PHASE:51 緊急世界会議
ディアッカ「おい……イザーク……これは不味くないか?」
イザーク「これはもはやテロなどと言っている場合ではないぞ」
ディアッカ「どうするよ……」
イザーク「まずはキラとアスラン、シンにも連絡だ!」
クレアの隊が回収した金属片の調査結果が、ザフトの研究チームからイザークに報告書が届いていた
あまりの事の重大さに、三軍で扱えるレベルではないと判断したキラ達は、イザークはラクスがまとめるプラント最高評議会へ、アスランはカガリが代表を勤めるオーブ行政府へと報告
そしてキラは地球の先進数ヶ国へと報告
すぐに、プラント主導による世界会議が開かれることとなった
クアンタムや他のテロ組織を警戒するという意味、そして緊急会議でもあったため、先進各国の首脳陣は通信による会議参加となった
また、全世界から生物学、物理学、機械工学、考古学、宇宙科学など様々な各部門におけるスペシャリストが、オーブ、プラントに召集された
会議は、キラ、イザーク、アスラン、ラクス、カガリが壇上に上がって進行した
ラクス「皆さん、お忙しい中お集まり頂き、ありがとうございます、まずはレイヴンのクライン総司令官から概要をご説明させて頂きます」
キラ「はい、まずはこちらをご覧ください」
モニターに先日カトレット隊が回収した金属片やレクイエムの現状写真が映し出された
キラ「事前にお知らせしましたが、以前レイヴン、オーブ軍、ザフトによるクアンタム討伐作戦が実施され、失敗に終わりました……その拠点だったと思われるダイダロスを、レイヴンの部隊が調査しレクイエムにて撮影、一部回収したものです」
会議参加者がざわつく
キラ「回収物の調査はザフトの研究機関に依頼し、その結果が世界に緊急で通達するべきと判断しましたので、皆さんにお集まり頂きました、詳しくは研究者よりご説明します」
ザフト研究者「結論から申し上げますと、これらは金属のパイプやコードに見えますが、材質は金属ではありませんでした、これらは全て『生物の骨や肉片』です」
会議が大きくどよめいた
多数の質問や怒号が飛び交う中、ラクスが制止する
ラクス「皆さんが疑問や不安に思うのはわかりますが、どうかここは一旦ザフトの調査結果をお聞きください」
ザフト研究者「見た目や性質は金属に酷似していますが、その構成物には炭素が含まれており、地球上の生物とは異なる遺伝子が検出されました」
炭素が含まれるということは有機物であり、遺伝子が検出されたこということは生物ということである
ザフト研究者「そして、パイプに見えるものは構造上、血管に酷似しており、コードに見えるものは神経に酷似した性質があるとわかりました」
皆、静観して聞いている……
ザフト研究者は続けた
ザフト研究者「よって我々はこれを生物の一部と判断し、遺伝子レベルでの調査を進めました結果」
モニターに一枚の写真が映し出された
誰もが一度は見たことがある写真だ
ザフト研究者「エヴィデンス01との類似点があると判明しました」
再び参加者がざわつく
「地球外生物なのか?」
「エヴィデンス01が生存していた?」
「骨格が違うだろ!」
「進化したんだろ」
「世界の全軍事力で総攻撃するべきだ」
「まずは対話を試みるべきでは?」
「言葉の通じる相手か!」
「どのくらいの数が居るんだ」
様々な意見や疑問が飛び交う
カガリ「よって皆さんには、さらなる調査を依頼したいと我々オーブ、プラント両国は考えている、先日のレイヴンとの戦闘で、彼らには間違いなく敵意があることが判明した、事態は急を要する、今こそ私達は力を合わせてこの脅威に立ち向かわなければならない」
ラクス「新たに調査サンプルを回収し、各国専用分野にお渡しします、レイヴンの戦闘データ、映像なども全てお渡しする準備があります」
カガリ「後日、各国との協議の元に全世界から専門家を集めた研究チームを発足し、全世界で全力で事に当たりたいと思う」
ラクス「各国協議の日程に関しては、改めてわたくしから連絡致します、次に今後のクアンタムへの対応についてザフト、オーブ軍よりご説明致します」
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