カタッ
不意に背後で何かの音がした
サクラ「シュダ……?まだ起きてたの?」
シュダ「ああ、なんとなくな、サクラこそどうした?」
サクラ「なんか目が覚めちゃって……」
シュダ「そうか……そういえばフラガ隊全員不在になるのに、よく休暇許可なんか出たよな」
サクラ「まぁ他の隊は居ると思うし、特にシュダは……ね……」
シュダ「そうだな…………」
サクラ「…………あっ!そういえばルミナもセレネの人がムウさんだってこと、相当驚いてたよね」
シュダ「そうだな、特にルミナは小さい頃からセレネに通ってたみたいだし」
サクラ「シュダ…………」
シュダ「ん?」
サクラ「もし先見隊が攻撃されたらどうするの?」
シュダ「キラさんが何とかするだろ、なんたって俺はシミュレーションですら全然勝てなかったんだし」
サクラ「すぐに撤退するんだよね……」
シュダ「まぁそういう命令だからな」
サクラ「…………そっか…………じゃあ……私、寝るね」
シュダ「ああ……」
サクラは寝室へと続く階段に登り始めた
シュダ「……大丈夫だ、俺はまだ死なない」
サクラ「『約束』だからね」
階段を登りながらサクラは言った……
サクラは『約束』という言葉を滅多に使わない
昔、サクラのオヤジさんが「サクラの誕生日には戻る約束だ」と言って仕事に出て、テロに巻き込まれ亡くなった
サクラにとって『約束』という言葉は、他の人が言う『約束』よりも遥かに重い
それを十分理解した上で俺は答えた
シュダ「ああ……『約束』だ」
翌朝、俺達3人はちょっと遅めの昼食を取りにセレネへと向かった
結構遅く起きたからな、朝食も兼ねた遅めの昼食だ
ムウ「おっ!今日は3人か」
セレネの前でムウさんが花に水をあげていた
サクラ「こんにちは」
ルミナ「昼食を頂きにきました」
今日はもうソル隊長もカイさんも軍に戻ったらしい
俺達はいつものように、お任せで昼食を注文した
昼時を過ぎていたせいか、店内にほとんどお客さんは居なかった、俺達が食べ終わる頃には、俺達以外にお客さんは居なくなっていた
入り口の扉が開き、女の子と母親らしき人が入ってきた
マリュー「!!……」
マリューさんは入ってきたお客さんに何故か驚き、俺達の方を見た
マリュー「…………エルちゃん……こんにちは」
常連さんなのか、マリューさんは女の子の名を知っていた
ルミナ「!!エル!?エルフェルト!?」
エルフェルト「!?」
母親「エル!!」
エルと呼ばれた女の子は突然セレネを飛び出し、母親らしき人も後を追った……
ムウ「マリュー!」
マリュー「ええ!」
マリューさんは二人を追ってセレネを出た
ムウ「ルミナ……お前まさか、エルフェルトと知り合いなのか?」
ルミナ「?……ええ……前に休暇で戻った時に土手で出会って、イヤリングを失くしたみたいで、探してあげたんですよ」
ムウ「そうか………………彼女はな、この前のビル倒壊で父親を失くしたんだよ…………俺が倒壊現場で彼女を保護してな……まさか今日セレネに来てくれるとはね……」
ルミナ「え…………俺が……エルの…………お父さんを…………」
サクラ「ルミナ!違うよ!ルミナのせいじゃない!」
ムウ「シュダ、サクラ、お前らもう帰れ、後は俺とマリューで何とかする」
俺とサクラは黙ってセレネを後にした
正直、ルミナにもムウさんにも何も言えなかった……
大切な友達なのに、何も出来なかった……ただムウさんとマリューさんに任せることしか出来なかった……
アスハ代表は市民への発表の際、さすがにレイヴンの誰とまでは言わなかったが、エルフェルトにとってはクアンタムであれ、レイヴンの誰であれ、父親を殺したことに変わりはなかった
俺とサクラは一言も話さず、自宅に戻り荷物を持って基地へと戻った
第三回オリジナルキャラクター人気投票
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シュダ・ザラ
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サクラ・ラーズバード
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ソル・デ・フラガ
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カイ・ザ・フラガ
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ルミナ・ストライフ
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セフィリア・クライン
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フェイト・グラディス
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ラムレザル・トレイター
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エルフェルト・トレイター
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レンジ隊長