機動戦士ガンダムSEED RAVEN   作:shuda

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PHASE:27 父と子

イザークはザフトの研究施設に来ていた

 

イザーク「どうだ?そろそろ完成しそうか?」

 

研究員「なんとか明日にはそれなりの物が出来そうです、精度を上げるにはもう数日かかりますが」

 

イザーク「わかった、明日完成したら知らせてくれ」

 

研究員「わかりました」

 

 

 

『オーブ軍 司令官執務室』

 

サクラ「何したの?シュダ」

 

シュダ「何もしてないよ」

 

俺はシンのおっさんから指示を受けて、オヤジの執務室に来ていた

いくらオヤジでも、シンのおっさんを使って個人的な話をするために、俺を呼び出すなんてことはないはずだ

しかも、シンのおっさんにサクラも同行するよう指令が出た

レイヴンではなくオーブ軍からの指令?

多分、クアンタムに関することだろうが…………

 

コンコン……

 

シュダ「失礼します」

 

オーブ軍の執務室は、いまだに木製の扉を使った物だった

いや、あえてなのか?

オーブの人達には、そういう古風なことが好きな文化が根付いている

日本からの移民によるものらしく、細かい技術に優れた人種で、実際オーブには多くの日本人が住んでいて、公用語も日本語を使用している

 

アスラン「来たか…………ん?サクラも来たのか?」

 

シュダ「シンのおっさ……アスカ司令官にサクラも同行するようにと言われました」

 

アスラン「…………そうか」

 

サクラ「クアンタムに対する作戦でしょうか?」

 

アスラン「ああ、まぁそうなんだが……おそらく近日、RE粒子探知機が完成する、それによってクアンタムの居場所がわかり次第、レイヴンのクライン総司令による先見隊が派遣される」

 

シュダ「クライン総司令が!?」

 

サクラ「なんで総司令が自ら?」

 

アスラン「……その先見隊にシュダ、お前が選ばれた」

 

シュダ「俺が…………総司令と二人ですか?」

 

アスラン「いや、セフィリアを含めた3名が先見隊だ」

 

シュダ「!!」

 

俺は眉間にシワを寄せた

 

アスラン「クライン総司令率いる先見隊は、クアンタムの居場所と思われるエリアに向かい、彼らと話し合いを試みる、彼らが応じればキラが……クライン総司令が話し可能な限り和解を求める」

 

サクラ「和解?話す?そんなことが!?……しかもたった3人でだけなんて、なんでシュダなんですか?」

 

アスラン「先のオーブ襲撃の件でもわかったが、彼らの行動は読みにくい、そして……強い、だから先見隊は個の戦力が高い者での、まさに少数精鋭で編成された」

 

シュダ「総司令の意向ですか?……しかしなぜオーブ軍の司令官から俺に伝えられるんですか?」

 

アスラン「総司令の発案ではあるが、レイヴン、オーブ軍、ザフト、それぞれの上層部による総意だ」

 

サクラ「シュダ……」

 

サクラは不安を浮かべた目で俺を見ていた

サクラも俺がSEED持ちであることは知っているが、いくらコーディネーターでSEED保有者でも、この作戦は危険すぎる

 

シュダ「彼らが話し合いに応じないもしくは、問答無用で戦闘になった場合は?」

 

アスラン「そう判断した場合、クライン総司令がクアンタムを引き付け、シュダ、セフィリアの両名は即時離脱、以降はレイヴン、オーブ軍、ザフトによる総攻撃になる」

 

シュダ「は?精鋭部隊とか言いながら、危なくなったら総司令を置いて逃げろってのかよ!俺だってやってやる!」

 

アスラン「ダメだ!お前達は万が一の時に、今後の世界を作るための大事な『種』なんだ!」

 

シュダ「だいたい!なんでシンのおっさんからじゃなくて、オヤジから指令が来るんだよ!先見隊もレイヴンだけじゃないか!オーブ軍からの指令なのかよ!!」

 

アスラン「危険な任務なんだ!俺はお前の父だから、お前に直接伝えた!セフィリアにも直属の上司であるディアッカではなくて、キラが伝えている!!」

 

シュダ「なんだよそれ!こんな時だけ父親面かよ!」

 

サクラ「シュダ!言い過ぎ!」

 

シュダ「俺がオーブ軍なんか……オヤジなんか必要ないように全部落としてやる!!」

 

アスラン「無茶を言うな!」

 

オヤジはなんにもわかっていない!

 

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