セフィリアはアブソリュートのメンテナンスを終え、自室に戻ろうとしていた
ラムレザル「セフィ~じゃ~ん、何してんの~?」
セフィリア「……」
ラムレザル「無視かよ~」
セフィリア「なんですか?」
ラムレザル「何してんの?って聞いただろ~」
セフィリア「アブソリュートのメンテナンスが終わったところです」
ラムレザル「ふ~ん、ちょっと聞きたいんだけどさ~、セフィリアはクアンタムのMSに勝てる~?」
セフィリア「あれ以上の性能がなければおそらく」
ラムレザル「じゃあ…………俺なら?」
セフィリア「…………」
ラムレザル「しゃあね~訓練でもするかあ~、じゃあな」
セフィリアは普段ふざけているラムレザルが、少し苦手であまり上手く接することが出来ないでいた
だが、ラムレザルが時折見せる表情をセフィリアは知っていた
実は誰よりも冷静で落ち着いた考えを常に持っている
おそらくはセフィリアからクアンタムの戦力分析を聞きたかったんだろう、多分、今会ったのも偶然ではない
『ザフト本部』
ラムレザルはレイヴン施設を出てザフト管轄の敷地内に来ていた
ラムレザル(いい奴いねえかな~)
ラムレザルの前を白服が通りかかった
ラムレザルは、わざとキョロキョロしながら目の前を通った
白服「キサマ!そこで何をしている!」
ラムレザルは白服のほうを向いて、さりげなくレイヴン章を見せた
白服「なんだキサマ、レイヴンか、レイヴンのクセにずいぶん暇そうだな」
ラムレザル「ザフトの敷地は久しぶりで~」
もちろん嘘だ、ラムレザルは元々ザフト本部に所属していた、ザフト本部は全て把握している
白服「ザフトに何か用か?」
ラムレザル「ウチの司令官が居なくて~こっちかな~って」
それももちろん嘘だ、ディアッカなど探していない、探していたのは白服以上のザフト兵
白服「ディアッカさんか、ザフトには来ていないと思うが……」
ディアッカさんという言葉に、ラムレザルの口元が白服にわからない程度に緩んだ
ディアッカ(知り合いか……もしかして)
ラムレザル「そうですか~RE粒子対策の装備を確認してもらいたかったのにな~」
白服「RE粒子か、厄介な物だな、艦でも考えておかなければならんな」
ラムレザル「白服の姐さんは~隊長さんで~?」
白服「アフロディーテを任されている、あと私は姐さんではない!ハーネンフースだ!シホ・ハーネンフース」
ラムレザル「ハーネンフース艦長でしたか~、ミネルバ級の強襲艦か~、それなら楽ショーじゃないですか~?あっ俺はラムレザル・トレイターです~」
シホ「そうでもない、艦を転送されては、さすがに足が速くても意味をなさん、ラムレザル?……!グラディス隊か、キサマならよく知っているだろう、奴らのMSの性能」
ラムレザル「反応速度は~伝説のフリーダムぐらいじゃないですかね~見たことはないですが」
シホ「フリーダムか……赤服でなければ戦力にならんかもな……」
ラムレザル「フリーダム~知っているんですか~?」
シホ「……大戦でな」
ラムレザル「やっぱ~凄いですか~?フリーダム~」
シホ「そうだな、だが機体さえ同性能ならイザークさんのほうが上だな」
ラムレザル「大戦の英雄か~」
シホ(大戦……赤服でも今の奴らは実戦経験が少ない、実戦形式の訓練も必要だな、本当に赤服以外は出さんほうがいいかもしれんな……)
シホ「そういえば、ディアッカさんを探していたのではないのか?」
ラムレザル「そうでした~では、失礼しま~す」
ラムレザルはシホの顔までは知らなかったが、名前や経歴は知っていた、しかも『ディアッカさん』という言葉にシホの可能性すらも感じていた
さりげなくRE粒子の話を出し、ザフトの現状の対応を聞き出した
そして、ラムレザルの『目的』もおそらく達成された
ラムレザル(奴らの戦力のMAXがわからないからな……)
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