑)」

 

シュダ「茶化すなよ、実際どうなんだ?ナガクラ師範の実力」

 

サクラ「んー私も現役の時を見たことはないけど、オーブの大会では8年連続優勝してるし、練習試合で手加減してても、私はもちろん誰も1本取ったところを見たことないのよね」

 

だろうな…………

俺が居るからかもしれないが、あんなに一瞬の隙も見せない人は、ヒジカタ師範以外に俺も見たことがない

 

シュダ「なるほどな」

 

サクラ「!あっ、ちょうどセフィリアから電話だ、私ちょっと近くまで迎えに行ってくるね」

 

シュダ「ああ……わかった」

 

時間もそろそろ試合開始予定の2時間前だ

…………いよいよか………………

俺の胸は徐々に高鳴りだしていた

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