イザーク「先日まで、我々ザフトはクアンタムを高い力を持ったテロ組織と認識していたため、その対応のほとんどをレイヴンに任せる形を取ってきましたが、クアンタムの総数がわからない以上、各国軍の連携が必要と考えます」
アスラン「オーブ軍も同様に考えており、先だっては各国軍との軍事会議を行わせて頂き、今後の対策を検討しなければなりません、各国首脳の方々にはご検討お願いします」
首脳陣達
「レイヴンの傘下に下れというのか!」
「核を使えば終わりだ!」
「プラントとオーブが対応していたなら今後もだろ」
「総力戦ということか?」
「ロゴス残党の生物兵器じゃないのか?」
「総力戦なぞ、我国には資金が足りん」
アスラン「待ってください!まだ何も決まったわけではありません、それを各国に提案するための軍事会議を行いたいと提示しているんです、レイヴンの傘下になることはありません、クアンタムはもはやテロ組織では……」
イザークがアスランの声を遮る大声で割って入った
イザーク「人類は未知の生命体と遭遇して、今そいつらから攻撃を受けているんだ!!そんなことだから、『お前達では話にならん!軍と話をさせろ!』と言っている!!」
アスラン「イザーク!」
アスランはキラに軽く頭を下げてから、イザークを押し退けた
アスラン「先日、クアンタムと交戦したレイヴンは私の息子とクライン総司令官のご子息、そしてクライン総司令官、自ら出撃されました……そして撃たれたのはクライン総司令官です」
首脳陣
「クラインが出撃した!?」
「いや、待て!撃たれたのはクラインだと!?」
「クラインって、大戦でのフリーダムか!?」
「ザラの息子も出撃したのか!?」
「娘もスーパーコーディネーターだと聞いたぞ」
「本当にスーパーコーディネーターが撃たれたのか?」
カガリ「今のザフトとオーブ軍の非礼は私が詫びる、しかし!これで皆にも彼らの戦力と、わざわざ緊急に呼びつけた意味を解って頂けたと思う、どうか理解と協力をお願いしたい、世界のために」
ラクス「わたくし達は、この未知と脅威を乗り越えなくてはなりません、今こそ本当の意味で世界は一つになる必要があるのです」
各国首脳陣もバカではない
壇上に上がっている5人が大戦の英雄達であることは、首脳陣の誰もが知っている
そのイザークが、勢いで首脳陣に噛みついたという事実
さらに、クアンタムと交戦したのがSEED保有者の3名であること、そして撃たれたのが伝説のスーパーコーディネーターだということ
それは、自国の軍事力すらも把握出来ていない首脳陣でも、現状の事態を理解するには十分すぎた
ラクス「イザークさん、あなたはもう少し言い方を考えなければなりません」
イザーク「わかっている!そんなことは!だがあーでも言わん限り平和ボケしたバカ共にはわからん!!」
カガリ「そうかもしれないが、ここには大戦を知る者も多い、あんな言い方では私達が力を誇示しているようにも見える!それにアスランもアスランだ、キラやセフィリア、お前の息子のシュダまで晒すなど、ちゃんと考えて物を言え!」
アスラン「考えているさ、イザークの言い方はよくなかったが、彼らに理解してもらうには仕方なかった…………キラ、すまない……お前だけでなくセフィリアまで……」
キラ「いいよ、カガリが言っていることも解るし、アスランも間違ってないと思う、でも怖いんだよみんな……僕らも……わからないことが多いのは……やっぱり」
ラクス「そうですわね……恐怖は人を理性から遠ざけます、でも『力』のある者が、今動かなければなりません」
ラクスの『力』という言葉には
各国の指導者である首脳陣、各分野で知識のある者達、武力となる各国軍、そして自分達のことを意味していた
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