機動戦士ガンダムSEED RAVEN   作:shuda

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PHASE:02 真夜中の戦闘

俺はシュダ・ザラ

そう俺のオヤジはアスラン・ザラだ

オヤジはオーブ軍の最高司令官をしている

かぁさんの名はメイリン

フラガ兄弟と同じく大戦での話は聞いている

 

正直、俺はオーブ軍に……オヤジと同じ所に行きたくなかった

でもシンのおっさん……いや、シン准将がレイヴンの地球支部の司令官に就任するとのことで、オーブ軍への入隊を進められ、レイヴンにも入隊させてもらった

シンのおっさんにはいろいろと感謝している

忙しくてほとんど家に帰って来ないオヤジと、プラント最高評議会の議員をしているかぁさんの元で育った俺は、オヤジの部下のシンのおっさんと、その奥さんといつも過ごしていた

明確な理由はないけど俺はオヤジが好きじゃない

オヤジらしいことをしてもらった記憶もないし

今言ったようにほとんど一緒に暮らしていない

でも、かぁさんは嫌いではない

これも理由はないけどな(笑)

 

なんとなく嫌な気分になってきたな

シンのおっさんに連絡でもしておくか

「ソル隊長から聞いているかと思いますが、ジブラルタルに着きました、この前もらった花はかぁさんが庭に植えてくれました」

シンのおっさんは花を育てるのが趣味らしい、よくわからないけど、大切な絆と信念であって趣味ではないらしい

 

サクラ「シュダ、カイさんがご飯できたって!」

 

シュダ「ああ、今行く」

 

リビングのテーブルには、相変わらず美味しそうな料理が並んでいる

 

カイ「さすがはVIPルーム、いろいろと食材も調味料も揃ってたぜぇ」

 

ソル「少しは遠慮しろ、バカが」

 

サクラ「まぁまぁ、いいじゃないですか、置いてあるってことは、使っていいってことなんだろうし」

 

シュダ「使っちゃった物はどうしようもないですよ、捨てるわけにもいかないし頂きましょうよ」

 

カイ「そうそう、いいから食えよぉ」

 

ソル「たくっ!!」

 

ぶっきらぼうなカイさんと、生真面目なソル隊長、仲がいいのか悪いのかよくわからない

食事を取って明日以降に備えて、今日は皆それぞれ早めに就寝することにした

 

ドン!!!!

ドォーーーーン!!

ビィーッビィーッビィーッビィーッ

 

真夜中の爆破音と警報音で目が覚めた

俺の使っている個室には窓が付いていない

「火事か?事故?まさか……攻撃?」

そう考えているとサクラが個室に飛び込んできた

 

サクラ「何?なんなの?いったい」

 

シュダ「とにかくザフト兵に聞いてみよう」

 

個室を出るとソル隊長とカイさんも飛び出してきていた

 

カイ「外のザフト施設が爆発して炎上してるぜぇ」

 

カイさんの個室には窓が付いていたようだ

 

ソル「シュダ、ザフト兵に状況を聞いてみてくれ」

 

シュダ「ハイ!!」

 

外に出てみると護衛の兵は居なかった、廊下には他の兵も見当たらない

それをソル隊長に報告する

 

ソル「どうやら、状況はかなり混乱しているようだな、勝手に動くわけにはいかないが……」

 

ソル隊長が状況を見極めようとしている中

外から銃声が聞こえてきた

 

カイ「まさか!!攻撃かよぉ!!」

 

サクラ「え!?どうしますか?隊長!」

 

ソル「仕方ない、まずはザフト兵を探そう」

 

俺達は客室を出て廊下を走りザフト兵を探した

俺達は皆、ジブラルタル基地は初めて来たから施設内の構造がまったくわからない

元来、基地ってのは敵からの攻撃やテロのために、中には案内図なんかは無く、扉に部屋や階段などの表示も付いていない、さらに内部はかなり入り組んだ造りになっている

 

シュダ「また爆発音が聞こえますね」

 

カイ「やっぱ攻撃かぁ?」

 

ソル「判断するにはまだ早い」

 

数分走りまわると階段にたどり着いた

上から階段を駆け降りる音が複数人分する

降りてきたのはザフト兵数名だった

 

ザフト兵「!?お前達は!?……レイヴンか、どけ!!」

 

ソル「この騒ぎはなんですか!?」

 

ザフト兵「わかりません!見慣れないMSからの攻撃です!」

 

ソル「テロ行為であれば我々にも行動権があります!レイヴンとして動きますよ!」

 

ザフト兵「私達には判断出来ません!上に掛け合ってください」

 

カイ「だから、上ってのはどこに居んだよぉ」

 

ザフト兵「……わかりました!私達に着いて来てください!私達は今、上官に指示を仰ぎに向かっています」

 

ソル「わかりました」

 

ザフト兵に着いて俺達は階段を駆け降りながら

カイさんが小声で言った

 

カイ「おい!いいのかよぉ兄貴、テロなら俺達は独自に動いていいんじゃねぇか?」

 

ソル「とは言っても、ザフト軍基地で勝手に動くと後々面倒だろう」

 

カイ「……まぁそうだなぁ……シン司令にも迷惑かかるかもだしなぁ」

 

階段と廊下をいくらか走り降りると、屋外に出た

すぐそこには、複数のザフト兵と指示している白服の上官らしき人物がいた

 

ザフト兵「隊長!遅くなりました!」

 

ザフト白服「すでにMS出撃準備に入っている!お前達は消火に回れ!!」

 

ザフト兵「ハッ!」

 

ザフト兵が炎上する施設に向かって走っていく

 

ソル「ザフト軍の上官殿、我々はレイヴンです、これはテロと聞きましたが?レイヴンの名の元にザフト軍基地内ではありますが、独自に行動してもよろしいでしょうか?」

 

ザフト白服「ザフト軍にレイヴンのテロ制圧行為を止める権限はない、好きにしたまえ」

 

ソル「ありがとうございます……いくぞ!!」

 

ソル隊長も俺達もザフトの上官が返答を終える前に、すでに走り出していた

ザフト軍のMSが出撃準備……つまりテロ組織はMSかそれ相応の兵器を使っている……ならレイヴンもMSで制圧する

俺達フラガ隊は何度もテロ行為を制圧している

ソル隊長が言うまでもなく、俺達は自分達のMSが保管されているザフト軍MSハンガーに向かっていた

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  • ソル・デ・フラガ
  • カイ・ザ・フラガ
  • ルミナ・ストライフ
  • 案内してくれたザフト兵
  • 階段で会ったザフト兵
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