キラ「うん、今日はありがとう」
カガリ「…………メイリン!少しいいか?」
アスラン「!?カガリ?」
キラ「…………アスラン、僕もアスランに話がある」
アスラン「ん!?ああ……仕事の話か?」
キラ「あっちで話そう」
アスラン「あっああ……」
アスランはメイリンを気にしているが、キラは構わずアスランを二人から離れたところに連れ出した
アスラン「で、なんだ?キラ」
キラ「……ごめん、カガリがちゃんとメイリンと話そうとしてるんだと思う、だから……」
アスラン「…………そうか……いや、わかってはいたんだが……すまない」
アスランはキラの気遣いに感謝した
メイリン「……何の話ですか?」
気を悪くしたままのメイリンが、突っかかるようにカガリを問い詰めた
カガリ「アスランのこと、解ったような口を聞いてしまった、謝罪する」
メイリン「なんですか?それ、謝る必要ありますか?」
カガリ「うん、そうだな、私はアスランと共に歩むことが出来なかったから、ありがとうと感謝を伝えたい」
メイリン「なんでいつもそうやって上からなんですか!?大戦の時、空(宇宙)に上がる前も!アスランさんを頼むって言ってきて!」
カガリ「!!私はそんなつもりは……」
メイリン「オーブの代表だってのは解ります、そういう立場でアスランさんを心配してたってことも!私は歳も下だし!でも、アスランさんという男性に対してはカガリさんも私も対等なはずです!!」
カガリ「!!…………そうだな……結局、私はそうなのかもな……」
メイリン「!ごめんなさい……私…………」
カガリ「いや、いいんだ、お前が言うように私とメイリンは一人の対等な女性だ」
メイリン「…………」
カガリ「ごめんな、私はまた間違えたよ、アスランはお前を選んだ、私が身を引いたのではない、アスランが決めたことだ」
メイリン「私はそこまでは…………」
カガリ「いや、もうハッキリされなければならない…………アスラン!」
アスラン「!?」
カガリ「ちょっと来てくれ」
アスラン(?どういうことだ?)
アスランが小走りで二人に駆け寄る
カガリ「アスラン!昔貰った指輪は返す!だからハッキリしてくれ!」
アスラン「!?カガリ!?それは……どういう……」
メイリン「アスランさん!私もハッキリして欲しいです!カガリさんなのか、私なのか、どちらでもないのか」
アスラン「……メイリン……」
いつの間にか、キラがアスランの後ろに居た
キラ「ダメだよね、女の子に最後まで言わせちゃうのは」
アスラン「……キラ………………カガリ……すまない………………メイリン、俺とずっと一緒に居て欲しい」
カガリ「……」
メイリン「!!…………はい……」
メイリンは嬉しくて涙が溢れていた
カガリ「……じゃあ、またな」
カガリはスッと振り返り、ボディーガードが待つ車へと歩いて行った
キラだけが、カガリの頬を微かに流れた涙を見ていた…………
メイリンにはいろんな感情が溢れていた
アスランへの感謝と感動
カガリへの謝罪と感謝
キラへの感謝
総じて、メイリンは全てに感謝していた
去って行くカガリには聞こえない
そして、横に居るアスランにも聞こえないような声で
メイリンは『ありがとう』と呟いた
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