機動戦士ガンダムSEED RAVEN   作:shuda

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PHASE:59 山頂の公園

サクラは多分、自宅に居るだろうし

俺は着替えるついでにシャワーを浴びに家に帰ることにした

 

まあ当然といえば当然だがオヤジは自宅に居ない

実際、ほとんどこの家には誰も居ない

にも関わらず家が綺麗な状態に保たれているのは、母さんがプラントに引っ越す時に、サクラの両親にたまにでいいから、簡単に掃除をして貰うえるように頼んでいたからだ

シャワーを浴び終わるとサクラからメールが来ていた

「13時に山頂で」

 

俺達の家のすぐ近くには小さな山があって、その山頂には街を見渡せる公園があり、子供の頃はよくサクラとも遊んでいた

 

シュダ(山の公園に?……まあいいか)

 

俺はサクラの意図がわからないまま山へと向かった

車は入れない山道だが、歩いて登るのはそれほど苦ではない

俺もサクラも子供の頃に何度も歩いた道のりだしな

 

山頂の公園に着くと、サクラは小さな滑り台の上に座っていた

俺は滑り台の手すりを掴んで、キュッと外側から滑り台に登った

 

シュダ「悪いな、待ったか?」

 

サクラ「んーん、大丈夫」

 

シュダ「で、どうした?こんなところで」

 

サクラが珍しくヒラヒラしたワンピースなんて着ている

 

サクラ「……懐かしいね、ここ」

 

シュダ「ん?ああ、そうだな、小さかった頃はよく来てたけど、全然来てなかったな 」

 

サクラ「……道場、どうだった?」

 

シュダ「ああ……新しい門下生ばかりだったけど、まあ行って良かったよ」

 

サクラ「結局、何しに行ったの?」

 

シュダ「言葉にしにくいけど、覚悟の確認かな」

 

サクラ「覚悟?クアンタムと戦う?」

 

シュダ「いや、俺は守るために軍に入ったってこと」

 

サクラ「そっか、良かった」

 

何か言いにくいことでもあるのか

サクラは何となく話をはぐらかしているようだった

 

シュダ「良かった?」

 

サクラ「ルミナの敵討ちって考えてるかと思ってたから」

 

シュダ「そういう感情もあってごちゃごちゃしてたから……だから確認した」

 

サクラ「シュダは凄いね」

 

その言葉で俺は何となくサクラが考えていることを理解出来た、多分サクラは軍を辞めようと考えているんだろう

まあクアンタムの力は強大だし、俺達レイヴンはもう完全にオーブ軍では無くなった

組織が変わればやっぱりいろいろ変わるし、何よりも俺はオーブ軍にこだわりはないけど、サクラはどうだろう

もし、軍は軍でもあくまでもオーブ軍にこだわっているなら…………

 

シュダ「…………軍を抜けるのか?サクラ……俺はいいと思うよ、それでも……それも覚悟の一つだろうし」

 

サクラ「……でも軍を抜けたら仕事とか、どうしよっかなあ」

 

シュダ「やりたいこととかないのか?」

 

俺はあえて辞めようとする理由までは聞かなかった

 

サクラ「んーー彼氏作って結婚しちゃおうかな?(笑)」

 

シュダ「それもいいかもな」

 

サクラ「いいんだシュダは、私が結婚しても」

 

シュダ「ん?」

 

サクラ「軍辞めたら私とあんまり会えなくなるし、ホントに結婚しちゃうかもだよ?」

 

シュダ「…………だったらコレは要らないか」

 

サクラ「何!?それ!?」

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