機動戦士ガンダムSEED RAVEN   作:shuda

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PHASE:38 キラの安否

ラムレザル「……ルミナ……」

 

独断先行する2機

どの道行き先は同じだ、フェイトは討伐隊に編隊を乱さずに出来る限り忙ぐよう指示した

 

フェイト「……あのバカ!」

 

シュダ「なんでルミナが……」

 

サクラ「ルミナ……」

 

ルミナはゼロに近付きながら、キラさんに呼び掛けた

 

ルミナ「クライン総指令!応答してください!」

 

ゼロの目の前にまで来たルミナは、一旦周囲の様子を見てみたが、周囲にクアンタムの気配はなかった

とりあえず安心して、レンゴクのコクピットハッチを開けて機体の外に飛び出した

肉眼で見てみるとよくわかる、本当にゼロはほとんど損傷していなかった

簡単な内容ではあったが、セフィリアの報告や自身も見たあの高濃度の粒子、なにが行ったのは解らないが、ゼロは大破している……ルミナに限らず討伐隊は皆、それを覚悟していた

にも関わらず、ゼロの損傷の少なさは異常にさえ感じた

 

ゼロのコクピットハッチ付近でルミナはキラに呼び掛けを続けたが、いまだ反応はない

 

ルミナ「仕方ない……」

 

ルミナは外側からコクピットハッチを開ける、緊急解放ハンドルに手を掛けた

宇宙空間内でこれを行うのは危険だ、しかもコクピット内の状態が解らない、ヘルメットがきちんと装着されていないかもしれないし、内部の空気圧もわからない

だが、まったく応答がない以上、今はこれしか手段がない

 

ルミナ「……クソ!硬いな!」

 

ハッチ解放に手間取っていると、ラムレザルが到着した

 

ラムレザル「……」

 

ラムレザルは自身のMSネメシスの中でルミナの様子をみていた

 

ガパッ!

 

内部には多少の空気は残っていたが、それほど空気圧は高くなかった

 

キラ「ルミナ?」

 

ルミナ「クライン総指令!ご無事でしたか!」

 

キラは見た感じでは怪我などしていないようで、ただハッチを開けたのがルミナだったことに驚いていた

 

キラ「ごめん、機体の動力どころか通信すらもまったく出来なくて、コクピットからも出れなかったんだ」

 

ルミナ「奴らは?」

 

キラ「わからない、突然MSが赤い光を出したと思ったら、モニターも全部光で包まれて、モニターが見え出した時には、すでにMSは周囲に居なかった、多分もうこの付近には居ないと思う」

 

ルミナ「……そうですか……」

 

ラムレザル「……ルミナ、お前は総指令を連れて戻れ」

 

ルミナ「はあ!?お前はどうすんだよ!」

 

ラムレザル「俺は奴らを探す」

 

ルミナ「それなら俺も行く!奴らを撃つのは俺だ!」

 

ラムレザル「……お前が言うなよ…………」

 

ルミナ「え……」

 

キラ「ダメだ!二人とも!」

 

ラムレザル「……」

 

ラムレザルは討伐隊に「ゼロを発見、機体はほぼ無傷、総司令官も無事、クアンタムは撤退した模様」とだけ電文を打って、黙って月面に降下していった

 

キラ「ルミナ!せめて君だけは行くな!」

 

ルミナ「総指令、申し訳ございません……」

 

ルミナはキラを完全停止したゼロに降ろして、ラムレザルの後を追った

 

キラ「ルミナ……」

 

一度は止めたキラだったが、ルミナの事情もラムレザルの事情も全て知っていたキラは、それ以上止められなかった

第四回オリジナルキャラクター人気投票

  • シュダ・ザラ
  • サクラ・ラーズバード
  • ソル・デ・フラガ
  • カイ・ザ・フラガ
  • ルミナ・ストライフ
  • セフィリア・クライン
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  • ラムレザル・トレイター
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