先見隊が動き出した直後
ザフト、オーブ軍、そしてレイヴンの精鋭部隊は
先見隊が失敗した時に備えて準備を始めていた
ザフトからは、シホを指揮官とした赤服のみで構成された精鋭11機のMS部隊がアフロディーテで出撃した
もちろん、イザークの訓練に耐え抜いた赤服達だ
オーブ軍からは、アスランを指揮官とした精鋭7機のMS部隊がアークエンジェル級戦闘艦アマテラスで宇宙へ上がった
オーブ軍の精鋭は、アスランが過去の戦闘データや実際に戦闘を目にした者の中から選ばれたが、一番大きな選別要因は、アスランの「感」だった
SEED覚醒による観察眼とでも言うべき感性で選んだ
レイヴン地球支部からは、フラガ隊とローレック隊がアマテラスに同乗して宇宙へ上がり、宇宙支部へと合流する
レイヴン宇宙支部からは、グラディス隊とカトレット隊がエターナル級戦闘艦クロノスで出撃した
レイヴンの指揮官はフェイトが担っていた
先見隊が月軌道のザフト艦に合流した頃
アフロディーテ、アマテラス、クロノスの三隻が集結し、L1宙域で待機していた
本作戦の総指揮はアスランが任されていた
アスラン「そろそろ月軌道に到着した頃か……」
シホ「私達が動かないで済むことを祈りたいですね」
フェイト「そうですね……正直、奴らとまともにやりあえる兵は少ないですし」
シホ「ザフトはイザークさんにゴリ押して、私がアフロディーテで出ることを承諾もらいましたが、オーブはよく承諾が降りましたね」
シホの疑問はもっともだった
アフロディーテ、アマテラス、クロノスといえば、現在の三軍におけるエース旗艦だ
通常なら上層部が渋って、このようなたかがテロ組織制圧のため前線に出てくるなど、ほとんどあり得ない
まして総指揮はオーブ軍のトップであるアスランだ
まるで、軍事国家に攻め入るような布陣だった
アスラン「同盟国や同盟軍と言っても、あくまでも共同作戦だからな、それなりの立場の人間が必要だ」
フェイト「ディアッカさんやシンさんでも良かったのでは?」
アスラン「ディアッカだとオーブ軍に顔が効かない、シンが動けばこの隙に地球を攻撃された場合、レイヴン地球支部の指揮系統が乱れる、まぁ俺が妥当だったというわけだ」
言い訳だった……
アスランは本心を隠していた……本当はキラやシュダが心配でならなかった……
『クロノス艦内MSハンガー』
カイ「へぇーこれが宇宙支部の機体かぁ」
サクラ「やっぱりなんか違いますね」
ローレック隊長「相変わらずだな、お前の隊は」
ソル「お前のところも変わり者は多いだろ(笑)」
カトレット隊長「まあ、精鋭なんてそんなもんでしょ、それよりレイジ隊は来てないのね、残念」
ソル「久しぶりだな、カトレット隊長、今回レイジ隊は地球の守りの要だ」
カトレット隊長「残念ね、せっかくまた胸の成長具合を見てあげようと思ってたのに」
ローレック隊長「セクハラだぞ、カトレット隊長(笑)」
カトレット隊長「女同士だからいいじゃない」
ソル「他の隊員に対してだよ、男だろうが女だろうが10代の隊員も多いんだぞ」
それぞれの隊員達が各隊長に敬礼する
カトレット隊長「あら?可愛い娘がいるじゃない」
サクラ「え!?」
カトレット隊長はサクラの顔ギリギリまで、自分の顔を近付けて、まじまじとサクラの顔から身体を見ていた
ソル隊長やローレック隊長は見慣れた感じで、ため息をついていたが、隊員達は相当驚いた
ローレック隊長「悪いな、こういう奴なんだ気にせんでくれ」
カトレット隊長「あなた、いいわね……名前は?」
サクラ「サ……サクラです」
カトレット隊長「そう、覚えたわ」
カトレット隊長は満足した表情で、自身のMSのところへ向かっていった
レイヴンの地球支部と宇宙支部の隊員が、面識を持つことはほとんどない
地球と宇宙というエリアで管轄が別れているため、顔や名前すらも知らないケースが多い
しかし、隊長格のみは月に一度レイヴン本部へと召集され、報告会を兼ねた会議が行われていた
第四回オリジナルキャラクター人気投票
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