急過ぎた……あまりにも……
アスランの対応、カガリの迅速な避難指示、全て的確ではあったが間に合わなかった
崩壊するビル……
焼ける住宅地……
避難する人々……
緊急車両のサイレン……
叫び声……
泣き声……
エルフェルト「お父さんの会社…………なんで……」
ルミナの弾かれたビームが貫いたのは、エルフェルトの父親が勤める会社のビルだった
エルフェルトは泣きながらビルを目指した
エルフェルト「!!……お父……さん……お父さーん!!」
ビルは完全に倒壊し周囲は警官や救急隊員により封鎖されていた
???「お嬢ちゃん、とにかくここは危ない」
エルフェルト「でも!お父さんが!」
???「お父さんが心配なのはわかるが、ここは救助のプロに任せよう、君がケガでもしたらお父さんが心配しちまう」
『オーブ 行政府』
アスランとシンが行政府に呼び出されていた
氏族長A「市街地を撃ったのはレイヴンの機体だというのは本当か」
シン「はい、申し訳ございません」
氏族長B「謝って済む問題ではないぞ!」
アスラン「しかし、直接撃ったわけではありません、弾かれたビームに被弾したという経緯があります」
氏族長C「そんなことは問題ではない、市民がそんな説明で納得するのか」
氏族長B「ビームはテロ組織による攻撃と報じるしかないな」
氏族長A「バカな!見ていた市民がいたらどうする!?」
氏族長D「アスハ代表、どうするおつもりです」
氏族長C「やはりレイヴンなどオーブに置くべきではなかった」
カガリ「……今それを言っても仕方がない、この情勢下でレイヴンを解体するわけにもいかない、レイヴンを追い出したところで、オーブが攻撃されないとは言い切れない」
シン「レイヴンはオーブを守るために撃ったビームです」
氏族長A「理由が問題ではない、結果が大問題なのだよ」
アスラン「レイヴンはアカツキ島に移ってもらいます、オーブを撃ってしまったレイヴン隊員の処遇は……シンから追って連絡します」
カガリ「わかった……頼む」
氏族長C「しかし代表、市民への説明はどうしますか」
カガリ「市街地への被弾はレイヴンのビームが弾かれたと説明し、今行っている全てを説明する」
氏族長D「!?そんなことをすれば、市民が混乱し暴徒化します!」
カガリ「ならばどうする!?市民に嘘をつくのか!?市民に偽りなく話し、プラントやザフト、オーブもレイヴンも、全てが協力し必ず奴らを阻止すると約束する!!」
氏族長B「だが、またオーブが焼かれないとも限らない、市民が暴徒化しない根拠もない、市民が納得する説明などないのですよ!」
シン「わかってるじゃないか……」
氏族長C「なんだと!?」
アスラン「シン!よせ!」
シン「撃たれた市民はなんて説明されても納得なんて出来ない!誰が撃ったか、誰が悪いか、そんなこと撃たれた市民は考えちゃいない!」
氏族長A「撃ったお前がそれを言うのか!!」
シン「俺は大戦で家族を失った!!オーブを恨んだ!!戦争を恨んだ!!敵を恨んだ!!でも家族は戻らない!!それは変わらない!!」
アスラン「シン…………」
カガリ「そうだ、だからこそ全てを話す!納得や理解など求めていない!求めるべきでもない!説明するという義務を果たし!守れなかったことを謝罪する!人として!」
氏族長達「…………」
アスランとシンは退出させられた
カガリはまだ行政府での話し合いをしている
シン「すいません……」
アスラン「いや、俺も同じ場面なら撃っていた」
シン「いえ、それもなんですが……」
アスラン「さっきのことか……俺に謝ることじゃない、お前自身の経験でお前が家族を失くして感じたことだ」
即日、カガリは市民に今行っている全てを説明し、今回の件を謝罪した
もちろん市民は納得などしない、暴徒化する市民もいた、オーブ軍やレイヴンも責めを負った
しかし今は前に進むしかない
それが、あの時約束した
いくら吹き飛ばされても花を植えるという
『俺達の戦い』だから
第三回オリジナルキャラクター人気投票
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