俺はクレアさんの合図と同時に一気に距離を詰めた
シュダ「ここは、俺の距離だ!!」
勢いよくマーカーサーベルを振り下ろす!!
が、アブソリュートは翼を巧みに動かし、機体本体を動かすこと無く綺麗にかわした
間髪入れず、俺は右薙ぎに繋いだ
しかしセフィリアは素早くペイント弾ライフルを撃って、正確に俺のマーカーサーベルを弾いた
シュダ「ぐっ!!」
体制を崩した俺にセフィリアがペイント弾ライフルで狙撃する
だが、俺はそれを全てマーカーサーベルで叩き落とした
俺とセフィリアは、お互い一旦距離を開ける
するとセフィリアから通信が入った
セフィリア「シュダ、私から一つ提案があります」
俺はペイント弾ライフルをセフィリアに、セフィリアはマーカーサーベルを俺に投げて渡した
クレア「……面白いことするわね、あの子達」
セフィリアからお互い使いにく武器を離そう、いや、お互い得意な武器を2つ持とうと提案があったのだ
俺は二刀流はそこまで得意というわけではなかったから、予備として腰に1本納めた
セフィリアは2挺ライフル
お互い得意な戦闘スタイルだ
2挺のライフルを得たセフィリアが、間合いを詰める暇を与えない正確な連撃を仕掛けてきた
俺は右肩を前に出し、自分の的を狭くして右手のみでペイント弾を弾いたが2発被弾した
シュダ「クソ!!」
その瞬間、俺の中で何かが弾けた
急に頭がクリアになって冷静になった
セフィリアは、瞬時に俺の右側に回り込む、右肩を前に出していた俺は背後を取られた
シュダ「なんてね」
俺はセフィリアの死角の左手で、逆手の状態でサーベルを抜いていた
そのままアブソリュートを突く!!
セフィリア「な!?」
虚を突かれて隙が出来たセフィリアを俺は逃さない
そのまま反転して右手のサーベルで右に切上げ、逆手の左手でさらに右薙ぎを入れた
アブソリュートが3箇所被弾し、瞬時に距離を取った
クレア「この子達、ホントに面白いわ、味方なら相性最悪なのに、敵ならまるで二人で舞を踊っているみたいね」
シュダ「!!」
セフィリアの雰囲気が変わった!?
いや、そんな風に見えただけかもしれない……
だが次の瞬間、それは思い違いではないと理解させられた
シュダ「がっ!!」
撃たれた瞬間まで撃たれたことに気付かなかった!
シュダ「な!なんだ!早い!」
俺が昨日まで、いや、今さっきまで見てきたアブソリュートの動きとは明らかに違う
早い!!攻撃、反応、判断、回避、全てが早い!!
俺は一瞬で2発も被弾した
しかも!目の前にアブソリュートが居る
だが、そう俺が認識した直後にカグヅチの額に銃口が当たっていた
シュダ「!!………………あ?なんで撃たない」
セフィリア「……時間です」
そうセフィリアが言った2秒後
クレア「そこまで!!」
クレアさんの終了の合図が聞こえた
クレア「二人共、面白かったわ……でもセフィリア、なんで最後撃たなかったの?」
セフィリア「すでに勝負はついていました」
クレア「ペイント弾よ、気を遣う必要はないわ、それに、勝敗を判断するのは私よ」
セフィリア「…………」
シュダ「そうだよ!間違いなく撃つ時間はあった、額に銃口を突きつけられて、確かに負けは確信したよ!!だが、なぜ撃たない!すでに勝負はついていただと!?バカにしてるのか!!自分のほうが強い!俺の惨敗!そう言いたいのか!お前は!」
クレア「シュダ!やめなさい!…………セフィリア、あなたのそれはただの傲りよ!」
シュダ「……申し訳ありません」
セフィリア「………………」
クレア「この勝負、両者敗北で引き分けね」
クレア(シュダは感情的で危なっかしい、セフィリアは自分の力を過信している、二人共面白いけど…………危険ね)
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